漫画『SAKAMOTO DAYS』の登場キャラクター・神々廻(シシバ)。
神々廻は本作でも人気のキャラクターであり、初期から登場するORDERの一人ですが、所属組織の任務柄いつ命を落としてもおかしくない境遇にいます。
神々廻とは、いったいどのような背景を持ち、現在は生きているのか・死んでいるのか展開はどうなっているのでしょうか。
今回は神々廻のプロフィールと生死についてご紹介したいと思います。
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神々廻(シシバ)のプロフィール
引用元:鈴木祐斗『SAKAMOTO DAYS』 出版:集英社
神々廻は殺連直属の特務部隊『ORDER(オーダー)』の一人です。
金髪の関西人で従容自若な性格。時にはノリとツッコみをこなしており、ORDER内では常識的かつコミュニケーション能力に長けている人物です。なお、マイペースな大佛や南雲に振り回されることが多く、苦労人な様子。ORDER内でのかつての立ち位置は特攻隊長だったようですが、現在その役目は大佛に譲っている模様。
一方で嫌いな食べ物はタマネギであり、タマネギが食事に入っていると狂暴化する一面も。
初登場は単行本2巻第14話。
声優は八代拓さん。
神々廻の武器 / 能力
基本的にORDERの殺し屋に特別な能力(シンのような異能など)はありませんが、神々廻はネイルハンマーを武器に身体能力で戦闘を行います。
ネイルハンマーとは、西洋の金槌であり、片面が釘打ち、もう片面が釘抜きの役割を持つ左右非対称のハンマーです。
神々廻がネイルハンマーを武器に選んだ理由は殴る・抉るが両方できるうえに弾切れも刃毀れもないからであり、その頑丈さ故に弾除けや防御にも活用しています。
主な攻撃手段は釘抜き側を頭部に引っかけて首を捩り切る・釘抜き側で相手を斬り裂くであり、状況に応じては二刀流で扱うこともあるほか、時にはネイルハンマー型の爆弾を仕込むこともあります。
神々廻と四ツ村暁の関係
関西殺仁学院中退後にゴロツキだった神々廻は四ツ村(ORDER)と交戦するものの、その才能を買われてその場で殺し屋にスカウトされました。
四ツ村曰くいい殺し屋の条件とは『狂気的な信念を持つ』か『全く無い』の二つであり、おそらく神々廻は後者。四ツ村は神々廻に殺し屋の才能を見出すと、この業界が常に人手不足であることも踏まえて神々廻を部下にすることに決め、以降は現場に連れ回すことになります。
そのため、四ツ村は神々廻の指導係兼反面教師的存在(現在の神々廻と大佛のような関係や殺し屋の世界の師弟とも言える)。
しかし8年前、四ツ村は前会長が暗殺された後に新会長となった麻樹栖により会長暗殺の罪を着せられて殺連を追放、及び抹殺命令を下されることになり追われる側になり、神々廻は追手として対峙。
神々廻は四ツ村の無実を確信しながらも四ツ村に「何も聞くな、神々廻。教えたはずだ、敵を知りすぎるな」と警告されたため、殺しの理由を考えるのは殺した後から──という四ツ村の教えに準じ任務を遂行。
結果、神々廻は四ツ村を取り逃がすことになり、四ツ村は雲隠れしました。神々廻の顔の傷はその時に四ツ村につけられたものです(※なお、後に四ツ村が「あの時殺しておけばよかった」と発言しているため、当時は神々廻を殺せたが殺すことを躊躇った可能性を示唆)。
この出来事がきっかけで家庭・家族といった大切なもの・自分にとって弱点になるものは余計なモノと考えるようになり、何も考えずに済むようシンプルを好むようになりました。
JCC潜入編では、京都で四ツ村と対峙し、殺連に対する組織的暴力行為及びその幇助等の罪で抹殺命令を再び執行。すっかりORDERに染まり切った神々廻を前に四ツ村は「俺よりよっぽどORDERに向いてるよ」と称賛し、8年前に対峙した回想を挟み戦闘開始となりますが、今回は神々廻に軍配が上がり決着。
神々廻は「アンタが敵になる度にアンタを殺す理由を探すのはもう疲れたわ…」と彼なりに四ツ村と訣別を果たすのでした。
なお、敗北した四ツ村は鴨川に叩き落とされたものの溺死の直前に南雲に助けられており、その後は「死人」として裏方で南雲に依頼された情報収集に励むことになりますが、神々廻は四ツ村の生存を知りません。
神々廻と大佛の関係
神々廻と大佛の関係性は今のところ深掘りされていません。
しかしながら、マイペースな大佛に毎度振り回されている様子からある意味で尻に敷かれているのは神々廻であり、四ツ村との交戦時に先発(ORDER内における特攻隊長の役目)は大佛に譲ったと述べているあたり、大佛の戦闘力に関しては信頼している様子。
また、世紀の殺し屋展編で神々廻が戦闘不能になった際に大佛がブチ切れていた様子から、大佛にとって神々廻は重要な存在であることを仄めかしているため、以前南雲が揶揄うように発言していた四ツ村と神々廻の関係性そのものである可能性が浮上。
或いはそれ以上かもしれません。
なお、世紀の殺し屋展編にて、神々廻は大佛に対し、ぼーっとしていて何を考えているのか分からない・飯にがめつい・失礼・初めの頃はこんやつが部下と嘆いていたことが判明しますが、そんな大佛でも優秀だったことを認識させられました。
神々廻は死亡した?
結論から述べると神々廻は現在も生きています(※単行本20巻時点)。
世紀の殺し屋展編ではX一派の熊埜御、ハルマ、キャロライナ・リーパーと交戦しますが、重傷を負ったものの今回も生還しました。
神々廻&周vs熊埜御&キャロライナ・リーパー
世紀の殺し屋展(美術館)編では、朝倉シンや四ツ村周とともに、X一派の熊埜御、ハルマ、キャロライナ・リーパーと対峙し交戦。シンがハルマと一対一にもつれこむ最中、神々廻は周と共闘し熊埜御とキャロライナ・リーパーの二人と交戦します。
周はキュリー温度を超えると磁性を失うという観点からキャロライナ・リーパーの熱攻撃を利用し熊埜御の磁力を無効化。これにより、熊埜御の磁力が無くなった隙を突いて神々廻は熊埜御のダウンを取り、その流れで更にキャロライナ・リーパーをダウンさせます。
しかし、一旦戦況が落ち着いたところで周が本題を切り出すことに。周が館内で神々廻を尾行していた理由は、神々廻が父親(四ツ村暁)のかつての同僚であることを知っていたからであり、神々廻に父親の所在を聞くタイミングを計っていたところにX一派の襲撃に邂逅したのです。
周の父親の所在を訊ねられた神々廻は「君の親父…四ツ村暁は俺が殺した」と打ち明けると、周は父親が既に故人である現実を受け止めます。
一方で、周は同じ殺し屋として神々廻を迫るつもりは毛頭ないものの、父親が抹殺対象となった理由を知るため説明責任を求めますが、殺連の任務は基本的に機密事項であり、特に四ツ村暁の件になるとそれを知った周が危険に見舞われると思い『機密事項』の四文字を告げます。
その際、神々廻は8年前に四ツ村に真相を訊ねた自分と今の周を重ねることに。当時、四ツ村が真相を知ろうとする神々廻に対し『神々廻、これ以上何も聞くな、教えたはずだ、敵を知りすぎるな』と警告した理由が、奇しくも神々廻を守るためだったとようやく気付くのでした。
神々廻が四ツ村の真意を知った直後、復活したキャロライナ・リーパーが周を急襲しますが、神々廻は周を庇いキャロライナ・リーパーを迎撃。しかし、互いに一撃を入れる相打ちの形で双方がダウンすることに。神々廻は右横腹をガス切断機で斬られてしまい重傷を負ってしまいます。
自分を庇い重傷を負った神々廻を前に周は戸惑いますが、神々廻もまた自分がどうして周を庇ったのかは理解しておらず、ただ周にこの場から逃げるように伝えます。しかし、周が神々廻を捨てきれずにいるとキャロライナ・リーパーが息を吹き返し、加えて熊埜御も復帰して両者に挟まる絶体絶命な状況に。
周は神々廻を守るために立ち塞がりますが、そこに現れたのが大佛。
大佛は下層から天井に穴を開けると落下したキャロライナ・リーパーを細切れにして殺害。その足で上階によじ登って来ると、重傷の神々廻を見てブチ切れることになり、暴走。
大佛は神々廻の側に立っていた周が傷を与えた敵と認識し、唐突に周の首を絞め上げることに。神々廻は大佛の誤解を解こうとするもダメージが大きすぎて口が回らず、周は荒ぶる大佛の猛攻を掻い潜りながらも逃走を始めるのでした。
なお、別の戦場の影響で美術館が崩壊を始めたため、下層からシンたちが逃げているところで大佛に捕まりかけていた周と遭遇。おばけが苦手な大佛が透明スーツを着た勢羽夏生をおばけと認識し驚いている間にシンたちは周を回収し逃亡することに成功しました。
そのため、大佛は周を取り逃がした後に神々廻とともに美術館を脱出しているものと見られ、数日後には回復し復帰している神々廻の姿が描かれています。なお、周について誤解を解いたのかは不明。
何はともあれ、大佛の介入のおかげで今回は生き延びることができました。
神々廻の指の欠損
神々廻は京都で四ツ村暁と交戦した際に左手の薬指と小指を根元から切断されています。
その後は黒塗りに近いバンドで固定された義指が取り付けられています。
戦闘描写を見る限り、左手の薬指と小指を欠損して以降は基本的に右手でネイルハンマーを振り回しているため、左手の握力に影響が出ている可能性があります。
なお、熊埜御戦では義指のような外見は見受けられませんが、これが描き忘れなのか、技術的な問題で地肌に近い外見の義指をつけるようになったのかは不明。
まとめ
神々廻(シシバ)のプロフィールや生死についてのまとめ
- 神々廻(シシバ)のプロフィール
- 殺連直属の特務部隊『ORDER(オーダー)』の一人
- 金髪の関西人で従容自若な性格
- 嫌いな食べ物はタマネギ
- 声優は『八代拓』さん
- 武器はネイルハンマー
- 神々廻(シシバ)と四ツ村暁(ヨツムラサトル)の関係
- ゴロツキだった神々廻と交戦した際に彼に殺し屋の才能を見出した四ツ村がその場でスカウト
- 四ツ村は神々廻の指導係兼反面教師的存在
- 8年前、四ツ村暁が前会長殺害の罪を着せられた際に粛清係として派遣されたのが神々廻であり、取り逃がす
- 顎の傷痕はその時に四ツ村につけられたもの
- 現代、再び抹殺対象である四ツ村と邂逅し今度は勝利(※神々廻は四ツ村が死んだと思っている)
- 神々廻(シシバ)と大佛(おさらぎ)の関係
- 現時点で関係性は不明
- 大佛の戦闘力に関しては信頼している
- 客観的に見れば『四ツ村と神々廻の関係性』そのもの
- 神々廻が重傷を負った際に、大佛は神々廻に重傷を負わせた敵に対し激怒している
- 神々廻(シシバ)の生死について
- 神々廻は現在も生存している(※20巻時点)
- 京都で四ツ村暁と交戦し勝利するが左手の薬指と小指を欠損し義指となっている(※美術館編時には義指描写がなくなっている)
- 美術館(世紀の殺し屋展)でX一派(熊埜御&キャロライナ・リーパー)と交戦し重傷を負うが、数日後には復帰
ORDERの構成員、特に初期から登場している神々廻などは読者人気が高く、戦闘も多く描かれています。
一方で、神々廻は同格以上と戦う場面が多く、残る敵がORDERと同格程度のX一派、加えて作中最強キャラである篁を葬った有月であることから、最終回までの連載中いつ命を落としてもおかしくありません。
美術館で周を庇って重傷を負った前例がある通り、何だかんだで神々廻は甘い部分を捨てきれていないため、死亡フラグは健在です。
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SAKAMOTO DAYS 作者:鈴木祐斗 |
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