最悪の世代の一人ユースタス・キッド率いるキッド海賊団は、新世界にて海賊同盟を結びますが、四皇の一角百獣のカイドウに敗北し囚人に。
その後、麦わらの一味がワノ国に上陸したことで、ルフィとローと共闘しビッグ・マム海賊団と百獣海賊団を撃破しました。
そして、それぞれがワノ国から別方角へ出航しましたが、何とキッド海賊団の進路先はルフィとウソップが夢見るエルバフであり、そこには赤髪海賊団がいたのです。
今回は、キッド海賊団vs赤髪海賊団の結末を紹介したいと思います。
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キッド海賊団と赤髪海賊団の関係とは
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
キッドは初登場時両腕がありましたが新世界篇ですでに隻腕になっています。
この2年の間に何があったのかと言うと、ホールケーキアイランドで将星を手負いにしてロードポーネグリフの写しを盗ませる以前に、赤髪海賊団との抗争で左手を失ってしまったと単行本92巻第928話『花魁小紫登場』でキッド本人が話しています。
ただ、なぜ抗争することになったのかは分かっていませんが、2年の間にキッド海賊団は赤髪海賊団と戦ったようですね。
また、キッド海賊団はシャンクスに一目会う事もできずにベックマンたちに完膚なきまで叩きのめされて片腕を奪われたとのこと。
キッドの腕(左手)を切り落としたのはベックマン
キッドの左手を切り落としたのはベン・ベックマンと判明。
単行本106巻第1076話『旧友』では、エルバフにやってきたキッド海賊団に向けてベックマンが「敵はきっとお怒りだぞ」と呑気に語らっていますが、ラッキー・ルウが「ぎゃはは、ベック、お前が言うな!恨まれてんのはお前だよ!」と揶揄っています。
これらの会話から察するにキッド海賊団はベックマンら幹部と戦い腕を切断されたと考えられます。
また、単行本107巻第1086話のSBSにて、読者の質問に尾田栄一郎先生がキッドの腕を奪ったのはベックマンと回答されています。
なお、銃を扱うベックマンがどのようにしてキッドの左手を切断したのかはまだ明かされていませんが、①銃弾で左手が吹き飛ぶ、②悪魔の実の能力で左手を奪う、といった考察がされています。
エルバフで再戦
単行本106巻第1071話『英雄出撃』にてキッド海賊団は新世界ウォーランド「エルバフ」の海域に到着。
そして単行本106巻第1076話『旧友』にて、エルバフ近海でキッド海賊団と赤髪海賊団の傘下の海賊団が開戦になろうかというところで、ロック・スターが幹部達がいる港の酒場に報告しシャンクスが動きます。
前回は完膚なきまで叩きのめされたキッドでしたが、次に負ければ腕だけではなく命を奪われると理解していながら、キッドはそうなるのは自分が敗けた時の話と勝気に挑みます。
キッドvsシャンクス
キッド海賊団と赤髪海賊団の戦闘が始まったのは単行本107巻第1079話『「四皇」赤髪海賊団』。
エルバフ近海に待ち構えていたのは何隻もの海賊船でしたが、そのほとんどがキッドが呆れるレベルのザコ海賊団。なんでも赤髪海賊団の傘下は『弱い』で有名らしく、赤髪海賊団の『旗』に守られてる者がほとんどとのこと。
そのため、ロック・スターから報告を受けたシャンクスは傘下の海賊団を下がらせて自ら出陣します。また、部下からキャプテン・キッドの記録を受け取り目を通しつつ、キッド海賊団がワノ国の傷を癒やして戦う気満々であること聞き、戦闘を決意。
一方でキッドは撤退前の赤髪海賊団の傘下の海賊船が9隻臨戦態勢であることから、赤髪海賊団とぶつかる前に『電磁砲』で一掃する作戦。
キッドが船上で『電磁砲』を構えると傘下の海賊団は巨大な砲台を見て騒然としますが、ここでシャンクスの見聞色の覇気が『未来』を察知します。
シャンクスが視た未来は傘下の海賊団が『電磁砲』を撃ち込まれて沈んでいく情景であり、被害が大きすぎることからシャンクスは冷や汗を浮かべつつヴィクトリアパンク号へ飛び掛かります。
突然単身飛び込んでくるシャンクスに驚愕するキッドでしたが、次の瞬間、シャンクスは覇王色を纏いつつ『神避』を放ち『電磁砲』ごとキッドを撃ち抜くのでした。また、覇王色の覇気によりキッド海賊団の大半の船員は気絶し、『神避』の余波と『電磁砲』の暴発で船は爆発しほとんどの船員は戦闘不能に。
そして、キッドとキッドの援護に入ったキラーは『神避』で戦闘不能となり、キッドに関しては完全に白目を剥いて仰向けに倒れたまま微動だにしません。
キッドとキラーそして船員のほとんどが戦闘不能、さらに船は半壊という絶望的な状況の最中、ワイヤーやヒートなどが降参を掲げキッドを殺さないよう命乞いを始めると、ビッグ・マム海賊団と百獣海賊団から手に入れたロードポーネグリフの写しを差し出します。
しかし、シャンクスは写しを受け取ることなく船から飛び立つと、エルバフの港に二体の巨人が剣を振りかぶるシルエットが。二体の巨人の正体はドリーとブロリーであり、二人はいつのまにかエルバフに帰郷。シャンクスとも顔なじみであったことが判明。
そしてドリーとブロリーは「人の故郷に銃口向けたら同じ目に遭う覚悟をしろよ?」と述べ『覇国』を撃ち放ちヴィクトリアパンク号を完全に破壊するのでした。
キッド海賊団の壊滅
海底に沈んでいくキッド海賊団とヴィクトリアパンク号の残骸。
吹き出しに『新世界エルバフにて──懸賞金30億の海賊ユースタス・キャプテン・キッド率いるキッド海賊団──壊滅』と書かれたため、キッド海賊団はエルバフ近海で赤髪海賊団に完全敗北を喫しました。
なお、同時期にローのハートの海賊団も黒ひげ海賊団に敗北していますが、ローの場合は船長がベボに連れられて戦線離脱したため『敗走』と表記。
一方でキッド海賊団の場合は船長が完全に撃破されているのでここで完全に『壊滅』したという意味でしょう。
まとめ
- キッド海賊団は赤髪海賊団と一度抗争している
- キッドは一度目の抗争時にベックマンに左手を切断されている
- ワノ国篇後、キッド海賊団は新世界ウォーランド「エルバフ」の海域に到着
- エルバフ近海にてキッド海賊団は赤髪海賊団とその参加と対峙するが、キッドが『電磁砲』を放つ直前でシャンクスが登場
- キッド海賊団はシャンクスの『覇王色』と『神避』で半壊し、エルバフの陸から放たれたドリーとブロリーの『覇国』でヴィクトリアパンク号を完全に破壊され海に沈む
- キッド海賊団は赤髪海賊団に敗北し『壊滅』と表記されている
最悪の世代の一人であり、ルフィとローの三竦みの同格扱いされてきたキッドですが、ワノ国篇後に到着したエルバフにて赤髪海賊団と再会し敗北しました。
同じ四皇のビッグ・マムやカイドウに食い下がったキッド海賊団でしたが、シャンクスに一撃で戦闘不能にされてしまったのは少し残念です。
悪魔の実の能力者は海上戦に弱いことには変わりありませんが、仮にもローとともにビッグ・マムを討ち取った後なので一撃くらいは傷を与えて欲しかったですね。
今後、登場があるのかはわかりませんがこのまま退場ではないことを祈ります。
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