【ダンジョン飯】狂乱の魔術師シスルの性別は?過去と悪魔(翼獅子)との関係や最後を紹介

ダンジョン飯

漫画『ダンジョン飯』に登場する狂乱の魔術師は、現在の迷宮の主です。

古代魔術を使用する狂乱の魔術師はいったい何者で何を目的に動いているのでしょうか。

また、どのような最後を迎えたのでしょう。

今回は狂乱の魔術師シスルについてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. 狂乱の魔術師シスルのプロフィール
  2. 狂乱の魔術師シスルの過去・経歴、翼獅子との関係
  3. 狂乱の魔術師シスルの目的
  4. 狂乱の魔術師シスルとの戦闘と最後、その後について
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狂乱の魔術師シスルのプロフィール

狂乱の魔術師シスル

引用元:九井諒子『ダンジョン飯』 出版:KADOKAWA

狂乱の魔術師とは、褐色肌に銀髪のエルフで現在迷宮を支配している『迷宮の主』を指します。

本名は『シスル』。

初登場は単行本4巻第28話『炎竜6』。ライオス一行が迷宮地下5階の黄金城跡地でレッドドラゴンを討伐しファリンを蘇生させた直後であり、自分が使役したレッドドラゴンの屍のもとに登場。ライオス一行と交戦し、レッドドラゴンの血肉で蘇生されたファリンを操りデルガル国王の捜索を継続させています。(シスルにとってレッドドラゴンの血肉を基に蘇生されたファリンは自分の支配下も同然)

迷宮の外の者が必要以上に迷宮に干渉した場合に現れるらしく、魔物を作り自在に操り、地形を変え、本をめくるだけであらゆる生き物を殺すとされており、自分が使役した魔物が殺されると怒る模様。ライオス一行の前に現れたのはレッドドラゴンを殺されたためでした。

容姿は妙齢の女性のように見えますが、性別は男性。

シスルの過去・経歴

シスルは元々道化師として曽祖父(デルガルの父)が黄金城に迎えた人材です。

当時幼かったデルガルはシスルに懐いており、数年、数十年と一緒に過ごしています。そのため、兄弟のように育った二人は互いに砕けた口調で話す仲

シスルはデルガルの幼少期から玉座に就くまで、更にはデルガルの孫の代まで側に居続け支えており、先王が暗殺された際に「シスル、僕は死ぬのが怖い」と怯えるデルガルに寄り添い彼と黄金の国を守る意志を強めました。

また、デルガルが玉座に就いた際にシスルはデルガルの勧めで魔術を学び始めており、すぐにその頭角を現すことに。

元々黄金城はドワーフやエルフの遺物で溢れていたため、その中には黒魔術が書かれた物もあり、シスルは力に取り憑かれたように狂い始め、やがて民と国を守るために『不死の呪縛』をかけるのでした。

シスルが狂乱の魔術師となった経緯

約1000年前、黄金の国は天災に見舞われ飢餓に喘いでいるところを敵に囲まれ、挙げ句エオディオ(デルガルの息子)の病の治療に医者を呼ぶこともままならない──不幸のどん底にありました。

そして、デルガルはやり場のない感情をぶつけるように『助けてくれシスル。このままではこの国は滅んでしまう』と願いますが、当時一介の宮廷魔術師だったシスルにはどうすることもできません。

黄金の国の守り神である翼獅子に見放されてしまったのか──そんな泣き言を吐露するデルガルでしたが、シスルは古代人が文明を築くため用いた技術『古代魔術』の存在を口に出すと、理論上可能なことも現実では大量の魔力が必要でほぼ不可能であるが迷宮の中ではその魔力が無限に引き出せるとして迷宮の主になれば望みが叶えられると言うのです。

実はシスルは古代魔術を学び始めてから長い間迷宮を探索していたようで、今回背に腹は代えられない思いからデルガルとともに迷宮へ入ることに。その結果、ついに翼獅子の銅像の中から『本』を入手。

翼獅子と邂逅するのです。

本を手にしたシスルに翼獅子は「お前の望みは?」と問いかけ、シスルは『この国の皆がずっと平穏に暮らせるように病や天才や不慮の死に苦しんだり飢えたりすることのないようにしてあげたい』と願いました。

本を手に入れたシスルは迷宮での力の使い方を習得。迷宮内に民を呼び入れると、魔物を生み出し、迷宮に誘い込んだ敵を撃退。亡くなった民の蘇生さえもやってのけ、国の救世主のような声援を受けました。

しかし、初めは皆を守ってくれたシスルに対しデルガルたちは好意的に見ていたものの、デルガルに孫が誕生するまでの間、迷宮で長い年月を過ごすストレスから次第に地上へ戻りたいという不満の声が続出

とは言え、病や死から蘇生した者は現状迷宮の力で延命しているに過ぎず地上へ出ればたちまち死んでしまうのは明白。シスルは彼らが地上へ出ないよう説得しますが、エオディオは永遠に地上へ出られない精神的不安から「なら俺は永遠に出ることができないのか。お前が支配するこの薄暗い地下世界から!」と当たるのです。

更に、ここ最近のシスルの言動には異を唱える者も多く、今最も危険なのはまるで神気取りのシスル自身であると突き付けるのでした。

エオディオはヤアドにも外の世界を見せてやりたいとして皆を連れて地上へ出ることを決意。しかし、ここでシスルはエオディオを本で叩きつけると、身体と魂を分けるという強硬手段に出るのです。

その後も『皆を守る』という使命感で自分勝手な者たちを統制し、また、地上からやってくる侵入者の排除にも対応していると、迷宮の改善も伴い疲労感が溜まっていく一方に。

ついには黄金城の住人に『不老不死の呪縛』をかけて迷宮内に隔離し始めており、独裁者のような悪政を敷きます。

ヤアドが物心ついた頃には既に狂乱の魔術師の通り名通りまともに話ができる状態ではなくなっており、迷宮から逃げ出す者を罰し、デルガルが地上へ助けを呼びに行った際には関与を疑われた者を処刑する残忍さをみせました。

ただ、デルガルはシスルを黒魔術に傾倒させた責任から長く気を病んでおり、国民のためにも自分が消滅する覚悟で地上へ助けに向かい塵となりましたが、シスルはそのことをミスルンに聞かされるまで知らず、ずっと姿を消したデルガルを探し続けています。

過去に先王を目の前で暗殺されて以来、デルガルが同じ目に遭うのを恐れています。ライオスが生ける絵画で体験したことは過去の黄金郷の追体験でした。

そのため、迷宮内に存在する建物・金貨・国民・家畜・血・肉など、砂粒一つに至るまで全てはデルガル国王の所有物であるとして、迷宮内に立ち入る冒険者は総じて『汚らわしい盗賊』『簒奪者』として嫌悪。

迷宮内の死について

迷宮には非常に強い術が迷宮に張られていることから人の魂は肉体に束縛され、迷宮内であればどれほど肉体が傷つこうが魂は解放されず損傷さえ治れば元通りにすることができます。

仮説として『死んだ者は生き返るのではなく、迷宮では死自体が禁じられている』と考えられていました。

しかし、実際はシスルが『不老不死の呪縛』をかけて不死を強制しているため。迷宮の主の願いによっては不死ではなくなる模様。

シスルと翼獅子の関係

翼獅子は黄金の国の守り神と言われており、迷宮の主の願いを叶える『力』です。

シスルが本を手に入れて望んだ願い『この国と民を守る』を翼獅子は叶えるため迷宮と魔物を作りました。

しかし、シスルのやり方に意を唱える黄金城の人々との対立を契機に、シスルの精神がすり減っていき、シスルは翼獅子の忠告に聞く耳を持たなくなます。翼獅子が口を出そうとすれば「それ以上喋れば口を塞いでやるぞ」と発言を許しません。

そして、シスルは本能的にいずれ翼獅子が自分の欲望を食べるつもりであると危機を募らせ、翼獅子を本に封印することに決めたのです。

物語開始時点ではシスルの手で迷宮の底に囚われており、翼獅子は二冊の本に封印され、一冊はシスルの家の中に、もう一冊はシスル自身が持ち運びしています。

シスルの目的

シスルの目的は黄金の国の国王デルガルの捜索であり、レッドドラゴンにはデルガル捜索の任務を与えていました。

しかし、第1話プロローグで描かれている通りデルガルはエオディオ(息子)の体に入って迷宮から地上へ脱出すると『魔術師を倒した者には我が国のすべてを与えよう』と言い残し塵となっており、シスルはとっくに消失した国王を探し続けていることになります。

劇中ではライオス一行が地下5階でレッドドラゴンを倒しファリンを蘇生した後、自分が生み出した魔物を倒されたシスルは感知して彼らの前に現れており、ライオス一行と交戦し退けます。そして、レッドドラゴンの血肉で蘇生されたファリンを操りデルガルの捜索を再開。

その後、迷宮内の混乱を察知し生み出した魔物の群衆に紛れて地下1階に出現。しかし、そこでカナリア隊と遭遇しミスルンに『デルガルの死亡と経緯』を聞かされますが、「そんなはずない。私はデルガルに頼まれたんだ」と現実を受け入れられず懐疑的に。

ミスルンはそんなシスルに『王は最期にお前の死を望んだそうだ』伝えると、シスルは激しく狼狽え、シスルの感情に呼応するようにファリンが襲来。魔力の薄い地下1階に誘い込まれたせいで事態は好転しなかったものの、カナリア隊に同行していたカブルーの介入で逃走することに成功します。

しかし、迷宮の混乱乗じて、

  1. カナリア隊が迷宮を破壊
  2. エルフの襲来
  3. ライオス一行が翼獅子を半分解放する

などなど、シスルの目的に辿り着くまでにやるべきことが重なっていくのでした。

シスルとライオスの戦闘

ライオス一行が翼獅子の封印を半分解いたことを察知したシスルは家へ急ぎますが、同刻、地下6階でカナリア隊が迷宮を破壊、地下1階ではエルフの軍勢が他の人間たちともみ合いになっており、翼獅子が半分解放されたことで翼獅子は迷宮の形を変えてシスルが戻るまでの邪魔をする始末。

対処すべき問題が山積みとなりますが、まずは家に戻り翼獅子を封印し、侵入者であるライオス一行を始末するのが先と決断

ファリン(キメラ)に乗り一気に家へと帰還すると、ファリンを表で待機させ、家の中で翼獅子を再度封印。

そして、外で待機させていたファリン(炎竜)を殺害し家に入ってきたライオス一行と邂逅し戦闘が始まるのでした。

シスルはライオス一行を迎え撃つために様々な種類の竜を召喚。そして、瞬く間にセンシ、チルチャック、イヅツミ、マルシルを殺害します。

しかし、生き残ったライオスは竜の習性を逆手に取り同士討ちを狙うと、隙を突いてシスルの背後に回り拘束。シスルを盾に竜を退けると、食事をしながら話し合いの場を設けるのでした。

激憤するシスルでしたが、ライオスは「君がもう少し生きているものに興味を向けていれば俺なんかとっくに殺せてた」とどうやって竜の群れを掻い潜りシスルに近づいたかを解説すると、ライオスの考え方に共感したのか素直に「…なるほど」と納得した様子。

加えて、ライオスの魔物への知識を認めるとこれまでどうやって魔物を倒してきたのか興味を持ちのです。

一方でライオスは迷宮へ侵入しシスルを脅かしたのは自分たちが先だと考えると、殺して解決する方針は気が進まず、まずは理解してもらうために竜の死体を調理し、黄金郷の住人と同様に食事の必要性がないシスルにも食事をさせてどうにか話を聞いてもらえないか試すのでした。

そして、『どんな生き物も生きるために何かを食べ、食べずして生きてはいけない』ことを念頭に、黄金郷の人々は眠ることも食べることも必要のない永遠の生に疲弊していることを伝えるのです。

食事をしないのは死者だけ──黄金郷の人々はシスルに永遠の生を課せられ支配されているにすぎないとライオスは伝えると、彼らの心情を理解してほしいと訴えるのでした。

ライオスの言葉を受け取ったシスルは思うところがあったのかすんなりと納得。国さえ守れば民はついてきてくれると思っていたが大事なことを見落としていたと述べ、ライオスの言う通り食事の重要性を学び、大きな悩みの一つが解決したと感謝を示します。

しかし、ライオスの理想とする食事の方法とは違い、シスルは植物を操って人間を拘束し口に直接食事を与えるというフォアグラの生産方法を思いつくと、ライオスでさっそく再現。「みんなこうしてしまえば私を悩ませていたことは全て解決」として、知見を与えたライオスを黄金の国の住人として迎え入れようとするのでした。

そして、ライオスの次はデルガルや黄金城の人々もフォアグラの生産方式で永遠に食事を与えて拘束しようとするのです。

シスルの最後

単行本11巻第72話『シスル -5-』では、ライオスをフォアグラ方式で拘束し固定。上機嫌でデルガルを見つけた後のことを想像し楽しくなるシスルの姿が。

カナリア隊やエルフの始末、デルガルの捜索再開、黄金城の人々をフォアグラ方式で拘束するなど、やることが山積みとなり嬉々として家をライオスの側から立ち去ろうとした刹那、唐突に首元を噛みつかれる描写

シスルの首元に背後から噛みついたのは本から頭部だけを出現させた翼獅子であり、翼獅子はシスルに噛みつくとモグモグと咀嚼を始め、シスルは必死に振り払おうと抵抗。しかし、翼獅子が何かを呑み込んだ途端にシスルは自分が何をしたかったのか忘れてしまうのです。

翼獅子が食べたのはシスルの『抵抗欲』であり、抵抗する欲を失ったシスルは攻撃態勢を取りやめてただ横たわりながら自分が咀嚼される様子を眺めることができなくなります。

翼獅子は1000年かけて熟成させた欲望はうまいと恍惚の面持ちであり、ずっとシスルの欲望を食べる機会を窺っていたと発言。また、シスルも本能的にそれを察して翼獅子を封印していたことが判明。

そして、翼獅子は様々な欲求が折り重なって形成されたシスルの『欲望の塊』を探し出すと丁寧に味わい始めるのです。欲求の塊を舐めとられたシスルは自分が消えてしまう感覚に襲われ、体を引きずって逃げようとします。

嫌だ、消えたくない、もう一度顔が見たい──誰の顔が?

翼獅子が欲求の塊を咀嚼するたびにシスルは何もわからなくなっていくのでした。

しかし、欲求を失いつつあるシスルは最後の力を振り絞り自分の代わりに翼獅子を止めてくれる人物を模索すると、たまたま近くで死んでいたマルシルの手を掴みます

そして、最期に翼獅子を止める人物としてマルシルを選択し彼女を蘇生させて廃人になるのでした。

欲求を失ったシスルは前任者であるミスルンの初期症状のように虚ろな目となり、「ひゅー…、ひゅー…」と浅く呼吸するだけの存在となった模様。意思の疎通は取れません。

シスルのその後

ライオスが翼獅子の『食欲』を食べて悪魔を倒したところ、迷宮は崩壊。

早く地上へ脱出しなければならない場面でイヅツミがシスルの家で見つけた人形(シスルに魂を人形へ閉じ込められたヤアド)がマルシル、チルチャック、イヅツミを逃がすためにシスルの家に行ってヤアドの肉体を取り戻すことに。

しかし、崩壊の落石に巻き込まれてヤアドの肉体は魂が抜けた状態で死亡しており、蘇生できない状況に。ですが、ヤアドはデルガルがエオディオの肉体に入って地上へ抜け出したように、デルガルの肉体に入りマルシルたちを地上へと案内するのです。

そして、狂乱の魔術師として独裁を敷いてきたシスルがこうなってしまったのは彼だけのせいではないとして、この場で一人にはできないと判断。ヤアドは廃人となったシスルを背負うと一緒に連れて行くことにしました。

しかし、地上への階段に辿り着くと、ヤアドは自分たちは迷宮の力で生かされている身であるため地上に出ればたちまち塵となると述べ、迷宮に留まることを宣言。最後の別れを済ませマルシルたちを見送ろうとしたところ、地下から噴き出した水に流され、一同は地上へと押し流されます。

地上に出れば迷宮の力で生かされているものは効力を失い塵となる──その筈でしたが、どういうわけかヤアドもシスルも塵とならず普通に生存。(翼獅子が迷宮を出た時点で地上と迷宮の境目が消滅し、翼獅子が去ったあとも迷宮の力の影響がすぐに失われているわけではないという仮説)

そして、迷宮の主を倒し翼獅子を倒したライオスが新たな王となり、ファリンの竜部分の食事を全員に振る舞っていたところ、シスルは賑やかな声の中目を覚ますのです。

ヤアド(デルガルの肉体)に抱えられていたシスルが目を覚ますと、目の前にデルガルがいることに目を見開き驚愕。ヤアドは焦りつつも咄嗟にデルガルのフリをすると、シスルは「帰りが遅くて心配した」と述べ、デルガルの帰還に安堵します。

ヤアドはシスルを傷つけないようデルガルのフリを続けて「すまないシスル、黙って出かけたりして心配かけたな。でももう大丈夫だ」と話すと、食事を勧めようとします。

ですが、シスルは「いらない、ぼくはもうなんにもいらないよ」と満足した様子で目を閉じるのです。そんなシスルに、ヤアド(デルガルの体)は『昔は死んで全部失うのが怖かったが、色ん生物が食べたり食べられたりして色んな場所を巡っている。僕らはその一部。だからもうそれほど怖くない』と述べ、かつての我が儘を謝罪し、かつ、もう大丈夫だから安心してほしいと伝えるのでした。

そして、ヤアド(デルガルの体)から謝罪と安心してほしいという言葉を受けたシスルは「…いいんだ」と呟くと目を閉じると、ヤアド(デルガルの体)に抱き抱えられたまま静かに眠りにつくのです。

これが再び廃人となったのか、眠っているのか、はたまた迷宮の力が消えて死亡したのかは不明。

その後の登場はありません。

一応、劇中でミスルンが『迷宮の力で命を永らえさせてる』と説明しているため、迷宮の主ではなくなり地上に出た後は徐々に効力を失い死亡した可能性も考えられますが、黄金郷の人たちが一年後も生き残っていることを踏まえると現在も廃人のまま生存している可能性もあります。

ただ、ミスルンは翼獅子に『復讐心』だけ食い残されていたためそれなりに活動できていますが、シスルはおそらく欲望の塊を全て食べられているので残された欲求がない状態。

翼獅子を倒した後にミスルンが抜け殻となっていましたが、カブルーに『生きている限り欲求は生まれてくる』と叱咤されると新しい欲求を探すために活動できるようになっていますので、もし今のシスルがただ欲求を失って抜け殻状態にあるだけならば生きている限りはいつか新しい欲求が生まれて意識を取り戻すかもしれません。

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まとめ

  1. 狂乱の魔術師とは、現在迷宮を支配する『迷宮の主』であり褐色肌に銀髪のエルフ
  2. 狂乱の魔術師の本名は『シスル』であり、元々道化師として曽祖父(デルガルの父)が黄金城に迎えた人物
  3. シスルはデルガル国王に『助けてくれシスル。このままではこの国は滅んでしまう』と懇願され、迷宮で翼獅子と出会い『この国の皆がずっと平穏に暮らせるように病や天才や不慮の死に苦しんだり飢えたりすることのないようにしてあげたい』と願う
  4. シスルは黄金城の住人に『不老不死の呪縛』をかけて迷宮内に隔離
  5. シスルは本能的にいずれ翼獅子が自分の欲望を食べるつもりであると危惧し翼獅子を二冊の本に封印
  6. 1000年後、デルガル国王がエオディオの身体を借りて地上へ脱出し塵となるが、シスルは知らずにデルガルを探し続ける
  7. シスルはライオスに敗北すると『食事』の大切さを知り、フォアグラの生産方式で人々を永遠に食事を与える方法を思いつくが、半分封印を解放された翼獅子に『欲求の塊』を食べられて廃人となる
  8. 地上に出た後は塵にならず生存するが、デルガルの肉体に入ったヤアドをデルガルと思いようやく再会を果たすものの、デルガルに謝罪と感謝と「安心してほしい」と言われた後は彼に抱き抱えられたまま眠りにつく
  9. シスルの生死は明記されていないが、地上に出た黄金郷の人々が一年後も普通に生きているため、廃人のまま生存している可能性はある

シスルはデルガルに頼まれて『民と国を守る』という一心で黒魔術に傾倒し、迷宮の主となった後は「死ぬのが怖い」というデルガルの言葉をそのまま受け取って『不老不死の呪縛』を黄金城の人々にかけました。

黒魔術に傾倒したから、または迷宮の主となり欲求を叶える内におかしくなったのか、徐々に精神を病んでいき狂乱の魔術師と呼ばれるに相応しい歪な思考回路を持つようになり、まるで独裁者のように黄金の国の人々とデルガルたちを迷宮内に束縛し続けています。

デルガルの死亡をどう受け止めたのか、最後に話したデルガルの肉体に入ったヤアドを本人と本当に認識していたのかはわかりませんが、「もう怖くない、もう安心していい」と聞いた際にはシスルも役目を果たし満ち足りたように眠りにつきました。

黄金郷の人々が地上へ出ても塵とならず生き続けているので、シスルも生存し、いつかはミスルンまでとは言わなくとも意識を取り戻すまでには回復してほしいものです。

ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル

著者:九井諒子
出版社:KADOKAWA

 
 

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