【僕のヒーローアカデミア】トガヒミコの死亡は何巻何話?お茶子と戦って最後はどうなった?

僕のヒーローアカデミア

漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するトガヒミコは、敵連合改め超常解放戦線の幹部です。

序盤から緑谷出久や麗日お茶子、蛙吹梅雨に好意を抱き、執着してきたトガですが、最終決戦でどのような最後を迎えたのでしょうか。

今回はトガヒミコの最後や死亡についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?
  • トガヒミコの退場巻
  • トガヒミコの最後の戦いの詳細
  • トガヒミコの死亡について
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トガヒミコの死亡は何巻何話?

トガヒミコの死亡が描かれたのは単行本39巻395話『幸せの上に』

最終決戦では麗日お茶子や蛙吹梅雨と戦った末に死亡したとされていますが、トガヒミコの死亡が確定される描写はないため、一応現時点で死亡は未確定となります。

トガヒミコの最後の戦いの詳細

トガヒミコvs麗日お茶子 引用元:

単行本35巻第343話にて、緑谷出久と青山優雅は一世一代の演技を経てAFOを誘い込むと、作戦通りAFOが泥ワープで召喚した超常解放戦線の幹部たちを物間寧人がコピーしたワープゲートで分散し、各地で各個撃破できるよう仕向けました。

この時、トガヒミコはダツゴクや脳無らとともにギャングオルガが指揮を執る奥渡島(太平洋沖合約200km)に飛ばされてしまうのですが、ワープゲートが閉じる瞬間に装備のワイヤーで緑谷出久を手繰り寄せたのです。

そのため、本来ならば出久は死柄木弔を相手にするチームに配分される予定でしたが、図らずもギャングオルガ(麗日お茶子や蛙吹梅雨が所属)のチームに紛れることになりました。

緑谷出久への告白と失恋

ワープゲート閉扉後、出久は自力で死柄木弔の場所へと向かおうとしますが、トガが邪魔をします。 トガの攻撃は『危機感知』が危険と認識しないほど純粋なものであり、出久はナイフで切りかかられてギリギリで回避。

「大好きだよ」と出久を引き止めようとするトガに対し、出久は「僕にどうして欲しいんだよ」と応えますが、トガは「私の恋人になって」と言います。この時、出久は彼女トガは純粋な好意で人を傷つけると痛感しました。(35巻347話)

なお、出久はクソナードのためトガに恋人になって欲しいと言われて赤面しながら激しく動揺。対してトガは初めて見た時から血だらけの姿が初恋の人にそっくりでかっこいいと伝えると緑谷出久になりたい・・・・・・・・・と言うのです。

トガにとって恋人と言うのは一般で言うところのデートする間柄ではなく、その人と同じになる・・・・・・・・・ことであり、同じにならなければ満たされないと言います。

そして、トガは出久に対して「ねぇ、ヒーロー。君は私をどうしたい?」と問いかけると、出久は自分もオールマイトのように強く在りたいと思っていたことからトガの気持ちは理解できるとした上で、好きな人を傷つけたいとは思わないと答えます。

その瞬間、トガはどこか吹っ切れたように切ない表情を浮かべると、「どうして普通になれないのあなたは…!」と両親に言われたこと、「カワイソウ」とキュリオスに言われたこと、「好きに生きるならその責任は受け入れなきゃいけない」とお茶子に言われたことを想起。

出久の答えがお茶子や両親と同じだったため、所詮ヒーローとヒーローが守る人たちだけが人であると結論を見出すと、ヒーローとヴィランは交わることがないと悟りました。

また、トガの表情を見た出久とお茶子は彼女トガがとても悲しそうな顔をしていたと独白しています。(35巻348話) また、本回のタイトルが「失恋」であるため、トガは出久への好意を断ち切ったようです。

麗日お茶子と蛙吹梅雨との戦闘開始

ヒーローとヴィランは決して交わることはないと理解したトガは出久と交戦しますが、お茶子が介入し言葉を投げかけます。

しかし、トガは出久ならばもしかして──と淡い期待を抱いていましたが当てが外れてしまったため、世界が自分を拒むなら自分も世界を拒むと全てを拒絶。

そんなトガを説得しようとするお茶子でしたが、トガがお茶子を切りつけながら「あなたなら分かると思ったのに。だってお茶子ちゃんは私と同じ人──(おそらく「同じ人を好きになった」と続く)」と発言しているところで蛙吹がトガを蹴り飛ばして乱入。

蛙吹によってトガをお茶子から引き剥がすと、血の付いたナイフを回収。 そして、蛙吹は作戦通りトガヒミコは接触数の多いお茶子を中心にこのチームで片を付けるとして、出久を別の戦場へと送りだします。(35巻348話)

出久が奥渡島を離れると、トガヒミコの相手はお茶子と蛙吹が引き継ぎますが、トガは出久もお茶子も蛙吹も大好きだけどもういいと切り捨てると、「なりたい自分になりたい」「私は私が当たりまえに生きたいだけ」と今の心情を陳述しヒーローとの訣別を表明します。

一方でお茶子はトガがヒーローを拒もうとも麗日お茶子として「私も私の当たり前を全うする」とトガと向き合います。(35巻349話)

トゥワイスの「哀れな行進(サッドマンズパレード)」発動

セントラル病院前にてスピナーが黒霧を目覚めさせると、各地でワープゲートが発動。それに乗じてトガは決戦前に荼毘から譲渡されたトゥワイスの血液を使用し「無限増殖 哀れな死の行進(サッドマンズパレード)」を発動するとワープゲートを経由して各戦場に増殖したトゥワイスが大波のように押し寄せました。(36巻374話)

なぜこうなったのかと言えば、場面は少し遡ります。

奥渡島ではニアハイエンドやダツゴクを相手にギャングオルガたちヒーローが乱戦状態であり、お茶子と蛙吹もトガを逃がすまいと交戦中でしたが、トガは徐々に撃滅していく脳無を前にやや焦りを覚えます。

荼毘から譲渡された分倍河原仁の血液量では使用してもせいぜい変身時間は30~40分が限度。使用すれば数的有位をくつがえせても本土と離れた奥渡島で「哀れな行進(サッドマンズパレード)」は終わってしまうため、この場で逆転してもトガが分断されている以上どっちみち勝機はありません。

しかし、敵意と諦念が入り混じったトガはセントラル病院で黒霧の解放に向かったスピナーに賭けると分倍河原仁の血液ストックを取り出し今自分が為すことを為すべく血液を飲もうと決断したのです。

が、トガが血液ストックを取り出した直後に警戒していた蛙吹が即座に舌を伸ばしてストックを破壊。 しかし、トガは蛙吹の性格を熟知していたためフェイクを用意しており、トガが取り出したのは分倍河原仁の血液ストックではなくAFOが用意した脳無を引き付ける薬。

そのため、蛙吹に脳無の攻撃が集中すると戦場が水場であるため水飛沫が煙幕のように噴きあがり、お茶子は一瞬蛙吹の姿を見失います。

そして、水が晴れるとそこにいたのは二人の蛙吹。 片方は蛙吹の血液を飲んで変身したトガですが、お茶子は刹那の選択を迫られることに。

その逡巡を逆手にとりトガは蛙吹の姿のまま分倍河原仁の血液ストックを飲み込むと一瞬にしてトゥワイスに変身し増殖を始めるのでした。

そして、奇跡的にスピナーが黒霧を目覚めさせるタイミングと重なったことでトガの目の前にワープゲート──黒霧が出現。

黒霧が「トガヒミコ…アナタハドウシタイ?」と問いかけると、トガは「ホークスをはじめ、全てのヒーローを殲滅。私を拡散して黒霧さん」とヴィランとしての自分を全うする意志を見せます。

ワープゲートに消えていくトガに向けてワイヤーを放つお茶子ですが、ワイヤーを弾かれてしまいます。お茶子は消えていくトガに向けて「私まだあなたと恋バナしてない!」と向き合おうとしますが、トガ(トゥワイスの姿)は無表情のままお茶子を見つめた後、「できたらよかったね」と残しワープゲートに完全に消えていくのでした。

しかし、トガがワープゲートで群訝山荘跡(AFOとエンデヴァーチームの戦場)に到着し「哀れな行進(サッドマンズパレード)」を発動し戦局をがらりと変えてしまうものの、奥渡島のワープゲートが閉扉する直前にお茶子と蛙吹は個性を使ってワープゲートに突入するとトガを追いかけるために群訝山荘跡へワープします。(38巻375話)

群訝山荘跡の戦い|トガがAFOや荼毘に変身しない理由

群訝山荘跡はただでさえAFOを抑えるだけで手一杯でしたが、黒霧の復活を経て荼毘とトガヒミコを呼び寄せることとなり、荼毘の炎とトガヒミコの「哀れな行進(サッドマンズパレード)」で戦局ががらりと覆されます。

しかし、これはまだヴィランにとって最高の状況でもなく、ヒーローにとって最悪の状況でもありません。

そもそもトガが初手でAFOや荼毘に変身して二倍を使用すればこの決戦自体が早期決着していたはずですが、トガはその確実にヒーローを潰す一手を使用しませんでした。この事実からトガがそうしなかった理由を推測すると以下の説が成り立ちます。

  • 本来の分倍河原仁の個性は二倍で増やした人間の個性を使用可能
  • しかし、トガヒミコの変身の個性は好きな人の個性しか使用できない
つまり、トガが変身から二倍で増やした人間の場合は「好きな人の個性しか使えない」という条件が乗っかりAFOや荼毘に変身できない

したがって、蛙吹はトガの「好きな人の個性しか使えない」という条件に死柄木弔たちは当てはまっていないと仮説を立てると、そこが勝機に繋がるのではないかとお茶子に言います。

そして、蛙吹の仮説通りトガは「哀れな行進(サッドマンズパレード)」の中で死柄木弔たちに変身はできても個性が使用できない現実に苦悶を強いられている最中にありました。

分倍河原仁と同じくらいに死柄木弔たちのことも大好きなのに彼らの個性は使用できない。分倍河原仁ならば彼らの個性を出せるのに自分は出せない。この時、トガは自分が分倍河原仁になれないことに絶望します。

そんな中、お茶子は「哀れな行進(サッドマンズパレード)」の中でただ一人だけ泣いているトゥワイスを見つけるのでした。(38巻383話)

なお、この激戦区の最中で荼毘が轟一家に制圧されると、トガは決戦前に荼毘に言われた『笑おうぜ、トガヒミコ。人は笑う為に生きている』という言葉を想起させ、「燈矢くん、あなたは笑えた?」と独白しています。(39巻391話)  

 
https://mangaanimeblog.com/my-hero-academia-dabi-last/

トガヒミコの苦悩

トガはトゥワイスに変身した自分を増やし続け各戦場を圧倒的物量で浸蝕しました。

しかし、燈矢の生死を気にして注意力散漫になったところをお茶子がワイヤーで腕を絡め取ると、再び対話を試みます。

もう遅いと対話を断ち切るトガですが、お茶子はトゥワイスに出来ることが出来ず彼になり切れなくて泣いていたトガに対し、トガがトゥワイスになり切れない理由は「殺意」が混ざって純粋な好きだけじゃなくなったからだと突き付けます。

その瞬間トガの目が見開くと頭部分のみ変身を解き「あなたが私の何を知ってるの!?」と激昂。そして、「哀れな行進(サッドマンズパレード)」を山のように積み上げるとその山の中から捕まえた蛙吹を引っ張り出し、ナイフで切りつけます。

その最中、トガは自身の生い立ちを想起しました。

幼少期に庭に置いていたスズメの血を啜っていたところ、両親にスズメを殺して血を啜っていると誤解され忌避されたトガは、矯正施設に通わされ『普通』を強要されて生きてきました。

しかし、社会のルールに合わせて正しく生きていく中でもトガの行動は気味悪がられてしまい、友達もできず、家族には依然として普通・・を強制されていたのです。

そして、ある時友達の血を吸ったことで両親と決定的な衝突を繰り広げたトガは、皆は我慢しているのか、なぜ皆は血を吸わないのかと涙ながらに訴えかけると、両親は遂に目の前の子供が根本的に普通の枠に収まりきらない存在だと確信を抱き「人間じゃない子を産んだ」と言ってしまいます。

この出来事がトガの心に蓋をする要因となり、トガは自分を抑圧し仮面を作ると自分ではない誰かを好きになるようになりました。

そして場面は現実に戻ると、トガが蛙吹をナイフで切りつけるもののお茶子がワイヤーでトガを引っ張り寄せたことでかすり傷程度で済みます。 しかし、落下する蛙吹を助けようと耳郎響香が手を伸ばすと、それは二倍で変身したトガであり、二倍で増殖していったトガは戦場に飛び散った蛙吹や耳郎の血を摂取し次々と変身と増殖を繰り返していくのです。

このため、「哀れな行進(サッドマンズパレード)」による物量と変身による欺きが加わることになり、ヒーロー側のチームアップは機能を失います。

お茶子の腹を刺す

ヒーロー側は最早「哀れな行進(サッドマンズパレード)」を止める手立てがありませんでしたが、ここで蛙吹が対話を投げかけます。

蛙吹はこれまでルールを守ることがヒーローでありルールから外れることがヴィランであると思っていたが、お茶子はそんなルールよりもトガヒミコと向き合おうとしている、それは殲滅や確保よりも困難な道にあると述べると少しでいいからお茶子の話を聞いて欲しいと訴えかけます。

しかし、蛙吹の呼び掛けもむなしくトガはお茶子の腹部をナイフで突き刺すのです。

この時、お茶子は大量に吐血しており、トガがナイフを引き抜くと腹部から凄まじい出血。

そして、トガはそもそもの構造がお茶子たちとは違うとして、蛙吹やお茶子が何を語ろうとも彼女たちが口にする祝福も喜びも自分は何も感じない、そっちの尺度で可哀想な人間にするなと二人を突き放すのでした。(39巻392話)。

トガヒミコと麗日お茶子の対話とぶつかり合い

再びトガの回想で、トガのヴィラン名について話し合う敵連合が描かれます。

今でこそヒーローもヴィランも呼称をつけますが、昔はヒーローとヴィランに違いはなく、一説によれば得体の知れない敵対者の仮称が始まりだったそうで、現在では素性隠しに自ら渾名を名乗る文化が根付きました。

しかし、トガは「なりたい自分になりたい」「私は私が当たりまえに生きたいだけ」が根底にるため今の世は生きにくいと思いから敵連合へ入ったわけです。

そのため、トガは素性を隠す渾名は必要とせず本名をカタカナ表記させた『トガヒミコ』をそのまま敵名として使用しています。これがトガの敵名の原点でした。(39巻393話)

場面は戻り、トガに腹部を刺されたお茶子はそれでもトガとの対話を求めます。しかし、お茶子に接触した際に触れられたため、トガはお茶子の個性で浮遊させられることに。

引き続きトガは、耳当たりの良いことを連ねても結局はヴィランは捕獲したら牢獄に入れられて死刑になるか分倍河原仁に殺すだけであると対立すると、ヒーローとヴィランは勝つか負けるか生きるか死ぬかの生存競争だとかつてない憤怒の形相をします。

どちらも引き下がらない状況の中お互いのエゴがぶつかると、トガは「哀れな行進(サッドマンズパレード)」を更に進化させた『我々は大勢であるがゆえに(サッドマンズレギオン)』を用いて戦場を浸蝕していくのでした(お茶子や蛙吹の他にも複数名のプロヒーローにも変身し哀れな行進を引き起こす)。

そして、「死ねよヒーロー」と更にヒーローを敵視しヴィランに染まっていきます。

トガが引き起こした『我々は大勢であるがゆえに(サッドマンズレギオン)』は瞬く間に戦場を埋め尽くしてしまったため、これを中継する報道陣は世代を経るごとに強くそして誰もコントロールできなくなるという個性の終末論を唱えると、今日この場で一人の少女の気持ちで世界が変えられてしまうと実況しています。

『我々は大勢であるがゆえに(サッドマンズレギオン)』に呑み込まれそうになるお茶子は個性で彼らを浮かして回避しますが、反動で嘔吐。

しかし、お茶子は故意に人を殺めた過去は消せないがトガを知ってそうならざるを得なかった理由があったのではないかと述べると、一度は突き放したものの好きなものを好きと言うトガの顔は羨ましいくらいに素敵な笑顔だと思うからその笑顔を見なかった事にはしたくないと今の感情をぶつけました。

一方でトガはこれまでこの笑顔をまるで異常者のようだと批難されやめるよう強制されてきた生い立ちから、お茶子の言葉が心に響き涙が滲んできます。

その瞬間、お茶子はただトガの中にある悲しみに触れたいという一心で『我々は大勢であるがゆえに(サッドマンズレギオン)』の一体に触れると、個性のゼログラビティが覚醒。

一体に触れただけで接している人全員に個性が伝播し、トガや二倍で増やしたコピーも全て数珠繋ぎで浮遊していきます。

そして、お茶子は自らも浮遊すると全ては肯定できないがまだ少しでも話をしてくれる気持つがあるならあなたと恋バナがしたい、血なんて一生くれてやると訴えかけながらトガに向かっていくのでした。(39巻394話)

また、この最後のコマには涙する幼少時のトガに向けて同じく幼少時のお茶子が袖をまくって腕を差し出している光景が描かれました。

渡我被身子(トガヒミコ)vs.麗日お茶子の決着

お茶子はトガに刺された腹部からの出血で身体が冷えていく感覚に陥っていましたが、今はただトガに触れたい一心で手を伸ばしていました。

お茶子はワイヤーで再びトガの腕と繋がると自身の生い立ちを話し始めます。ヒーローを目指したきっかけ、成長とともに知った世界の現実、緑谷出久を好きになったこと、そして今はトガヒミコを止めたいと思っていること。 それが今自分がここにいる理由であると率直に語ります。

ワイヤーを引いて接触すると、トガは拒絶するようにお茶子を殴打。しかし、お茶子はこれまでトガが思ってきた全部を教えてほしいと訴えます。

そんなお茶子を拒絶してナイフを振り下ろそうとするトガでしたが、不意にこれまでの出来事が走馬灯のように脳裏を過ぎると振り下ろしたナイフを直前で止めることに。

そして、ついにトガは動物でも敵でもヒーローでも男でも女でもみんな綺麗な血が流れているからすぐに好きになってしまうことを打ち明けるのでした。

さらに堰を切ったように『笑うなと言われたこと』『周りが羨ましかったこと』『出久が好きだった人に似ていたこと』『血を頂戴と言えば人間じゃないと言われ、カァいくない(可愛くない)と思われるのが怖かったこと』を語ると、好きに生きられる場所が敵連合だったと話します。

ようやくトガの本音を聞けたお茶子はトガがずっと出し続けていたサインに気づくのが遅くなったと吐露。トガはお茶子に寄り掛かったままついに変身の制限時間を迎えてしまい、分倍河原仁の変身と二倍の個性が解除されていきます。

トガの中から分倍河原仁の血が抜けていくと、お茶子が浮かせた『我々は大勢であるがゆえに(サッドマンズレギオン)』も次々と塵のように消滅をむかえますが、お茶子はその中でトガを抱き締めながら、かつてトガが自分の好みを言っていたように実は私もボロボロで頑張っている姿が素敵だと思うと告白します。

そして、敵連合の代わりにはなれないがトガヒミコの笑顔が素敵だと伝えなくてはならないと思ったと面と向かって述べると、トガが泣きながら「私…カァイイ?」と訊ねれば、お茶子は「世界一」と言ってのけました。

お茶子の言葉にトガが満たされた表情を浮かべると、『我々は大勢であるがゆえに(サッドマンズレギオン)』が完全に消滅します。(39巻395話)

トガヒミコの最後|お茶子に輸血して死亡(?)

トガは好きなものになりたくてナイフを握りましたが、今では怒りと憎しみでナイフを握っていました。 それも自分が生きやすい世界にするためという独善的な考えのもとに。

お茶子は最後の力を振り絞ってゼログラビティの巻き添えになって浮遊したヒーローたちも含め全てを軟着地させており、トガも安全に着地しています。しかし、当の本人は出血多量ですでに体の感覚も失っており、地面に横たわって虫の息でした。

トガは立ち上がって仰向けに横たわるお茶子を見下ろすと決して相手を落とさないお茶子に感銘を受け、お茶子が真正面から行ってくれた言葉の数々を噛み締めます。

そして、寒さで震えるお茶子に対し、敵連合は全てを壊し、壊した先には自分が生きやすい世界があると告げます。

しかし、トガはお茶子の傷口から血を掬って飲み込むとお茶子に変身。そして、一時は生存競争と割り切って切り離したものの、お茶子の言ってくれた言葉が嬉しく感じたトガは『お茶子ちゃんがいなくなるのだけ・・はやっぱり嫌』と述べると、血液摂取を目的とした管付き注射器をお茶子に刺して自身の血を輸血することを申し出ます。

この手法は、かつて分倍河原仁が異能解放軍との決戦中に瀕死のトガを助けた方法であり、トガは個性でお茶子に変身すると、他者の個性が使える以上血もその人そのものになると説明し、輸血の準備を始めます。

ですがお茶子の出血量を補う血液を輸血すれば今度はトガが死亡してしまうおそれがあるので、お茶子は動かない口で「ダ…メ…」と輸血を止めようとしますが、トガはお茶子の傷口を閉じながらも準備を継続。

そして、本来ならばただヴィランを捕まえる、または異常者を排除するなどヒーローらしく正しいことをするだけでよかったのに、これまで酷いことをしてきた自分相手にここまでしてくれたお茶子に対し「変だね、お茶子ちゃん」と寄り添います。

横になったトガはお茶子の向き合うと「私は好きに生きるの」と述べると、例えお茶子が自分を排除するのではなく捕まえようとしていたとしても捕まってあげられないとして、これまでの仕打ちを謝罪。

決戦前、燈矢は嫌な思い出が詰まった普通の家(トガの実家で空き家)を燃やしてなかったことにしてくれましたが、家がなくなっても心には嫌な思い出が残ったままでした。対して、お茶子は全てをなかったことにせず、トガの悲しみに触れてくれたのです。

そのおかげでトガは心がフワッと軽くなったと言いお茶子にありがとうそして嬉しかったと感謝を伝えます。

トガがお茶子に寄り添い感謝を伝える一方で、お茶子は輸血をするトガを止めようとしますが体が動かず声もうまく発声できないため、彼女の名前を呼ぶことしかできません。お茶子が名前を呼べば、トガは返事をしますが、輸血を止めることはありませんでした。

そして、これまでその人そのものになりたくて血を飲み干してきたトガですが、今は血を飲み干したくなるのと同じくらい血をあげたくなるような『好き』に出会えたことで、もしも早くこの感覚を知れていれば世界はもっと生きやすかったかもしれないと独白。

しかし、例えお茶子が教えてくれたこの感覚を知っていたとしても彼女はトガヒミコであり、好きに生きて好きに生きた世界一笑顔がカァイイ(可愛い)普通の女の子と綴ると、お茶子を抱き締めるように添い寝していた手がだらりと脱力するのでした。(39巻396話)

トガヒミコが本当に死亡したのかは現時点で『不明』

トガヒミコは失血死寸前の麗日お茶子に自身の血を輸血したため、お茶子の代わりにそのまま失血死したと考えらています。

その後も、最終決戦中はトガヒミコの生死について言及されることはありませんでした。

また、422話ではお茶子はピクシーボブに発見されたのかヘリに乗せられて病院へ搬送されているシーンが描かれており、ヘリ内にはお茶子とピクシーボブしか描かれていないため、トガヒミコはその場で死亡が確認されたのではないかと予測されています。

しかしながら、お茶子がヘリで搬送されているコマ割りは視覚的にお茶子とピクシーボブしか映していないため、他にも誰か搭乗している可能性はあります。

結論を述べると、轟燈矢やスピナーなどの敵連合時代の幹部たちが軒並み生きたまま制圧されているため、トガヒミコの生死もまだ確定していない状況です。

なお、決戦から一週間経過した424話では、依然として入院しているお茶子の姿が描かれていますが、お茶子はトガに刺された腹部を擦りながらどこか黄昏ています。

また、425話では6月を迎え、復興や諸々の作業が一段落を終えると遅らせていた3年生の卒業式が執り行われお茶子たちは2年生になりました。その際、徐々に敵連合のその後が描かれており、燈矢やスピナーにもスポットがあてられています。

おそらく、順番的にトガヒミコについてもスポットがあてられるはずなので、最新話でトガヒミコの生死が判明するはずです。

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まとめ

トガヒミコの最後・死亡についてのまとめ
  • 単行本35巻343話に最終決戦が始まり、トガヒミコは麗日お茶子や蛙吹梅雨と交戦する
  • 単行本38巻375話で、トガヒミコは分倍河原仁の血液ストックを飲み干して「哀れな行進(サッドマンズパレード)」を引き起こしヒーローを蹂躙する
  • 単行本39巻392話で、トガヒミコは麗日お茶子と蛙吹梅雨との対話を拒み、お茶子の腹部をナイフで刺し重傷を負わせる
  • 単行本39巻395話で、麗日お茶子の言葉がようやくトガヒミコに届く
  • 単行本39巻395話で、トガヒミコは麗日お茶子に自身の血液を輸血して退場する
  • トガヒミコの生死については言及されていないため現時点で生死は不明

序盤から登場するトガヒミコですが、最後まで自分を貫き通しました。

生死に関しては最新話待ちですが、お茶子と和解できたのがせめてもの救いではないでしょうか。

といっても、あの世界の医療設備は凄まじいので心停止さえしていなければ生きているようにも思えますが、生きていても一生監獄か死刑だと思うとちょっと悲しいですね。

 

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