漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するヒーロー科A組のクラスメイト・葉隠透は透明人間です。
そのため、雄英に潜む内通者候補としてかねてから読者に怪しまれていましたが、単行本34巻で内通者の正体が明かされるとともに長年描かれなかった葉隠の素顔が判明しました。
今回は葉隠透の素顔の判明や個性についてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は？
- 葉隠透の素顔判明は何巻何話？
- 葉隠透の個性『透明化』について
- 葉隠透の素顔と全体像の判明
- 葉隠透が内通者と疑われた理由
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葉隠透の素顔判明は何巻何話？
引用元：堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』 出版：集英社
葉隠の素顔判明は単行本34巻第337話『使い捨ての人生を』です。
内通者である青山優雅と対峙した際に初めてその素顔が描かれました。
素顔は緑系（毛先などはまばらなピンク色）の髪色をした美少女であり、巨乳。
葉隠透の個性『透明化』
葉隠の個性は透明化であり、体は光を屈折させる性質があります。
透明化できるのは身体のみであり、身に付けた物や手にした物は透明化しません。常時透明化は強みである反面、雄英入学時に行われた戦闘訓練のように、他の人たちは葉隠を認識できないので周囲の仲間の個性に巻き込まれるというリスクを生じます。
戦闘では基本的に手袋とブーツを履いているだけの恰好。本気を出すと装着品を取っ払って全裸になるため、女の子としては倫理的にやばいというツッコミを受けています。
戦闘スタイルは透明化を最大限に活かした『偵察』です。
常時透明化
葉隠の個性は常時発動しているため家族写真や日常生活も全て透明人間で暮らしています。
林間合宿で描かれた通り寝るときも透明化しているので、24時間オートで発動しているようです。
両親も透明
単行本22巻巻末に収録された4コマ漫画『私のヒーローアカデミア』では、透明化女子葉隠透の素顔が気になるという女子たちの苦悩が描かれています。
その際、八方手を尽くした女子たちが諦めて親族の顔を確かめるべく葉隠に家族写真を見せてもらうことになりますが、何と葉隠一家ももれなく透明化していたため家族の素顔を知ることはできませんでした。
このことから透明化の個性は両親からの遺伝でもあり、母方・父方両方とも透明化の個性持ちだと判明しました。
『抹消』は効かない？
葉隠の透明化は個性なので相澤が抹消を使えばもちろん透明化は解除されます。
しかし、『抹消』は視界に入った人間の個性を使用不能にする能力なので、個性を抹消するには葉隠自身を視界に収める必要性があります。したがって、葉隠が常時透明化を発動している限りは相澤が葉隠を視界に収めることができませんので抹消は通用しません。
また、公式キャラクターブックによると相澤が「葉隠は見えねーから苦労するわ」とコメントしているため、葉隠が見えない＝個性を抹消できないと考えられます。
プロヒーローにも通用する偵察スキル
林間合宿前に実施された演習試験では、葉隠は障子とペアでスナイプと実践しています。
演習試験の内容は制限時間30分以内にハンドカフスを教師に掛けるかどちらか一人がステージから脱出するというもので、スナイプとの戦闘は原作では割愛されていますがアニメでは戦闘シーンを補足。
葉隠は手袋とブーツを脱いで完全透明人間となりスナイプに気付かれず接近しハンドカフスを掛けて条件達成となりました。
相性次第ですが葉隠の透明化は教師陣にも十分に通用する能力です。
個性伸ばし訓練の成果
雄英入学後、林間合宿頃からヒーロー科は個性を伸ばす訓練を行っています。
林間合宿では透明化した状態で気配を消す特訓をしており、必殺技習得に向けた圧縮訓練では光を屈折させた目くらまし『集光屈折ハイチーズ！』を編み出しました。
葉隠の個性は光を屈折させる性質を持つため、その応用技のようです。そのため、超常解放戦線結成時期には光を屈折させる応用で青山のレーザー照射の軌道を切り替えるという協力技を編み出しています。
葉隠透の素顔の判明
先述通り、葉隠の素顔が判明したのは単行本34巻第337話『使い捨ての人生を』です。
雄英高校に潜む内通者の正体が青山優雅と判明した際、自暴自棄になってネビルレーザーを緑谷出久に発射させた場面にて、集光屈折を応用してネビルレーザーを別方向を切り替えて対処。
その直後、青山に「何を考えて教室にいたの!?」と涙ながらに訴えかける葉隠の素顔が一瞬だけ描かれました。
ただし、この時は素顔の左半分程度しか描かれていませんので、全体像はまだおあずけ状態。
葉隠の全体像が描かれたのは？
葉隠の全体像が初めて描かれたのは本編ではなく週刊少年ジャンプ2022年44号掲載のセンターカラーの扉絵（単行本37巻第368話）です。
扉絵に描かれた葉隠はヒーローコスチューム姿──つまり、手袋とブーツのみ着用したほぼ全裸姿であるため、キープアウトの規制線できわどい部分は隠されています。
なお、単行本の方ではセンターカラーの裏話が収録されており、この扉絵は何年か前に色確認などで書いた設定資料的ポジションの絵だそうです。また、裏話のページには雄英征服姿の葉隠の全体像が描かれていますので必見です。
葉隠の全体像が本編で描かれたのは？
葉隠の全体像が本編で描かれたのは単行本40巻第399話～400話。
仮設要塞トロイア周辺で分断作戦で取りこぼした敵の掃討に当たっていたヒーローは、タルタロスの脱獄囚であるKUNIEDAによって全滅させられていました。
しかし、青山優雅が諦めずにネビルレーザーを放ったところ、レーザーはKUNIEDAを反れてしまうものの、KUNIEDAの後方に忍んでいた葉隠が集光屈折を応用して青山のネビルレーザーを反転。
その際に全裸の葉隠の全体像が描かれることに。
また、400話冒頭ではKUNIEDAを取り押さえる全裸の葉隠の姿が本人の意思に反して露見しており、不可抗力で青山が肉眼で視認。初めて自分の姿を他人に見られた瞬間でした。
姿の露見は個性のバグ？
葉隠はこれまで個性使用において姿が露見するようなことはなかったそうです。
しかし、視線に立つことで容量を超えた場合に限り透明化がバグを引き起こすらしく、青山優雅の一件で一瞬だけ姿が見えたように、KUNIEDA戦では本人の意思に反して透明化が解除される事態に陥った模様。
これまでオートで発動していた透明化ですが、KUNIEDA戦後は透明化がバグったままのようなので、今後時間経過で元に戻らなければ任意で透明化を切り替える訓練を行う必要があるのかもしれません。
葉隠透が内通者というのはミスリード
葉隠に関しては『透明化』という個性ゆえに偵察がお手のもの。したがって、雄英に内通者がいると判明した時点で葉隠に内通者疑惑が寄せられていました。
葉隠の内通者疑惑｜怪しい行動・言動
| 単行本2巻第14話 | USJ襲撃時、黒霧のワープゲートに飛ばされる直前は轟焦凍と距離があるにもかかわらず、轟と同じ場所にいたと証言（他の生徒は近くにいたクラスメイトと転送されている） なお、USJ事件の際には葉隠と青山のみ行方知らずだったため、内通者はこの二名で考察されることに。 |
| 単行本8巻第68話 | 林間合宿直前に「A組みんなで買い物に行こう」と発案。その結果、ショッピングモールで緑谷が死柄木と邂逅することになったため、怪しい言動として考察されることに。 |
| 単行本9巻第73話 | 林間合宿二日目の夜、なぜか全裸（完全透明化）で就寝している葉隠。同日の夜中に敵連合が合宿所近辺に姿を現したため、何か透明化を使って抜け出す理由があったのではないかと考察されることに。 |
| 単行本33巻319～322話 | 緑谷出久を雄英に連れ戻すためにA組全員が出久に声を掛ける中、葉隠の台詞はなかった。（なお、葉隠、青山、切島は直前に制圧したダツゴクのディクテイターを拘束しエンデヴァーに引き渡す描写があるため、出久を引き留めるA組から少し離れているという事情がある。合流後はA組と揃って出久の下に駆け付けているが、葉隠と青山だけ台詞はない） |
| 単行本34巻第335話 | AFOの「いざという時に仕えるルートを何年も…何十年も前から作っておいてそいつをゴールに結びつけるのさ。僕は燈矢くんと違って友達が多いんだ」という発言の後に、仮設要塞トロイアのどこかに潜んでいる葉隠の姿が描かれる。 |
以上のことから葉隠と青山には兼ねてからどちらかが内通者ではないかと予想されていましたが、内通者の正体が青山と判明したことで葉隠はミスリードであったとうかがえます。
雄英入試実技試験突破の謎
葉隠の個性は透明化になるだけです。
個性伸ばし訓練で光の屈折を利用して発光することができるようになりましたが、それも先の出来事であるため、入試段階ではただの透明人間でした。
雄英の実技試験の内容は仮想敵を行動不能にすることでポイントを獲得するというものですが、葉隠は個性把握でもA組20人中18位という下位の身体能力。
そのため、葉隠がどうやって雄英の実技試験を突破したのかという疑問が浮かびますが、当初は内通者であれば他に協力者がいて突破に協力したのではないかと予想されていました。
しかし、葉隠が内通者ではないと発覚した後ではどうやってコスチューム無しの素の身体能力で仮想敵を倒して試験を突破したのかという疑念が余計に強まる結果となりました。
個性把握テストの記録の謎
雄英入学当日に行われた個性把握テスト（体力テストを個性を使って行う）。
葉隠の個性は『透明化』ですので、身体能力向上には役に立たないどころか、『ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体お越し、長座体前屈』のいずれの種目も有利になる要素はありません。
では、どの種目でどうやって普通ではない記録を出して最下位を免れたのかという疑問が浮かびますが、実は葉隠は尋常じゃない軟体であることが公式キャラクターブックで明かされています。
そのため、長座体前屈の種目で記録を出したのではないかと予想されます。
とはいえ、個性把握テストランキングでは個性『もぎもぎ』を使って反復横跳びで記録を出していた峰田より上の18位に位置しているため、峰田よりはその他の種目の結果は良かったのでしょうか（下は19位に峰田実、20位に緑谷出久）。
まとめ
- 葉隠透の個性は『透明化』であり、常時透明人間。
- 個性の延長で『集光屈折』が可能
- 葉隠の素顔が判明したのは単行本34巻第337話『使い捨ての人生を』
- 葉隠の全体像が描かれたのは以下の通り
- 扉絵：単行本37巻第368話
- 本編：単行本40巻第399話～400話
- Twitter：2022年5月2日、2023年9月18日
- 葉隠の透明化が解除された理由は、視線に立つことで容量を超えた場合に限り透明化がバグを引き起こすという異常から
- 葉隠透が内通者というのはミスリードであり、本当の内通者は青山優雅
- 葉隠が雄英の実技試験を突破できた理由は謎
葉隠の素顔が判明すると、翌日以降からはネット上で葉隠の二次イラストが描かれるなど話題になりました。
個性的に身に付けた物を脱衣しなければ完全に透明化できないわけですが、やはり女子高生が全裸で戦っているというのは状況的にかなりシュールな光景ですし、倫理的にやばい境地に至っていそうですね。
個性のバグによって素顔どころか全体が露見している状況ですが、最終章の決着後には訓練次第で任意で透明化できるようになるのでしょうか。
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