【金色のガッシュ!!】続編でガッシュ死亡が確定?清麿が見つけた遺跡とガッシュ復活までの経緯

金色のガッシュ2 金色のガッシュ!!

漫画『金色のガッシュ!!』の主人公の魔物、ガッシュ・ベルは100人の魔物の子の戦いを生き抜いて優しい王様になるという悲願を達成しました。

そして前作から13年後、魔界は正体不明の敵の襲撃を受けて危機的状況に陥ってしまうと、その戦中にガッシュが死亡したことが判明しました。

では、なぜガッシュは死亡してしまったのでしょうか。

また、ガッシュの復活はあるのでしょうか。

今回はガッシュ・ベルの死亡と復活についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?
  • ガッシュ・ベルの死亡と死因
  • ガッシュ・ベルの復活
  • ガッシュ・ベルと高嶺清麿の再会

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続編『金色のガッシュ!!2』でガッシュ・ベルが死亡していることが判明|復活の予定は?

ガッシュが死んだことを告げるゼリィ

引用元:雷句誠『金色のガッシュ!!2』 出版:バーグディンボード

2022年3月からスタートした続編『金色のガッシュ!!2』は、前作からおよそ13年(クリア篇から12年)が経過しています。

しかし、第1話開始時点で魔界はすでに正体不明の敵組織によって蹂躙されている場面から始まっており、現王様であるガッシュ・ベルがこの戦いで死亡したことが明かされました。

また、ガッシュと同じく100人の魔物の子の戦いに参加した前作キャラの魔物も何名か死亡が明かされているほか、単行本3巻ではブラゴまでもが敵勢力によって死亡していることが判明しています。


ガッシュの死因

敵の襲撃によって多くの魔物が殺害されてしまいましたが、ガッシュは王位継承の際に我が身を犠牲にして沢山の魔物を救う術を受け継いでいたため、自分の命と引き換えに民を生き返らせました。

そのため、ガッシュの使用した術で最初の襲撃で失った1000万人近い魔物の命が全て救われていますが、肉体はありません。ボールのような形状として亡骸から抜け出し、秘密の場所に集められてその命を守られている状態です。

おそらくこのボールのようなものは『命の欠片』か命そのものだと思われますが、依然詳細不明。

ガッシュはゼリィとオルモを生き返らせて死亡する

後述で触れますが、ガッシュは今回の襲撃についてある程度は王位を継承した者に伝えられる伝承で知っており、人間界で高嶺清麿が発見した遺跡(人間界に約3000年前に建てられた遺跡と、その内部に寝かされた棺と石の魔本)についても知識がありました。

一方で本件の一年前、気が付くとガッシュの机の引き出しに赤い本のザケルのページが一枚だけ入っていたため、伝承の件もありガッシュは万が一に備えていたわけです。

そして13年後の現在、魔界は敵の襲撃を受けて多くの魔物が殺害されてしまい、ガッシュは我が身を犠牲にする術を使用して1000万人の魔物の命を救いましたが、術の使用がガッシュのエネルギーを極限まで搾り取ってしまいます。

ガッシュがゼリィとオルモの亡骸を発見したのはその直後であり、幼い子供の亡骸を目の前に助けないという選択肢はありませんでしたが、何によりゼリィとオルモからは強い生命力を感じて最後の力を使って肉体ごと生き返らせることにしたのです。

そして、我が身を犠牲に多くの民を助ける術を使用すると命を落とすようですが、実は何らかの手段で蘇る方法があるらしく、ガッシュは民を救う最後の手段としてかつてのパートナー・高嶺清麿にすべてを賭けることを決意をします。

その賭けというのがゼリィとオルモに高嶺清麿の捜索を託すというものであり、ガッシュは二人を生き返らせる際に自身の『命の欠片』をゼリィとオルモに注いで生き返らせると、ジギーに二人の引率を任せて死亡しました。

ガッシュ自身はこの無謀な賭けに対しては「自殺ではないぞ」と釘を刺しているため、ゼリィとオルモが必ず清麿を探し当て、清麿が自分を生き返らせてくれることを確信していたようです。

なお、ゼリィとオルモに使用した術は『我が身体と命を引き換えに魔物の肉体も蘇生させる』効果があるようですが、1000万人の魔物をボールのような形で救った術はガッシュのエネルギーを消費するものの死亡までは至っていませんので、二つの術が同じ術なのかは定かではありません。

一枚の紙をゼリィに託す

肉体ごと生き返ったゼリィとオルモは、ガッシュの側近(?)と思われるジギーからとある紙を渡されます。

紙にはガッシュの下手くそな絵で『きよまろ』と添えられた男の似顔絵が書かれており、ジギーはこのキヨマロという人物が王様のパートナーで絶望から希望を生む者と教えると、ゼリィにこの男を探すように命じます。

その後、『カード』の構成員の一組であるワイグ&ギルの追撃を受けた際、ジギーは死亡しまさすが、死ぬ間際にリオウの研究室にある転送装置を起動しゼリィたちを人間界のエジプトへと転送するのでした。

そのため、第1話はゼリィがガッシュが書いた下手くそな絵を手掛かりに『きよまろ』という男を探す物語となっています。

そして、この一枚の紙こそガッシュの机の引き出しにいつの間にか入っていた赤い本のザケルの一ページであり、本来ジギーが渡した紙には第一の呪文『ザケル』が書き記されているわけですが、ジギーもゼリィもガッシュのパートナーではないので呪文が視認できなかった(浮かび上がらなかった?)ようです。

後述で触れますが、パートナーである高嶺清麿には紙に書き記された本当のメッセージである第一の呪文が読めるようになっています。

ガッシュが敗北した理由

ガッシュの戦闘シーンは今現在回想などでも描かれていませんが、今回の敵は魔物の呪文を奪うすべを持っており、呪文を奪われた魔物は術を使用することができなくなります。

そのため、呪文を失った魔物は肉体だけで戦わなければなりません。

また、ガッシュにおいてはあの強力な『バオウ』さえも奪掠されており、バオウは敵の首魁と思われるベリエルの部屋で水槽らしき容器に封入され厳重に管理されています。

つまり、ガッシュは雷撃を使うことができず身体能力とマントのみで戦ったと予想されるため、それが敗北に直結したと思われます。

ただ、ガッシュ自身はそこまで負傷している様子もなく、死亡した魔物1万人を蘇生させるために術を使用しているので、開幕に奇襲か何かを受けて『バオウ』を奪い取られただけである可能性もあります。


ガッシュの復活

ガッシュの復活

引用元:雷句誠『金色のガッシュ!!2』 出版:バーグディンボード

ガッシュにとって嬉しい誤算がありました。

それは、考古学者となった高嶺清麿がエジプトのとある貧しい村で魔本の模様と同じマークが描かれた岩とその奥に魔界の文字で予言が書かれた遺跡を見つけていたのです。

そのため、清麿は魔界で何かあった時のために助けになれるようエジプトのとある村を拠点に滞在しており、ガッシュが希望を託したゼリィとオルモと出会うことができました。

一方で敵組織の『カード』の一員であるワイグ&ギルのペアが人間界までゼリィとオルモを追ってきており、清麿は彼らと対峙し一度交戦。その際にガッシュが死亡したことを知りますが、敵を退けた後、ガッシュの声で『清麿…頼んだぞ』と聞こえたため、ゼリィとオルモを保護し唯一の手掛かりである遺跡へ向かいます。

そして、遺跡の内部へ入ると中に棺と石の魔本を発見。しかし、ワイグ&ギルが清麿たちの後を追っていたため遺跡内で再戦すると、戦闘中に清麿が『お互いに大きくなって恥ずかしくない姿で再会すると誓った』ことを思い出し諦めずに応戦。そんな中、ゼリィとオルモは自分たちの中に命の欠片を入れて生き返らせるガッシュの記憶を呼び覚ますのです。

加えて、ガッシュが清麿を探して渡すように託した清麿の絵が描かれた紙のことを思い出すと、清麿は紙を譲り受け、手に取った途端に口元を緩めるのでした。

その瞬間、

  1. 清麿の絵が描かれた紙(第一の呪文ザケルの一ページ)
  2. 石の魔本
  3. 棺(=中にはミイラ)
  4. ゼリィとオルモの中にあるガッシュの命の欠片

が清麿の手元に揃うと、清麿は石の魔本に紙を当てます。

すると、石の魔本が輝き赤い魔本として復活すると、ゼリィとオルモの中のガッシュの命の欠片が棺へと飛び出しミイラの体に入り棺を壊して中からガッシュが蘇るのでした。

こうして蘇ったガッシュは13年振りに清麿と協力してワイグ&ギルを撃退しました。


ガッシュと高嶺清麿の再会

ワイグ&ギルを退けた後、ガッシュは一息ついていた清麿に飛びついて「清麿ー!会いたかったぞー!」と13年前と変わらない姿を見せました。

しかしながら、同時に清麿が昔と変わらない頼れる姿のまま成長していたことに安堵して涙しており、この時ばかりは王様としての責務から解放された一人の少年のように清麿と熱く抱擁しました。

ちなみにガッシュは6歳→19歳になっていますが、身長は双子のゼオンと比較しても低いらしく、背丈は中学生と見紛うほどです。魔物は種族によって寿命も成長も異なるそうですが、自分の身長が伸びないことを気にしている模様。

ジギーの墓参り

今回、ガッシュが生き返るための計画を最前線で担ってくれたのが第1話冒頭でゼリィとオルモを守っていたジギーという魔物でした。

しかしながら、ジギーはゼリィとオルモを人間界に送る際にワイグによって殺害されてしまい、ゼリィがエジプトの河川沿い(最初に転送された場所)にジギーの遺体を埋葬しています。

そのため、ガッシュは清麿やゼリィたちとジギーの墓を訪れると役目を全うしてくれたことを労い手を合わせています。そして、必ず魔界と魔物の命を取り戻すと誓いを立てています。

また、ゼリィはジギーの作戦は成功し仇はガッシュが取ってくれたと報告をしており、清麿もジギーのお墓は後で村に移すと発言。墓の移動に関しては描写はありませんが、清麿が暮らしていた村に一週間ほど滞在しているため、おそらくガッシュもジギーの墓の移動を手伝っていると思われます。

ガッシュが生き返るのは極秘だった

王位継承とともに我が身を犠牲にして沢山の魔物を救う術を受け継いだガッシュですが、同じく自身が生き返る術も王位継承とともに受け継いでおり、それは極秘事項として扱われていました。

と言うのも、王様であるガッシュが一度死亡したにもかかわらず生き返ることが敵に知られれば色々と不利益が生じるほか、そもそも本当に生き返ることができるのか半信半疑かつ懸念材料が数々あったため、一部の者にしかガッシュが生き返る計画は教えていませんでした。

  1. 敵が情報を知ればリオウの転送装置が破壊されてしまう恐れがある
  2. ゼリィたちが人間界に行けるのか
  3. 命の欠片を託したゼリィたちが敵に殺されないか
  4. 高嶺清麿が遺跡を探し当ててくれるのか

以上のような不安要素があったため、この計画を知るアシュロンはガッシュがゼリィとオルモに命の欠片を託したと聞いた時は全てを諦めて最悪ガッシュ抜きで敵と戦う覚悟を決めていたそうです。

ですが、奇跡が重なり、見事ゼリィとオルモは高嶺清麿を探し出して遺跡へ命の欠片を運ぶことができました。

なお、ティオやキャンチョメにも教えていなかったため彼らはガッシュが死んだ時にとても悲しんだそうですが、ティオに関してはガッシュが生き返る計画を知った直後に教えてくれなかった怒りで鬼の形相のままガッシュをボコボコにしています。


ガッシュの動向

依然、魔界を襲った敵の正体や目的は不明であり、敵は魔物から全ての術を掠奪しています。

しかしながら、清麿が遺跡で石の魔本を無垢の白い魔本に戻して復活させたため、今現在人間界には27冊の魔本(ガッシュの本を含んでいるのかは不明)が復活していることになります。

そのため、ガッシュのように条件を満たせば魔本を色付きに蘇らせることができると考え、敵勢力への対抗手段として無事を確認できた魔物とパートナーを探す旅に出ることになりました。

現時点(2024年6月時点)では、

  1. キャンチョメ&パルコ・フォルゴレ
  2. ティオ&大海恵
  3. ブラゴ&シェリー・ベルモンド

の3組を清麿とともに救助し復活させています。

加えて次はナゾナゾ博士とヴィノーの下へ向かっているため、復活したばかりのガッシュは気を休める暇がないようです。


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まとめ

ガッシュ・ベルの死亡と復活についてのまとめ

  • 13年後、魔界は正体不明の敵の襲撃に遭い、全ての魔物は呪文を掠奪されて使えなくなる
    • ガッシュは敵勢力に電撃と『バオウ』を奪われる
    • ガッシュは我が身を犠牲にして沢山の魔物を救う術を使用して最初の襲撃で失った1000万人近い魔物の命を救う
  • ガッシュは最後の力を使ってゼリィとオルモを肉体ごと生き返らせる
    • ゼリィとオルモに自身の『命の欠片』を吹き込む
    • ゼリィとオルモに清麿の絵が描かれた紙(第一の呪文ザケルの一ページ)を託す
    • ゼリィとオルモに高嶺清麿の捜索を託す
  • ガッシュは高嶺清麿の協力でミイラの体を依り代に蘇る
  • 復活後は、仲間を集めるために高嶺清麿が蘇らせた27冊の魔本のパートナーと魔物を救助して回っている

100人の魔物の子の戦いの優勝者であり、当代の魔界の王様であるガッシュですが、13年後には正体不明の敵勢力の襲撃の際に民を救うために命を落としていたことが判明しました。

しかし、王位継承とともに受け継いでいた術によって、ミイラの借り物の体ですが高嶺清麿のおかげで復活することができました。

ガッシュと清麿の信頼性が13年経っても何一つ色褪せていないことがガッシュ復活に繋がったことと、再会時のガッシュの等身大の素顔がぐっときました。

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