漫画「テニスの王子様」は、テニス漫画である一方で本編中に思わず笑ってしまうようなシュールな場面が多用されています。
その中でも「デカ過ぎんだろ」はネットミームになり、読者からもテニスの王子様のネタとして真っ先にあげられるほど有名になりました。
今回は「デカ過ぎんだろ」の元ネタについてご紹介したいと思います。
「デカ過ぎんだろ」の元ネタは何巻何話?
引用元:許斐剛『新テニスの王子様』 出版:集英社
テニスの王子様でネタにされている「デカ過ぎんだろ」の元ネタは、u-17W杯準決勝日本vsドイツ戦でダンクマール・シュナイダーが使用した能力「巨像ギガント」による巨大化になります。
収録巻は単行本29巻289話「プロの次元」。
そのあまりの大きさに「デカ過ぎんだろ…」と感嘆の台詞が添えられたことから、以降、読者にネタにされるようになりました。
「デカ過ぎんだろ…」の詳細
u-17W杯準決勝日本vsドイツの二回戦、ドイツ代表はダンクマール・シュナイダー(プロ)とベルティ・B・ボルク(プロ)のペアを送り込み、日本代表はデューク渡邊と仁王雅治のペアで挑みます。
この試合、仁王は平等院鳳凰にイリュージョンしデュークとの最強ダブルスを実現させ、進化したイリュージョンで平等院の技を模倣しデュークと共に1セットを奪う日本でしたが、続く第2セット目、ドイツサーブでダンクマールがコートに入るとその姿は視界に入りきらないほどに巨大化していました。
その圧倒的身長に仁王とデュークは上を見上げると「デカ過ぎんだろ…」と感嘆。
デュークホームランさえ通用しない圧倒的な破壊力に日本は成す術もな点を取られ続けるのでした。また、ベルティの方をデュークホームランで吹き飛ばしても、後方のダンクマールがお腹で受け止めるため通用しない模様。
試合の結果
この試合の鍵を握るのは仁王であり、仁王は合宿編で事実上リタイアした後、リハビリに励みつつ日本代表の為に何ができるのかを考えぬいた結果、高校生代表のVIPルームに入り浸りイリュージョンを進化させ日本代表の『ジョーカー』を目指しました。
そして、ドイツ戦では平等院を始め、ギリシャ代表のゼウス、オーストラリアのノアになって相手を揺さぶり、中盤では切り札として用意していたフランス代表のカミュにイリュージョンし、元フランス代表のデュークとカミュのダブルスを実現。果てはデュークの「破壊」とカミュの「愛」が『能力共鳴』を起こし『創造』を発動させると、タイブレークまで持ち込みます。
しかし、ここでドイツのプロもダンクマールの「巨像」とベルティの「AI」を『能力共鳴』させると、全ての資格をも感知・共有できる『衛星視点』を発動し、タイブレークは一進一退の接戦へ。
は、最後は仁王がイリュージョンを止めて自分自身で戦うことでベルティのデータにない動きを見せるほか、デュークとの協力技でボールを押し込み逆転勝利しました。
この試合で日本は現役プロのダブルス選手を撃破する快挙を遂げます。
アニメ版との違い
アニメ版では漫画では表現しきれなかった音や振動、台詞の主などがアレンジされています。
第2セット目開始時、ダンクマールのサーブが始まると、球をドリブルさせる振動で画面が揺れ、球が弾む音もズシンズシンと鈍重。そして、仁王視点でダンクマールが巨大化していく能力を発動したのか、肉体が膨張するような音と共に影が仁王を覆っていき視線が徐々に上に向かっていく演出が。
そして、次の場面で巨人となったダンクマールが球をドリブルさせる姿が描かれ、日本代表一同が唖然とそれを見上げる姿が描かれると金太郎の声で「なんやー?デッカすぎるやろー」と衝撃のリアクションが綴られました。
漫画では特定の誰かの台詞とは断定されていませんが、アニメ版ではチームベンチにいる金太郎の台詞としてアレンジされています。
なお、怪獣のような破壊力のサーブが決まっても淡々と試合を進行する主審はシュール。
漫画内で「デカ過ぎんだろ…」が擦られる
引用元:許斐剛『新テニスの王子様』 出版:集英社
u-17W杯準決勝終了後、特設会場で8つの国の威信を賭けた閑話『焼肉の王子様』が描かれており、ドイツ・スイス・フランス・アメリカ・ギリシャ・オーストラリア・アラメノマそして日本が参加する焼肉が主役のゲームが開催されました。
当然罰ゲームとして『特製乾汁』が登場し飲んだキャラクターが続々と退場する流れで、問題のシーンは最終ラウンドの『落とし焼肉』。ヘリコプターから落とされた焼肉を多く食べた方が勝ちというルールの下、各国の強者が上空から落ちてくる焼肉を掴み食べていきます。
焼肉には紐が結ばれており、床に接地しない仕組み。そんな中、ヘリコプターに搭乗していた跡部(手塚も同乗)が突然の揺れに驚くと窓の外にアレを発見。
そこには巨大化して紐を手繰り寄せるダンクマールの姿があり、跡部の台詞なのか「…だからデカ過ぎんだろ」という感嘆の声が添えられるのでした。
なお、ホテルでは各国のコーチがディナーをしており、彼らが乾杯する中、窓の向こう側ではヘリコプターが墜落したのかパラシュートで脱出する二名(跡部と手塚?)の姿や、大怪獣のように両腕を上げてポーズを決めるダンクマールの姿が描かれています。
まとめ
以上「神回「デカ過ぎんだろ」の元ネタ」についての紹介でした。
テニスの王子様には要所要所にネットミームになるネタが散りばめられていますが、おそらく「デカ過ぎんだろ」はテニスの王子様史上最も有名になったであろうシュールな場面です。
それが登場した試合自体はかなりの神回であるものの、やはりコート上に巨人がいるシュールさは何とも言えないものがあります。
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