第1巻から虎杖悠仁や伏黒恵とともに呪術師として仕事をこなしてきた釘崎野薔薇ですが、渋谷事変の最中に命を落とすという衝撃的な展開を迎えました。
一応、呪術廻戦のヒロインだと思われますが、釘崎の死亡には読者も驚いたものです。
では、釘崎は渋谷事変で誰と戦い殺害されたのでしょうか。
今回は、釘崎野薔薇の渋谷事変での動向と死亡経緯から復活の可能性についてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- 釘崎野薔薇の死亡経緯
- 釘崎野薔薇と真人の戦い
- 釘崎野薔薇の死亡
- 釘崎野薔薇の復活の可能性
釘崎野薔薇の死亡経緯
引用元: 芥見下々『呪術廻戦』 出版: 集英社 掲載誌: 週刊少年ジャンプ
釘崎は五条悟が封印された21:22頃、他の術師とともに『術師を入れない帳の解除』と『一般人の保護』を目的に渋谷へ突入しています。
21:40松濤文化村ストリート(帳外)では、新田明とともに補助監督を殺害して回る呪詛師・重面春太と対峙し戦闘。しかし、重面の術式が分からずに劣勢に持ち込まれたところ、1級術師の七海健人が参戦し重面をボコボコに。
重面撃破後は新田明の治療を行うと、七海から五条悟封印の件を聞かされており、五条悟が封印された獄門疆があるとされるB5Fに向かう七海に付いて行こうとしたところ、足手纏いと判断されて渋谷駅構内には入れてもらえませんでした。
しかし、漏瑚と宿儺の戦闘が行われた23:13頃、釘崎は皆が戦っているのに一人だけ帰ることはできないと救急隊員に保護されるのを拒み渋谷に残留。そして22:16頃、釘崎は道玄坂小路にて真人の分身と遭遇し戦うことになるのです。
釘崎vs真人(分身)の詳細
単行本14巻第122話『渋谷事変40』で真人(分身)と遭遇した釘崎。
渋谷での釘崎は重面戦の敗北によりいいところがないとして「せめて逃げ虫くらい祓っておかないと」と臨戦態勢に。真人の術式が魂に干渉するという情報は呪術高専に回っているので、釘崎は『真人の手に触れなけばよい』と考えます。
呪胎九相図『壊相』と『血塗』戦で掴んだ呪力の核心を思い出しつつ、釘崎は芻霊呪法で先制攻撃を仕掛けるも、真人には『簪』は通用しませんでした。
一方で、真人は釘崎との会話で虎杖悠仁との親交度を測ると、虎杖の魂を折るために釘崎を殺して晒してやろうと目算。
釘崎と対峙する真人は分身故に芻霊呪法が効かない為、敢えて攻撃を避けずに攻め続けていました。そんな余裕綽々な真人の足元に釘をばら撒いた釘崎は、高台に上がり『簪』を地面に刺した衝撃でばら撒いた釘の先端を上に向けると、もう一度『簪』を発動して真人の四肢を突き刺して固定。
そして、釘崎は真人の体に飛び降りると魂を打ち抜く『共鳴り』ならば真人にも効果があるのではと考えており、渾身の『共鳴り』を真人の分身体に打ち込みました。
すると釘崎の『共鳴り』は目論見通り分身を通して本体の魂を捉えると本体の受けたダメージが分身にもフィードバックして真人は吐血するのでした。その瞬間、真人は自身の天敵が宿儺を内包する虎杖悠仁だけではなく釘崎野薔薇もそうであると確信。
また、釘崎も『共鳴り』を打ち込んだことで離れた所で呪力が爆ぜる感覚を掴み目の前の真人が術式も使えない分身であると推察しました。
一度手の内を見せたことでここからが正念場だと釘崎は気合を入れますが、何と真人は敵前逃亡。釘崎は逃亡する真人を放置して五条悟が封印された獄門疆の回収のためにB5Fに向かうプランも考えますが、真人を野放しにするほうが面倒だと判断し追いかけます。
そして、真人を追っていると偶然にも地下へと侵入するのでした。
釘崎の死亡
単行本14巻第124話『渋谷事変42』と15巻第125話『あの子の話』。
真人の分身を追って渋谷駅構内に突入した釘崎は、同刻に真人本体と戦っていた虎杖と遭遇します。
しかし、真人(本体)は虎杖から逃亡しており、真人(分身)が通路を曲がって互いにすれ違います。そして、釘崎が真人(分身)を追いかけて通路の角を曲がった段階では分身とすれ違った真人(本体)が死角となったことで分身には気付かず、真人を挟んだ通路の反対側に虎杖がいることに一瞬驚いて油断。
虎杖の「逃げろ!!釘崎!!」という掛け声が響く中、釘崎は分身と本体の入れ代わりに加え分身との戦闘で真人の掌への警戒を解いていたため顔面に触れられるまで動けなかったのです。
真人の掌を顔面(左目あたり)に受けた釘崎は、下水での七海の戦闘記録から一度触れられただけでは仕留めきれなかったとの報告を思い出しますが、それでも完全に顔面に触れられた場合はどうなるか予想出来ませんでした。
そんな中場面は幼馴染のふみの回想に切り替わって釘崎の小学生時代のエピソードが差し込まれると、野薔薇の故郷の排他的な村人たちに村八分にされた沙織の引っ越し、高校進学とともに釘崎が東京の高校に通うために村から出ていったという内容が語られました。
そして、釘崎はふみに見送られる中「次会う時は三人で!!」と涙を流し、いつの日か釘崎、ふみ、沙織の三人で東京で会うことを約束します。
次に、東京で働いている沙織に視点が変わると、沙織は同僚の先輩に昔ド田舎に引っ越した際に二人の女の子と仲良くなったエピソードを話しており、特に釘崎野薔薇という女の子がすごく懐いてくれて可愛かったと思い出話に浸ります。
渋谷でテロ騒ぎが起きている中、沙織は当時村から引っ越す際に徐々に疎遠になるのが怖くて連絡先を交換しなかったのを後悔しながら「元気かな、野薔薇ちゃん。今どこで何してるんだろ」と昔を懐かしむのでした。
二人の幼馴染の視点を経て場面は再び釘崎へと転換。
昔のことを回想しながらも、東京に出てきてからの釘崎は気の合う仲間に囲まれてそこそこ幸せだったと思い知りつつ、ふみに宛てて「ゴメンね、ふみ。約束守れなくて」と想像の中で涙目になっているふみへと謝ります。
そして、場面は現実に戻ると、釘崎は苦悶の表情を浮かべる虎杖に向けて「虎杖、皆に伝えて。『悪くなかった』!!」と遺言を告げると、無為転変の兆しが浮かび上がった左目部分が弾け飛ぶのでした。
釘崎は死亡確定
無為転変を受けた釘崎は左目が飛び出すほど顔面左側が弾け飛んでいますが、無為転変にしては損傷が左目周り中心に偏っており一見すると呪霊にやられたにしては七海健人と違い遺体が綺麗に残っていました。
ただ、同じ無為転変でも一般人のように奇形化しておらず、ましてや吉野順平のように改造人間にされたわけでもありませんが、衝撃で仰向けに倒れたあとは一切動く気配がありません。
しかし、釘崎が真人にやられたすぐ後に東堂葵と新田新が現場に到着しており、新田新が釘崎を術式で『処置』した後に「たぶん死んでますよ」と発言。新田新の術式は開示されていませんが、虎杖に術式を施しながら『今まで受けた傷はこれ以上悪化しない。治りはしていないが出血も止まり痛みも柔らぐ。ただし今ある傷だけである』と術式の概要を話しています。
また、同じ術式を釘崎に施したことから『呼吸も脈も止まっていたが時間は経過していないので助かる可能性は0ではない』と説明してます。
これらの発言により新田新の術式が反転術式では無いものの『時間に関するもの』か或いは『現状固定・維持に類する何か』であると考察されており、無為転変で仮死状態となった釘崎を保存しているのだと考えられたのです。
また、術を掛けた新田新自身「あんま期待せんといてくださいよ!!」と発言したため、読者もひとまずは助かる可能性があると淡い期待を抱きました。
……が、フジテレビONEで放送された『漫道コバヤシ』で芥見下々先生が語った内容によると、
- 新田新が術式を施した段階で死んでいる
- 死にたてホヤホヤの状態で維持されている
と言明されており、釘崎の生死はその後の蘇生処置によりどうなるか、といった思わせぶりな回答がなされたものの、釘崎の死亡に関しては確定したのです。
釘崎は死んでいるが蘇生処置ができる人間がいれば蘇生できるという扱いだと思われますが、果たしてそんな人間や術者が宿儺以外に居るのかが疑問ですね。
釘崎の復活は絶望的?
渋谷事変後に釘崎のことに触れたのは二回のみ。
- 単行本17巻第144話『あの場所』:虎杖が伏黒に「釘崎はどうなった」と訊ねると、伏黒が意味深に目を伏せたことで虎杖は拳を握り噛み締めるように「……分かった!!」と発言
- 第210話『未知への供物』:死滅回遊で伏黒と来栖(天使)と合流した虎杖が「伏黒と合流して来栖が……釘崎の代わりみたいになるのが怖くなった」という理由で余裕ない言葉を来栖に浴びせた
一回目は釘崎の容態を知っていると思しき伏黒が沈黙だったために釘崎が新田新の術式で現状維持・固定されてから進展があったのか不明であり、二回目に関しては虎杖の中では釘崎は回復していないことがうかがえるのみ。
ただメタ的なことを言えば釘崎が無為転変で死亡した直後にお誂え向きの術式を持った新田新が登場したことで『いつかは復活』するような気がしますが、2023年5月五条悟復活時点では未だ釘崎のその後には触れられていません。
最悪な可能性としてはストーリーの展開上そのまま放置されたり、宿儺クラスの反転術式持ちでなければ魂の形を変える無為転変に介入できないので誰も直せないのではないかという説がありますが、作者が『その後の蘇生処置でどうなるか』と濁しているので本編での復活はやや期待できる程度なのかもしれません。
問題は既に五条悟と宿儺の最強対決という最終局面に突入しているので、このままいけば最終回にちらっと登場するだけで終わりそうなところですね。
蘇生処置が出来れば御の字。もう一度活躍の場が与えられれば最良ではないでしょうか。
まとめ
- 釘崎は渋谷事変に参加するが戦力外通告を受けて帳の外で待機及び救護班の保護待ち
- 釘崎は仲間が皆戦っていると理由で保護を拒み渋谷にとどまり真人(分身)と対峙
- 釘崎は真人(分身)を追いかけて渋谷駅構内に侵入すると、真人が本体と入れ替わったのに気づかずに顔面に無為転変を受けて死亡
- 釘崎は死亡後、新田新の術式で現状維持され『死にたてほやほやの状態』である
- 渋谷事変の後に、釘崎の生死については作中で言及されていないため復活は不明
- 釘崎は呼吸も脈も止まっているが助かる可能性は0ではない
主人公・虎杖悠仁が通う呪術高専東京校の一年生トリオの一人・釘崎野薔薇は、虎杖・伏黒・釘崎・五条の主役チームかと思いきや渋谷事変で死亡し退場しました。
しかし、新田新の術式により『助かる可能性は0ではない』と言われながらも死滅回遊を経て五条悟復活に物語が突入しても依然進展はありません。
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