漫画『葬送のフリーレン』に登場する大陸魔法協会は、3年に一度一級魔法使い選別試験を開催しています。
受験資格は五級魔法使い以上の肩書が必要ですが、試験内容次第では毎年多くの死傷者を出してしまうため、受験者は命がけでのぞむことになります。
では、なぜ命を賭けてまで一級魔法使いを目指すのかと言えば、一級魔法使いになると難所の通行許可証に加えてゼーリエから「特権」が与えられるからです。
魔法都市オイサーストで開催された一級魔法使い選抜試験編で合格した魔法使いたちはどのような「特権」を望んだのでしょうか。
今回は一級魔法使い選抜試験を合格した魔法使いたちが選んだ「特権」の魔法についてご紹介したいと思います。
◆ この記事で紹介する内容は? |
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一級魔法使い選抜試験合格者に与えられる「特権」
大陸魔法協会創始者ゼーリエは、魔王軍との長い戦火の時代の洗練された魔法使いを未だに追い求めていると言われており、魔法使いの質を上げるために一級魔法使いの座についた者には「特権」を与えることを約束しています。
特権とは、人類の歴史上ほぼ全ての魔法を網羅するゼーリエ自身が習得した魔法の中から望んだ魔法を一つ授けることであり、望む魔法次第では巨万の富を得ることも、大病を癒やすことも、絶大な力を手に入れることもできます。
一級魔法使いになるということは人外を疑うほどの力を身に付けるのと同義であるため、選抜試験に挑む者は命をもなげうつ覚悟があります。
では、一級魔法使い選抜試験に合格したキャラクターは何を願ったのでしょうか。
一級魔法使いで「特権」で願った魔法が判明しているキャラクター
一級魔法使いで「特権」で願った魔法が判明しているキャラクター |
フェルン |
デンケン |
ユーベル |
ラント |
ゼンゼ |
ファルシュ |
フェルン
引用元:
特権の願い | 「お洗濯の魔法をください」 |
魔法名 | 「服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法」 |
理由 | 洗濯を楽にするため |
フェルンが特権で願ったのは「衣服の洗濯」を楽にする魔法です。
これまでの旅で不便を感じていたのがおそらく洗濯ものであり、本人は特権で習得した魔法にご満悦の様子。何と服が綺麗になるばかりか微かにフローラルの香りをつける副次効果もあり、フリーレンは神話の時代に存在したと言われる伝説級の魔法を絶賛しました。
なお、ゼーリエからは「正気かお前?」と呆れられています。
デンケン
特権の願い | 呪いに対抗できる魔法 |
魔法名 | 「呪い返しの魔法」 |
理由 | 黄金郷のマハトが扱う「万物を黄金に変える魔法」に対抗するため |
デンケンが特権で願ったのは「呪いに対抗」できる魔法です。
七崩賢が扱う魔法は原理が解明されていない魔法に分類されているため、人類の魔法で防ぐ術がありませんが、ゼーリエが習得している呪いへの対抗手段の一つ「呪い返しの魔法」は七崩賢の呪いにも対応可能です。
デンケンは黄金郷のマハトと戦うために一級魔法使いとなり特権で「呪い返しの魔法」を望んだというわけです。
なお、「呪い返しの魔法」は防御魔法の全面展開に匹敵する膨大な魔力を消費するため、呪いという不可視の魔法をピンポイントで防ぐ必要がある難しい魔法です。
ユーベル
特権の願い | 「姉貴が見つかる魔法」 |
魔法名 | 不明 |
理由 | 姉を見つけるため |
ユーベルが特権で願ったのは「姉を見つける」ことができる魔法です。
ユーベルの姉と言えば、ユーベルが「大体なんでも切る魔法」のイメージを語った際の回想に登場しています。ユーベルは幼い頃に姉が裁縫をしているのを見て育ち、姉が布を裁断するときの鋏で切る音を好きだったと語っていますが、話の区切りではどこか物憂げな表情を浮かべています。
どうやら本当に欲しかった魔法は「家族の遺体を探す魔法」であると予想され(後述のラントに関係?)、すでに姉は故人である可能性が浮上。
ユーベルの目的は姉を探すことにあるようです。
ラント
特権の願い | 「家族の遺体を探す魔法」 |
魔法名 | 不明 |
理由 | せめて家族の遺体を弔うため |
ラントが特権で願ったのは「家族の遺体を探す」魔法です。
ラントは「家族の遺体を探す魔法」を願った直後に「せめて弔いたいんだ」と述べていることから、何らかの事情で家族はすでに故人であり、遺体は今も見つかっていないと判明しました。
また、ゼーリエ護衛任務編にて、ゼーリエが「帝都の街並みは懐かしいことだろう。お前の両親や祖母のことは…」と言いかけてラントは制止しているため、ラントの両親と祖母は帝都で何かあったようです。
ラントと言えば、試験編でも引きこもっていた村に5年前から一人で暮らしています。幼い頃に両親がすでにいなかったラントは祖母と一緒にこの村で暮らしていましたが、5年前に老衰。村のはずれにある墓苑には祖母の墓が立てられていますが、両親の墓はおそらくありません。
なお、ラントの次にユーベルが同様の魔法をゼーリエに願っているようなので、二人が望む魔法が被った模様。
ゼンゼ
特権の願い | 「ぐっすり眠れる魔法」 |
魔法名 | 不明 |
理由 | 人を殺した後でも眠れるように |
ゼンゼが特権で願ったのは「ぐっすり眠れる」魔法です。
その理由が「人を殺した後でもぐっする眠れる魔法が欲しい」と述べていることから、任務あるいは何らかの事情で人を殺害した経験から不眠症にでもなったと予想されます。
一方で、ゼンゼの髪を操る魔法が彼女独自の魔法であることが判明しました。
ファルシュ
特権の願い | 「声が自在に変えられる魔法」 |
魔法名 | 不明 |
理由 | ゼーリエの声が出せるようになりたい |
ファルシュが特権で願ったのは「声を自在に変えられる」魔法です。
声を自在に変えることは諜報活動でも有利に働きますが、ファルシュがこの魔法を願った理由は「貴女の声が出せるようになりたいです」の一言に尽きます。
その発言にゼーリエは「えぇ…怖い」と引いていますが、特権は絶対であるためなくなく望んだ魔法を授けたのでしょう。
一級魔法使いで「特権」で願った魔法が不明のキャラクター
現在登場している一級魔法使いの中でも「特権」で貰った魔法が判明していないキャラクターが存在します。
一級魔法使いで「特権」で願った魔法が不明のキャラクター |
レルネン |
ゲナウ |
ヴィアベル |
メトーデ |
「特権」が明かされていないキャラクターは「力を願った」者
新章ではゼーリエの暗殺計画が推し進められており、大陸魔法協会の一級魔法使いたちはゼーリエの護衛任務に就くことになります。
帝国領帝都アイスベルクの建国祭では、帝国領と北側諸国の要人たちが集まり大規模な舞踏会が宮殿で執り行われます。そこに大陸魔法協会代表としてゼーリエが招待されたわけですが、舞踏会でゼーリエの暗殺の可能性があるという旨の情報が諜報活動中の一級魔法使いから伝達されたことで、一級魔法使い5名が護衛に就くことになりました。
そして、ゼーリエが選出した5名の魔法使いは「ゼンゼ、ファルシュ、フェルン、ユーベル、ラント」であり、何れもゼーリエの望みとは程遠い特権を願った連中であるのです。
ゼーリエの望む者は強い魔法使いであり、特権で「力を願わなかった者」が今回の任務に選定されました。
一方で、一級魔法使いでありながら護衛任務に選定されなかったその他の一級魔法使いは「力を願った者」に分類されています。
つまり、ゲナウ、ヴィアベル、メトーデらは「特権」で実戦で戦えるような魔法を願ったことが示唆されました。
なお、レルネンに至っては50年前に宮殿から出禁をくらっているためにそもそも舞踏会に来れない事情があるため選定外。そのため、レルネンが「特権」でどちらを願ったのかは未だに不明となります。
まとめ
一級魔法使い選抜試験合格者に与えられる「特権」の内容のまとめ
- 一級魔法使いで「特権」で願った魔法が判明しているキャラクター
- フェルン:「服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法」
- デンケン:「呪い返しの魔法」
- ユーベル:「姉貴が見つかる魔法」
- ラント:「家族の遺体を探す魔法」
- ゼンゼ:「ぐっすり眠れる魔法」
- ファルシュ:「声が自在に変えられる魔法」
- 一級魔法使いで「特権」で願った魔法が不明のキャラクター
- レルネン:不明
- ゲナウ:「力を願った者」に分類
- ヴィアベル:「力を願った者」に分類
- メトーデ:「力を願った者」に分類
一級魔法使いに与えられるゼーリエの「特権(=魔法)」ですが、ゼーリエ護衛任務編で「力を願わなかった者」と「力を願った者」に分類されることは判明しました。
そのため、ゼーリエ護衛任務に選定された一級魔法使いの特権内容は明かされましたが、今回出番のない一級魔法使いについては依然不明のままです。
一級試験編でリヒターが特権を説明した際にゼンゼ・ファルシュ・ゲナウの魔法が特権で獲得した魔法のように描かれていましたが、ゼンゼとファルシュに関しては特権で貰った魔法ではないことがわかりました。
そうなるとゲナウの魔法も一概に特権とは断定できなくなりましたので、いつか正式に開示されることを願います。
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