【ティアムーン帝国物語】キースウッドは苦労人?ミーアにイラっとする従者の苦悩エピソード

四角く切れと指示したパン生地を馬の形で用意したミーアに内心ブチ切れるキースウッド ティアムーン帝国物語

『ティアムーン帝国物語』に登場するキースウッドは、大国サンクランド王国の第一王子の執事兼従者として幾度も登場しています。

しかし、なんでもそつなくこなす彼の唯一の天敵がミーアであり、ミーアを中心に蠢く女性陣にキースウッドは苦労を強いられています。

今回は、キースウッドが苦労人としてネタキャラと化したエピソードをほんの少しご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. キースウッドのプロフィール
  2. キースウッドのミーアの評価
  3. キースウッドの苦労エピソード
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キースウッドのプロフィール

凄んだ表情でミーアに言い聞かせるキースウッド

引用元:餅月望『ティアムーン帝国物語』 漫画:杜乃ミズ キャラクター原案:Gilse

【名前】 キースウッド
【年齢】 17歳(初登場時)
【役職】 サンクランド第一王子シオンの執事・従者

キースウッドとは、サンクランド第一王子シオン・サンクランドの執事兼従者。

幼い頃にシオンとともに兄弟同然に育てられており、二人きりのときはため口で話すほど気心のしれた関係です。

皮肉屋な一面があるほか、剣術はシオンにも引けを取らない腕前を持っているため、いざという時にはシオンやアベル同様に戦力にもなる有能な存在。

ミーアに対する印象と苦労の始まり

シオンの従者としてセントノエル学園にやってきたキースウッドは、セントノエル学園内でも繰り返される各国の王侯貴族の腐敗ぶりを目にして呆れていましたが、上位貴族に絡まれているティオーナを救出する際に皇女ミーナが言い放った『あまねくすべての臣民に寵愛を与え、帝国臣民であれば誰であれ無礼を働かれているところを見過ごせない』という言葉を聞き一目置くことに。

入学記念パーティ前日には、ミーアがシオンにパートナーを申し込まれながらも実兄に蔑ろにされたアベルを助ける為にシオンのパートナーを断りアベルのパートナーとなり彼の面目を保つ行動をしたことで、己の主の資質にひけを取らない資質をアベルに見出した、或いは相手の誇りを慮る慈愛の心を見せたミーアの思惑を勘ぐりました。

パーティ当日にティオーナが上位貴族のいじめに遭い軟禁される事件が勃発すると、キースウッドはティオーナの従者リオラとミーアの従者アンヌとたまたま遭遇し事件の詳細を知ることに。

そして、ティオーナを救出すると軟禁の犯人が帝国貴族の従者たちと知るとその黒幕がミーアの意向と邪推。しかし、アンヌが笑って「そんなことあるわけないじゃないですか」と噴き出したため、ミーアが側近の心を掌握していること、更に被害者のティオーナ自身がミーアがそんなことをする人ではないと主張したのでミーアへの疑いを解くのでした。

その後はシオンに事件の詳細を綴った手紙を送っており、中身にはティオーナの事件にミーアの関与の可能性を示唆していたものの、手紙を読んだシオンはキースウッド自身本気で疑っているわけがないことを見抜いているほか、むしろキースウッドが好意的に思う人種であることを独白しています。

剣術大会当日には、シオン相手に実力以上の成果を示すアベルの剣さばきを見て王に必要な資質を持っていることに気付くと、いち早く目を付けたミーアの慧眼に感服。雨により試合が流れてしまいそうになる中、最後まで見守り続けるミーアを見て『アベルの中に眠る資質がくすぶるのを惜しみ、内に眠る才能を開花させるため』と解釈。

ミーアとは、敵対国になるかもしれない相手であろうとただ純粋に才能を持つ者が腐ることを憂う人間であると思慮深く推察していった結果、帝国の叡智の本質はあらゆる人間の才が活かされないことを許さないのだと導き出し、とうとうミーアに心酔し始めるのでした。

こうしてミーアに対する印象は『帝国の叡智』の噂に恥じない皇女として認識していくキースウッドでしたが、時には帝国の叡智に対してキレそうになることも……。

キースウッドの苦悩①「お弁当作りの悲劇」

キースウッドの精神が破壊され始めたきっかけとなるのが剣術大会の出来事。

ミーアは剣術大会に出場するアベルのために豪華なお弁当を用意しようとしましたが、聖ヴェールガ公国にあるセントノエル学園はノエリージュ湖に浮かぶ島。そのため、携帯性や保存性に優れた干し肉や乾燥させたパンしかなく、お弁当を用意してくれる店が見つかりませんでした。

それならば作れば良いのではとアンヌが提案したところ『男性というのは女性に料理を作ってもらうと嬉しいもの』との言葉を信じてミーアはお弁当を手作りすることを検討。しかし、頼りのアンヌは料理が下手でした。

ミーアが次に頼ったのがフォークロード商会の娘で同級生のクロエでしたが本の知識しかない彼女は不安な戦力でした。そして、アンヌが気を利かせて連れてきた戦力が前回時間軸の仇敵ティオーナであり、彼女は野菜を刻むことしかできなかったのです。

こうして不安材料しかない戦力を集ったミーアはいっそのこと憎きシオンにも自分たちが作り出したものを食べさせようと彼を巻き込むことに。そして、ティオーナから剣術大会に向けたお弁当の話を聞いたキースウッドはお弁当を合作することでシオンにもアベルにも恋仲などという厄介な噂を立てられずに済むという采配にいたく感心するものの、シオンに迫り来る妙な悪寒がして自ら様子見のために料理場へと踏み込むのでした。

そして悲劇が始まります。

  1. 『馬パン』と名付けられた巨大な創造物を誇らしげに紹介するミーア
  2. そのパンには致命的な欠陥があると指摘するも、耳の形が違うと別方向のアドバイスをするアンヌ
  3. 何十人前の野菜を千切りして盛り付けるティオーナ
  4. 学園の中庭で肉を焼くティオーナの従者のリオラ
  5. なぜか『絶品!秘境の珍味レシピ』の本を携えて素材の味を生かすのは生肉が一番とアドバイスする知識担当のクロエ

それぞれに的確なツッコミを入れると、キースウッドは主に迫る危険を前に眩暈を覚えつつも手遅れになる前に「お弁当作りの当日は俺の指示に従いやがれ……ください」と一瞬本音がポロっと零れ落ちるようにミーアたちの監修を行うのでした。

なお、壊滅的な料理の腕しかない彼女たちに当日の弁当はサンドイッチにすると伝えたところ、ミーアが「もっと手の込んだもののほうが……」と駄々をこねると青筋を立てて殺気を込めた表情のまま「い・い・で・す・ね?」と念を押しました

こうして引くに引けない戦地へと踏み込んだキースウッドはシオンとアベルの体調を守るために人知れず戦うことになるのです。

キースウッドの苦悩②「お弁当作りの悲劇・調理編」

お弁当作り当日はキースウッドの采配で行われました。

ティオーナは野菜の千切り担当、ミーアはパン生地担当といった具合にそれぞれの長所でギリギリ可能な役割を与えて駒を動かすキースウッドでしたが……。

  1. 鶏肉(加工前)を取り出したリオラが調理場で羽を毟り解体していくグロテスク光景を前に「(焼けば…火さえ通ってれば食べられないことはないはずだ…)」と目をそらす
  2. 野菜の千切りを完璧にこなすティオーナを十分な戦力として迎えつつも視界の隅に山盛りにされた野菜の名乗れの果てに目を晒す
  3. パン生地を四角く整えてほしいと伝えたのに『馬の形』に整えて満足気に見せてきたミーアと、やり切った感を出すアンヌを見て、パン生地をひっくり返したい気持ちを抑えながらも「なんとかしましょう」と頭を抱える
  4. ホワイトソース作りを任せたクロエが隠し味に珍味と魚の内臓の塩漬けを入れようとしたところを間一髪で阻止

キースウッドが終始イライラしながらも令嬢たちの補佐をしたおかげで、ミーアたちは見事な『馬パン』を完成させることができたのです。(普通のサンドイッチがミーアのせいで馬の形に変化)

そして、馬パンが完成した暁にミーアは皆を代表してキースウッドに感謝を送ります。従者への賛辞は主人への賛辞であると心得るキースウッドは、ミーアの言葉をシオンに伝えるという返事をしますが、ミーアは「あなたに感謝をしておりますの、キースウッドさん」とキースウッドのおかげでお弁当を作り上げることが出来たのだと本心を伝えました。

作業中は胃が痛くなるキースウッドでしたが、普通の貴族は従者に頭を下げたりしない中、貴族のプライドに囚われずに誰であっても素直に礼を述べるミーアを見て『シオンに出会っていなければ仕えていたかもしれない』と思うのでした。

なお、ミーアの本心はシオンにお礼を言いたくない自分勝手なもので、さらには従者の罪は主君の罪という実に貴族的な思考を持っていた模様。

キースウッドの苦労③「夏休みの船遊び」

ミーアはティアムーン帝国四大公爵家の一人エメラルダ・エトワ・グリーンムーンとともに船遊びに出かけることになると、シオンやアベルも参加することに。そして、もちろん護衛としてキースウッドも同伴

面食いと名高いエメラルダの性格を知っているミーアがキースウッドの顔を見やると、キースウッドが不思議そうにする中、ミーアは心の中で「(ふむ、合格!)」と失礼なことを思っていました。

島に上陸した際、エメラルダが人魚姫のように美しく泳いでみせるとミーアも彼女の指導を受けて海に浮かんでみることに。しかし、その姿は海月のように脱力した非常に残念なものであり、感想を求められたシオンとアベルが歯切れ悪く「人魚のように見えなくもない…」と困り果ててキースウッドに丸投げすると、キースウッドはミーアの姿をさも当然のように絶賛した後、シオンとアベルに『偽証は悪徳であれど、女性を悦ばせる嘘は許される』とアドバイスをするのでした。

その後、みんなで怪談噺をすることになるとミーアは苦手な怖い話をされる前に自身のギロチン体験談を話すと、キースウッドは貴族的思考でわがまま放題なエメラルダの行動を諫めるために怪談に例えて語り掛けているのだと勘違い。

もちろんミーアにはそんな思惑もない上に、エメラルダにも響いていないことからキースウッドは肩をすくめました。

そんな中、天候は嵐となり乗船してきたエメラルドスター号は忽然と姿を消すこと。キースウッドは船はおそらく強風を避けるためにどこかの島陰に避難しているはず、と皆を落ち着かせます。

そして雨風を凌げる場所を探すためにミーア、エメラルダ、アベル、シオン、アンヌ、ニーナ(エメラルダの従者)そしてキースウッドの7人はサバイバルをすることになるのです。

暴風雨の中、先導をキースウッドが務めると、島の奥地へと足を踏み入れて雨を凌げそうな洞窟を発見し案内をしました。洞窟に到着後は周囲に散策に出かけており危険な動物の痕跡がないか調査するとともに水源地の確保を行う有能な活躍ぶりを見せています。

また、救助がいつ来るか分からない無人島に取り残されながらもミーアが手持ちのクッキーを全員に分け与えると、従者にまで配分するミーアの器量に感心しました。

キースウッドの苦労④「夏休みの船遊び・サバイバル編」

シオンをリーダーに据えてそれぞれが行動を開始したその日、火起こしの知識があるミーアに感心する反面、中途半端なサバイバル知識は大けがに繋がりやすいと知っていたキースウッドは念のためミーアに細心の注意を向けることに。

そんな中、ミーアが山菜やキノコに詳しいということで食料探しの担当を名乗り出ると、キースウッドはミーアを監視するために「俺が同行させていただきますので、どうぞミーア殿下は危険なことをせずに指示にしたがえ……ってください」とまったく笑っていない目を向けました。

こうして森の中を散策することになったミーアとキースウッド。しかし、キースウッドの心配は的中したのか、道中ではキリキリと胃を締め付けられることに…。

  1. 「あれはなんとかヨモギと言って苦いけど食べられます」→「南洋ヨモギですね、湯がくと苦さが薄まり栄養もあります」と訂正
  2. 意外にも食べられる山菜を本当に見つけ続けるミーアに不覚にも「中途半端なサバイバル知識ではなく本格的な知識なのでは」と感心
  3. 「あそこの実は美味しそうだけど毒ですわ」と毒を見分けるミーアにまたまた感心

と、滑り出しは意外にも順調でしたが……。

  1. ミーアが直感で食べられると判断したキノコに対して「キノコは大丈夫ですので」とやんわりと拒絶(三日三晩踊り続ける三日マイタケだったため)
  2. 真っ白なキノコに手を伸ばすミーアの手を掴む(キースウッドも見たことがない明らかな毒々しいキノコだったため)

などと、ミーアは何故かキノコに関しての知識だけはからっきしであり、加えてキノコに対してのみ異常なこだわりと執着を見せるミーアは「キノコが入っていると一味も二味もよくなりますのよ?」「あなたは相変わらず融通が利きませんわね」とキースウッドをイラつかせるのでした。

なんとか角が立たないようにキノコを諦めさせるキースウッドでしたが、「やれやれ仕方ありませんわね…」と肩をしかめるミーアにキースウッドは再びイラっとするのでした。

なお、人知れず頑張ったキースウッドのおかげで食卓に毒キノコが並ぶことは回避された模様。

食料調達を終えて洞窟に戻ってきた際には、運よく風に飛ばされて木に引っかかっていた大人数用の鍋を回収してきたニーナが「これがあれば大体なものは煮込むか焼くなりすればなんとなりますから」と述べたことで、キースウッドは「あなたのような方がいてくださってとても心強いです」と遠い目をすることに。

というのも、ミーアの中には仮にウサギなどの動物を見つけた際に鍋があれば絶品ウサギ鍋が食べられるという思考があったものの、鍋が無ければできない料理なのでキースウッドは鍋料理は諦めさせていたのです。

そんな中で現れた鍋という存在に感激し「ウサギを煮るのもよし、キノコを入れるのもよし」と述べるミーアを見て、キースウッドは更に遠い目をするのでした。

シオンやアベルが周囲の調査から帰還した際にも苦労人キースウッドはずっと遠くを見つめており、「できればキノコへの好奇心についてはもう少し慎重に……」とぶつぶつ呟いています。

キースウッドの苦労⑤「サンドイッチ再び」

天才と謳われるシオンに負けない剣技を持ち、機転が効き礼儀作法も一流のキースウッドに心を奪われる女性は数多くいます。どんな危機にも冷静な判断力を持って乗り越えてきた彼をもってしても、このセントノエル学園に訪れてから続く問題の数々はもはや『厄災』でした。

そしてこの日、キースウッドの安寧を脅かす存在の筆頭ミーアが持ち掛けたきた内容は「あの時みたいなサンドイッチをわたくし達で作ろうと思っておりますの。お手伝いをお願いできないかしら?」という無慈悲のお願いであり、キースウッドは「はぇ…?」とへんてこな声を漏らすのでした。

ミーアのお願いを要約すると『今度、キノコ狩りに出かけるからランチに食べるサンドイッチの手伝いをしろ』というものであり、突然の衝撃にキースウッドはトラウマを呼び起こし眩暈を起こします。

キースウッドはせめてもの抵抗でなぜミーアが手作りしなければならないのかと問い掛けますが、返ってきたのは以前のメンバーも一緒というより悲劇的な内容でした。

そんな彼にミーアは『前回うまくいったから料理人にお願いするよりも自分たちで作ったほうが良いものが作れる』とドヤ顔で高説するとキースウッドはイラっとします。しかし、今回は公女ラフィーナも参加するという情報を得ると、戦力なのか戦力外なのかと期待と不安がのしかかるのです。

一旦は断ろうとしたキースウッドでしたがミーアが女子チームだけで作ると言い出したために即座に撤回して今回も一緒に作るはめに。

しかし、絶望に突き落とされたキースウッドのもとに現れたのは帝国四大貴族の一人ブルームーン公爵家の長子にして生徒会初期補佐を務めるサフィアスでした。サフィアスは二人の話を聞いて割り込んでくると、恐れながらミーアに『前回と同じではサプライズに欠ける』と意見を差し出すと『今回は男性チームでサンドイッチを作る』と提案するのでした。

これによりキースウッドは地獄から救い上げられることとなり、大変感謝しました。サフィアスはキースウッドの狼狽えようを見て瞬時に『ミーアの料理の腕前がアレ・・』だと感づいて助け船をだしたのです。

サフィアスの機転を前にキースウッドは「(ああ…これはなんということだ…)」と感慨に耽ると、負け戦の中で友軍が助けにきてくれた時のような感動を覚えた模様。

誰もがミーア皇女は何でもできると心酔し料理に対しての評価を見誤っていると気付くキースウッドにとって頼もしい友軍を得ると、二人掛かりでこの窮地を乗り越えるのでした。

なお、料理当日には男子チームがエプロン姿で調理する様子をミーアたち女性チームが見学に訪れると、ミーアと料理する楽しみを阻止されて少しご立腹なラフィーナの冷たい言葉の槍がサフィアスに向けられた模様。

キースウッドの苦労⑥「サンドイッチ再び・調理編」

今回の調理は王族であるシオンとアベルを主役にキースウッドはサポートをするだけ。それに頼もしい友軍のサフィアスがいる今回に至っては楽観視しているキースウッド。

ミーアが手伝いを申し出た際にも二人掛かりで念を押してやんわりと断っています。

男性チームは普段料理をしない故に最初は包丁さばきが下手だったものの、キースウッドたちの教え通りにすると徐々に、格段に上達していき、あっという間に女性チームの誰よりも料理の腕が上手になりました。

ミーアはこのままでは乙女力のアピールにおいても負けてしまうと考え、前回は馬のパンだったことから今回はキノコの形にしてはどうかとデザイン面で貢献。しかし、疾風のキースウッドと鉄壁のサフィアスによりミーアの考案は却下されました。

これで料理は平和に終われるはずだったのですが──ミーアはアピールすべきは溢れる知識量、つまりベテランキノコガイドとしての手腕だと気付き、アンヌを従えてキノコ狩りの支度に向かうのでした。

そんなことはつゆ知らず、キースウッドはサフィアスと協力して無事にランチのサンドイッチを作り終えることができました。各自準備を終えて学園の校門に集合した彼らが待つのはミーアのみとなったとき、キースウッドが見たのは遠くから接近してくるキノコのシルエット。

シルエットの正体はキノコの傘のような白い帽子を被り分厚い長袖と長ズボン、そして猟師が履くブーツを着用したミーアでした。今回のキノコ狩りは森の入口近くという話でしたが、誰もが彼女の装備を見てミーアは奥地に入り込む気満々だと察しました。

なお、キノコ狩りの知識に関しては毒のスペシャリストである四大公爵家イエロームーンの娘であるシュトリナに惨敗だった模様。そして、ランチのサンドイッチを食べたミーアは圧倒的な味の差に敗北を悟るのでした。

そんなキースウッドには何の実害もないキノコ狩りの帰りにちょっとしたストレスが到来。ミーアが火蜥蜴茸という毒性の強いキノコを見つけたと発言するとキースウッドは狼狽しつつ「まさか持ち帰ってきたりはしていませんよね?」と確認すると、さすがに触っただけで酷い目に遭うと呼ばれる毒キノコを持ち帰っていないと話すミーアの言葉に安堵。

さすがのミーアであってしても危険性の高いキノコと知りながら持ち帰らない常識があることに安堵しますが、ミーアが「綺麗なキノコですから手袋があれば採ってきたところですけどね」と話すと顔を青くして「絶対にやめてください!」と忠告。その慌てようを見て内心面白いと笑うミーアでした。

そんな中、ミーアのポケットにはいつの間にか入り込んでいた『ヴェールガ茸』。毒に精通するシュトリナの話ではヴェールガ茸によく似た偽ヴェールガ茸というものが存在すると聞いていたミーアでしたが、せっかく見つけた絶品ヴェールガ茸を捨てるのは愚行であるとして、また、仮に毒の偽ヴェールガ茸であったとしても多少お腹が痛くなる程度だと過信し密かに持ち帰ることに。

その晩、キノコパーティーの料理を仕込む調理場に訪れたミーアは、料理人に話しかけながらも隠れてヴェールガ茸を鍋に投入し味見をすると強烈な吐き気と腹痛で気を失った模様。そう、やはりミーアが持っていたのは『偽ヴェールガ茸』の方だったのです。

こうして今回のサンドイッチ事件においては、キースウッドのあずかり知らぬ所でミーアが勝手に自滅する結果となりました。

盟友サフィアスの存在により今回は少しの胃痛だけで済んだ模様。そんなサフィアスも来年には卒業してしまうため、キースウッドは再び一人でミーアと戦わなければならないのは今はまだ気づいていないようです。

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まとめ

キースウッドは文武両道のイケメンでありながらも、ミーアと関われば予想外の出来事にいつも振り回されるネタキャラとなってしまいました。

そのため、キースウッド=苦労人として読者の中で根付いています。

内心シオンを除いて仕えてもいいと思っているミーアの唯一の懸念材料である『キノコ関連』に対してのみイラっとさせられているキースウッドですが、苦労人故にちょっとした味方が現れるといたく感動するようになりました。

 

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