2026年夏、アニメBLEACH千年血戦篇第4クール『-禍進譚-』が放送されており、尸魂界に侵攻した滅却師との戦いは佳境に。
そんな中、滅却師の頭目ユーハバッハと黒崎一護の戦闘で本編では描かれなかった一護の卍解がアニメで加筆されました。
今回は黒崎一護の卍解の姿と能力についてご紹介したいと思います。
黒崎一護の真の卍解とは
黒崎一護の卍解「天鎖斬月」は、尸魂界篇で朽木ルキアを奪還する過程で護廷十三隊六番隊隊長の朽木白哉を相手に初お披露目されていますが、初期~死神代行証室篇までの一護の死神としての能力は一護の中に眠る滅却師としての力(斬月のおっさんと名乗る者=ユーハバッハ)が作り出した偽りの力でした。
この事実は千年血戦篇の見えざる帝国一度目の進行後に描かれた一護のルーツを辿るエピソードで明らかになり、二枚屋王悦に真の斬月を打ち直してもらうことで一護は母から受け継いだ滅却師の力(斬月のおっさん)と父から受け継いだ死神の力と溶け合った虚の力を宿す新たな二刀の刀を手に入れています。
そして、一護の真の卍解とは自分のルーツを知った後の真の力で解放する卍解を差すものです。
原作の不発卍解
引用元:久保帯人『BLEACH』 出版:集英社
真の卍解を習得した一護ですが、残念ながら原作漫画では不発に終わっています。
原作漫画では、ユーハバッハ戦で死神の力と溶け合った虚の力を呼び起こし虚化を制御した一本角形態(半虚化)となり王虚の閃光を放つなど大暴れ。しかし、決め手に欠け、ユーハバッハの全知全能に苦戦を強いられた一護は絶望を乗り越えるために遂に卍解を解放します。
ですが、一護の新たな卍解『天鎖斬月』(名称は同じでも刀の形状が大きく別物)の姿形が見開きで公開されるも、次のページも見開きでユーハバッハに未来で既に折られた状態の『天鎖斬月』が描かれ、卍解は不発に終わってしまうという展開になりました。
何が起きているか理解できない一護のために、ユーハバッハは「新たな天鎖斬月、恐るべき卍解だ。そう判断したから未来で折っておいたのだ」と説明しています。
アニメオリジナル「血鎖の一護(けっさのいちご)」の姿
引用元:PIERROT FILMS / 久保帯人:アニメBLEACH千年血戦篇第4クール-禍進譚-
一護の卍解が描かれたのはアニメBLEACH千年血戦篇第4クール-禍進譚-の第45話「DEFEND YOU LIFE TO DEFEND YOU」。
ユーハバッハ戦では、原作にない加筆と新展開が顕著で、虚の力を叩き起こした一本角形態(半虚化)一護でも歯が立たず、援護にきたルキアと共闘しても叶わず、原作以上に拒絶の力で味方の治療と防御を発揮した織姫も絶望している戦況でした。
しかし、織姫がユーハバッハの攻撃を防ごうとした刹那、一護は織姫の腕を止め横に並び立つとそのままユーハバッハの攻撃を直撃。一護たちを葬ったと思ったユーハバッハは踵を返して立ち去ろうとしますが、不意に振り返ると上空には血のように真っ赤な三日月が浮かんでおり、月食日食のように陰が被ると一護が「卍解」と囁きついに卍解を発動。
暗闇の中から血のように燃え盛る鎖を首と両手足に纏った二本角の一護が登場するのでした。この状態の一護の斬魄刀は平べったい大剣であり、衣装は胸元を開けた死覇装(天鎖斬月に死覇装にやや酷似しているが胸は開けた状態)となっています。
この卍解の正式名称が天鎖斬月なのかは不明ですが、この姿は久保帯人先生の描き下ろしのようで、黒崎一護の新たな形態「血鎖の一護(けっさのいちご)」と公式で紹介されています(※劇中では触れられていません)。
また、登場時の一護の台詞は「この力はお前(ユーハバッハ)から皆を護るために必要な力だ」。
血鎖の一護の説明
公式サイトやBLEACHアニメ公式チャンネルに説明が掲載されていますが、この姿は自らの内に眠る虚の血を呼び覚まし半虚化した黒崎一護が卍解し斬魄刀と共に変化した究極の姿と紹介されています。劇中ではこの姿を見たルキアが「そうか、それが貴様の斬月なのだな」と発言。
その出で立ちは完全虚化を思わせる二本の角、首と両手足の鎖には血鎖の霊圧が迸っているそうです。
霊圧・身体機能・反応速度など全てにおいて新たな次元の力を発現することが可能です。
血鎖の一護の戦闘能力
正式な能力解説はされていませんが、第45話で描かれた能力は以下の通り。
- 血鎖の防御:ユーハバッハの光線攻撃に対し瞬時に血鎖を展開し張り巡らせ織姫とルキアを守る。
- 分身・分裂:自由自在に数体の自分自身の分身を作れるようで、劇中では10体以上に増えてユーハバッハに斬りかかる。分身は霊圧でできているのか不明で、かつ偽物と思しき分身は黒い影のような靄で形成される。ユーハバッハでも初見で見切れず、一護の刀を受けた際に斬撃の遅れが発生し斬られる。また、偽物を斬っても手応えがある模様。
- 月牙天衝:血鎖の一護状態で放つ月牙天衝は、劇中何が起きているかほとんどよくわからない演出(ほぼ光り輝いていて何も見えない)であるものの、その威力と霊圧は今までにない規模。また、分身体で攻め立てている隙を突いて構えを取り、発動前に分身体の霊圧を回収し刀に集約させ一気に放ちます。月牙天衝を放った後には、天空に黒く巨大な三日月が滞留し、三日月の霊圧と三日月を多く白い霊圧が光輝いて見えます(※犬夜叉の冥道残月破のイメージ)。
真の卍解「天鎖斬月」=血鎖の一護なのかは不明
原作で不発に終わった『天鎖斬月』と今回アニメで登場した『血鎖の一護』とでは、卍解発動時の姿形が完全に別物であるため同じ真の卍解なのかは不明です。
一方で、原作漫画で不発に終わった天鎖斬月の能力が血鎖の一護である可能性は捨てきれません。45話を視聴した方の中には、原作でユーハバッハが「新たな天鎖斬月、恐るべき卍解だ。そう判断したから未来で折っておいたのだ」と発言した未来で視た一護の卍解の能力が今回の血鎖の一護ではないか──と囁かれており、今回アニメで描かれた内容はユーハバッハが視た未来の一つで、続く46話で改変されて原作の展開に戻るのではないかと予想されています。
いずれにせよ、46話で明かされると思われます。
まとめ
以上「アニオリ新形態「血鎖の一護」の能力」の紹介でした。
アニメBLEACH千年血戦篇第4クールの45話で描かれた一護の卍解は、原作にないアニメオリジナルの新形態と展開であり、原作で不発に終わった真の卍解である天鎖斬月の刀の形状とも別物になっています。
そのため、真の天鎖斬月とは全く異なる加筆が行われたのか、真の天鎖斬月の能力の一つなのかよくわからない状況です。
能力的にはかなり強い部類のようですが、ユーハバッハには通用せず終わっています。
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