志々雄一派には、志々雄真実が精鋭を揃えた『十本刀』という組織が存在します。
今回は十本刀の簡単なプロフィールと最後やその後についてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- 十本刀のプロフィール
- 十本刀の最後・その後・再登場について
十本刀とは?
十本刀とは、国盗りを企む志々雄真実の配下の10人の剣客集団を指します。
その集団の目的は一斉蜂起の際に政府要人を無差別に暗殺する最重要任務を負う特攻部隊。
組織内の実力上位者は瀬田宗次郎、魚沼宇水、悠久山安慈の3名となります。
十本刀のメンバー一覧
※並びは紹介順の並び
※『破軍』才槌と不二はワンセント扱い
- 沢下条張:『刀狩』の張
- 瀬田宗次郎:『天剣』の宗次郎
- 本条鎌足:『大鎌』の鎌足
- 魚沼宇水:『盲剣』の宇水
- 駒形由美:『夜伽』の由美
- 悠久山安慈:『明王』の安慈
- 佐渡島方治:『百識』の方治
- 夷腕坊:『丸鬼』の夷腕坊
- 刈羽蝙也:『飛翔』の蝙也
- 才槌老人:『破軍・甲』の才槌
- 不二:『破軍・乙』の不二
沢下条張
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 沢下条張 | 二つ名 | 「刀狩」の張 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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緋村剣心 | — |
張の最後
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殺人奇剣ばかり作る刀匠・新井赤空の最後の一振りを求めて京都の新井赤空の子孫の元へ訪れると、御神刀として白山神社に奉納された刀を探しに。
その際、新井青空の息子・伊織を人質に白山神社に訪れると、話を聞いた緋村剣心が待ち構えていたため戦闘へ。 緋村剣心との真剣勝負の末、飛天御剣流『龍巻閃・旋』を受けて敗北します。 |
張のその後
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緋村剣心に敗北後は逮捕されていますが、斎藤一との交渉により志々雄一派による『京都破壊計画』や他の十本刀の情報提供に応じています。
京都編終了後は常人離れした能力を買われて政府と裏取引を交わすことで恩赦を受けており、斎藤一付きの密偵として警官に助力する形で釈放。 本人曰く、密偵は次のまでのつなぎらしくもっと面白いことがあればすぐにトンズラするとのこと。 何だかんだ言いつつも京都編後も斎藤にいいように利用されて度々登場しています。 |
張の再登場
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るろうに剣心の続編『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』にて再登場。(時系列は5年後※最終話の翌年の明治16年)
新たに登場した敵『剣客兵器』を名乗る集団に対抗しうる猛者を集めることとなり白羽の矢が立ちます。 今回の任務の報酬は『極上の刀の一振り』を頂くという条件付きで承諾し、五稜郭にて鎌足とともに剣客兵器の一人『轟號・権宮剛豪』と交戦中。 |
瀬田宗次郎
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 瀬田宗次郎 | 二つ名 | 『天剣』の宗次郎 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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宗次郎の最後
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最後の戦いの場は比叡山北東中腹六連ねの鳥居の祠──志々雄一派のアジト『間乃間無』。
最後の任務は緋村剣心たちとの決闘での勝利。 志々雄一派のアジトの一室『間乃間無』で待ち構えていた宗次郎は剣心と決闘を開始。初手の打ち合いでは菊一文字に少しヒビを入れられるものの、超神速の移動術『縮地』により剣心を圧倒します。 その縮地も本気ではなく、三歩手前から始まり、二歩手前と段階的に実力を引き出していき、感情欠落と合わさり動きが全く先読みできない模様。剣心曰く飛天御剣流よりも早いとのことで、回避防御不可能の九頭龍閃を無傷で避けるほど。 ただ、宗次郎は過去に義理の家族から虐待されていた挙句に殺されそうになった際に必死に助けを求めており、その時助けてくれたのが志々雄がくれた脇差でした。そのため、宗次郎は志々雄が掲げる『弱肉強食』が正しいと考えており、剣心が掲げる『弱い人のために剣を振るう』というのは間違っていると否定。 不殺を掲げて弱い人達を守る剣心に負けるはずがないと思っていましたが、剣心との戦いで過去に立ち戻ると急激な感情の揺れ動きに頭が対処できずに錯乱状態に陥ることとなり、剣術に感情が宿ると剣心に動きを先読みされることに。 剣心と闘うことで壊れた宗次郎はついに本気の縮地から放つ『瞬天殺』で決着をつけようとしまうが、打ち合いの結果、飛天御剣流奥義『天翔龍閃』に打ち負けて敗北。 菊一文字が折られた宗次郎は自分が間違っていたことを知ると、剣心に「真実の答えはお前自身が今まで犯した罪を償いながら勝負ではなく自分の人生の中から見出すでござるよ」と言われ、志々雄真実の前から消えることを決断しています。なお、別れの贈り物として天翔龍閃の正体を由美経由で志々雄に伝えています。 |
宗次郎のその後
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宗次郎は志々雄真実が緋村剣心たちに敗北した後、逃走しています。
そのため、政府から裏取引が通達されることもなく、ただ同じ道を歩んでいた志々雄真実と緋村剣心がその後正反対の真実を見出すまでに10年かかっていたことから、およそ10年は流浪れてみようと考えている模様。 最後の登場時には『北』へ向かっていることが分かっています。 |
宗次郎の再登場
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るろうに剣心の続編『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』にて再登場。(時系列は5年後※最終話の翌年の明治16年)
新たに登場した敵『剣客兵器』を名乗る集団に対抗しうる猛者を集めることとなり白羽の矢が立ちます。 5年の間、政府は全国に荒い網の目をかけて大まかな動向は掴んでいたそうですが逮捕しようとすれば多大な犠牲が免れないという理由で放任していたものの、永倉新八と悠久山安慈に勧誘を受けて加わることに。 今回の任務の報酬に関わりなく『志々雄真実と一緒に戦ったように、今度は緋村剣心と一緒に戦えば少しは答えの手掛かりになる』と思い参加しており、五稜郭では緋村剣心とともに『異號・凍座白也』と戦闘中。 |
本条鎌足
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 本条鎌足 | 二つ名 | 『大鎌』の鎌足 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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鎌足の最後
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最後の戦いの場は葵屋。
最後の任は京都御庭番衆が潜む葵屋に者共の抹殺。 葵屋襲撃時の際には御庭番衆と戦い優勢でしたが、続く神谷薫と巻町操と交戦。 大鎌と鎖分銅が一つになった超重武器『大鎖鎌』の真髄は鎌と鎖の波状攻撃であり、柄を回転させることで攻防一体の陣を描くことが可能。操の肋骨を鎖分銅で折るものの、操が放った『貫殺飛苦無』に合わせて薫が竹刀を振り下ろすことで大鎖鎌の柄を破壊。 しかし、柄の先で鎖を振り回す『弁天独楽』により反撃にでますが、薫が放つ神谷活心流『柄の下段・膝挫』を左足に受けて膝蓋骨を破壊され戦闘不能に。 敗北後は隠し持っていた針で自害を試みますが、操により気絶させられることで生きたまま警察に捕まっています。 |
鎌足のその後
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京都編終了後は政府と裏取引を交わして恩赦を受けています。
鎌足はその容姿を活かして女子留学生に化けて先進国を探る諜報員の役割を与えられましたが、現在は神谷薫から受けた膝の負傷に加え、志々雄真実の死亡報告を受けた心の傷によりふさぎ込んでおり、自殺を仄めかしています。 しかし、張が『戦いに敗れた時、明治政府に歴史を自由にさせぬ様、生き残った者は志々雄真実を後世に伝える語り部になる』と語ったうえで、志々雄が「あいつ(鎌足)は一番の語り部になってくれる」と言っていたと嘘を述べて自殺を食い止めました。 そのため、再び生きる気力を取り戻して復帰へ向かっています。 |
鎌足の再登場
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るろうに剣心の続編『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』にて再登場。(時系列は5年後※最終話の翌年の明治16年)
新たに登場した敵『剣客兵器』を名乗る集団に対抗しうる猛者を集めることとなり白羽の矢が立ちます。 今回の任務の報酬は『ヒ・ミ・ツ』としており、五稜郭にて張とともに剣客兵器の一人『轟號・権宮剛豪』と交戦中。 |
魚沼宇水
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 魚沼宇水 | 二つ名 | 『盲剣』の宇水 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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宇水の最後
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最後の戦いの場は比叡山北東中腹六連ねの鳥居の祠──志々雄一派のアジト『間乃喚叫』。
最後の任務は緋村剣心たちとの決闘での勝利。 宇水が待つ間乃喚叫に辿り着いた剣心一行は、決闘には斎藤一が名乗りを上げると、未だ不殺を引き摺っている剣心がいると闘いの邪魔になるという理由で先に行かせます。 宇水は『心眼』により目が見えなくとも相手の心理を手に取るように把握する能力を持っていますが思考までは読み取れない模様。この能力の正体は『異常な聴覚』であり、幕末で志々雄に目を斬られた後に幕府から用無しと見捨てられた宇水は、飢えや渇きを凌ぐべく水の音を頼りに走り続けると小川に辿り着くと同時に目覚めたのです。 斎藤との戦いでは眼力琉球武術『宝剣宝玉・百花繚乱』を放ち肩や足に斬り傷を与えており、琉球に伝わるティンベーとローチンの戦術で斎藤の牙突の要となる足を突き刺して負傷させています。本来、ティンベーを構えれば己の眼前も遮られるデメリットがありますが、宇水は心眼で補助。斎藤の牙突をティンベーで弾き、ローチンで足を狙いという戦法を確立しました。 しかし、斎藤一との勝負の末、ティンベー越しに牙突零式を受けると上半身と下半身が分断されたうえで牙突の衝撃で上半身が壁際に磔にされる形で絶命。 なお、戦闘中に斎藤に志々雄へのコンプレックスをずばり的中させられて一緒に高笑いした後に「何が可笑しい!!」とブチ切れるシーンがあり、読者からよくネタにされている模様。 |
宇水のその後
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— |
宇水の再登場
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宇水の再登場はありませんが、るろうに剣心の続編『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』にて弟弟子の伊差川糸魚が剣客兵器の一人として登場。
宇水を殺害した斎藤一に恨みを抱いている模様。 また、使用しているティンベーとローチンの名前は『黄金玄武』と呼び、眼力琉球武術の代々最強の使い手に受け継がれる宝具であり、本来ならば宇水に受け継がれるはずの武具だったと判明しています。 |
駒形由美
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 駒形由美 | 二つ名 | 『夜伽』の由美 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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由美の最後
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死地は比叡山北東中腹六連ねの鳥居の祠──志々雄一派のアジト。
最後の任務は緋村剣心たちの案内役。 最後の戦いでは剣心たちを志々雄の元まで案内しており、最後の戦いを見守っています。 しかし、最終局面第二幕開始時には志々雄は全身火傷により発汗による体温調節が壊れて常に生きているはずがない高熱を宿しているため医者の見立ててでは全力で動けるのは15分程度と言われていることを暴露。方治にこれ以上戦いが続けば志々雄の肉体がどうなるか分からないとして、決闘の中止を申し出ましたが、方治に諭されたことで不安を抱きつつも見守ることに。 その後、志々雄が天翔龍閃に打ち負けた後に全身火傷の後遺症で容体が急変すると、志々雄の下に駆け寄り剣心との間に割り込んで症状のことを話し「これ以上志々雄様を苦しめないで!」と懇願。 そんな由美を挟んだまま志々雄は由美ごと剣心の腹部を刀で突き刺すのですが、由美は初めて闘いの中で役にたてたとして嬉しさから涙するのです。 志々雄にとって闘いは全てであったため、戦闘力の無い由美は宗次郎や鎌足に嫉妬していたのですが、最後の闘いで剣心に深手を負わせるという大役を果たせたことで歓喜。最期の言葉は「勝って下さいませ、志々雄様。由美は一足先に地獄でお待ちしております…」。 その最期は志々雄に抱きかかえられて看取られるというものであり、方治曰く元より恵まれぬ女だったが最期の最期で幸せを手にしたとのこと。 なお、志々雄が人体発火した際には一緒に骨も残さずに燃え尽きました。 |
由美のその後
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由美の再登場
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悠久山安慈
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 悠久山安慈 | 二つ名 | 『明王』の安慈 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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安慈の最後
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最後の戦いの場は比叡山北東中腹六連ねの鳥居の祠──志々雄一派のアジト『間乃合衆』。
最後の任務は相楽左之助との決闘での勝利し頭蓋を志々雄の下に晒すこと。 破戒僧に身を窶した安慈の決闘の相手は、大型甲鉄艦煉獄を沈没させた張本人である相楽左之助であり、左之助を殺害しかつその頭蓋を志々雄の前に晒すことを任務にしていました。 安慈は仏道に身を置いていましたが、人面獣心の外道共が本来救われなければならない心清き者達の未来を奪うという現実を目の当たりにして、この世には救うに全く値しない畜生・餓鬼の如き者共が確実に存在することに気付き、『救世』とはこの世の全ての者を苦しみや迷いから救うのではなく、『救われなくばならぬ者を救うため、救えぬ者に罰を与えねばならない』と信条にしたのです。 真の『救世』とは、この世の全てを一度破壊し焼き払い再び無に戻し、そして救うべき者を救い罰するべき者を罰し、まず人の心から再生を計ること。 人に罰を下す憤怒の化身・不動明王になることを受け入れた模様。 左之助戦ではある意味で『二重の極み』を伝授した師弟関係の闘いでしたが、安慈は志々雄の命令があるにも関わらず生殺与奪の自由を行使して左之助に引くよう迫ります。しかし、左之助は安慈の破壊を否定し絶対に負けられないと奮起。 しかし、左之助との死闘の末にかつて廃仏毀釈により殺された子供達を弔う位牌を前に、左之助が「死んだ子供達が望んでいるのは生き残った和尚様の幸せひとつ」と気付かせたことで、安慈の破壊衝動は静まるのでした。また、間違いは直せばいい、今度は明王ではなくもう一度優しい和尚様に戻って『救世』をやり直せという言葉を受けて罪を償うことにしました。 志々雄真実が緋村剣心たちに負けた後は、爆発炎上したアジトから方治を救出しており、罪を償うために警察に出頭することを決意しています。 |
安慈のその後
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京都編終了後は政府から裏取引の話がきていますが安慈が応じることはありません。
しかし、功労者である相楽左之助たちから嘆願があったために極刑は免れており、現在は本人の意志通り刑に服している模様。 懲役25年、北海道の仮設集治監に服役中とのこと。 |
安慈の再登場
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るろうに剣心の続編『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』にて再登場。(時系列は5年後※最終話の翌年の明治16年)
なお、北海道編では懲役50年として紹介されている模様。 新たに登場した敵『剣客兵器』を名乗る集団に対抗しうる猛者を集めることとなり白羽の矢が立ちます。 今回の任務の報酬はなく、『大罪の身なれど世の為とあらばこの命喜んで差し出す』という意思の下参加を名乗り出ており、五稜郭では相楽左之助とともに剣客兵器の一人『地號・土居潜具羅』と戦闘中。 |
佐渡島方治
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 佐渡島方治 | 二つ名 | 『百識』の方治 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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方治の最後
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最後の戦いの場は比叡山北東中腹六連ねの鳥居の祠──志々雄一派のアジト。
最後の任務は策略と志々雄真実の勝利を見届けること。 最後の戦いでは戦闘要員としての役割はなく、志々雄真実と緋村剣心、斎藤一、相楽左之助、四乃森蒼紫の戦いを見守るもの。しかし、志々雄の圧倒的な実力を目の当たりにして「強し!!!強し強し強し強し強し強し強し強(以下略」という名言を遺したことでよくネタにされています。 野次を飛ばすことが多いものの、剣心に殺気を向けられた際には腰が抜けて悪寒・不安・恐怖を覚えました。 しかし、由美に志々雄の体のことを聞かされた際には愛用のライフル銃を放り投げると「我々は志々雄様に選ばれた臣下。主を信じるのは臣下として当然の務め」として、緋村剣心ごときに超えられた限界を志々雄が超えられる筈がないと主張し、その戦いの果てを見届けました。 志々雄が限界を迎えて剣心より先に立ち上がった際には一度歓喜するものの、人体発火現象により焼失した後は「この勝負、志々雄様が勝っていた!!」と認めない姿勢を見せており、志々雄の敗北を認めないまま半狂乱となってその場を逃走。その間際、剣心を跳ね飛ばしており、満身創痍で重傷の剣心は転倒して傷口が開いて昏倒したためある意味で剣心を倒したとネタにされることに。 逃走したと思いきや、実はアジトの心臓部の機械を破壊して全員で心中を目論んでおり、方治の破壊によりアジトは爆発炎上し崩壊。 しかし、方治が目を覚ますと安慈に助け出された後であり、なぜ志々雄様と一緒に死なせてくれなかったのかと号泣するも、に法廷の場で闘いの全てを語るために出頭を決意します。 |
方治のその後
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志々雄真実が緋村剣心たちに負けた後、方治は安慈に一命を救われていますが、その後は警察に出頭。
その真意は『弱肉強食』の政策の正統性を訴え志々雄真実の汚名を少しでもそそごうとしたものであり、裁判を待ち望んでいましたが、方治の意志とは裏腹に政府からは裏取引の話のみ。 志々雄真実は維新政府の影そのものであるため、政府にとって決して表沙汰になってはならない存在として『志々雄のことは忘れて我々に臣従せよ。さすれば一生の安泰を保証する』という声明のみが返ってきた模様。 方治は一大組織をまとめ上げ地下の武器商会から軍艦一隻まで購入した実務能力を買われており、今の明治政府にすれば喉から手が出るほど欲しい人材であるため好条件で懐柔しようとしましたが、主義も主張も一切不要、求められるのは能力のみという政府の出方に絶望。 大逆のの敵を公の下に罰することも出来ず、その敵どもにすら人材を求めるほどに誇りを失った明治時代の国に絶望した後は、牢にて隠し持っていた小刀で喉を斬り裂いて自決しました。 最後には壁に『もはやこの世に未練無し。志々雄様の地獄行に御供仕る』と血文字の遺書を遺しています。 |
方治の再登場
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方治の再登場はありませんが、京都編の締めには方治の今際の際の様子が描かれています。
夢か現か幻か、方治が目覚めた場所は足場一面骸の世界であり、待っていたのは志々雄真実と駒形由美。 志々雄曰くここは『地獄』であり、志々雄は閻魔相手に地獄の国盗りを宣言し、由美と方治を連れて再び動き出すのでした。 また、志々雄は「てめえにはいの一番に俺のそばで勝利味わわせてやると約束したはずだぜ」と述べており、方治は喜んだ様子で志々雄の後に付いて行く、という終わりになります。 |
夷腕坊
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 夷腕坊 | 二つ名 | 『丸鬼』の夷腕坊 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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夷腕坊の最後
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最後の戦いの場は葵屋。
最後の任は京都御庭番衆が潜む葵屋に者共の抹殺。 葵屋襲撃に参加しているものの、蝙也と鎌足が敗北した直後に部下たちが夷腕坊をさしおいてこぞって逃亡。そのため一人残されていまいますがそのまま体を跳ねさせるように飛び回ってどこかへ逃亡を始めました。 警察には捕まっていません。 |
夷腕坊のその後
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夷腕坊も逃亡する十本刀の残党の一人であり、その後の消息は不明。
張曰く『もともとバカで一人じゃ何もできないため人畜無害』という理由で放っておいても問題ないと言われています。 |
夷腕坊の再登場
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夷腕坊の再登場は京都編の後に開始した人誅編の冒頭。
そして、その正体は機巧芸術家を名乗る人形使い『外印』であり、中世より代々続く造形と機巧を極めた人形師一族の末裔で夷腕坊自体は皮。その中に外印が潜んでいたのです。 技術の最先端は常に闘いの中に有るものと考えており、それを探求するために常に闘いの匂いを持つ人間の傍らに身を置くことを信条にしていると公言。志々雄真実と雪代縁についているのはそのため。 人誅編では緋村剣心と一度戦闘し敗北。その後、神谷薫の疑似遺体を用意して一度剣心の心を折ることに協力していますが、造形美の傑作として持ち帰りたかったために疑似遺体を掘り返しに現れたところを待ち構えていた四乃森蒼紫に見つかり交戦。 しかし、高純度の精油を使い蒼紫を燃やそうとしたところ、道連れにより黒髑髏になるまで焼かれて死亡。なお、蒼紫自身は普通に生き残っています。 |
刈羽蝙也
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 刈羽蝙也 | 二つ名 | 『飛翔』の蝙也 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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蝙也の最後
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最後の戦いの場は葵屋。
最後の任は京都御庭番衆が潜む葵屋に者共の抹殺。 葵屋襲撃時には御庭番衆相手に善戦していますが、その後は明神弥彦と交戦。弥彦に触発されて飛翔の戦闘術を披露。しかし、弥彦は戸板を足場に蝙也の戦闘術『飛空発破』に使用するダイナマイトの爆風を利用して上昇すると、飛空する蝙也に『見様見真似・龍槌閃』を打ち込み撃破。 なお、弥彦にも相当の深手を負わせていたため、蝙也撃破後に弥彦も昏倒した模様。 その後は警察に捕まっています。 |
蝙也のその後
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京都編終了後は政府と裏取引を交わして恩赦を受けています。
飛行能力を買われた蝙也は亜細亜大陸の情勢を空から探る陸軍斥候の任務に就いている模様。 |
蝙也の再登場
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るろうに剣心の続編『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』にて再登場。(時系列は5年後※最終話の翌年の明治16年)
新たに登場した敵『剣客兵器』を名乗る集団に対抗しうる猛者を集めることとなり白羽の矢が立ちます。 今回の任務の報酬は『新型飛行機器の研究開発』を条件としており、五稜郭では剣客兵器の殺戮を止めるためにいち早く到着しダイナマイトで剣客兵器の足止めと兵隊たちの避難の時間を稼いでいます。 |
才槌老人
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 才槌 | 二つ名 | 『破軍・甲』の才槌 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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— |
才槌の最後
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最後の戦いの場は葵屋。
最後の任は京都御庭番衆が潜む葵屋に者共の抹殺。 葵屋襲撃の際には警察が到着しないように不二とともに警察署を襲撃。 蝙也と鎌足が敗北、夷腕坊が逃亡した後に葵屋に到着し家屋を破壊しますが、直後に現れた比古清十郎により一蹴されると、彼に敗北した不二の巨体の下敷きとなり気絶。 警察に捕まっています。 |
才槌のその後
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京都編終了後は政府と裏取引を交わして恩赦を受けています。
才槌は元々人を話術でまるめ込む卓越した論客であるため、対外の困難な交渉に携わる外務省の裏役人の任務に就いている模様。 |
才槌の再登場
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今の所なし。 |
不二
引用元:和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社
名前 | 不二 | 二つ名 | 『破軍・乙』の不二 |
使用武器
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得意技
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対戦相手
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殺害相手
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不二の最後
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最後の戦いの場は葵屋。
最後の任は京都御庭番衆が潜む葵屋に者共の抹殺。 葵屋襲撃の際には警察が到着しないように才槌の命令で警察署を襲撃。 蝙也と鎌足が敗北、夷腕坊が逃亡した後に葵屋に到着し家屋を破壊しますが、突如現れた比古清十郎に『剣術の基本がしっかり守られている』と称賛されるばかりか、自分自身の意志で自分の闘いを選んでみてはどうだろうかと提案されることに。 その真意は、巨躯故にどんなに望んでも既に正々堂々の勝負が成立しない不二の背景を読み取ったものであり、目の前に全力を出しても倒せない男がいるという言葉を告げることで不二の全力を引き出すものでした。 不二は常に化物として見られていましたが、比古に武人として認められたことに歓喜。 「いざ尋常に勝負!!」の掛け声とともに斬り込む不二でしたが、比古の間合いに踏み込む直前に抜刀を警戒しお互いに直立不動に。しかし、不二は両手持ちに変えることで威力を底上げして叩きつけますが、比古はこれを回避して飛天御剣流『九頭龍閃』を放ち不二を撃破。 敗北後は警察に捕まっています。 |
不二のその後
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京都編終了後は政府と裏取引を交わして恩赦を受けています。
不二はその体躯を活かすために北海道で平時は開拓を、有事の際には北方最前線の守りとなる屯田兵の任務についています。 |
不二の再登場
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今の所なし。 |
まとめ
- 沢下条張:緋村剣心に敗北後、政府との裏取引で密偵として警官に助力。
- 瀬田宗次郎:緋村剣心に敗北後、自分の中の答えを見つけるために流浪。北海道編で再登場し共闘中。
- 本条鎌足:神谷薫と巻町操に敗北後、志々雄真実の死を受けて自殺を考えるものの思いなおして政府との裏取引で諜報員になる予定。北海道編で再登場し共闘中。
- 魚沼宇水:斎藤一に敗北し死亡。
- 駒形由美:志々雄真実と緋村剣心の激闘中、志々雄の限界が迫ると身を挺して志々雄を庇い立てた後、剣心ごと志々雄に刀で貫かれて死亡。
- 悠久山安慈:相楽左之助に敗北後、警察に出頭。政府の裏取引に応じず自らの意志で服役中。
- 佐渡島方治:志々雄真実と緋村剣心の激闘を見届けた後、自暴自棄になり剣心たちと心中を図るも安慈に救出される。志々雄の汚名を少しでもそそぐために弱肉強食の制度の必要性を政府に訴えるも無下にされて絶望し自殺。
- 夷腕坊:葵屋襲撃失敗後、逃走。正体は外印であり、人誅編で四乃森蒼紫に敗北し死亡。
- 刈羽蝙也:明神弥彦に敗北し逮捕。政府と裏取引して陸軍斥候となる。
- 才槌老人:比古清十郎に敗北後、逮捕。政府と裏取引して外務省の裏役人となる。
- 不二:古清十郎に敗北後、逮捕。政府と裏取引して北海道で平時は開拓、有事の際には北方最前線の守りとなる屯田兵となる。
政府要人を無差別に暗殺する最重要任務を負う特攻部隊『十本刀』でしたが、そのほとんどは実際そこまで強くないという印象です。
中でも明神弥彦に敗北した刈羽蝙也はもはや弁明がきかないレベルで弱いとネタにされることもありますが、実際『斥候』としてはかなり有能であるため、十本刀ではなく後方支援として登場していれば見方が変わっていたかもしれませんね。
宗次郎、宇水、安慈の三人が別格に強すぎるのが格差を生んでいる模様。
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