エルバフ編の回想で登場したウォーランド王国の国王ハラルド。
エルバフの歴史上最も愛された王または名君ハラルドとして国民に慕われていたハラルドですが、14年前のアウルスト城で起きた大虐殺事件で命を落としました。そして、そのハラルドを殺害したのは実の息子であるロキと言われています。
では、なぜハラルドはロキに殺されてしまったのでしょうか。今回はハラルド死亡の真相についてご紹介したいと思います。
ハラルド死亡の真相
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
ハラルドは、45歳で即位したエルバフ島ウォーランド王国の国王であり、古代巨人族の血を引いています。
即位当時45歳時点ではクズの一言で片づけられる暴力性と性格をしていた人物でしたが、将来の妻となるイーダとの出会いを契機に見下していた人間族と交流を深めると、隣国と手を繋ぎ新しい文化を学ぶためたびたび遠征に出かけるようになりました。
しかし、14年前のアウルスト城で起きた大虐殺事件にてハラルドは命を落としてしまったと伝えられています。
深海契約の経緯
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
エルバフと他種族との国交で壁となるのが世界政府であり、エルバフは歴史的凶暴性から信頼されない部分も多く、その歴史を覆すためにハラルドはエルバフを世界政府加盟国にするべく幾度か交渉し頭を下げに行くも失敗する日々を送ります。
しかし38年前のゴッドバレー事件でロックスが死亡した後、ハラルドはマリンフォードの海軍本部へ赴き巨人族がこれまで行って来た過ちの贖罪として角を折り1000年分の償いとして奴隷になる決意を表明すると、33年前には海軍の援軍としていくつもの海賊船を沈める手伝いを。
そして、ゴードルロジャーの一団が世界一周を成し遂げ海賊王となった後、処刑。彼が残した莫大な財宝『ひとつなぎの大秘宝』を求めて世界が大海賊時代を迎える一方で、一時代を海軍の手足となり従順に務めたハラルドは聖地への昇階を許可され浅海契約を結び神の騎士団の懐刀『神の従刃』の地位を与えられることに。
従刃の上である神の騎士団に昇格すればエルバフを世界政府に加盟させてくれるという約束の下、ハラルドは以降も海軍に尽力しつつエルバフを発展させていくと、14年前にシャンクスが失踪したことで騎士になれるチャンスが到来。
イムと邂逅したハラルドは深海契約を交わし不死の肉体と力を得ることができました。
ハラルドの暴走
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
深海契約を結んだ同年、イムの命令通りエルバフのアウルスト城に五芒星を作ったハラルドでしたが、イムから国を挙げて海軍に並ぶ巨兵船団の立ち上げを指示されます。
しかし、ハラルドはエルバフを戦いから脱却させる為に世界政府加盟国になろうと努力してきたこともあり反発。歴史を償い奴隷になると言ったのもハラルド一人のつもりでの発言でした。
が、深海契約を交わした者は不死と力を得るかわりにイムの命令に服従する仕組みであり、ハラルドが頭でいくら抵抗しようともイムによって強制的に命令を実行させられることに。
こうして命令通り戦士の軍団を組織するべく体が動き出すハラルドでしたが、まだ自我が残っている内に衛兵を呼ぶとまずは自身の体を柱に縛り付けるように指示し、大至急ヤルルと息子をアウルスト城に呼ぶように言い渡します。
この時、ハイルディンは海へ出ており、ロキは村を焼いた件で留置所にしましたが、ロキに関しては解放を指示しました。
歴史上最悪の王
ハラルドはイムの命令に逆らえず徐々に考え方もイムに染められていくと、鎖で縛りつけようとした衛兵を殺害。この出来事を経て、ハラルドは自身が生きている限り国が悪化してしまうと危惧すると、114年の人生が無駄になる前に衛兵達に自分を殺すように指示します。
しかし、ハラルドは意識とは裏腹に命令に逆らえない体は次々と衛兵を殺害。
そして、その惨状に出くわしたのがアウルスト城に呼び出されたヤルルと釈放されたロキであり、衛兵達に刺されても死なないハラルドの異形な姿を目の当たりにしたロキとヤルルは衛兵達と共に応戦する事態に。が、まだハラルドには正気な部分が残っており、二人に抑えつけられながらも今日アウルスト城で起きた事をありのままエルバフの民に伝えるように頼みます。
世界政府加盟を大義名分に汚れた仕事をいくつもしてきたハラルドは、しまいに世界政府に騙されエルバフの国民を戦闘奴隷として政府に引き渡そうとし、兵士達をも手にかけた──と。
また、ハラルドは最後の意地としてエルバフが政府の奴隷になる前に歴史上最悪の王となったハラルドを息子のロキが倒すことで彼をエルバフの民が認める次の国王に仕立てようと考えたのです。
神の力を得て不死となったハラルドを倒すにはエルバフの秘宝が不可欠であるそうで、エルバフの秘宝を食べたロキに自身を討たせて名を上げるように言いました。
ギャバンとシャンクスの参戦
ロキがエルバフの秘宝を取りに行っている間に、ハラルドの意識はイムに染まるとエルバフをイムに捧げるべく歯向かう兵士達を殺害開始。また、先ほどの発言と真逆で自身がエルバフの秘宝を食べて鉄雷を手に入れると豪語すると、ヤルルや兵士をなぎ倒しながらロキを追跡します。
しかし、この窮地に馳せ参じたのはギャバンとたまたまエルバフに滞在していたシャンクスであり、二人はハラルドと交戦。
不死である神の騎士団の弱点は覇王色を纏った攻撃──とギャバンに教えられ、シャンクスもギャバンに続き覇王色を纏った攻撃で応戦しますが、シャンクスはハラルドを救う方法を模索します。
一方で、ハラルドも覇王色を纏っているばかりか不死の肉体であるため徐々にジリ貧になるとギャバン達の体力も消耗し劣勢に。
が、絶体絶命の状況で戻って来たのは鉄雷に認められてエルバフの秘宝を手に入れたロキでした。
ハラルドの最期と死亡
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
エルバフの秘宝の守護者である鉄雷に認められたロキは、エルバフの秘宝『悪魔の実(リュウリュウの実・幻獣種モデル“ニーズホッグ”)』を食べて能力者になりました。
ロキは人獣型でハラルドの下に戻ってくると(シルエットのため全貌は不明)、その姿を見たハラルドは伝説の力を確かめるべく戦いを挑みますが一方的にボコボコにされてしまいます。
しかし、人型に戻ったロキが覇王色を込めた鉄雷を振り上げた刹那、自我を取り戻したハラルドは「やはり…ロキ…お前には覇王の血が流れている…!!」と発言。意識を取り戻したハラルドを前にロキは攻撃の手を止めますが、ハラルドはすでに取り返しできない状況だと述べると共に、イムの影響を受けて思考そのものが変化していることを告げます。
こうして自身の潮時を悟ったハラルドはロキならば立派にエルバフに引っ張っていけることを確信すると、ハイルディンと仲良くすることを望む他、イーダの為に酒村を燃やしたロキの想いに感謝を伝えました。
ロキは息子に命の幕を引かせようとする父親に向けて最低だと罵りますが、ハラルドが支配が戻る前にとどめを刺すように促したため、「恨むぞてめェ!!おれにこんな仕事させやがってェ!!」と覇王色を纏った鉄雷を振りかぶることに。
しかし、鉄雷を打ち付ける直前にハラルドが「──おれもだ、愛してる」と笑顔を向けたのを見てロキは感情を抑えきれず号泣。そして、泣きながらも鉄雷をハラルドに打ち込むと雷のような一撃がハラルドの胴体を消し飛ばすのでした。
父親殺しロキの誕生
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
ハラルド死亡後、ロキは国を愛し抜いた父親の結末を前に打ちひしがれますが、生き残った兵士やヤルル、ギャバンとシャンクスを集めるとアウルスト城で起きた事の口外禁止を言い渡します。
それではハラルド殺しの疑いがロキにかけられてしまうと抗議するヤルルですが、ロキはハラルドの思想を受け継いで国王になるつもりはなく、むしろ手に入れた能力で父親と兵士達の無念を晴らしに行くと表明しました。
こうしてロキは生き残った兵士達を連れて海へ出ることとなり、その後アウルスト城での惨劇が公になるとヤルルが危惧した通りハラルド王および兵士を殺害した嫌疑が素行の悪かったロキにかけられ、ハイルディンがエルバフに戻って来た頃には『父親殺しのロキ』の蔑称が完成していたのです。
ちなみに、真実をエルバフに好評した場合、国民が王の報復に立ち上がりハラルドが望んでいなかった戦争国家に戻る可能性があると考えたヤルルやギャバン達は、ロキが望むようにアウルスト城での真実を口外せず、その一方で父親殺しのロキの罪状として頑なに死刑に反対を示しかばい続けてもいました。
不死のハラルドが死んだ理由
深海契約を結ぶと不死と力を得るので、ハラルドを含め深海契約を結んでいる神の騎士団を殺す手段はありません。一応、覇王色を纏った攻撃であれば痛みを与え再生を遅らせて戦闘不能にすることは可能と明かされていますが、生命活動を完全に止める方法はイムの干渉以外まだ不明のままです。
しかし、ロキは不死身であるはずのハラルドを殺害しています。
この場合、考えられるのはロジャーとガープが悪魔化ロックスを一度殺した際にやってみせた最大質量で覇王色をブチ込む方法と鉄雷およびエルバフの秘宝「悪魔の実(リュウリュウの実・幻獣種モデル“ニーズホッグ”)」の効果の二通りになります。
しかし、ヤルルがエルバフの秘宝にそのような力があると聞いた事もないと発言しているため、悪魔の実の能力にそのような力はないことがうかがえます。
となると、最大質量の覇王色が不死を越える効果があるか、今のところ判明している鉄雷の氷と電気を操る能力の恩恵のどらかになりますが、ハラルドが死に際にロキに『覇王を持っている』と発言しているので覇王色に何らかの因果があるのではないでしょうか。
まとめ
以上「ハラルド死亡の真相」についての紹介でした。
ロキがハラルドを殺した理由は、ハラルドが深海契約を経てイムに操られたことが原因であり、ハラルドの意思でエルバフの脅威となった自分を取り除く唯一の手段としてロキに命じていたことがわかりました。
また、不死であるハラルドを倒せるのは覇王を持ちエルバフの秘宝を食べたロキしかいないと考えていたこともあり、自分を殺す役割を息子に任せ、エルバフの未来を守るために死を選択しています。
一方で、ロキはハラルドの死後に国王を引き継ぐ意思はなく世界政府を相手に父親と亡くなった兵士達の無念を晴らそうと海へ出たことが判明していますが、海で何をやったのか、聖地まで辿り着けたのかは現時点でも不明。しかし、この件で世界政府特別懸賞金26億ベリーがかけられたのだと思われます。
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