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【ドラえもん】ちょっと怖いホラー回・エピソード・その①|どくさいスイッチ、のろいのカメラ、無人島へ家出回など

ドラえもん

ドラえもんは、子ども向けの明るい日常コメディとして親しまれていますが、ひみつ道具の危険性や超自然的な要素がもたらす心理的な恐怖・不安を描いたエピソードがいくつかあります。

これらは単なる怖がらせではなく、人間のエゴや欲望の危うさを静かに問いかける内容が多く、大人になって読み返すとより深い印象を残します。

今回は実は怖い内容寄りのエピソードをご紹介したいと思います。

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【ドラえもん】ちょっと怖いホラー回・エピソード その①

1. どくさいスイッチ

1. どくさいスイッチ

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館 / テレビ朝日『ドラえもん』

題名 どくさいスイッチ
原作 てんとう虫コミックス15巻収録
大全集7巻収録
アニメ 1979/07/27 第101話「どくさいスイッチ」
1995/03/31 第1345話「のび太は独裁者!?」
2013/05/03 第545話「どくさいスイッチ」
2022/04/09 再放送「どくさいスイッチ」
登場人物 野比のび太、ドラえもん、剛田武(ジャイアン)、骨川スネ夫、源静香、野比玉子、野比のび助、先生など

あらすじ

【ドラえもん】どくさいスイッチのあらすじ

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

草野球で失敗してジャイアンに追いかけられたのび太は、いつものように泣き帰り「ジャイアンさえいなかったらこんな目に…。どっかへひっこしていかないかなあ」と呟くと、ドラえもんが未来の独裁者が作らせたという『どくさいスイッチ』を渡します。このスイッチを押すと、対象の人物がこの世に最初から存在しなかったことになり、周囲の記憶からも消えてしまいます。

『どくさいスイッチ』を受け取ったのび太は外で再びジャイアンにいじめられると、突発的にジャイアンを消してしまいます。そして、ジャイアンを消してしまった罪悪感が消えないまま、次にスネ夫、友達、先生、しずかちゃん、ママ、パパと次々とスイッチを押して自分以外の全ての人間を消してしまい──。

結末

【ドラえもん】どくさいスイッチの結末

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

衝動的に人を消した結果、世界にのび太だけが取り残されると、のび太は束の間の自由を満喫。食べ放題や遊び放題を味わうものの、次第に激しい孤独と後悔に襲われることに。

町は真っ暗になり、誰もいない世界で絶望したのび太は「だれでもいい。ジャイアンでもいいからでてきてくれえ!」と、一人膝を抱えて泣き始めます。しかし、のび太しかいないと思われた世界に唐突にドラえもんが登場。実は『どくさいスイッチ』は独裁者をこらしめるために発明された道具で、実際に皆が消えたわけではないとネタバラシ。

こうして反省したのび太は元に戻った世界でドラえもんとキャッチボールをしていると、いつものようにジャイアンやスネ夫に「へたくそ」と弄られますが、周りがうるさいということは楽しいことだと実感し喜ぶのでした。

本エピソードは、人間の短絡的なエゴがもたらす孤独の恐怖を強く描いた回でした。

2. かげがり(影切りばさみ / かげきりばさみ)

2. かげがり(影切りばさみ かげきりばさみ)

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館 / テレビ朝日『ドラえもん』

題名 かげがり
原作 てんとう虫コミックス1巻収録
大全集1巻収録
アニメ 1979/07/28 第102話「かげ切りバサミ」
2005/08/12 第33話「かげがり」
登場人物 野比のび太、ドラえもん、野比玉子

あらすじ

【ドラえもん】かげがりのあらすじ

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

真夏の暑い日、パパから庭の草むしりを命じられたのび太は暑いからと断りますが、怒られたのでドラえもんの道具に頼ることに。仕方なく『影切りばさみ』を出したドラえもんは、のび太の影を切り取ると、何と影が自立し「影人間」となって、のび太の代わりに草むしりをしてくれます。

その後、のび太は影人間に雑用や身の回りの世話を任せて自分はぐーたらし始めると、友達に借りていた本を返すのが面倒なので、それも影人間に任せてしまいますが…。

いつまでも戻ってこない影人間にそわそわし始めるドラえもん。実は影人間は時間が経つとだんだんと知恵がついて本物と入れ替わる(本体が影にされる)らしく、このまま放っておけばのび太が影にされてしまうと言います。

結末

【ドラえもん】かげがりの結末

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

ドラえもんによると二時間もあれば影と本物が入れ替わると突然のカミングアウトを受けたのび太は必死で影を捜索。家の中に影人間が隠れていると特定した二人は、色々と探し回った末に自室で呑気に漫画を呼んでいる影人間を発見するも、影人間の姿はうっすらとのび太の輪郭を浮かび上がらせ、逆にのび太は薄っすら影のように黒くなっていきます。

ドラえもんが元通りになるよう説得すると「イヤダネ」と言語を喋るまでに侵食が始まると、影人間は二人から再び逃走。そして、真っ暗な天井裏へ逃げ込んだことで手が出せなくなり、いよいよタイムリミットが迫ってきますが…。

ここでママが登場。ママはのび太を叱り始めると、ドラえもんはのび太を叱っているママの影を『影切りばさみ』で切り取り、ママの影人間を生み出します。ドラえもんはのび太の影ならママの影に弱いと考え、見事にママの影人間はすぐにのび太の影人間を捕まえて戻ってくるのでした。

こうしてのび太は影を戻すことができましたが、本エピソードは影が自立し本体に成り代わろうとするちょっとした恐怖展開となるほか、、影が「本物より優れている」と感じさせる心理描写が不気味でした。

3. のろいのカメラ

3. のろいのカメラ

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館 / テレビ朝日『ドラえもん』

題名 のろいのカメラ
原作 てんとう虫コミックス4巻収録
アニメ 1979/04/13 第11話「のろいのカメラ」
2005/07/01 第23話「のろいのカメラ」
登場人物 野比のび太、ドラえもん、骨川スネ夫、源静香、近所の子供たち

あらすじ

【ドラえもん】のろいのカメラのあらすじ

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

スネ夫にからかわれたのび太はいつものようにドラえもんに泣いて助けを求めると、まだ内容を話し終わらない内に「いわなくてもわかってる!スネ夫にばかにされたんだろう」と激怒。今日という今日はめっためたにしてやると意気込んだドラえもんは『のろいのカメラ』を取り出しますが、考えただけでも恐ろしいと躊躇。スネ夫に「きみの顔はおこってもわらってもおもしろい顔だね」と馬鹿にされても良心の呵責に負けて結局撮影できず。

しかし、一度戻って玄関でうたた寝していると、のび太がやってきてドラえもんが置いていたカメラでドラえもんを撮影。ついでにパパとママも撮影し部屋に戻ると、ドラえもん・ママ・パパの三体の人形がカメラから出てきます。

そして、のび太が三体の人形をしずかちゃんのプレゼントに贈って帰宅すると、ドラえもんから『のろいのカメラ』は写した人間の人形を作り、人形に何かすると本人にそのまま伝わってしまう力を有していることを聞かされます。

万が一、人形をバラバラにでもされたら本人もバラバラにされてしまうため、二人は慌ててしずかちゃんから回収しようと向かいますが──。

結末

【ドラえもん】のろいのカメラの結末

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

しずかちゃん宅に行くと人形は隣に住むガン子ちゃんにあげたと言います。二人は隣家に向かうも、ガン子ちゃんは人形を持ってどこかへ出かけたらしく、二人は街中を捜索することになると、突然激痛が。

一方その頃、ガン子ちゃんは友達のジャイ子の家で人形を使ってお医者さんごっこを始めており、箱から人形を放り出すなど雑に扱い始め、冷蔵庫に入れたり、触診でお腹を擦ったりすると、現実のパパやママは寒さで寝込み、ドラえもんはくすぐったくて笑い転げることに。

そして、二人の予感は的中し、ガン子ちゃん達は人形の手術を開始。ノコギリでドラえもんの人形の首を切り始めると、現実でドラえもんが「首がちぎれそうだっ」ともがき苦しみ始め、のび太は大慌て。間一髪、ジャイ子のママが刃物を取り上げたことで難を逃れるドラえもんでしたが、次はスネ夫のアドバイスで葬式と称し焚き火をたいて人形を燃やし始めると、ドラえもんは熱さで大暴れします。

その後、人形と本人がリンクすることに気付いたスネ夫はドラえもんの人形でリフティングして遊ぶますが、タケコプターを付けたのび太がドラえもんと人形を回収し撤退します。しかし、ドラえもんは癪に障ったと言ってスネ夫をカメラに映しており、最後はスネ夫の人形に水をかけると、現実でスネ夫は皆の前でお漏らししたように水が出続けるのでした。

本エピソードは、ちょっとした行き違いで命を落としかけるという道具の危険性を象徴したような回であり、ブラックユーモアが強い印象です。

4. しかしユーレイはでた!

4. しかしユーレイはでた!

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館 / テレビ朝日『ドラえもん』

題名 しかしユーレイはでた!
原作 てんとう虫コミックス37巻収録
大全集11巻収録
アニメ 1985/08/16 第828話「山寺のユーレイ騒動」
2008/08/01 第248話「しかしユーレイはでた!」
2022/07/30 再放送「しかしユーレイはでた!」
登場人物 野比のび太、ドラえもん、剛田武、骨川スネ夫、源静香、ジャイアンの親戚の住職

あらすじ

【ドラえもん】しかしユーレイはでた!のあらすじ

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

夏休みにジャイアンの親戚が住職を務める山奥の寺へ泊まりで遊びにいくことになったのび太。しかし、遠い道のりを経てやっと寺に辿り着くと、住職は留守。部屋には急に葬式に出かけることになったため今夜帰らないという内容の置手紙があり、のび太達だけで寺で一晩過ごすことになりました。

各自役割分担し作業に入ると、のび太は風呂係に。珍しく一番風呂を譲ってくれたジャイアンとスネ夫の言葉に甘えて風呂に入るのび太でしたが、外で待機していたスネ夫が「う…ら…めしや…」と囁くと、目論見通りのび太はオバケだと思い驚いて裸のまま逃げ出し、皆にユーレイが出たと騒ぎ立てますが、皆は信じません。

怖くなったのび太はビビりながらトイレにいくと、今度はジャイアンがドアの外から「う~ら~め~、」と囁き、言い終わる前に怖がって小便を放ちながらトイレを飛び出すのび太。

誰も信じてくれないことにのび太は「みんなにバカにされた…。しずちゃんにまでも…」と落ち込みますが、その晩、眠れなかったのび太がドラえもんのトイレについていくと、その道中でジャイアンとスネ夫の会話を盗み聞きし、これまでのユーレイは二人の悪戯だと知ることに──。

結末

【ドラえもん】しかしユーレイはでた!の結末

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

幽霊騒動の犯人がジャイアンとスネ夫だと知ったのび太は、二人に復讐しようと息まくも、直後に記憶が飛んで自室に戻ることに。

しかし、それを皮切りに停電したかと思えばどこからかジャイアンの悲鳴が。声を聞いて廊下に出ると、悲鳴を聞いたしずかちゃんが合流し、スネ夫の下に向かってみるも、スネ夫はネコが喧嘩でもしているんだろと相手にせず追い返します。

どうやらスネ夫達はこの後ものび太を驚かせる計画を練っていたようですが、ジャイアンが戻ってこないことに痺れを切らしたスネ夫は、一人でのび太を驚かせに向かいます。が、道中で不気味な人影を見つけると、ジャイアンかと思って近づくも、別の何かだったため悲鳴。

スネ夫の悲鳴を聞いたのび太は縮こまって布団に潜ると、ドラえもんとしずかちゃんの二人でジャイアンとスネ夫を捜索に向かいますが、二人はお堂で何か見てしまい悲鳴。こうして一人残ったのび太の部屋にやってきたのは本物のユーレイ──と思いきや、このユーレイはドラえもんの道具で生み出した秘密道具。

正体は風呂を沸かす際にドラえもんに出してもらった『変身ロボット』であり、のび太が「ユーレイに化けてジャイアンとスネ夫をおどかしてやってよ」と頼んだものでした。しかし、ユーレイに化けた途端、のび太は怖がって逃げ出すと、手に持っていた『ワスレンボー』を振り回し、転んだ拍子に自分に当てて記憶を飛ばすという事故が。

こうして変身ロボットに頼んだことを忘れてしまったのび太でしたが、このままではバツが悪いと考え、最後は気絶した皆が起きたタイミングに合わせて、のび太がユーレイを追い出す光景を見せつけて終わるというオチでした。

本回は夏の怪談らしい幽霊騒動をテーマに、一人ずつ消えていき、最後にのび太が残るという王道展開もあって、普通に楽しめるエピソードです。

5. 大予言・地球の滅びる日

5. 大予言・地球の滅びる日

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館 / テレビ朝日『ドラえもん』

題名 大予言・地球の滅びる日
原作 てんとう虫コミックス36巻収録
大全集13巻収録
アニメ 1989/03/24 第1018話「ナゾの予言書」
2017/02/17 第836話「大予言・地球の滅びる日」
登場人物 野比のび太、ドラえもん、骨川スネ夫

あらすじ

【ドラえもん】大予言・地球の滅びる日のあらすじ

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

ある日、のび太は部屋で不思議な本を発見。読んでみると「ジョーガンネ、玉落としわずかなり学刈」「ターと老婆をぬく」などと、わけのわけのわからないことが二百ページほど書いてあって、後は白紙でした。

面白がったのび太は空き地で皆にこの本を見せてみると、それぞれ何の本なのか紐解こうとします。そんな中、スネ夫はドラえもんがつまらない本を持っているわけがない、前にそれに似た本を読んだ気がする、と言い出しますが、何の本か覚えていないため一旦解散する一同。しかし、スネ夫はすぐに『ノストラダムスの大予言』と似ていると思い出し、のび太に伝えにいきます。

予言によると二十世紀の末に世界は滅亡すると言うスネ夫。まさか──と信じていないのび太でしたが、二人で不思議な本とスネ夫が持ってきたノストラダムスの大予言の本の内容を比較すると、偶然にも一致する内容が。

そして、日記帳の最後のページに「暗き天にマ女は怒る、この日〇終わり、悲しきかな」と綴られた内容が、地球滅亡のことをさしていると直感し、二人は急いで友達に知らせに行きますが誰も信じてくれず──。

結末

【ドラえもん】大予言・地球の滅びる日の結末

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

ジャイアンやしずかちゃん、出木杉まで誰一人と信じてくれなかったので不貞腐れて家に戻るのび太。しかし、家に戻るなりドラえもんが「人の日記かってにみるな!」と激怒。実は、のび太が見つけた本はドラえもんの日記帳というオチ。

「ジョーガンネ、玉落としわずかなり学刈」は「年賀状、お年玉が少ない、ガッカリ」を意味し、「ターと老婆をぬく」は「のび太とババぬきをした」と書いたというドラえもん。最後の予言については、「くら~いテンといえば0点にきまってる。マのつく女はママじゃないか。〇はどら焼き。ドラやきがなくなれば、悲しいにきまってる!」と解説します。

また、二百ページしか書いてなかったのは怠けてサボっていたからと言います。

しかし、これで解決かと思ったら、ママが「みなさんが大ぜいおしよせて大騒ぎ…。」と困った様子で二人の部屋に。二人が一回に降りてみると、のび太とスネ夫が騒ぎ立てて知らせた人達が玄関ドアを叩く音が。二人は「よくわけを話して帰ってもらえ」「どう説明すりゃいいんだよ」と出るに出られない様子が描かれて物語は終わります。

地球滅亡はのび太とスネ夫の誤解で回避されますが、ノストラダムスの予言書がもたらす心理的な不安と「今日が滅びの日かもしれない」という緊張感が伝わる独特な雰囲気の回でした。

6. 無人島へ家出

無人島へ家出

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館 / テレビ朝日『ドラえもん』

題名 無人島へ家出
原作 てんとう虫コミックス14巻収録
アニメ 1979/08/18 第120話「無人島へ家出」
1989/05/05 第1027話「無人島はボクの島」
2008/09/19 第258話「のび太が無人島で3000日」
登場人物 野比のび太、ドラえもん、野比玉子、野比のび助

あらすじ

【ドラえもん】無人島へ家出のあらすじ

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

ある日、夜遅くまで遊んで帰宅したのび太は両親にこっぴどく叱られてしまいます。そして寝る前、のび太は「なにもあんなにしからなくても…」と泣き出しますが、ドラえもんは「なんべんしかられても、おなじことくりかえすからわるいんだ」と両親の味方。

すると、ドラえもんにまで冷たくされたのび太は怒りだし家出を決意します。のび太は、引き止めようとするドラえもんにネズミのびっくり箱を見せて気絶させると、ついでにポケットからいくつかの道具を拝借し、夜の間に家出を決行。

きっと両親は驚くだろうなと淡い期待を抱きつつ、タケコプターで誰にも見つからない人気のない無人島を探し着陸すると、そのまま草むらで眠り一夜を明かすことに。こうしてのび太は家出を成功させ、無人島でののびのびとした一人暮らしに胸を躍らせますが──。

結末

【ドラえもん】無人島へ家出の結末

引用元:藤子・F・不二雄 / 小学館『ドラえもん』

無人島で暮らし始めたのび太は持ち出したドラえもんの道具を使って食料の確保を行いますが、いずれも失敗。使い方も分からない道具は役に立たず、ついには一旦戻ろうとタケコプターを取り出すも、手元から滑り落ちどこかへ飛んでいくタケコプター。

帰宅手段を失ったのび太は無人島から脱出できなくなり、結局残された道具を駆使して何とか生きるための同線は確保します。住居と食料さえ確保できればきっとドラえもんが助けに来てくれると信じ、一週間、一ヵ月、一年、ついには十年と無人島でサバイバル生活を続けるのび太でしたが、一向にドラえもんは助けに来ず。

十年の時を経て髭面になったのび太は「どうなってんの?ぼくがおとなになったら、このまんがおしまいじゃないか!」と癇癪をおこすと、一人寂しく死んでいく未来を想像し泣き始めます。

しかし、ふと視線を落とすと何に使用するのか分からず捨ててしまった道具が視界に入り、何となくボタンを押してみることに。ただ音が鳴るだけの道具を前に昔を懐かしむのび太でしたが、次の瞬間、ドラえもんが無人島にやってきて再会を果たし、念願の自宅へ帰れることになります。

とはいえ、このままでは「十年間もどこへいっていたと怒られる」と不安に思ったのび太は、ドラえもんの提案でタイムマシンで十年前の家出をした晩に戻り『タイムふろしき』で十年前の姿に。こうして子供に戻ったのび太は、十年振りにママとパパと再会し泣いて喜んで物語は終了。

本エピソードは、遭難に近い孤独の恐怖、家族の大切さを痛感する物語となっていますが、特に恐ろしいのはのび太が十年間無人島でサバイバル生活をしていた経験と記憶を持ったままであること。物理的に解決しているだけで、のび太が十年間耐えてきた孤独などの精神的苦痛は何も解決されていない点が恐怖を煽ります。

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まとめ

以上「ドラえもんの実は怖いエピソード」の紹介でした。

これらのエピソードは、ひみつ道具の便利さと裏腹の危険性を通じて、自我の喪失や制御不能な力の恐怖を表現しています。原作では心理描写が細かく、特に短編形式でサッと読めるのに強い余韻を残すものが目立ち、アニメでは旧作はよりブラックな雰囲気、新作はアレンジした丁寧な心理描写が特徴です。

ドラえもんのホラー寄り回は、子ども向けでありながら人間の弱さや欲望の暗い側面を浮き彫りにします。笑いと恐怖が共存する藤子・F・不二雄らしい想像力の豊かさが光る作品ではないでしょうか。

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