【GANTZ】レイカの最後と死亡は？玄野のクローンとはどうなったのか紹介

女子高生で巨乳の現役グラビアアイドルの『レイカ』は、かっぺ星人編から登場しています。

グラビア撮影からドラマ・映画・歌手、そして広告塔として人気絶頂中で売り出し中のレイカでしたが、GANTZの部屋の住人になってからは玄野に惹かれていきます。

しかし、玄野は彼女・小島多恵と相思相愛であったためレイカが入り込める余地はありませんでした。

では、かっぺ星人、ゆびわ星人、オニ星人、ぬらりひょん星人という過酷なミッションを生き延びたレイカはいったいどうなったのでしょうか。

今回はレイカの最後のミッションから死亡までについてご紹介したいと思います。

レイカの最後と死亡について

レイカ（本名：下平玲花）は、和泉紫音が引き起こした新宿大量虐殺の犠牲者であり、かっぺ星人編からガンツの住人となりました。

結論から述べるとレイカはカタストロフィ編で死亡しています。

ここからはレイカがどのようにして死亡するに至ったのか、状況を知るためにラストミッションとなる『ダヴィデ星人編』から振り返っていきたいと思います。

【ラストミッション】レイカは玄野計のクローンを再生

引用元：奥浩哉『GANTZ』　出版：集英社

ラストミッションの舞台はイタリア。レイカたちはガンツスーツ並びにハードスーツの耐久値を超えて即死攻撃を放つダヴィデ星人（石像型の星人の群れ）を相手にミッションを開始します。

とは言え、触れただけでスーツごと肉体を引き裂く石像に手も足も出ないため、東京のガンツチームは散り散りに逃げ出しており、レイカは他のメンバーと離れてしまった模様。

しかし、建物の屋根の上からＸショットガンで狙撃を試みている姿が描かれていることから人知れず石像と戦っていたことが窺えます。

そのためか他のメンバーが逃げ回るか襲ってきた石像を倒し細々と点数を稼ぐ中、レイカは101点を獲得（前回トータル2点のため、今回だけで99点を獲得）。人知れずかなりの石像を倒したようです。

最後のミッションということもあり玄野たちの要望通り100点を今回死亡した鈴木の再生にあてようとしますが、ガンツの様子がおかしく画面が点滅を繰り返すとそのまま暗転。レイカの100点メニューは何も起きないまま採点は終了してしまうのでした。

そして、諦めて東京チームが解散した後、着替え忘れたレイカが一人部屋に戻ると、そこには黒い球の中に居たはずの全裸男が佇んでいたのです。

男はレイカに振り返るなり思い出したかのように機械を操作し始めると「なんだっけさっき。誰だっけローディングするから」とレイカに催促します。

男に「はい…名前言って」と迫られたレイカは呆気にとられながらも「鈴木…」と言い淀むと玄野計の再生を頼むのでした。

こうして玄野計のクローンが誕生したというわけです。

再生された玄野（偽）は状況が読み込めていませんでしたが違和感を覚えると、レイカから自分をもう一度再生したと聞かされ玄野計が二人存在することを知ります。また、自分を再生した理由が『玄野クンのことを諦められなかった』という身勝手な感情で衝動的に犯した過ちだと知ると「人の人生なんだと思って…」「もっと頭のいいコだと思ってた」と非難。

玄野（偽）はレイカの制止を振り切って飛び出していくのでした。

レイカは玄野と過ごすために仕事を退職

レイカが再生させた玄野（偽）は住居も身分証明や戸籍も学校等も本物が存在するため何もかも失った状態で生きていかなければなりません。

レイカは玄野を自分のマンションに住まわせ勉強も自分が教えて一生責任をもって養っていくと宣言しますが、玄野はレイカのしたことを咎めて拒絶すると多恵を思い自分のアパートへと走り出しました。

しかし、アパート前で本物の自分を目の当たりにしたことで現実を痛感すると、多恵との別れを決意し涙を流しながら踵を返すのでした。

玄野は戻った先でレイカと再会すると、レイカのマンションで居候することに。

レイカとの二人暮らしに若干心が高鳴る玄野でしたがレイカへの態度は素っ気ないもの。「あたしのこと…嫌い？」とレイカが訊ねれば顔を見ずに「うん」と答えるほどにはレイカのことを軽蔑していました。

とは言え、玄野も男子高校生なのでレイカを夜這い。しかし、レイカが玄野を受け入れると玄野は「…ごめん」と謝罪し過ちを犯さず就寝につくのでした。なお、翌日からはレイカを軽蔑する気持ちは変わらないものの僅かに玄野の態度は軟化。また、居候生活を経て岸本恵の気持ちを理解した模様。

翌日にはレイカが学校に行っている間に本物の玄野と接触を計り自分の現状を伝えると、本物の玄野から「俺はタエちゃん、おまえはレイカを幸せにしてやれよ」と他人事のように言われたため、行く宛がない玄野（偽）は再びレイカのマンションへ戻ります。

しかし、レイカが帰宅するとレイカの口から仕事を辞めてきたと伝えられて唖然。レイカが仕事を辞めた理由はもうすぐ世界が終わるのならば玄野と一緒にいる時間を多く過ごすためでした。

玄野は態度こそは出しませんが、その晩には一緒に入浴しており男女の関係にもなっています。

また、レイカは「明日、玄野玲花にしてくれない？」「ケイちゃんって呼んでいい？」とかなり大胆かつ積極的に愛情を示しました。

【カタストロフィ】レイカは玄野（偽）と一緒に民間人の救出

引用元：奥浩哉『GANTZ』　出版：集英社

カタストロフィ当日、世界各国に巨人族の宇宙船が飛来すると東京にも飛行型兵器が襲来し巨人と生物兵器が街を蹂躙。

このまま死を待つのは嫌だと語る玄野に賛同し一人でも多く人の命を助けてから死にたいと述べるレイカでしたが、玄野は「人も救って俺達も生き残るんだ!」と決意表明。そのため、レイカは玄野（偽）とともに民間人の救助を目的に巨人族と戦う道を選びました。

巨人の群れに飛び込み民間人を救出するレイカと玄野ですが、奮闘むなしく多くの人が目の前で死亡。それでも何人かの人を助けたものの、玄野が巨人に包囲されるという窮地を迎えます。しかし、日本各地のガンツチームが救援に来たことで二人は命を救われました。

しかし、助かったと思ったのも束の間、日本のトップが牛耳るガンツチームに日本中のガンツチームが一カ所に強制転送される事態に。レイカと玄野が転送された場所には東京のガンツチームも呼ばれており、加藤たちは玄野が二人存在することをここで知ることになります。

日本トップのガンツチームによって敵宇宙船に転送されると敵にできる限りのダメージを与えて情報を持ち帰るというミッションを与えられ、レイカたちは敵宇宙船の中心街へ。

地球人の侵攻を受けた中心街に巨人族の軍隊が襲来すると、レイカたちは軍隊と開戦することに。なお、レイカの戦闘シーンはなく、片腕を損傷した桜井の止血をしている様子が描かれており、ミッション完遂後は玄野とともに無事に地球の地上へと転送されています。（玄野とは少しいい感じになっている模様）

地上へ戻った後はもう一度強制転送される前にガンツが置かれている東京のマンションに足を運び、西と再会するとガンツを操作できることを確信。日本トップのガンツチームに入れられた頭の爆弾の解除をしてもらうと同時に他のガンツチームに転送されないようにスキャンしてもらいます。

そして、ガンツがインターネットのように日本各地のガンツ玉に呼びかけられることを知ると映像を通して『宇宙船に囚われた人間たちの救出』をしてくれる仲間を募りました。なお、最初に呼びかけたのは玄野でしたが、レイカに変わると呼びかけの反応が極端に増えた模様。

ガンツは転送と通信システムだけが生きている状態のため、レイカは玄野（偽）、加藤、風、そして8名の協力者を伴い敵宇宙船へ転送してもらうと収容所から民間人の救出活動を徹夜で行うのでした。

しかし、レイカたちが敵船で救助活動を続けている一方で、東京のガンツが巨人側にハンキングを受ける事態に。マンションに敵の生物兵器が大量に転送されてくると、生物兵器の自爆に巻き込まれてガンツの中の男は死亡。レイカたちは敵船に送り込まれたまま転送と通信手段を失います。

そして転送が始まったと思えば地球ではない敵船の何処かへと飛ばされてしまい、レイカたちはガンツに何かが起きたと不安を拭いきれない状況にありました。

【カタストロフィ】レイカの最後から死亡まで

引用元：奥浩哉『GANTZ』　出版：集英社

ガンツもしくは何者かによって敵船の居住区──廃工場に転送された東京のガンツチーム。

救出した民間人たちが勝手に動き回る中、レイカたちは巨人を凌ぐ巨大な生物を目撃。ただ、この生物は人間に気付かずに素通りしたため戦闘は避けられましたが、廃工場には東京のガンツチームのように民間人を救出に来ていた他のガンツチームが先行しており、彼らと邂逅します。

しかし、先行していたガンツチームは一人以外全滅という状況であり、そんな緊張が高まる最中に民間人の子供が得体の知れない生物を持ってくると、その生物が弾けて無数の光の球が辺り一帯に漂うのでした。

この光の球に触れられた者は脳を乗っ取られて体を引き裂くように体内から自分の顔や手足などの体の部位が大小関係なく増殖し溢れ出るというもの。また、本人の意識とは別の意識が芽生えて周囲の人間を襲う性質がある他、本人の意識も残っているため命乞いをするのが厄介。

東京のメンバーは救出活動に参加してくれた関根が犠牲に。さらにカマキリ型の生物が飛来するとカマキリを倒しても中から光の玉が出現。カマキリを倒すと今度は骸骨のような人型の生物が──という具合に立て続けに生物が襲撃しますが、レイカは民間人の子供を保護する役割に徹していたためここまで彼女の戦闘シーンはありません。

ただ、民間人を守り戦っていた大阪の山咲とメガネくんがピンチの際には加藤に続き東京チームが駆けつけ敵に飛び掛かる姿が描かれており、レイカもガンツソードを構えて敵に向かう姿が描かれていたため一応戦闘はしている模様。

そして、その場の生物たちを討伐し終えると、その部屋にはこれまでとは比較にならない雰囲気を醸す謎の生命体が天井に張り付いていたため嫌な予感を覚えるメンバーたちはその生命体が身動き一つ取らない内に撤退を提案します。ですが、玄野（偽）だけはこの場で殺さなければいずれこの生命体に全滅させられると判断して一人残って戦うことを決意。

「俺だって玄野計なんだ。レイカに作られた只のクローンじゃない…」

玄野の意志を尊重して民間人を連れて避難する加藤たちでしたが、レイカもまた残ろうとするも玄野に「早く行け」と突き放されたため武田に手を引かれて避難させられました。

しかし、避難中に足を止めて武田からＺガンを借りようとするもＺガンは一つで充分、またこっちにもＺガンはまだ必要だからと断れるほか、玄野の元へ引き返そうとしたところを武田に制止されています。

武田からは俺達の命が助からないとあいつが一人で残った意味がないとして玄野の気持ちを汲んでやるように諭されるほか、『アイツはあんたの所有物じゃない、一人の人間なんだ』と核心をつく発言を受けてレイカは号泣。

しかし、武田の説得もむなしくレイカは「あたしも計ちゃんと一緒に死ぬ」「計ちゃんのいない人生なんて意味がない」と述べて武田の腕を振り払うと、玄野が残った廃工場へと引き返していくのでした。

レイカは玄野を守るためテレキネシスを使う生物と戦い死亡

レイカが武田と口論している一方で、玄野（偽）はテレキネシスを使う生物の攻撃で武器を破壊されてしまい、念動力で空中に浮遊させられるとスーツを破壊される寸前にまで追い込まれていました。

そこに引き返してきたレイカが間に合うと、Ｚガンで生物を攻撃して玄野を解放させます。

何度もＺガンを撃ち込むレイカでしたがテレキネシスの波動を受けて吹き飛ばされてしまうと、玄野は「俺がやる、邪魔するな」とレイカを追い返そうと毒づきます。また、レイカの助力は必要がないと述べた上で「タエちゃんともう一度会いたかった」と最期の別れのような言葉を吐き捨てると、玄野は再び生物へと飛び掛かるのでした。

玄野の言葉に心を抉られるレイカでしたが、生物を圧倒しかけた玄野が再びテレキネシスに吹き飛ばされてぐったりと倒れ込むと、玄野が死んだと思い慌てて玄野に駆け寄り抱きしめます。

が、玄野に鼓動を確認して気絶しているだけだと知ると、ガンツソードを片手に一人で生物に立ち向かう覚悟を決めるのでした。

なお、残念ながらレイカの戦闘シーンは割愛。玄野が目を覚ますと生物は最大に伸ばされたガンツソードが頭を貫通した状態で死亡しており、少し離れた場所にレイカが倒れているのを発見します。

思わず駆け寄る玄野でしたが声を掛けても反応が無い、また口許から血を流して横たわっている様子から最悪のケースを想定し動悸が激しくなります。名前を呼んでも体を揺すっても無反応。駄目押しで胸に耳を当てて鼓動を聞いても何も聞こえないことからレイカの死を実感するのでした。

玄野は号泣しながら「いやだ、神様、死なせない、レイカ」とレイカに心臓マッサージを施し何とか呼び戻そうと努力しますが、レイカが息を吹き返すことはありません。

また、レイカの死を受け入れた玄野はレイカを抱きしめて「本当は嫌ってはいない、愛していた。俺なんかのことを好きなってくれて、君に生み出されて、君に愛されて、幸せだった」と告白し、最期にキスを交わしました。

レイカの遺体は玄野が皆の所まで運んでおり、廃工場の外の敷地内に埋葬。東京のガンツチームは彼女の死を悔やむ中、玄野はレイカの墓前に這いつくばり泣いて別れるのでした。（民間人の中にも泣いている人が描かれている）

レイカの再生と死亡とその後

人類の勝利まであと一歩のところで東京のガンツチームは死体の携帯電話から連絡手段を確保すると、九州チームの斎藤と名乗る人物と連絡を取ることに。民間人は安全な地球の地上へ、東京のガンツチームは宇宙にあるという敵母船内へと転送されます。

そして敵母船から『真理の部屋』に転送されるとなぜガンツの部屋に呼ばれていたのか、なぜガンツが存在するのか、なぜ異星人と戦わされていたのかガンツの真実を知ることに。

しかし、真理の部屋で真実を教えてくれた異星人が『人間の命はチリやゴミとなんら変わらない、本質的には只の物質であり、感情や思考は只の微弱電気の流れによる現象でしかない』と語ると、玄野（偽）は人間の命は価値があると反論。レイカも、おっちゃんも、岸本だってみんな素晴らしいと涙する玄野。

それに回答するように異星人は人間が只のモノに過ぎないことを証明するため、何と目の前に下平玲花、岸本恵、桜丘聖、鈴木良一の4名を組成──スキャンではなく生物として本人を生み出して見せたのです。

蘇ったレイカは玄野の前の彼女（？）である桜丘、そして鈴木と対面しつつも、自分が生き返ったこと、そして今生きてることを実感し涙を浮かべます。

もう一度玄野と一緒に居られると思い涙するレイカでしたが、ここで異星人が「照明しよう、人間が只のモノであることを」と声を上げたことにより、玄野は「いやだ…やめろォ！たのむ！やめてくれッ」と必死に懇願します。

事態を呑み込めない４人は不安気に玄野たちを見つめており、レイカは「計ちゃん？何？怖い…」と当惑。

そして、玄野は不安に押しつぶされたレイカを抱きしめ「レイカ、愛してる！」と涙を流しながら生前伝えられなかった言葉を伝えると、レイカは「ありがとう嬉しい、あたしも愛してる」と答えますが、次の瞬間、蘇った４人は臓物を残し肉塊へと戻され殺されるのでした。

再びレイカを失った玄野は異星人へと斬りかかると、跳躍の最中にレイカを思い浮かべて「レイカのところへ…お願いだ…レイカのところへ…」と強く念じると、異星人に届く直前に体が弾けて死亡するのでした。

レイカの魂と生まれ変わり先

玄野（偽）の死亡後、武田が人間が本当に只のモノである事実を受け入れられず、異星人に対して『人間の魂は存在しないのか』と問い掛けています。

異星人曰く人間が死ぬとき約21グラムの情報が分離し異次元に移動する情報のことを魂と呼ぶらしく、その情報は人間が死ねば同じ次元の違う個体に入り、その個体が消滅すると異次元に移動しまた繰り返すと述べています。

下平玲花の魂は2ヵ月後アメリカの女性の個体として生まれるとのこと。

なお、玄野計はその20年後、生まれ変わった下平玲花の子供として生まれる予定であり、岸本恵はその2年後に玄野の妹として誕生するそうです。

また、同じ次元で関係があった者は永遠に関係が続いていくと言われています。

まとめ

加入当初のレイカは比較的常識的かつ協力的な新メンバーとして人気が高く活躍の場面も多くあり、玄野のために多恵を逃がす、また再生させてあげたり、鈴木を再生させようともしました。

しかし、愛情を拗らせていくとだんだんとヤバイ女に成り下がっていき、玄野のクローンを再生するという暴挙に走りました。

とは言え、玄野以外のことには真面であり、カタストロフィでは大勢の人間の命を救い出していますし、玄野解放後はリーダーとして指揮を執り点数も稼ぐ優秀な戦力です。

それ故に玄野の一件は残念であるものの、玄野を守るために一度命を散らすほか、異星人が人間がモノであることを証明するためにレイカを生み出しもう一度殺害するという惨憺たる最期を迎えたのは中々にむごい仕打ちでしたね。

一応、玄野（偽）から好意を伝えられたのでその部分は知らずに死ぬよりは幸せだったのかなとは思いますが、異星人に生み出されて殺された四人の退場の仕方はむごい……。

 

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