呪術廻戦の死滅回游編で強烈な印象を残した石流龍(いしごおりりゅう)。
約400年前の江戸時代初期、陸奥(仙台周辺)の術師として現代に受肉し、仙台結界で「大砲」と呼ばれる圧倒的な呪力出力を見せつけた呪術師です。シンプルな術式ながら一点集中の火力は死滅回游泳者随一。仙台結界では乙骨憂太との激闘が描かれました。
今回は石流龍(いしごおりりゅう)の術式・活躍・最後・その後・死亡についてご紹介したいと思います。
『石流龍(いしごおりりゅう)』とは
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
石流龍(いしごおりりゅう)は、死滅回遊編で登場した泳者で、現代に受肉した過去の呪術師の一人です。初登場時の所持得点は77点。
仙台結界では4人(ドルゥヴ・ラクダワラ、石流龍、烏鷺亨子、黒沐死)の泳者の実力が拮抗し錯雑した相性だったため三竦みの四つ巴状態でしたが、乙骨憂太の介入および彼がドルゥヴと黒沐死を撃破したことで拮抗が崩れ、石流も動き出しました。
石流龍の紹介
石流龍は江戸時代初期の陸奥出身の呪術師です。当時から伊達藩で歴代一の呪力出力を誇り、羂索にも「大砲」の異名で知られていました。
生前は煙管を愛煙する銀杏髷(いちょうまげ)スタイルでしたが、現代での外見は大きなポンパドール(リーゼント風)のヘアスタイルに、裸の上半身へファー付きの革ジャケットを羽織った屈強な体躯の青年。ヘビースモーカーで、煙管やタバコを好み、戦闘中もくゆらせる姿が印象的です。
性格は好戦的でドライ。生前は強い相手との戦いと女性との出会いを楽しみ、人生を「腹八分目」と評していました。しかし、心の奥に満たされない渇きを感じ、受肉を選択。戦いを食卓やデザートに例える独特の表現を好みます。自分を満たす戦い以外に興味が薄く、巻き添えを顧みない大胆さもありますが、乙骨との激闘でようやく「満腹」となり、満足げな表情を見せました。
石流龍の術式
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
石流龍の生得術式は「呪力の放出」です。
極めてシンプルに呪力を出力するだけの術式ですが、死滅回游の泳者の中で呪力出力は随一を誇ります。呪力総量では乙骨憂太に劣るものの、一点集中の出力や瞬発力は乙骨(リカ完全顕現時)の純愛砲をも上回る場面がありました。
代表的な攻撃は「グラニテブラスト」。リーゼントの先端を砲身に見立て、頭髪の先から高出力の呪力砲撃を放ちます。威力は一撃で道路を抉り、建造物を吹き飛ばし、町並みを更地にするほど。バリエーションも豊富で、直線型の極太ビーム、追尾可能な誘導弾、フレアのような拡散型複数発射など、攻撃範囲と応用力が広いのが特徴です。頭部を固定砲台として機能させるため、接近戦に移行しても格闘を続けられます。
この術式の最大の強みは、術式を介さずとも同等の呪力放出が可能である点です。通常の呪力操作で再現できるため、領域展開などで術式が焼き切れた状態でも威力の低下はあれど攻撃を維持できます。他の術師にはない優位性で、領域後の戦闘継続力が抜群です。
また、肉弾戦でも呪力強化された肉体が脅威。桁外れの出力と瞬発力で乙骨や完全顕現のリカを殴り飛ばし、押し込むタフネスを発揮しました。接近されても頭部からの砲撃を続けつつ拳撃を繰り出すスタイルは、遠近両対応の戦闘機動性を生み出しています。
領域展開
領域展開も習得済みですが不発で終わっています。
仙台結界では乙骨・烏鷺と同時に発動しますが、三者同時展開により領域が複雑に干渉し合うかと思った矢先に結界の外から乱入した黒沐死によって領域は崩壊してしまいます。
手印は孔雀明王印に似たポーズ。
石流龍の活躍
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
仙台結界では烏鷺亨子、黒沐死、ドルゥヴ・ラクダワラと共に四つ巴の均衡状態を保っていました。そこへ乙骨憂太が参戦し、状況が急変。石流は乙骨を「デザート」と位置づけ、強い相手との戦いを渇望。烏鷺を交えた三つ巴の乱戦に突入しました。
乙骨と烏鷺が先に戦い始めているところに石流はグラニテブラストで介入。通常一般人に危害を加えない石流ですが、状況次第では巻き込みも構わず術式を放つタイプであるため、一般人への被弾を恐れた乙骨はグラニテブラストを掻い潜り石流との距離を詰め接近戦へ。
そこへ烏鷺も加わりそれぞれがそれぞれの隙を突いて攻撃を与えますが、乙骨は連戦で疲弊。乙骨の底を見据えた石流は「デザート」ではないとがっかりしますが、ここで乙骨はリカを完全顕現させ呪力供給。再び石流は乙骨をデザート、それも「激甘のデザート」と認め活き活きとします。
乙骨はリカと共に烏鷺と石流を相手取りますが、石流は自身の胸を叩いて乙骨や烏鷺に合図。ここまで来たら言葉ではなく力で証明しとろ言わんばかりの石流の合図をきっかけに三人は同時に領域展開を開始。
しかし、三人の領域の結界が形成された直後、結界の外から予想外にも黒沐死が侵入したことで領域が崩壊。烏鷺の意識が相性の悪い黒沐死に向けられた隙をついて乙骨が仕掛けると、領域後でも同等の攻撃が可能な石流は手負いの烏鷺と黒沐死にグラニテブラストを浴びせて戦闘不能に追い込みます。
最終局面は乙骨との一騎打ち。石流は乙骨と呪力放出の撃ちあいを所望し、乙骨の術式が回復していない中、リカの完全顕現中のみ可能となる呪力の高出力指向放出をもって石流の呪力放出と向き合いますが、一発目は拮抗し相殺。そして、二発目を行おうとしたところ、乙骨は呪力放出をリカに任せ石流のブラストと同時に単独で飛び出します。
石流はリカの呪力放出を片手でさばきつつ向かってくる乙骨にブラストを放ちますが、乙骨は烏鷺の術式をコピーし石流のグラニテブラストを上空へ受け流すと、石流に『宇守羅彈(うすらび)』を叩き込み、更にリカによる拳骨でダメージを与えます。
が、石流はこれでも倒れずリカを殴り飛ばすとリカは完全顕現の5分を待たず限界を迎えて消失。そして、残った乙骨と激しい肉弾戦を繰り広げると、石流は全力を出し切った後のこの状況こそが『デザート』であると高揚。
しかし、乙骨は石流の服を掴み呪力強化した肉体でその場に踏みとどまり固定すると「ここまでです」と宣言。次瞬、乙骨が烏鷺の術式で上空へ逸らしていた石流のグラニテブラストが本人に降りかかり決着の決定打となりました。
乙骨との戦いを経て本物のデザートを知った石流は「…ありがとう、満腹だ!!!」と清々しい表情を見せると、乙骨も笑みを浮かべ、石流は倒れ込むのでした。
戦いを食卓に例える彼にとって、乙骨は生前味わえなかった「デザート」そのもの。激闘を通じて心の渇きを癒し、穏やかな表情で戦いを終えました。この戦いは石流の好戦性と、乙骨の成長・適応力を同時に描く名勝負となりました。
石流龍のその後
乙骨の目的はポイントの獲得(可能なら譲渡)のため戦闘後も石流は生存しています。
乙骨は虎杖が追加したルールに則り極力殺さずにポイントを譲ってもらうというスタンスで、烏鷺も同様に生かされてポイントを乙骨に譲渡しており、石流も目を覚ました後は乙骨にポイントを譲渡しました。一方で、本気で殺し合った呪術師を生かしておくことに得は何一つないという観点から「甘すぎだ」と警告を促す一面も。
目的を果たした乙骨が去った後は仙台結界に留まっているようです。
石流龍の最後・死亡
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
乙骨戦の後、仙台結界に伏黒恵に受肉した両面宿儺が現れます。
宿儺が仙台結界に立ち入った瞬間に圧倒的な存在感を察知した石流は冷や汗を浮かべながら「いやいやいやいやいやいやいやいや、こいつは……スイートが過ぎるってもんだろ」と、乙骨を越える強敵の存在に興奮と警戒を示します。
しかし、悠々と闊歩する宿儺の前に石流は立ちはだかります。が、デザートを求めて出てきたものの表情は宿儺の圧にあてられて臆している様子かつ、微動だにできない模様。
宿儺が至近距離で「退くのか?退かないのか?」と詰め寄ると、石流は左手を動かし先手を打とうとしますが、先に宿儺の「解」の斬撃が石流の胴体──袈裟斬りの要領で表面に斬り傷を与えると、石流は距離を取ります。
宿儺は初手の一撃で石流を両断できると踏んでいたようですが、予想以上の呪力強化の硬さに「ははっ何だお前、三枚に卸すつもりだったがなかなかやるな」と愉しみつつ、「すまんすまん、見縊っていた。次は本気でやってやる」と一言。
その発言を経て石流はバックステップで距離を取りつつ全力のグラニテブラストを放とうとしますが、次の瞬間、宿儺は石流より早く追い抜くように背後に回りつつ「捌」による斬撃で頭部を三つに刻み瞬殺するのでした。石流はグラニテブラストを放つ暇すら与えられず、圧倒的な力の差を見せつけられました。
記事のまとめ
以上「石流龍の術式・活躍・その後・死亡」についての紹介でした。
石流龍はシンプルな「呪力の放出」術式ですが泳者の中で圧倒的な呪力出力を持ち、かつ領域展開後の術式焼き切れでも威力は下がるものの問題なく攻撃を維持できる珍しいタイプの呪術師でした。
仙台結界での乙骨憂太との激闘は、渇きを満たす「デザート」として彼の人生に区切りをつけ、宿儺との対峙でより高みにある「デザート」を知り、潔い最期を迎えました。過去の術師として現代の強者に挑み、満足と敗北を味わった生き様は、ファンの記憶に長く残るでしょう。
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