漫画『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-(第二部)』では、約二年半の修行を経て木ノ葉に戻ってきたうずまきボルトが「避雷針の術」を使用しました。
避雷針の術はこれまでにも二代目火影や四代目火影が使用していましたが、ボルトはどのようにしてこの術を会得したのでしょうか。
また、ボルトとミナトの避雷針の術の違いとは何なのでしょうか。
今回はうずまきボルトと波風ミナトの避雷針の術の違いについてご紹介したいと思います。
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うずまきボルトの避雷針の術
引用元:岸本斉史・ 池本幹雄『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』 出版:集英社
ボルトは第一部で里抜けした二年半で時空間忍術・避雷針の術を会得しており、第二部1巻第4話で使用しています。
しかし、ボルトの避雷針の術は発動までに対象を補足する時間が生じてしまうため、ミナトのように瞬時に使用できないようで、本人も四代目のように器用ではないと発言していました。
では、ボルトとミナトの避雷針の術の決定的な違いとは何なのでしょうか。
ボルトは独学で習得
ボルトが時空間忍術の修行に入ったのは第二部よりおよそ二年前のこと。サスケとともにコードと対峙し、その戦闘でサスケが人神樹に食われた後、ボルトは果心居士の接触を受け協力関係になります。
そして、果心居士は死の直前に目覚めた「十方(※未来に起こる事象を視る能力)」の力を使ってボルトの未来を視ることで、今後習得までに何年もかけて構築するはずの理論と知識を与えたのです。
ちなみにボルトが独学で習得した場合は6年の歳月がかかりますが、果心居士におかげで二年ほどで大体習得できました。
ボルトの避雷針の術の概要
時空間忍術とは、対象の自他を問わずあらゆる場所へ瞬時に転移させる飛行能力と同様に大筒木に備わる基礎能力の一つです。ボルトは過去にもこの力を発現させてきましたがいずれも再現性のない限定的な状況下での暴発にすぎず、未だ制御できていません。
しかし、ボルトは金属に自身のチャクラを付与しそれを感知することであらゆる場所へ瞬時にかつ自在な移動を可能にする忍術に昇華させました。チャクラの付与に最も適した媒体が金属であり、ボルトが試行錯誤の果てに辿り着いた最適解。刀、手裏剣、苦無、装飾品や食器に至るまであらゆる金属が転移のための媒体となります。
これは、ボルト自身が本物の避雷針の術を見たことがないためであり、時空間忍術の制御法を日々模索する中で独自のやり方で避雷針の術と同様の結果を生む「亜流の避雷針の術」を編み出したに過ぎません。厳密には波風ミナトが得意としていた避雷針の術とは異なる術ですが、ボルトは四代目に因んで同名の術を命名したのです。
欠点の克服
ボルトの避雷針の術は目視可能な範囲内であればより正確な転移が可能ですが、逆に遠くへ飛ぶ場合は結果が曖昧になります。例えば、付与済みの媒体が現在より遥か「北」か「南」にあたっと仮定すると、媒体のチャクラを感知し転移を試みても「北」か「南」かどちらの媒体に到着するか予想できません。
避雷針の術は媒体が一つであれば近距離も遠距離も転移は容易ですが、媒体が複数になると媒体の捕捉と把握が困難になります。
そこでボルトはこの欠点を補うために媒体に図形を使うアイデアを取り入れました。各種異なる形状の金属を媒体にしてその図形をイメージすることで遠方であっても意図した座標への正確な転移を可能にしたのです。
なお、遠方への転移のために様々な形の媒体を用意する必要があり、また通常より一層集中力を必要とするため会得までに長い年月がかかる見込みでしたが、果心居士のおかげで理論と知識を前借りしたった二年ほどで実戦使用可能なレベルに昇華させました。
ちなみに、ボルトは普段から身に付けている装飾品を使用することで遠距離移動の失敗を回避しているそうです。
波風ミナトの避雷針の術の概要
ミナトの避雷針の術はボルトの亜流の避雷針の術と違いチャクラの付与が可能な対象物や移動力などの制約が一切ありません。
例えば、ボルトはチャクラの付与に相性の良い金属を用いりますが、ミナトには付与する対象物に制限がなく、チャクラの付与時間も一瞬で可能となります。最も異なる点が、ボルトは遠距離の移動に異なる図形の媒体を用意しそれをイメージする必要がありますが、ミナトは自身のチャクラが付与済の媒体があればどんな所へでも即時移動可能なのです。
ボルトは本物の「避雷針の術」を知らないので亜流を編み出す結果になりましたが、もしミナトに直接指導してもらえていれば本物の避雷針の術を修得できていたかもしれませんね。
ボルトとミナトの避雷針の術の違い
ボルトとミナトの避雷針の術の違いをまとめるとこのようになります。
①マーキングの媒体の条件
ボルト:一定以上の質量を持った「金属」
ミナト:あらゆる物体が対象
②マーキングの所要時間
ボルト:最低1分以上(対象物の大きさで所要時間が上下)
ミナト:一瞬で可能
③近距離の移動(※これだけ条件は同じ)
ボルト:目視は必要なく、マーキング済の対象物を感知し自在に飛ぶことが可能
ミナト:目視は必要なく、マーキング済の対象物を感知し自在に飛ぶことが可能
④遠距離の移動
ボルト:チャクラを付与した媒体の図形をイメージする必要がある
ミナト:マーキング済であればどこでも移動可能
まとめ
うずまきボルトと波風ミナトの避雷針の術の違いのまとめ
- うずまきボルトの避雷針の術の習得
- ボルトの避雷針の術は「亜流の避雷針の術」
- 本来習得に6年を費やすが、果心居士が十方の能力を使い6年かけて構築するはずの理論と知識を与える
- 「金属」に自身のチャクラを付与しそれを感知することであらゆる場所へ瞬時にかつ自在な移動を可能にする
- 各種異なる形状の金属を媒体にしてその図形をイメージすることで遠方であっても意図した座標への正確な転移を可能にする
- うずまきボルトの避雷針の術
- マーキングの媒体は一定以上の質量を持った「金属」
- マーキング時間は最低1分以上(対象物の大きさで所要時間が上下)
- 近距離移動は目視は必要なく、マーキング済の対象物を感知し自在に飛ぶことが可能
- 遠距離移動はチャクラを付与した媒体の図形をイメージする必要がある(普段から身に付けている装飾品を使用することで失敗を回避)
- 波風ミナトの避雷針の術
- マーキングはあらゆる物体が対象
- マーキングは一瞬で可能
- 近距離移動は目視は必要なく、マーキング済の対象物を感知し自在に飛ぶことが可能
- 遠距離移動はマーキング済であればどこでも移動可能
ボルトとミナトの「避雷針の術」を比較すると近距離移動はほぼ同じ条件であるものの、その他の項目は雲泥の差です。
それほど避雷針の術の会得が難しいということなのでしょうが、ここにきて四代目火影の凄さが際立ってきました。
また、避雷針の術を生み出した二代目火影の評価もうなぎ上りであるため、何かの機会で二代目の避雷針の術の違いも解説してほしいですね。
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