2023年4月放送予定のテレビアニメ鬼滅の刃『刀鍛冶の里編』。次の敵は何と上弦の鬼が二体登場しますが、その内の一体上弦の伍『玉壺』は、作中で一番見た目が気持ち悪い異常者と言われています。
今回は『玉壺』について判明していることを紹介したいと思います。
この記事で分かることは?
- 玉壺のプロフィール
- 玉壺の声優『鳥海浩輔』さんについて
- 玉壺の芸術観について
- 玉壺の人間時代や過去、鬼なった理由
- 玉壺の血鬼術や真の姿について
- 刀鍛冶の里での動向・活躍と最後・死亡
上弦の伍『玉壺』のプロフィール
引用元:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』 出版:集英社
【名前】 | 玉壺(ぎょっこ) |
【人間時の名前】 | 益魚儀(まなぎ) |
【身長】 | 150㎝~170㎝(※壺入り状態) |
【体重】 | 40㎏~80㎏(※壺入り状態) |
【趣味】 | 壺作り、生き物改造 |
【死地】 | 刀鍛冶の里 |
【討伐者】 | 時透無一郎 |
【血鬼術】 | 壺間の高速移動、水生動物を操る |
【声優】 | 鳥海浩輔 |
十二鬼月『上弦の伍』を与えられた男性の鬼。
部分的に剃りあげて残った頭髪を後ろにまとめた髪型に両目の位置に口が二つ、額と口に目をつけた鬼で、体は軟体動物のようにうねうねと曲がりくねった状態で壺から生えています。また、体中から小さく短い手が生えているため、作中で登場した鬼の中で一番気持ち悪い見た目をしています。
第一印象から小鉄からは「絶対独身」と言われる始末。
十二鬼月の中で探知能力に長けていますが、刀鍛冶の里の位置を確実に特定していない状況で無惨に情報を伝えると、未確定の情報を伝えたとして無惨に怒られ一度頸を撥ねられています。なお、直後にちゃんと里を発見したことで貢献。
人間を嘲る本質は人間時代から続いている模様。
玉壺の声優『鳥海浩輔』さんとは?
◇ 鳥海浩輔さんの情報 ◇
- 出身:神奈川県茅ヶ崎市
- 生年月日:1973年5月16日
- 職業:声優
- 事務所:アーツビジョン
- 『キャプテン翼』… 岬太郎(青年時代)
- 『NARUTO -ナルト-』… 犬塚キバ
- 『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』… 甲賀弦之介
- 『BLEACH』… ザエルアポロ・グランツ
- 『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ』… 愛島セシル
- 『弱虫ペダル』… 今泉俊輔
- 『Opus.COLORs』… 多岐瀬統梧
玉壺の芸術観
趣味の『生き物改造』は独自の奇天烈な芸術観を写した人間を用いた作品作りであり、人間の尊厳を踏みにじる作品ばかり。作中では刀匠たちの死体を刀で刺して飾り付けた『鍛治の断末魔』など猟奇的作品を嬉々として披露。また、上弦の弐『童磨』が玉壺から頂いた壺に女の頸をいけて飾っていると述べると、本来の使い方とは違うものの「だがそれもまたいい」と受け入れる寛容さを持ち合わせていました。
同じ芸術家には思うところがあるのか、作中では幾度攻撃しても一心不乱に刀を打ち続ける鋼鐵塚蛍を見て同じ芸術家として激しく嫉妬しており、殺しではなく、生きた状態で集中を削ぎ刀を放棄させたいと思い立っています。
なお、鋼鐵塚の集中を削ぐことに気を取られて無一郎の接近に気づかなかった自分に対し、逆に言えばそれだけ自分が『集中』していたということにして自身の芸術家としての矜持を守りました。
結局鋼鐵塚の集中力を削ぐことはできず、最終的には玉壺と無一郎の激しい戦闘に巻き込まれながらも刀を打ち続ける鋼鐵塚を見て「まだ刀を研いでいる…馬鹿か?真面ではない…」と呆れています。
作品を馬鹿にされるとキレる
玉壺は作品と自分の容姿に絶対的な芸術観を持っています。
自身の容姿は美しく気品・優雅さがあると思っており、理解できないのは相手が無教養で貧乏人だからと一蹴。便所虫に本を見せても読めないのと同じだと述べています。
また、特に思い入れのある壺が『左右非対称で下手くそ』と罵られた時には、体中の血管から血を吹きだすど激昂し「それは貴様の目玉が腐っているからだろうがアアアア!!!」と作中一番の怒鳴り具合。
壺を貶す言葉は禁句のようです。
玉壺の人間時代の過去
玉壺の人間時代の名前は益魚儀(まなぎ)であり、生まれは漁村。
人間の頃からいたずらに動物を殺したり違う種類の魚を縫ってくっつける他、壺に鱗や骨を溜める異常行動を繰り返して芸術と宣う性格だったため、生まれ育った漁村では忌み嫌われて孤立。
ある時、漁師の親が漁に出た先で死亡。親が損傷の酷い水死体として戻ってくると、村人達は玉壺の気が触れてしまうのではないかと心配して見守っていましたが、玉壺は親の水死体を見て美しいと感動しました。
その影響か自分を揶揄いにきた村の子供を殺し壺に詰める奇行に走ると、それを知った子供の親が激怒し玉壺を二又銛でめった刺しにし、瀕死の玉壺はそのまま放置されます。しかし、玉壺はその状態で半日経っても生きており、通りかかった無惨によって鬼になるのでした。
鬼になってからは自分の改造と子供の肉を食べるのが好きだったらしく、無惨以外の生き物は全て見下し腹の中でせせら嗤い馬鹿にしているそうです。
玉壺の血鬼術『壺の移動と水生動物』
玉壺の血鬼術は『壺』を主軸としたもの。
- 壺から壺への高速移動術
- 壺から水生動物の鬼を生み出し操る術
- 水を生み出す術
水生動物の鬼は頸を斬っても死なず再生可能ですが、壺が心臓部となっているため、壺を破壊すると死滅します。
また探知能力に長けており、十二鬼月で刀鍛冶の里を突き止めた功労者。
水獄鉢 | 粘度の高い液体に相手を閉じ込める捕縛術で、鬼狩り相手には『呼吸』を封じられるメリットあり。 |
千本針魚殺 | 壺から召喚された金魚が放つ無数の針攻撃。針には神経毒が含まれており、当たるとゆっくりと四肢の動きが奪われる。 |
蛸壺地獄 | 壺から蛸の足に似た触手を召喚する技で、相手の捕縛、締め上げが可能。弾力があるため生半可な刀で斬ることは困難。 |
一万滑空粘魚 | 壺から鋭い牙を持つ魚の大群を召喚し相手に襲い掛かる技。魚の体液は経皮毒らしく浴びれば死に至る模様。 |
神の手 | 真の姿を解放した状態で放つ生物・無生物の区別なく触れたもの全て鮮魚に変える技。おそらく防御不能。 |
陣殺魚隣 | 全身を覆う鱗を使うことで高速で縦横無尽に飛び跳ねることを可能にした戦術。触れるだけで絶命させられる『神の手』と併用することで凶悪な技となる。 |
玉壺の真の姿
玉壺の真の姿は半魚人に似た鱗とヒレを生やす巨躯。うねうねとした胴体はがっしりした肉体となり、小さな手も消え人間の形に近づきますが顔のパーツはそのまま。本人曰く、全身を覆う鱗は金剛石よりも硬く強いそうです。
その姿を見た者は時透無一郎で三人目。
能力は生物・無生物の区別なく触れたもの全てを魚に変える拳『神の手』と、全身を覆う鱗を使って高速で縦横無尽に飛び跳ねる『陣殺魚隣』。縦横無尽に飛び跳ねながら繰り出される『神の手』の危険極まりない攻撃となっています。
玉壺の最後はどうなった?
引用元:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』 出版:集英社
玉壺の死亡が描かれたのは単行本14巻第121話『異常事態』です。
単行本12巻~15巻で描かれた『刀鍛冶の里編』で登場した上弦の伍『玉壺』。遊郭編で敗れた上弦の陸『妓夫太郎と堕姫』の後に上弦の鬼は無惨に呼び出されており、その会議の中で玉壺は刀鍛冶の里を掴んだという情報を報告し、上弦の肆『半天狗』と共に里を強襲します。
そして、刀鍛冶の里を襲撃した玉壺の前に立ちはだかったのが霞柱『時透無一郎』です。
玉壺は刀匠たちを殺めた後に、無一郎とほぼタイマンで戦った末に敗北し死亡しましたが、玉壺がどのようにして敗北したのかその動向や最後を見ていきましょう。
※ネタバレが苦手な方はご注意ください。
刀鍛冶の里の発見と潜入
刀鍛冶の里を見つけた方法は不明ながら玉壺は里の中に壺を出現。たまたま通りかかった刀匠が壺を覗き込むと刀匠は壺に体を吸い込まれて捕食されると、半分ドロドロと融解した状態で吐き出され、直後に玉壺本体が壺から登場し潜入を成功させます。
玉壺の目的は鬼殺隊の日輪刀を打つ刀匠を皆殺しにすることで鬼狩りを弱体化させることでした。
そのため同じく潜入能力に長けた上弦の肆『半天狗』を伴い、玉壺は里の壊滅を、半天狗は鬼狩り(炭治郎たち)の殺害を目的に別行動をとります。
そして、血鬼術で生み出した水生動物の鬼たちを使い刀匠たちの虐殺を始めると、里の刀匠『金剛寺』『鉄男』『鉄池』『鋼太郎』『鉄広』を殺害し遺体を作品として活用。突き刺した刀を捻るとその断末魔を再現できる機能をつけた『鍛人の断末魔』を生成しました。
その後水生動物の鬼を使い里の子供・小鉄を襲撃すると、上弦の肆『半天狗』の分裂体『可楽』の術の突風で吹き飛ばされた時透無一郎が小鉄と邂逅し救出。小鉄の訴えで鋼鐵塚蛍と鉄穴森鋼蔵がいる小屋に向かった無一郎は鉄穴森と合流すると、鋼鐵塚がいる小屋へ向かいますが、途中で玉壺と対面します。
玉壺vs時透無一郎
無一郎と対面した玉壺は嬉々として自信作の『鍛人の断末魔』を披露すると、小鉄は知り合いや親戚の変わり果てた姿を見て涙。あまりの悪趣味に無一郎は「いい加減にしろよクソ野郎が」と静かに怒ると一気に間合いを詰めて一閃。しかし、玉壺は壺から壺への高速移動で回避します。
作品を理解されなかった玉壺は憤慨しながら壺を取り出すと金魚を生み出し血鬼術『千本鉢・魚殺』で無数の針を飛ばすと、針は小鉄と鋼鐵塚へ。無一郎は身を挺して二人の盾になると体中を針で貫かれて負傷しました。
そんな無一郎を見て玉壺は「つまらない命を救ってつまらない場所で命を落とす」のだと嘲笑うと、柱をどんな作品にしようか胸を躍らせます。
そして、無一郎が爆発的な踏み込みの速さで玉壺の頸に日輪刀をあてがったかと思うと、玉壺は即座に壺を取り出し水の牢獄の血鬼術『水獄鉢』で無一郎を水の中に閉じ込めるのでした。
鬼狩りの最大の武器である呼吸を止めたと述べる玉壺は、無一郎がもがき苦しんで歪む顔を想像して「ヒョヒョッ」と笑います。
更に同時進行で水生動物の鬼を里に放ち、刀匠の要である里長を襲撃するのでした。(※里の方は駆け付けた甘露寺蜜璃が対処し殲滅)
玉壺と鋼鐵塚蛍
無一郎を抑えた後、玉壺は抵抗する鉄穴森を軽くあしらいながら小屋の中へ入ります。
里長が隠れているわけでもない何の変哲もないアバラ屋を守る意味が解せない玉壺ですが、一先ず中に居た鋼鐵塚に声を掛けます。しかし、鋼鐵塚は刀を打つという自分の世界に没頭しているため玉壺の声に無反応。
玉壺はその集中力に驚嘆すると、自分とてこれほどに集中した覚えがないと芸術家として負けている気が逸り鋼鐵塚を殺さない程度にいたぶり始めるのでした。しかし、鋼鐵塚は片目を潰されても悲鳴一つ上げずに一心不乱に刀を研ぎ続けていたため、玉壺は最終手段として鋼鐵塚の目の前で鉄穴森の殺害を考慮します。
が、直後に『水獄鉢』から脱出した無一郎が奇襲。
間一髪で攻撃を回避した玉壺は、無一郎の接近に気づかないほど鋼鐵塚に集中していたことを芸術家としてポジティブにとらえますが、無一郎の顔に浮かび上がった『痣』を見ると無残から受けた炭治郎の情報を想起。そして、初見時よりも速く打ち込む無一郎の身体能力が壺間の高速移動を捉え玉壺の体に傷をつけた事実を冷静に分析します。
無一郎が踏み込むとすかさず血鬼術『蛸壺地獄』を発動。壺の中から召喚された巨大な蛸足の触手が無一郎を包み小屋を内側から破壊するも、無一郎は土壇場で鉄穴森から本来の日輪刀を受け取り、蛸足を両断。
更に伍ノ型『霞雲の海』で立ち込める霞と共に瞬く間に蛸足を全て小間斬りにすると玉壺に接近。玉壺は寸の所で壺間の移動で回避しますが、斬撃は喉元を斬り裂いており負傷させられるのでした。
玉壺vs時透無一郎(痣あり)の決着
痣の発現で調子のいい無一郎は玉壺との悪口バトルで壺を貶すと、それが玉壺の逆鱗に触れてしまい、玉壺は血鬼術『一万滑空粘魚』を放ち、無一郎は壺から解き放たれた無数の魚の群れに襲われます。
しかし、無一郎は表情一つ変えずに陸ノ型『月の霞消』で無数の魚の群れを一掃し、続けて参ノ型『霞散の飛沫』で魚が巻き散らす毒の体液を弾き飛ばすと玉壺の頸を捉えます。が、この一撃は玉壺が脱皮をして回避。
本気を出した玉壺は半魚人のような見た目に鱗とヒレを生やす真の姿を披露すると、触れる物全てを魚に変える『神の手』、金剛石よりも硬くバネのある鱗を利用して高速で縦横無尽に飛び跳ねる『陣殺魚隣』を併用し、無一郎を追い詰めていきます。
理に反した自由自在予測不可能な玉壺の動きに対し、無一郎は動きに緩急をつけて相手を攪乱する漆ノ型『朧』で対応。玉壺は無一郎を捉えたと思っても、攻撃を当てた瞬間には既にそこから無一郎が消えていることから「霞に巻かれているような…」と表現し、『朧』の動きに翻弄されます。
そして、次に無一郎の姿を捉えた刹那、玉壺は無一郎に頸をあっさり斬られるのでした。
玉壺は自分の頸が地面に落ちる意識の最中、自分に何が起きたのか理解できないまま目の前に姿を現した無一郎を速く片付けて無惨に報告しようと気持ちを逸らせますが、頸が地面に着地して初めて無一郎に斬られたことを自覚。
まさか自分が子供相手に負けたのかと驚嘆する玉壺でしたが、その事実に怒り狂うと、人間の分際でよくも頸を落としたなと憤慨。更に自分の方が百人の命より価値があり、優れて選ばれた生物。弱く生まれてただ老いるだけのつまらなくくだらない命を神の手により高尚な作品にしてやったと豪語する始末。
しかし、戯言の途中で無一郎により頭部を小間斬れにされると玉壺は完全に死亡するのでした。
玉壺の人間時代の過去と真の姿や最後と死亡のまとめ
- 玉壺の声優『鳥海浩輔』さん
- 玉壺は上弦の伍で容姿は両目の位置に口が二つ、額と口に目をつけた気持ち悪い見た目で体は小さな手を何本も生やしている
- 独自の奇天烈な芸術観を写した人間の尊厳を踏みにじる『生き物改造』が趣味
- 芸術作品や壺、自身の容姿に絶対的な芸術観を持っているため貶されると激昂する
- 人間時代の名前は益魚儀(まなぎ)で生まれは漁村
- 当時から動物を殺し魚を縫ってくっつける他、壺に鱗や骨を溜める異常行動を繰り返し親の水死体を見て美しいと感動
- 自分を揶揄った村の子供を殺した後、子供の親に二又銛でめった刺しにされ瀕死になったところを無惨によって鬼にされた
- 血鬼術は『水生動物を操る』(壺間の高速移動術や水も壺から生み出す)
- 真の姿は鱗に覆われた半魚人のような見た目で鱗は金剛石よりも硬い
- 刀鍛冶の里を見つけた功労者で、上弦の肆『半天狗』と共に里を襲撃
- 血鬼術で生み出した水生動物を操り里を蹂躙し半壊させる
- 霞柱『時透無一郎』と戦い敗北、死亡した
単行本12巻から突入した刀鍛冶の里編の敵、上弦の伍『玉壺』は、その見た目の気持ち悪さや性格の歪み具合、趣味の生き物改造による殺害後のオブジェなどから『気持ち悪い・グロテスク・嫌い』などある意味狙い通りの反響がありました。
2023年4月からのアニメ化に際してどの程度原作に忠実に描かれるのかは分かりませんが、規制の対象になるかもしれないという危うさがあります。
漫画版では玉壺の人間時代のエピソードが無かったので、アニメ版で補完してほしい気持ちがありますが、子供人気の高いアニメ版でどこまで描けるのか、そういった部分でもハラハラさせられるキャラクターでした。
怖いもの見たさになりますが、人間時代の玉壺を映像で見てみたいですね!
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