漫画『NARUTO』に登場する人柱力とは、圧倒的なチャクラを有する尾獣をその体内に封印されている者を指しますが、尾獣を抜かれると死亡してしまうのが特徴です。
本編では一~九体の尾獣の数と同じ九人の人柱力が登場しましたが、彼らはなぜ死んでしまったのでしょうか。
また、歴代人柱力はどんな人物だったのでしょうか。
今回は『NARUTO』に登場した歴代人柱力のプロフィールと死亡理由についてご紹介したいと思います。
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歴代人柱力のプロフィールと死亡理由の一覧
【一尾・守鶴(しゅかく)の人柱力】分福(ぶんぷく)
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 不明 | 出身 | 砂隠れの里 |
身長 | 不明 | 体重 | 38.2kg |
誕生日 | 2月9日 | 血液型 | O型 |
星座 | みずがめ座 | 性格 | 温厚質実、寛大 |
討伐者 | ── |
生い立ち |
生まれた時に一尾を封印された人柱力であり、砂隠れの里の老修行僧。
互いに裏の心を受け入れ合えば人も獣も分かり合えると考える心優しい人間であり、守鶴に『心を受けて愛となる』と説いた人物です。その清らかな心は六道仙人を彷彿とするようで、守鶴も文福だけは一目置いていました。 しかしながら、人柱力である文福は生まれてからずっと守鶴とともに辺鄙な洞窟(簡易的な洞穴に牢をこさえたような場所)で厳重な軟禁状態であり、満足に食事も与えられない、名前すら呼ばれない家畜のような扱いを受けていました。そんな劣悪な環境下でも文福は守鶴に対し「アナタを守り救済し導く者が必ず現れるでしょう」と愛を説き続けました。 |
死亡理由 |
明確な死亡理由は不明ながら、守鶴の回想時点ですでに老い先短い老人であったため、老衰したものと考えられます。
その生涯は守鶴とともにずっと檻の中での暮らしでしたが、守鶴に六道仙人と似ていると言われた際には一際嬉しい言葉だとして涙を流しました。 |
声優情報 |
宗矢 樹頼
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【一尾・守鶴(しゅかく)の人柱力】我愛羅(があら)
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 17歳(※直後に復活) | 出身 | 砂隠れの里 |
身長 | 166.1cm | 体重 | 50.9kg |
誕生日 | 1月19日 | 血液型 | AB型 |
星座 | やぎ座 | 性格 | 冷静、不敵 |
討伐者 | デイダラ |
生い立ち |
『NARUTO・第一部』の中忍試験編で登場した砂隠れの里の忍で、四代目風影の息子。末っ子にあたります(姉・テマリ、兄・カンクロウ、弟・我愛羅)。
父親の忍術で砂の化身を身重の加瑠羅に取り込ませて胎児の我愛羅に憑依させると、母親は我愛羅を出産しまもなく死亡。母親の命を糧に里の最高傑作として生みだされたものの、精神性は不安定だったため6歳から6年間実の父親から幾度も暗殺される・里の者から爪弾きにされると言う生い立ちを経て『家族は憎しみと殺意で繋がる肉塊』『オレはオレ以外全ての人間を殺すために存在している』と考えるようになりました。 しかし、中忍試験でうずまきナルトと出会い戦ったことで『うずまきナルトのように──』と考え改めると、その後は改心し五代目風影にまで上り詰めるほか、忌み嫌われていた存在から人望を得るまでに成長し、第四次忍界大戦では忍連合連隊長を任されました。 また、戦争編では自身の出生を父親から聞かされると母に愛されていたことを知ります。 なお、我愛羅に施した憑依の術は失敗する確率が高く、我愛羅は三人目の適合者になります。 |
死因・死亡理由 |
『NARUTO・第二部』冒頭にて、砂隠れの里に暁のデイダラとサソリが潜入し風影・我愛羅が応戦。
我愛羅はデイダラの起爆粘土から里を守るために術を行使しますが、それが弱点となり敗北し拉致されると、暁によって一尾・守鶴を引き抜かれて死亡しました。 しかし、直後に同盟国木ノ葉隠れの里から第七班(後に第三班も)派遣されるとチヨバアとともに我愛羅救出任務に向かい我愛羅の遺体を回収。そして、チヨバアは『己生転生』を使用し自分の命と引き換えに我愛羅を生き返らせました。 そのため、我愛羅は現在も生存しています。 |
声優情報 |
石田 彰
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【二尾・又旅(またたび)の人柱力】二位ユギト
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 29歳 | 出身 | 雲隠れの里 |
身長 | 170.2cm | 体重 | 50.8kg |
誕生日 | 7月24日 | 血液型 | A型 |
星座 | しし座 | 性格 | 強気、誇り高い、仲間想い |
討伐者 | 飛段、角都 |
生い立ち |
幼少期に人柱力となった雲隠れの里のくノ一。
雲隠れの忍を誇りに思っている節があり、里を守る信念は随一。尾獣を完全に支配下におく・あるいは意思の疎通ができているのか完全に尾獣化可能であり、高い能力は里を守るという強い信念から会得しました。 |
死因・死亡理由 |
『NARUTO・第二部』にて暁の飛段・角都ペアの襲撃を受けて交戦するものの飛段の能力によって敗北し暁のアジトへ拉致されます。
そして、暁によって二位ユギトの二尾は外道魔像へと引き抜かれたため死亡しました。 |
声優情報 |
園崎 未恵
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【三尾・磯撫(いそぶ)の人柱力】のはらリン
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 不明 | 出身 | 木ノ葉隠れの里 |
身長 | 143cm | 体重 | 39.8kg |
誕生日 | 11月15日 | 血液型 | A型 |
星座 | さそり座 | 性格 | 優しい、知性的、献身的 |
討伐者 | はたけカカシ |
生い立ち |
波風ミナトが担当する第七班の紅一点であり、はたけカカシとうちはオビトの同期のくノ一で医療忍者。
忍の家系ではないものの戦争の悲劇を体験し医療忍者を目指しました。 第七班を献身的にサポートし、彼らを繋ぎ止めていたかけがえのない人物。しかし、第三次忍界大戦中に神無毘橋の戦いでカカシに恋慕していたことを打ち明けるも一度仲間を見捨てた罪の意識からカカシに拒絶されるほか、大切な仲間のオビトを失うことに。 また、オビトの置き土産として左目の写輪眼をカカシに移植しました。 |
死因・死亡理由 |
神無毘橋の戦いの後、暫くしてリンは霧隠れに攫われて三尾の人柱力にされてしまいます。
これはうちはオビトを闇落ちさせるためにうちはマダラが仕組んだものですが、霧隠れの計画では三尾の人柱力となったリンを木ノ葉に戻して暴走させるというものであり、マダラによって自殺防止の呪印札を仕込まれていたリンは、最後の最後で木ノ葉に危害を加えないためにカカシの雷切に自ら突っ込むことで自害を図りました。 そのため、カカシはリンを殺めるつもりはありませんでしたが、結果的にリンはカカシの雷切に心臓を射抜かれて死亡してしまう構図となっています。 なお、その衝撃的な光景を目撃したオビトはマダラの計画通り月の眼計画に加担するきっかけとなりました。 |
声優情報 |
七緒 はるひ
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【三尾・磯撫(いそぶ)の人柱力】やぐら
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 不明 | 出身 | 霧隠れの里 |
身長 | 143cm | 体重 | 38.8kg |
誕生日 | 4月3日 | 血液型 | AB型 |
星座 | おうし座 | 性格 | ムキになりやすい、紳士的 |
討伐者 | うちはイタチ、枇杷十蔵 |
生い立ち |
四代目水影にして三尾の人柱力でもある忍。
三尾はのはらリンの計画失敗後にやぐらに封印されました。 幼いながらも尾獣を完全に制御した天才でしたが、『血霧の里』と呼ばれる所以の恐怖政治を敷いた人物です。しかし、その背景にはうちはオビトが関与していました。 |
死因・死亡理由 |
アニメオリジナルエピソードNARUTO疾風伝第456話(通算676話)では、うちはイタチの暁入り初任務が語られており、イタチは枇杷十蔵(首切り包丁前任者)とペアを組み水の国のとある人物の暗殺任務を請け負いますが、十蔵の追い忍部隊を率いた四代目水影やぐらと遭遇し戦闘になります。
しかし、やぐらはイタチの天照によって倒れると以降はオビトの瞳術に操り人形になり、恐怖政治を敷くことになりました。 そして、やがては三尾を引き抜かれて死亡してしまいます。 |
声優情報 |
入野 自由
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【四尾・孫悟空(そんごくう)の人柱力】老紫(ろうし)
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 不明 | 出身 | 岩隠れの里 |
身長 | 149㎝ | 体重 | 55.5kg |
誕生日 | 6月4日 | 血液型 | B型 |
星座 | ふたご座 | 性格 | 頑固、自由奔放 |
討伐者 | うちはイタチ、干柿鬼鮫 |
生い立ち |
灼熱の溶遁使いにして四尾の人柱力でもある老忍。
血継限界と尾獣の力を昇華するために修業に励む向上思考の持ち主であり、頭の固さは三代目土影オオノキを凌ぐほど。孫悟空と初めて会った際に彼の口上を覚えきれずにちゃんと名前を呼べなかったらしく、以降は老紫の頑固な性格も合わさり尾獣との関係はそこまで良くはなかった模様。 人柱力となって40年以上近く生きているため、外見的特徴を鑑みると人柱力になったのは青年期かそれ以降と思われます(ナルトに『ヒゲのじいちゃん』と呼ばれているため高齢と予想)。 |
死因・死亡理由 |
老紫は人里離れて人柱力としての修業をしているところにうちはイタチと干柿鬼鮫のペアの襲撃を受けて交戦しましたが、敗北し拉致されました。
後に暁によって四尾を引き抜かれて死亡しています。 なお、疾風伝第121話冒頭では、老紫がイタチと戦うオリジナルカット(一瞬のみ)が追加されています。 |
声優情報 |
宗矢 樹頼
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【五尾・穆王(ぼくおう)の人柱力】ハン
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 不明 | 出身 | 岩隠れの里 |
身長 | 228.3cm | 体重 | 114.7kg |
誕生日 | 5月10日 | 血液型 | B型 |
星座 | おうし座 | 性格 | 素直、豪快 |
討伐者 | 不明 |
生い立ち |
岩隠れの里の人柱力であり、『蒸気』を操る独自の戦闘スタイルで『蒸気忍者』の勇名を忍界に轟かせた体術のスペシャリスト。
他の人柱力のようにアニメオリジナルエピソードで背景が回収されることはなかったものの、ナルトなどと同様に里の者からは迫害されて育った様子。 なお、波風ミナト読切漫画「渦の中のつむじ風」では、老紫とツーマンセルで木ノ葉の自来也班(自来也、ミナト、デカイ、他名前不明1名)と戦闘し尾獣玉を披露。老紫とは同じ岩隠れの人柱力であるため親交は深そうです。 |
死因・死亡理由 |
ハンを討伐した者は依然として不明ですが、一尾以前より暁に討伐されています。
死因は他の人柱力と同じく暁に拉致された後で尾獣を引き抜かれたため死亡しました。 |
声優情報 |
安元 洋貴
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【六尾・犀犬(さいけん)の人柱力】ウタカタ
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 26歳 | 出身 | 霧隠れの里 |
身長 | 179cm | 体重 | 59.5kg |
誕生日 | 6月16日 | 血液型 | B型 |
星座 | ふたご座 | 性格 | 物静か、優雅 |
討伐者 | ペイン六道 |
生い立ち |
霧隠れの里の六尾の人柱力。泡を使用した広範囲忍術と酸を組み合わせて戦う忍です。
アニメオリジナルエピソード疾風伝144話~151話にて彼の背景が語られており、任務帰りのヤマト小隊と遭遇し、同じ人柱力のナルトと関わりました。また、追い忍から逃げている最中に助けた少女・土蜘蛛一族のホタルに弟子入りを懇願されており、エピソード終了時には彼女を弟子にすることを決めています。 師匠・ハルサメに殺されかけたことで里を出た抜け忍と判明。 |
死因・死亡理由 |
アニメオリジナルエピソード疾風伝144話~151話の最終話にて、一件落着してナルトたちと別れた後、ウタカタは霧隠れとの和解を望みますが、ホタルと別れて追い忍部隊の元へ行くとそこには追い忍部隊を壊滅させたペイン六道が待ち構えており、ホタルを待たせたまま交戦もむなしく敗北してしまいます。
その後、暁のアジトに拉致されると六尾を外道魔像へと引き抜かれて死亡しました。 第四次忍界大戦で穢土転生されナルトと再会した折には一連の出来事を精神世界で語りました。 |
声優情報 |
鈴村 健一
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【七尾・重明(ちょうめい)の人柱力】フウ
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 不明 | 出身 | 滝隠れの里 |
身長 | 160cm | 体重 | 47.4kg |
誕生日 | 8月8日 | 血液型 | B型 |
星座 | しし座 | 性格 | 快活、お調子者 |
討伐者 | 飛段、角都 |
生い立ち |
滝隠れの里のくノ一で七尾の人柱力。
尾獣の中では珍しい飛行能力を有するため、背に羽を出現させて空を飛ぶことが可能。 本編では語られなかった彼女の背景はアニメオリジナルエピソード(疾風伝394話~)で回収されており、里長からの呼び出しを受けると何かしでかして怒られると勘違いしたことからナルトのように問題児であることが判明。また、外の世界を見てみたいという理由から砂と木ノ葉共同で実施された中忍試験に勝手に申請し、里長を困らせました。 快活な見た目に迂闊な行動力はうずまきナルトを彷彿とさせるものがあり、第二部以前に行われた中忍試験編では我愛羅と共闘し苦難を乗り越えました。 |
死因・死亡理由 |
中忍試験編後の帰路中に暁の飛段・角都ペアと遭遇し戦闘になりますが、あえなく敗北し暁によって七尾を外道魔像に引き抜かれて死亡しました。
フウを捉えた暁ペアもアニメオリジナルエピソードで回収されましたが、戦闘シーンは描かれていません。 |
声優情報 |
白石 涼子
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【八尾・牛鬼(ぎゅうき)の人柱力】ブルービー(フカイ)
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 22歳 | 出身 | 雲隠れの里 |
身長 | 不明 | 体重 | 不明 |
誕生日 | 不明 | 血液型 | 不明 |
星座 | 不明 | 性格 | 不明 |
討伐者 | 尾獣の暴走により雷影を筆頭とした雲隠れの忍達によって討伐 |
生い立ち |
『NARUTO・第二部』の戦争編の修行パート、モトイの過去回想にて登場した七尾の先代人柱力。エー(四代目雷影)とはいとこにあたります。
彼の父と兄も人柱力の実験をしておりいずれも失敗しましたが、忍術センス・能力・血統・人徳を兼ね揃えたフカイが合理的に選出されて人柱力になりました。当時から八尾は何度も暴走を繰り返し雲隠れの里を破壊するなど八尾の力をコントロールできない状態であり、三代目雷影を筆頭としたエリートたちがその都度暴走を抑え込んでいました。 他国とのパワーバランスを鑑みると八尾の力のコントロールは必要不可欠であるため、人柱力の実験は昔から繰り返されていたらしく、ブルービーもその中の一人のようです。 また、自分が失敗した場合の次の人柱力候補であるキラービーのことを案じていました。 |
死因・死亡理由 |
『NARUTO・第二部』より30年前に八尾が暴走したため当時の雷影たちエリートが応戦しており、その最中にブルー・ビーから八尾を抜き取って封印しています。
そのため、尾獣を抜き取られたブルー・ビーは命を落としました。 なお、アニメオリジナルエピソード疾風伝第318話にて、当時の八尾暴走事件は雲隠れの里に潜入していた大蛇丸によって引き起こされたことが判明しています。 |
声優情報 |
古澤 融 → 根本 泰彦
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【八尾・牛鬼(ぎゅうき)の人柱力】キラービー
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
年齢 | 36歳 | 出身 | 雲隠れの里 |
身長 | 192cm | 体重 | 87.1kg |
誕生日 | 5月15日 | 血液型 | B型 |
星座 | おうし座 | 性格 | 活動的、勉強家、能天気 |
生い立ち |
『NARUTO・第二部』の戦争編の修行パートから登場した八尾の人柱力で、雲隠れの里の英雄と呼ばれる存在。
幼少期は人柱力ということで里の者達に忌避されていましたが、ビーは持ち前の性格から落ち込むこともせずひたすら明るく周囲を和ませるほか、人柱力を恥じることなくむしろアピールポイントとして扱いました。 昔から人柱力は裏切りを無くすために五影の兄弟や妻・近い血縁関係から選出されることがしきたりであり、ビーは自分の力を見出してくれた義兄である雷影・エーのために立派な人柱力を誇り影で支えるために強くなりました。過去にはエーとともに波風ミナトと対峙し、敵ながらミナトに気に入られています。 作中では尾獣と心を通わせたただ一人の人柱力としてナルトの尾獣コントロールの修行を見ることとなり、尾獣についてはナルトの師匠にあたります。 |
キラー・ビーは現在も生存しています。
『NARUTO・第二部』戦争編でうちはマダラに八尾を引き抜かれたため死亡したと思われましたが、外道魔像に封印される直前に切り離した足一本を八尾から受け取り生き抜くことができました。 |
声優情報 |
江川 央生
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【九尾・九喇嘛(クラマ)の人柱力】うずまきミト
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 不明 | 出身 | 渦潮隠れの里 |
身長 | 169.3cm | 体重 | 48kg |
誕生日 | 5月3日 | 血液型 | O型 |
星座 | おうし座 | 性格 | 気丈夫、温和 |
討伐者 | ── |
生い立ち |
『NARUTO』開始時点ですでに故人であり、初代火影・千手柱間の妻、およびうずまき一族にあたる人物。
千手一族とうずまき一族は遠い血縁関係にあたり、うずまき一族は生命力に長けた封印術を得意とする一族。ミトもまた渦潮のくノ一であり、初代火影がうちはマダラとの戦いで九尾を獲得した後、その強大な力を封じ込めるためにミトが九尾の器として木ノ葉隠れの里に連れて来られ人柱力となりました。 木ノ葉隠れの里の九尾の人柱力としては一人目であり、以来うずまき一族が火影の伴侶となり人柱力となるのが慣例となりました。 しかし、描写はないものの初代火影の妻であっても人柱力は忌避される存在だった模様。ですが、ミトは辛い時などに火影岩の柱間を見上げることで心の穴を埋めており、亡くなる直前まで次の人柱力であるクシナに寄り添いました。 |
死因・死亡理由 |
明確な死亡描写はないものの、次の人柱力候補としてうずまきクシナが木ノ葉隠れの里に連れてこられた時にはすでに高齢で余命僅かだったため、単純に老衰で死去したものと予想されます。
人柱力としては類をみない生涯だったようです。 |
声優情報 |
宮下 典子
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【九尾・九喇嘛(クラマ)の人柱力】うずまきクシナ
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 24歳 | 出身 | 渦潮隠れの里 |
身長 | 165cm | 体重 | 47kg |
誕生日 | 7月10日 | 血液型 | B型 |
星座 | かに座 | 性格 | おてんば、負けず嫌い |
討伐者 | 九喇嘛(九尾事件により) |
生い立ち |
九尾の二代目人柱力。四代目火影・波風ミナトの妻であり、うずまきナルトの母親。
うずまき一族は生命力に長けて封印術を得意としており、クシナは渦潮の里の中でも特に九尾を抑え込める強いチャクラを持って生まれたため、前任のうずまきミトの後継として渦の国から九尾の人柱力になるために木ノ葉の里へ連れてこられました。 この事実はクシナも知らされておらず、事実を聞かされた時はショックを受け人柱力のプレッシャーや孤独感で押し潰されそうになりましたが、ミトに「その器に愛を見つけて入れなさい」と言われた後、波風ミナトと出会い人柱力として生きていく中でも幸せを手にしました。 子供時代はぽっちゃりと太った体系と赤い髪からトマトと命名されますが、活発で負けず嫌いの性格からバカにした男子を返り討ちにして逆に潰れたトマトのようにしたため『赤い血潮のハバネロ』の異名をつけられました。 雲隠れの里の忍に拉致された際には自身の赤い髪の毛を目印にして落としており、それを唯一駆け付けたミナトが発見し見事クシナを奪還。そして、ミナトがクシナの赤い髪を褒めたことでコンプレックスだった頭髪を好きになることができました。 クシナの髪の色を褒めた一人目はミナトですが、二人目は精神世界で再会したナルトの模様。 |
死因・死亡理由 |
『NARUTO・第二部』時点から16年前、うずまきクシナはナルトの出産に入りますが、人柱力は出産時にその封印が弱まる傾向があり、ナルト出産後にうちはオビトの襲撃を受けてクシナは九尾を引き抜かれました。
うずまき一族の生命力の高さ故に即死は免れますが、その後、木ノ葉を破壊する九尾を封印するためにクシナとミナトは協力しますが、最終的には九尾のチャクラを二つに分け、一つはミナトとともに屍鬼封尽で封印し、もう一つはいつか忍界の救世主となることを信じて赤子のナルトの中へと封印しました。 その際、ミナトはいずれナルトが九尾の力をコントロールする時のためにクシナのチャクラを封印式に組み込むことで、成長した息子と再会できる場を設けたのです。 直接の死因は尾獣を引き抜かれたこと、そしてナルトを庇って九尾の爪に腹部を貫かれたことですが、息を引き取る直前まで赤子のナルトに対して精一杯の愛情を囁き続けました。 |
声優情報 |
篠原 恵美
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【九尾・九喇嘛(クラマ)の人柱力】うずまきナルト
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | ── | 出身 | 木ノ葉隠れの里 |
身長 | 166cm | 体重 | 50.9kg |
誕生日 | 10月10日 | 血液型 | B型 |
星座 | てんびん座 | 性格 | 負けず嫌い、目立ちたがり |
討伐者 |
生い立ち |
四代目火影の息子であり、九尾を封印された人柱力の少年。
他の人柱力同様に里の者からは迫害された人生を歩んできましたが、里の人間全員に自分の存在を認めさせるために火影になることを決意。しかし、自分の存在を知らしめる行動が当初悪戯ばかりだったため、忌避の目は凄まじく、特に少年期のナルトの親世代は九尾事件を目の当たりにしていたためナルトを見る目は冷淡でした。 しかし、うみのイルカや一楽の店主だけはナルトを一人の人間として接してくれており、彼らの存在はナルトの心の拠り所でした。 下忍の頃には波の国で鬼人・再不斬と相棒・白と敵対するものの彼らから大事なことを学ぶ戦いとなり、自分の忍道を貫き通す覚悟を決めるほか、三忍・自来也を師匠に迎えて以降は彼に父親の背中を見るようになり忍者として健やかに成長していきました。 第四次忍界大戦では自身の生い立ちと向かい合い、更には悲惨な人生を辿る要因ともなった九尾も救おうと行動しついに和解を果たし戦争を終結させる大活躍。 落ちこぼれ忍者だったナルトは、木ノ葉の里の英雄から大戦の英雄へとその名を轟かせました。 |
うずまきナルトは続編『BORUTO』でも生存していますが、現在は封印されています。
また、『NARUTO・第二部』の第四次忍界大戦終盤では、うちはマダラによって尾獣を引き抜かれて一時的に死の淵を彷徨っていましたが、春野サクラの献身的な治療とうちはオビト、生死の狭間で出会った六道仙人によって復活を遂げています。 続編『BORUTO』ではカワキによって異空間に封印され眠り続けていますが、依然生存のままです。 |
声優情報 |
竹内 順子
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【十尾】六道仙人(大筒木ハゴロモ)
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 不明 | 出身 | 不明 |
身長 | 不明 | 体重 | 不明 |
誕生日 | 8月6日 | 血液型 | 不明 |
星座 | しし座 | 性格 | 悠然 |
生い立ち |
忍術の祖『六道仙人』の名で知られる伝説の人物で、大筒木カグヤの子供。
本来はチャクラの繋げる力を『忍宗』として民に説いた人物ですが、やがて忍宗は忍術として後世に伝わります。ハゴロモの悲願は人々が互いに協力し合う平和な世界であり、チャクラの実を食べて所有欲が増強していく母カグヤを弟のハムラとともに封印し、十尾を九つの尾獣に分割して己へと封印し史上初の人柱力となりました。 その後、忍宗の布教中に出会った女性を娶り二人の子供が誕生しています。 妻の死後、自身の息子であるアシュラとインドラに試練を与えており、その過程で後継者をアシュラに指名するとインドラが反発し万華鏡写輪眼を開眼。しかし、アシュラが六道の力を覚醒し勝利をおさめると二人の兄弟仲は決裂してしまうのでした。 |
死因・死亡理由 |
六道仙人の死因はおそらく老衰。
死期が迫った段階で力を9体の尾獣に変えて野に放っており、尾獣を一度に9体も引き抜いたことで数ヵ月は動けずにいたようです。死去の前日にはインドラが現れアシュラとその一族を滅ぼすことを宣告し、その翌日に六道仙人はアシュラに後のことを託して息を引き取りました。 しかし、死後は1000年もの時を漂っており、輪廻の如く繰り返されるアシュラとインドラの転生者の争いを見守っていました。 |
声優情報 |
立川 三貴
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【十尾】うちはオビト
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 31歳 | 出身 | 木ノ葉隠れの里 |
身長 | 182cm | 体重 | 70.3kg |
誕生日 | 2月10日 | 血液型 | O型 |
星座 | みずがめ座 | 性格 | 仲間想い、マイペース |
討伐者 | うちはマダラ、大筒木カグヤ |
生い立ち |
五影会談で第四次忍界大戦を宣戦布告したお面の男であり、その正体は波風ミナトが担当する第七班の一人であるうちは一族の少年。
涙脆く遅刻癖があるやや落ちこぼれ気質の少年で、幼少期から恋心を抱くのはらリンが好意を寄せるはたけカカシにライバル心を抱いていました。うちは一族でありながら写輪眼を使えなかったオビトは、第三次忍界大戦・神無毘橋の戦いで写輪眼を開眼し、カカシとともに岩隠れに拉致されたリンを救出。 しかし、岩隠れの忍術によって崩落に巻き込まれたオビトは仲間を庇って落石によって半身を潰されることになり死期を悟ると、岩隠れの忍との戦闘中に左目を失ったカカシに自身の写輪眼を移植することを提案し、リンが移植を行いました。 その後、崩落によってオビトは岩に飲み込まれて死亡したものと思われましたが、土壇場で瞳術『神威』が発動したことで岩をすり抜けてうちはマダラと邂逅し治療を施されることに。しかし、肉体が回復を迎えた頃にマダラの計画によってカカシがリンを殺す光景を見せつけられたことで万華鏡写輪眼を開眼するとともに闇落ちすると、リンの居る世界を作るために『月の眼計画』を実行しました。 NARUTO・第二部より16年前の九尾事件を引き起こした張本人であり、師匠の波風ミナトと交戦するばかりかその妻であるクシナを間接的に殺害。そして、16年後の五影会談で第四次忍界大戦を宣戦布告すると、戦争中に波風ミナトに敗れるものの印を結び続けて十尾の人柱力として復活しました。 |
死因・死亡理由 |
NARUTO・第二部の第四次忍界大戦中盤で正体を明かしたうちはオビトは十尾の人柱力となりましたが、かつての自分と同じ夢を追いかける少年うずまきナルトと戦い心を通わせた後、絶望から救い上げられました。
しかし、改心後に外道・輪廻転生の術で手にかけた者たちを蘇生しようとしたところでマダラの妨害にあい強制的にうちはマダラの蘇生をさせられたことで生命力を奪われてしまうと、罪の清算をできず悔やむようにナルトたちに後を頼むと独白し死亡しました。 が、六道仙術を開花させたナルトによって一時的に復活を遂げます。 残された時間の中でオビトは自分の罪と向き合いナルトを守り戦い抜くと、大筒木カグヤの共殺の灰骨からナルトを庇い肉体が崩壊し消滅しました。しかし、死の直前には己の真の夢をナルトに託しており、死後は一時の力であるもののカカシに自身の写輪眼を再び与えて旅立ちました。 また、あの世ではリンと再会しており、カカシにはしばらくこっちには来ないよう忠告しています。 |
声優情報 |
高木 渉
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【十尾】うちはマダラ
引用元:岸本斉史『NARUTO -ナルト-』 出版:集英社
享年 | 不明 | 出身 | 火の国? |
身長 | 179cm | 体重 | 71.3kg |
誕生日 | 12月24日 | 血液型 | O型 |
星座 | やぎ座 | 性格 | 好戦的、野心家 |
討伐者 | 千手柱間、黒ゼツ(※第四次忍界大戦) |
生い立ち |
かつて千手柱間と同じく『伝説の忍』と称されたうちは一族最強の忍であり、万華鏡写輪眼や完全体須佐能乎を使用可能。
過酷な戦国時代、うちは一族と千手一族は長い間抗争を続けていましたが、少年期のマダラは千手一族の柱間とひょんなことから友情を育み夢を語らう仲になります。しかし、戦時中であるためやがて敵対し柱間と本気で殺し合いを繰り返すことになりますが、柱間が本心を見せたことで彼──千手一族と同盟を結ぶ決意をします。 そして、千手一族を始めとする集まった名立たる一族をまとめる忍族連合体から柱間とともに夢だった平和への第一歩となる里を設立しました。『木ノ葉』という名称はマダラが名付けています。 しかし、一族のために戦い続けたマダラの後ろについてくる者は同じうちは一族でも誰一人おらず、疎外されていくマダラはうちはの未来を悲観し里を抜けることを決意すると、九尾の力を従えて木ノ葉を襲撃し柱間との死闘に興じました。 |
死因・死亡理由 |
うちはマダラは終末の谷にて千手柱間と死闘に興じ敗北しました。
しかし、マダラは事前にイザナギを仕込むことで己の死を回避しており、柱間との決着後に復活しています。表舞台から姿を消したマダラは戦闘で喰い千切った柱間の細胞を吐き戻し傷口に移植、さらには輪廻眼を開眼しました。 そして外道魔像と繋がることで延命を果たすと、神無毘橋の戦いで死亡とされていたうちはオビト(死に際に神威が発動し岩をすり抜けた模様)を偶然保護することとなり、これを契機にオビトを利用する計画を企てます。 オビトを闇落ちさせることで『月の眼計画』の全貌を話すと、オビトに復活までのことを任せ外道魔像の延命措置を切り離し死亡しました。 その後、第四次忍界大戦で予想外にも穢土転生として復活しますが、後に穢土転生の縛りを解くとオビトを媒介に強制的に輪廻転生の術を発動させ忍界に完全復活し十尾の人柱力となります。しかし、無限月読を発動させ夢を成就させた直後に黒ゼツに裏切られると大筒木カグヤの復活の贄として利用されました。 カグヤ封印後は尾獣たちとともに吐き出されますが、尾獣たちが抜けたことでマダラは死亡しました。また、二度目の死に際には柱間と和解することができました。 |
声優情報 |
内田 直哉
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まとめ
歴代人柱力の名前と死因一覧のまとめ
- 【一尾】分福:老衰?
- 【一尾】我愛羅:デイダラに敗北後暁に尾獣を抜かれる
- 【二尾】二位ユギト:飛段、角都に敗北後暁に尾獣を抜かれる
- 【三尾】のはらリン:人柱力にされた後にカカシの雷切に飛び込み自害
- 【三尾】やぐら:うちはイタチ、枇杷十蔵に敗北後暁に尾獣を抜かれる
- 【四尾】老紫:うちはイタチ、干柿鬼鮫に敗北後暁に尾獣を抜かれる
- 【五尾】ハン:対戦相手は不明だが暁に尾獣を抜かれる
- 【六尾】ウタカタ:ペイン六道に敗北後暁に尾獣を抜かれる
- 【七尾】フウ:飛段、角都に敗北後暁に尾獣を抜かれる
- 【八尾】ブルービー(フカイ):尾獣の暴走により雲隠れの忍達によって討伐され尾獣を引き抜かれる
- 【八尾】キラービー:生存
- 【九尾】うずまきミト:老衰?
- 【九尾】うずまきクシナ:九尾事件で九尾を引き抜かれる
- 【九尾】うずまきナルト:生存
- 【十尾】六道仙人(大筒木ハゴロモ):老衰?
- 【十尾】うちはオビト:うちはマダラによって一度死亡し、大筒木カグヤによって二度目の死亡をむかえる
- 【十尾】うちはマダラ:千手柱間に殺害されるもイザナギで死を書き換え、延命措置を経て自ら一度死亡。その後第四次忍界大戦で復活するが黒ゼツの裏切りで十尾を引き抜かれて二度目の死をむかえる
作中で登場した人柱力は新旧合わせて全部で17人いますが、生き残っているのは我愛羅、キラービー、うずまきナルトの3人のみです。
我愛羅とナルトに関しては特殊な条件で復活していますが、基本的に尾獣を引き抜かれると例えうずまき一族やうちはマダラであっても死亡するようです。
また、人柱力は尾獣を体内に宿しているためか周囲から疎まれるか戦争の道具として扱われるのが常らしく、陽気なキラービーでさえも里内では忌避され暗殺されかけたことがあります。
そのためほとんどの人柱力が悲惨な経歴であり、孤独な最期を迎えていますが、第四次忍界大戦を通してナルトの代の人柱力は深層心理の世界とはいえ死後に尾獣たちと和解できたように思えます。
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