第四次忍界大戦を勝利に導いた木の葉の英雄・うずまきナルトは、七代目火影となり里の発展に心血を注いでいましたが、続編『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』にて死亡説が噂されています。
というのも、続編『BORUTO』冒頭でナルトの息子・うずまきボルトと少年・カワキが相対するさいにカワキの台詞からナルトがいないことを仄めかしていたかです。
では、ナルトは本当に死亡してしまったのでしょうか。
今回は、続編『BORUTO』でのうずまきナルトの生死についてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- 『BORUTO』うずまきナルトの死亡説
- うずまきナルトの生死について
- 現在のうずまきナルトについて
『BORUTO』うずまきナルトの死亡説
引用元:岸本斉史・ 池本幹雄『BORUTO』 出版:集英社
2016年、うずまきナルトの息子・うずまきボルトを主人公とした、漫画『NARUTO』の続編となる『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』が連載開始されました。
しかし、第1話の開幕にはすでに成人に近い年齢のボルトとカワキ(本作のボルトのライバルポジションの男の子)が崩壊した木の葉隠れの里の火影岩の上で対峙。
そしてカワキが「お前も七代目と同じ所へ送ってやるよ…」と発言しています。
先に述べておきますが、BORUTOは2023年時点で未完であるためナルトがこの先死亡するのかは今の所不確定です。
しかし、物語開幕時点で崩壊した木の葉隠れの里を描かれている、またカワキが述べた「七代目と同じ所」という台詞から当時はナルトが死亡する筋書きだと予想されていました。
では、実際にナルトが死亡したのか現在時点での情報を見ていきましょう。
『BORUTO』の敵は大筒木
そもそも九尾と共生し莫大なチャクラ量を誇る人類最強のナルトが今更誰かに負ける姿は想像しづらいものですが、なんと本作の敵は『大筒木』なのです。
映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』で大筒木モモシキ・キンシキ・ウラシキの三名が襲来していますが、彼らを退けた後にモモシキはボルトに寄生。
そして、大筒木の襲来後に動き出したのが謎の暗躍組織『殻(から)』。正体は大筒木イッシキがリーダー・ジゲンの肉体を乗っ取った組織。
イッシキは自身が転生する『器』を求め各地で子供を購入し人体実験を繰り返した結果、『楔(カーマ)』に適合したカワキを自身の転生の『器』に決めました。
また、大筒木一族の目的である神樹を植えてチャクラの実を得るには十尾を神樹に変えてチャクラの実を咲かせる必要があり、十尾を神樹に変えるには『生きたままの大筒木を十尾に食べさせる』必要があるため、イッシキはモモシキに寄生されたボルトを生贄に定めるのです。
そのため、本作では謎の暗躍組織『殻(から)』からカワキとボルトを守るために七代目火影としてうずまきナルトも戦線に出ることとなり、ナルトとサスケは再び大筒木と相まみえるのです。
大筒木が相手となればいくらナルトやサスケでも絶対に勝てるという確証はありません。また、ナルトにおいては大筒木カグヤ戦のように六道仙人モードにならない・なれないらしくイッシキ戦では『重粒子モード』を使い九尾を失ってしまいました。
つまり、ナルトとサスケのBORUTOでの立ち位置は大筒木と比べるとかなり格下なので、ナルトも今度ばかりは死を覚悟して戦っています。
ナルトは死亡していない?
引用元:岸本斉史・ 池本幹雄『BORUTO』 出版:集英社
冒頭で七代目火影うずまきナルトはすでに木の葉隠れの里にはいないことが確定していますが、生死は判明していません。
しかし、単行本20巻第77話『迫る時』から第78話『大馬鹿野郎』にかけてナルトは殺されたのではなく封印されていることが判明したのです。
カワキは自分を救ってくれたナルトに対し親以上の執着を持っており、物事の優先順位は何よりもナルトの命の安全が第一、という具合に心酔していたため、彼を突き動かす動機の中心は『うずまきナルト』でした。
ナルトのためならばどんな代償も厭わない──ナルトを守るためなら迷わず死ねると断言できるほどカワキにとって七代目火影『うずまきナルト』は絶対的な存在として確立していました。
そのため、大筒木の力を手にしたカワキは大恩あるナルトを守るため、ひいてはそれが木の葉を守ることに直結するため、大筒木の力を使って木の葉を脅かす大筒木を一人残らず滅ぼすことを目的にしており、その標的対象は大筒木化が8割以上進行しモモシキと共生するボルトにまで伸びるのです。
こうしてボルトを殺害することを決意したカワキはナルト宅にてナルトとヒナタに自分のこれからの行動と目的を打ち明けると、大筒木を根絶やしにするためにこれからボルトを手に掛けると宣言。
カワキの異常行動を思い留めようとするナルトでしたが、カワキはイッシキの眼を開眼したことで使用可能となった神術『大黒天(時の止まった異空間からモノを取り出す術)』を使いナルトとヒナタを異空間に閉じ込めるのでした。
『大筒木』を相手にすればナルトを含めた忍者は為す術なく殺されるしかない──カワキにとってナルトの封印とボルトの殺害はナルトを死なせないために取った苦肉の策であり、たとえナルトに死ぬほど恨まれてもボルトを殺害して大筒木を根絶やしにすることが結果ナルトの命を助けることに繋がると考えたのです。
ナルトは生きている
カワキの神術『大黒天』は時の止まった異空間からモノを取り出す能力ですが、その異空間にナルトとヒナタは封印されています。
そして、異空間では歳をとることも餓死することもないとのこと。
現在、封印されているナルトとヒナタは時間の止まった異空間で眠ったように漂っていますが生きているようです。
ナルトはBORUTO冒頭時点でも生きてるの?
BORUTOの第1話ではすでにボルトも15歳程度に成長していましたが、第二部新章開幕の第81話にてボルトが里抜けして3年が経過されたと明記されたため、BORUTO冒頭はボルトが下忍になってから3年後の世界であることが分かりました。
そして、3年後のヒマワリが「感じるの…お父さんはきっとまだどこかで生きてる」と発言するほか、カワキ自身が異空間に封印しているナルトとヒナタの様子を窺っている描写があるため、3年後もまだナルトは生きているようです。
そもそもカワキはナルトを守るために封印しているので今後もカワキがナルトを手に掛けることは無さそうですが、カワキの身に何かが起きれば封印を解除する術を失いますし、異空間に繋げる術者が現れればナルトの命も危ぶまれるでしょう。
また、BORUTO冒頭でカワキは「お前も七代目と同じ所へ送ってやるよ…」と述べていますが、ボルトを封印するつもりならその台詞に違和感はありませんが、カワキはボルトを殺害することをナルトに宣言しているので、もしボルトを殺すつもりなら台詞が噛み合いません。
BORUTO冒頭では木の葉が半壊しているので、この新章でナルトの身に何かが起きて死亡するといった最悪の可能性も捨てきれないのが現状です。
したがって、「お前も七代目と同じ所へ送ってやるよ…」──この言葉の真意が異空間に送るという意味なのか、あの世に送るという意味なのかは今現在も不明となります。
まとめ
- うずまきナルトは『BORUTO』冒頭時点で木の葉にいない
- カワキがボルトに対し「お前も七代目と同じ所へ送ってやるよ…」と発言したため、死亡説が噂される
- 単行本20巻でカワキがナルトとヒナタを神術『大黒天』で異空間に封印したと判明
- うずまきナルトは2年後の二章も未だ時間の止まった異空間で老化もせずに眠り続けている
BORUTOの冒頭は第一章から2年後の世界であり、うずまきナルトはカワキに封印されて現在も老化せず眠っていることがわかりました。
ただし、第二章から物語冒頭までは現在連載中であるため、物語冒頭時点でナルトが生存しているのかについては不確定となります。
未だ大筒木の問題、そして敵を全て排除したわけではないため、ナルトの生死は今後も注目です。