『BORUTO―ボルト― TWO BLUE VORTEX―』の登場人物・果心居士(かしんこじ)が使用する謎の神術「十方(じっぽう)」。
未来を見ることができる能力であることが明かされていますが、果たして「十方」とはどのような能力でどういった未来を知ることができるのでしょうか。
今回は『BORUTO』に登場する十方(じっぽう)の能力や仕組み、果心居士が視た未来について、原作で判明している情報を整理しながら詳しく解説します。
十方(じっぽう)とは?
引用元:岸本斉史・池本幹雄『BORUTO-ボルト-』 出版:集英社
十方とは、三途アマドの手によって生み出された人造人間・果心居士が使用する神術の一つになります。
果心居士は、イッシキを倒し星を滅ぼす神樹計画を阻止するために造られた人造人間であり、かつてアマドとカワキの脱走の際にイッシキを倒すために交戦し敗北──。しかし、自身の役目を果たし命を終わろうとしていた時に神術「十方」が覚醒しました。
十方が初登場したのは何話?
十方の能力が出てきたのは「BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-」の単行本4巻13話「十方」です。
木ノ葉の追手から逃げていたボルトを助けてアジトに口寄せした際に、自身の正体と役割、そして「十方」の能力と自分が見た未来について話しました。
十方の能力とは?
十方の能力は起こりうる全ての未来を「視る」力です。
能力使用時は眼前に映画のフィルムのようなものが展開し未来に起こる現象を視ることができます。この能力は実現しないものも含めて起こりうる全ての未来を視ることができます。
曰く、未来は単なる一本道ではなく複雑に枝分かれした分岐点を境に多くの物語が淘汰される運命同士のバトルロイヤル。例えば、十方で視た未来には『火影が殺され、イッシキがカワキの体で転生を遂げ星が滅ぼされる』ものや、『カワキによって火影が姿を消した日にボルトや止めに入ったサラダがカワキに殺される』などがありますが、いずれも実現する可能性が十分あるという話であり、確定した未来を知る力ではありません。
しかし、この能力の利点は分岐する幾つかの未来をあらかじめ知ることで「情報」を得ることです。
事前に未来を知ることで、例えばボルトが未来で習得済みの技や術を現在のボルトに伝授するといった習得の前倒しと修業の効率化を図れます。
また、能力の特性上、十方で視たあらゆる展開は記憶という形で果心居士の脳内に全て保存されています。
更新と更新の短縮
十方は不定期かつ強制的に起こる「更新」によって新たな未来の「像(ヴィジョン)」を視ることができます。
つまり、不定期に起こる更新が来なければ新たな未来を視ることができない(次回更新までの間隔こそが問題)というのが十方が持つ最大の弱点となり、予知の死角と表現されています。
しかし、36話「親の心」にて、アマドが果心居士を捕獲し脳波に手を加えることで最新の未来をより速く正確に取得できるように改善しました。これにより十方の更新頻度が早まることになりました。
十方で視た未来は変えられる?
基本的に十方で視た未来は変えられますが、結果を変えることは難しいようです。
十方で良い未来と悪い未来を視たとしても、例えばその情報を多くの者に伝えれば知ってしまったが故に知る以前のように振る舞えず未来は複雑に枝分かれしてしまい、予測は更に困難になります。十方で視た未来を知るということは未来を壊す行為に等しく、多くの未来を知れば知るほどその者の運命という名のレールから大きく逸脱し不安定な異端な存在「特異点」となてしまうのです。
そのため、十方で視た未来を良い方向へ進めるには多くの者に知らせず良き未来への道程を陰から後押しすることが重要です。
また、十方で視た未来を知る数少ない者は「運命の特異点(果心居士、ボルト、エイダなど)」と呼ばれています。
十方と神術の関係
かつて数多の星の生命を喰らい尽くしあらゆる「神術」を身につけ「神」と呼ばれるまでになった太古の大筒木──大筒木シバイがいました。
アマドによって強化改造処置を施された「殻」の面々は大筒木シバイが身につけた数ある神術の一つを発現させる目的で全員もれなく大筒木シバイの細胞移植を受けており、その結果、コードは「爪痕」を、デイモンは「反射」を、エイダは奇跡の力を手に入れました。
一方で、ボロやデルタ、そして果心居士は神術が発現しなかったようですが、イッシキに追い詰められ生命が死の危機に瀕した際に突如として「十方」が発現したのです。
十方で果心居士が視た未来
果心居士が十方で視た未来の中で、最も最悪な未来はうずまきボルトが十羅に殺される未来です。
順序立てて説明すると、まず十尾がコードの手を離れ新たに進化を遂げると独立した意思を持つ複数体の「人神樹」として姿を現します。これはどの未来のほぼ全て起こる展開であり、ボルトは人神樹のリーダーである十羅に殺されてしまいます。多くの未来で同じ結果が出ており、その後の展開も最終的にカワキが捕食され星が滅びるというバッドエンド。
果心居士は十方を使って都度広がる無数の可能性を視ることで、この最悪な未来を阻止しようとしています。
まとめ
以上「十方(じっぽう)の能力」についての紹介でした。
「十方(じっぽう)」は、元殻の果心居士が発現させ使用している神術の一つであり、未来に起こり得る可能性を視ることができる能力です。十方によって視えるのは、必ず起こる一つの未来ではなく、さまざまな可能性を含んだ未来ですが、適切に使えば悪い未来を良い未来に導くことができます。
今後、この能力がどのように役立って行くのか見どころです。
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BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX- 作家:岸本斉史 / 池本幹雄 |
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