【くまクマ熊ベアー】カリーナは褐色肌のかわいい女の子!砂漠編での活躍は?

くまクマ熊ベアー

『くまクマ熊ベアー』の砂漠編で登場するカリーナ・イシュリートは、砂漠の街デゼルトの領主の娘で、ユナに助けられた登場人物の一人です。

学園祭編の後のエピソードになるためアニメでの登場は期待できませんが、今回はユナがくまゆるとくまきゅうをのぬいぐるみを贈った少女の一人カリーナを紹介したいと思います。

 砂漠編とは?

砂漠編のあらすじ
砂漠の街デゼルトはエルファニカ王国の王都の南に位置し、デゼルトを超えるとトリフォルム王国があります。

デゼルトは両国が行き来する重要都市ですが街を支える水の魔石が壊れたらしく、深刻な水不足となり街は危機的状況に。それでフォルオート国王はユナを呼び出しクラーケンの魔石を譲ってもらえないかと頼むのです。

デゼルトはエルファニカ王国にもトリフォルム王国にも属していない街ですが、両国の重要な中間地点であるため、両国がデゼルトに恩を売っておきたい気持ちがあります。そして逆にデゼルトはこれまで両国を対等に扱っていたため、この水不足の際にどちらかの国に頼り解決してもらうと摩擦が生じると考え公に頼むことはできない状況でした。

そこでフォルオート国王はクラーケンの魔石を持つユナにデゼルトまで魔石を運ぶランクB上位相当の依頼を頼み込むのです。そして万が一に備えて、ユナには内緒で書状とともに『本当に困ったときに読むように』ともう一つ手紙を同封したものを渡します。

こうしてユナはエルファニカ王国の遣いとして砂漠へと向かうのでした。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

カリーナ・イシュリートのプロフィール

くまクマ熊ベアー書籍13巻表紙のユナとカリーナ

引用元:くまクマ熊ベアー 出版:主婦と生活社 書籍13巻表紙

【名前】 カリーナ・イシュリート
【年齢】 10歳
【身分】 デゼルトの街の領主の娘
【性格】 頑張り屋、優しい
【髪色】 赤みがかった色
【家族構成】 父、母、弟、赤ちゃん

砂漠の街デゼルトを治める領主の娘で年齢は10歳。デゼルトの街を創設したムムルートの冒険仲間シアン譲りの赤みがかった髪色をしています。

初登場は小説家になろう第302話『クマさん、寄り道をする』(書籍13巻323話)。とある事情で登場当初は余裕がありませんでしたが、根は素直で優しい女の子です。

ユナと冒険者と共にピラミッド攻略に挑みます。

カリーナが水晶版を紛失した理由

デゼルトは砂漠の中央に位置する街で、かつて冒険者(ムムルートたち)がピラミッドの迷宮を攻略し最深部で水の魔石と魔術式を見つけたことで水が生まれて街へと発展しました。しかし、今回水の魔石を交換する際、創設者の子孫である当代のリスティル・イシュリートが妊娠中であったため、カリーナが代理でパーリマと共にピラミッドに赴きました。

しかし、カリーナは始めての役目を任されたことで舞い上がってしまい、ピラミッド内部で道を間違えて罠に引っ掛かり代々伝わる水晶板を落としてしまったのです。

その際、入婿の領主である父バーリマ・イシュリートがカリーナを助け負傷。カリーナは責任を感じて街の冒険者に片っ端から声を掛けては、どうにかピラミッド内部まで護衛してもらい水晶板を見つけ出そうとしていました。ですが、ピラミッドは魔物の巣窟。並の冒険者では死にに行くような危険地帯だったため、カリーナの依頼を引き受ける冒険者は皆無でした。

そんな切羽詰まった状況で現れたのが、フォルオート国王の遣いでデゼルトを訪れていたユナであり、ユナは冒険者ギルドで困っているカリーナに声を掛けると、カリーナが目的の領主の娘だと知りストーキング。国王から預かった書状を領主バーリマに届けると、パーリマから依頼を引き受けることになったのです。

なお、水晶板はデゼルトの街の創設者であり初代領主の子孫にしか反応を示さないため、入婿のパーリマでは起動できず、リスティルは妊娠中なので血を受け継ぐカリーナしかいません。そのため、ユナがカリーナをピラミッド内部に連れて行き水晶板を回収ならびに可能ならそのまま壊れた魔石を交換する必要がありました。

フォルオート国王の手紙の内容

国王が本当に困ったときに読むようにと同封した手紙には、ユナがクラーケンを討伐した冒険者本人であり、ブラックバイパーや黒虎の討伐実績、一万の魔物の襲撃を一人でやっつけた実績などがつらつらと書かれていました。

さすがのパーリマも眉唾ものだと信じ難い内容でしたが、国王が無暗に嘘をつく人間ではないことを知っているため最後にユナのギルドカードを拝見することで信頼することにしたのです。

カリーナはユナと冒険者と共にピラミッド攻略へ

ピラミッドはデゼルトの街から少し離れた場所にありますが、ピラミッド周辺の地中には大量のワーム、ピラミッド内部にはサソリの魔物がうじゃうじゃと潜んでいるため、冒険者でさえ足を踏み入れることはありません。

しかし、ユナが砂漠越えをする際にジェイド、メル、セニア、トウヤのパーティに遭遇しており、デゼルトの街で顔を合わせるとカリーナの依頼を手伝ってくれると言ってくれました。更に、パーリマが正式に依頼と報酬を出すことで当初カリーナの依頼を断った冒険者ウラガンのパーティがピラミッドまでの護衛を引き受けてくれたので、カリーナはユナとジェイドパーティ、そしてウラガンパーティと共にピラミッドに出発することになります。

ピラミッド周辺の地中に潜むワームをユナが空気弾で地上へ吹き飛ばし、ジェイドとウラガンパーティがとどめを刺していきますが、その数ざっと500体。すべり出しは順調かと思いきやボス級の魔物サンドワームが現れると、さすがのジェイドたちも撤退を指示。ただ、ユナだけは前回一万の魔物と対峙した際に同じ大きさのワームと戦い勝手が分かっているため、その場に残り正面から戦います。

大型魔物は口の中にベアファイアーを放り込む大技のクマ魔法でサンドワームを丸焼きにして倒すユナですが、サンドワームの最後の悪あがきでその巨体がユナを弾き飛ばすと、ユナは砂の上を転がっていきました。

もちろんユナはクマ装備のおかげで無傷、かつサンドワームも無事撃破。しかし、ユナの強さを知らないカリーナは吹き飛ばされたユナを目の当たりにしてユナが自分のせいで死んだと思い泣きだしてしまいます

そのため普通に起き上がっただけのユナの許にカリーナは駆け出し飛びつくと、ユナがサンドワームと対峙した時からユナが死んでしまうと心配だったと告白し、ユナも心配かけたことを謝罪し慰めました。

ピラミッド内部へ

ピラミッド内部に入ると、中は円を囲むように100個以上の通路の入口があり、それが二階、三階と同じように存在します。それでいて一つの入口を進むと道自体が動き変化するため、ルートを示す水晶板が無いと絶対に最深部にたどり着けない迷宮の仕組みとなっていました。

創設者の血を引くカリーナはピラミッド内部に落としてしまった水晶板の気配を感知できるため、ウラガンパーティは外でワームの解体をこなし、ユナとジェイドパーティはカリーナを頼りに護衛をしながら水晶板を探すことになります。

可能なら最深部にいきそのまま魔石を交換したいところですが、ピラミッド内部はサソリの魔物の巣窟。一行は迷路のような通路や罠を掻い潜り、サソリの魔物の群れを倒し、水晶板がある場所まで進んでいきました。

しかし、迷宮の深く一際広い空洞に行き当たり目当ての水晶板の気配がすぐそこまで迫ると、そこにはこれまでのサソリとは比べ物にならないほど巨大な大サソリ『スコルピオン』が。そして不運にも水晶板の気配はその大サソリの体内から感じるとカリーナが感知したため、一行は絶望するのでした。

ジェイドの判断で一度引き返してパーリマに意見を仰ぐことになり、カリーナも退却を余儀なくされます。ただ、ユナだけはクマ装備というチートの自信からその場に残り大サソリと戦うことを決意し、ジェイドたちにカリーナの保護を頼むと、土魔法でカリーナたちがこっちに来れないように通路を封鎖するのでした。

「ユナさん……死なないでください」というカリーナの消え入りそうな言葉を受け、ユナは大サソリに立ち向かいます。

ユナの活躍で水晶板を取り戻す

大サソリを討伐したユナは、カリーナたちと合流して一度ピラミッド内部で解体をジェイドたちに頼んでいます。そして、見事大サソリの体内から水晶版を見つけるとカリーナの下へ

この段階では水晶版の仕組みについてはユナ以外の冒険者には秘密だったため、一度街に戻りパーリマに報告することに。屋敷の裏庭でユナの収納ボックスから取り出した大サソリの死体を確認するとこれで冒険者としての依頼は達成し、領主邸で労いの御馳走が振る舞われることになります。

ユナと共に魔石交換のためにもう一度ピラミッドへ

水晶版はカリーナの魔力に反応して地図が表示される仕組みで、二回目のピラミッドはカリーナの案内でユナのみ同行します。

道中、小さくなったくまゆるとくまきゅうに興奮したカリーナが自分も小さくできないかとユナに頼んだり、くまゆるを抱いて進もうとするとユナに「水晶版を落としたら大変だから」と言われ残念そうにするシーンがあってほっこり。

また道中では、カリーナは水晶板を落としてしまったときのことを悔やみ、パーリマが自分じゃなくて水晶板に手を伸ばしていればと発言すると、それに対しユナがパーリマの気持ちを代弁するかのように水晶板よりもカリーナが大切だったことを伝え、今回の失敗を活かして次から気をつければいいと諭しました。

最深部に到着するとカリーナは台座に向かいユナから受け取ったクラーケンの魔石を壊れた魔石と取り換えます。すると魔石が青白く光り魔法陣が起動。部屋全体が光りだすと台座の杯から水が湧き出てくるのでした。

その光景を見てカリーナは感極まり涙を零すと涙を拭くこともせず溢れ出る水を見届けます。

ユナはカリーナの涙を拭ってやると、カリーナはユナの胸に顔を埋めてわんわん泣き出すのです。まるでこれまでの緊張が切れたように、ようやく僅か10歳のカリーナの肩の荷が降りました

こうしてデゼルトの水不足は解決し、ユナの使命も完了となります。

カリーナのユナに対する心境の変化

カリーナは最初こそ自分の失態という自責の念にかられていっぱいいっぱいだったため、クマの恰好をした女の子がストーキングしたり、王家の紋章の入った書状を持ってたりするのが信じられず、ユナに対して警戒心を向けていました。

冒険者ギルドで助けてくれたことに関しては素直にお礼を述べていますが、ユナのギルドカードを見てもランクCの冒険者には見えなかったので、疑っていました。

しかし、国王の手紙に書かれた実績の数々、他の冒険者たちの¥が語るユナ伝説、極めつけにはピラミッドでの攻略を通して絶大な信頼を寄せるようになると、ユナが無茶をするたびに心から心配して泣くほどにカリーナの心境は変化しています。

ユナが一人大サソリと戦うためにピラミッド内部に残ったときは必死に引き留めようとしていましたが、ユナに道を塞がれたために仕方なく言われた通り外に避難。道中でジェイドたちにユナの強さを教えられたことで少しだけ不安が和らいでいます。そして、ピラミッドから出た後も入り口前でユナの帰りを健気に待ち続けていました

ユナはくまきゅうをカリーナの護衛につけていましたが、ユナの危険を感知できるくまきゅうが側にいたこともカリーナの支えになっており、ユナが大サソリを倒し別場所から地上に現れた際には、カリーナはくまきゅうに乗ってユナの許まで駆け付けると勢いに任せて飛びついています

特に初回と違うところは、水晶板を見つけた後の労いの食事会の席でカリーナがユナを自分の隣の席へと催促していたところでしょうか。この時点ですっかりユナの虜となっています。

また、デゼルトを出立する直前、ユナがクマの転移門を設置するための家を購入しようとすると、カリーナは商業ギルドに同行。ただしユナの家は屋敷の近くにするようにとユナを圧倒すると、ユナもカリーナの迫力に負けて領主邸の近くの物件を購入。その後はカリーナとくまゆるとくまきゅうの四人で家の掃除に取り掛かりました、

そして別れの時はまた来てくださいねと念を押し、またユナに会えることを楽しみにしています。

カリーナとユナのいちゃいちゃ

小説家になろう320話『クマさん、水晶板を手に入れる』の一幕。大サソリを討伐したユナはジェイドたちと共にピラミッド内部へ。大サソリの体内から水晶板を取り出すため、入口すぐの広場で大サソリをアイテム袋から取り出します。

冒険者一同は大サソリの大きさに絶句。

カリーナも驚きを隠せないように恐る恐る大サソリに触れようとします。が、ユナはカリーナの耳元で突然「うわっ!」と声を上げて驚かせる悪戯を決行。カリーナは驚いて腰を落とすと死ぬかと思ったと涙目に。

ユナは謝りながら「もしかして漏らした?」と訊ねると、カリーナは「も、漏らしてません!」と赤面しそっぽ向いてしまいます。そんな二人のいちゃつきを前にジェイドたちが解体を始めたいと申し出ると二人は「すみません」と謝罪するのでした。

続く326話『クマさん、バーリマさんに報告する その2』では、デゼルトの湖が復活したことで住民が大騒ぎし領主邸に詰め寄る事態に。ピラミッドで魔石を交換して戻ってきたユナは、群衆を交わすためにカリーナを抱いて跳躍。

カリーナは絶叫マシーンに乗るが如く空高く飛ぶと悲鳴をあげるも、無事に領主邸の敷地内に着地。そこでもユナは「漏らした?」と揶揄うとカリーナは「漏らしてません!」とユナをポカポカと叩くのでした。

カリーナはユナが帰る前の晩に一緒に寝る

エルファニカ王国からの使命を果たしたユナは、デゼルトの湖の復活を国王に知らせるべく明日には発ってしまいます。

ユナとの別れを惜しむカリーナは、最後の晩にユナ客室にうかがい一緒に寝てもいいかと訊ねます。ユナが承諾すると嬉しそうにベッドに入り、持参した枕を設置。

小熊化したくまゆるとくまきゅうを撫でながら別れを惜しむと、ユナはまたデゼルトに来ることを約束。カリーナはユナが再びデゼルトを訪れる時を首を長くして待つのでした。

それでも寂しそうなカリーナにユナはくまゆるとくまきゅうのぬいぐるみをプレゼント。カリーナは大切そうに抱きしめると、その晩はユナの冒険話を聞きながら眠りにつくのでした。

くまクマ熊ベアー 書籍13巻 砂漠編
◇主な登場人物

  • ユナ
  • くまゆる
  • くまきゅう
  • カリーナ・イシュリート
  • バーリマ・イシュリート
  • リスティル・イシュリート
  • ノーリス・イシュリート
  • ラサ
  • ジェイド
  • メル
  • セニア
  • トウヤ
  • ウラガン



カリーナの再登場は何話?

砂漠編で登場したカリーナですが、クマの転移門を設置しているとは言え、エルファニカ王国から遠すぎているので転移門の存在を隠し通したいユナとしては頻繁に顔出しするわけにはいきません。

そのため次にデゼルトの街に訪れるのは小説家になろう第1部の最後の章『クマさん、ノアとフィナの誕生日を祝う』になります。この章ではユナがフィナの誕生日プレゼントに『くまゆるとくまきゅうとのお出かけ券』を渡しており、ユナはフィナを連れてこれまで回った場所を巡る旅行に出ています。

カリーナが登場するのは第579話『クマさん、フィナにプレゼントする デゼルト編 その1』~第584話『クマさん、フィナにプレゼントする デゼルト編 その6』。カリーナはユナ、くまゆる、くまきゅうとの再会に喜ぶと、フィナとシュリとルイミンという新しい友人ができました。

先祖のかつての冒険者仲間であるムムルートと孫娘のルイミンが訪れたことで、イシュリート家総出で驚きの様子を見せ招待。このデゼルト編ではムムルートの過去の冒険譚が語られるので、既に亡くなった仲間たちとの回想が少し切ない回となっています。

カリーナが好きな方は、小説家になろう連載中のくまクマ熊ベアー『クマさん、砂漠に行く』を読んだ後は、『クマさん、ノアとフィナの誕生日を祝う』のデゼルト編を見るのがおすすめです。また、砂漠編はくまクマ熊ベアーの書籍で既に発刊されています。

 



カリーナ・イシュリートのまとめ

  • 砂漠の街デゼルトの領主の娘で10歳の女の子
  • 髪は赤みがかった色で肌は褐色
  • ピラミッド攻略に不可欠な代々イシュリートに受け継がれる水晶板を紛失し責任を感じる
  • エルファニカ王国の遣いとして訪れたユナと知り合い共に問題を解決
  • ユナとくまゆるとくまきゅうが大好きになる

登場当初は10歳というのに街の存続をかけた重大な責任を抱えていたためどこか余裕がなかったカリーナですが、可愛らしいクマの着ぐるみのユナと知り合うと徐々に警戒心が解けていき、最後にはすっかりユナのことが大好きになりました。

ユナは各地で人助けをしていますが、何れも女の子ばかり。カリーナも無事にユナの毒牙に掛かった一人となりましたが、デゼルトの街が砂漠越えを前提とした遠方に位置するため出番は少なめ。

第一部の最後、フィナの誕生日プレゼント編で再登場を果たしましたが、第二部でも登場するといいですね!

くまクマ熊ベアー 書籍 試し読み くまクマ熊ベアー 書籍1巻


スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
スポンサーリンク
人気記事(本日)
スポンサーリンク
新着記事
スポンサーリンク
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました