十番隊隊長日番谷冬獅郎は千年血戦篇で『ゾンビ化』してしまいましたが、はたしてどのような経緯でゾンビとなったのでしょう。
また、ゾンビ化状態から元に戻ることはできたのでしょうか。
今回は、ゾンビ化した日番谷冬獅郎についてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- 日番谷冬獅郎がゾンビ化した理由
- 日番谷冬獅郎がゾンビ化したその後
- 日番谷冬獅郎は死亡したのかどうか
日番谷冬獅郎のゾンビ化について
引用元:久保帯人『BLEACH』 出版:集英社
十番隊隊長『日番谷冬獅郎』は、千年血戦篇第二幕『訣別譚』の開幕に星十字騎士団の『バズビー』と『蒼都(ツァン・トゥ)』と対峙していますが、その後にゾンビとして登場しました。
では、冬獅郎はどのようにしてゾンビになってしまったのでしょう。
日番谷冬獅郎はなぜゾンビになった?
冬獅郎の動向は以下。
- 単行本61巻547話:滅却師が二度目の瀞霊廷侵攻開始するとバズビーと交戦
- 単行本62巻551話:バズビーに敗北後、止めに『蒼都』が登場
- 単行本62巻552話:蒲原喜助が卍解を取り戻す手段を確立し大紅蓮氷輪丸を取り戻す
- 単行本62巻553話:『蒼都』を撃破(バズビーは何処かへ行く)
- 単行本62巻554話:披露で気を失う
このように冬獅郎はバズビーに敗北したものの、卍解を取り戻すことで蒼都に勝利していますが、直後に披露からかその場に倒れてしまっています。
しかし、倒れた冬獅郎の下には『ザリ…ッ』と何者の影が現れる描写があるのです。
後に判明しますが、この影の人物は星十字騎士団の一人『ジゼル・ジュエル』であり、その能力は『死者(ザ・ゾンビ)』。
冬獅郎は蒼都撃破後に倒れたところをジゼルによりゾンビ化させられてしまったというわけです。
BLEACH 単行本62巻 カラー版 作者:久保帯人 出版社:集英社 |
日番谷冬獅郎がゾンビとなって登場したのは何話?
冬獅郎がゾンビとなって登場したのは単行本65巻591話『Marching Out the ZOMBIES』。
ジゼルと交戦中の班目一角と綾瀬川弓親が劣勢の際に登場したのが涅マユリと涅ネムであり、マユリは破面篇で回収していた破面の遺体を再起動し『涅骸部隊(ドルドーニ、チルッチ、ルピ、シャルロッテの4体)』として導入。
ジゼルの能力でゾンビにさせられた十一番隊隊士やバンビエッタを涅骸部隊で制圧しますが、バンビエッタを無力化させられたジゼルが次に投入したのが『日番谷冬獅郎のゾンビ』だったのです。
日番谷冬獅郎ゾンビの特徴
肌は赤黒く身のこなしは生前のままですが、意志はありません。
なお、戦闘中に会話が成り立つことが発覚しているのでそのあたりの匙加減は良く分からない模様。
ただ『死ぬ前にゾンビにすると細胞が新鮮で動きが良いまま意志だけが消えて操り放題』という理由から、冬獅郎は蒼都戦後に死ぬ前にゾンビ化させられたことが判明しています。
ちなみに、ジゼルの血液は霊圧が低ければ血液の一滴が脳に達した時点でゾンビ化しますが、霊圧が高ければ侵入した血液が心臓で増殖し全身に行き渡ってようやくゾンビ化するという設定。
冬獅郎以外にも隊長格のゾンビがいずれも赤黒い肌をしているのはそのためです。
日番谷冬獅郎のゾンビの敗北
冬獅郎のゾンビの動向は以下。
- 単行本66巻592話:班目一角と綾瀬川弓親を撃破、涅骸部隊のシャルロッテを撃破(シャルロッテの返り血を浴びる)
- 単行本66巻593話:涅マユリと交戦し、敗北。
ゾンビであっても実力は隊長格のままであるため、副隊長や破面レベルでは勝てないのが冬獅郎のゾンビの厄介なところ。
しかし、涅マユリはあらかじめ研究体(涅骸部隊)の体液に『過去を見通す力』と名付けた薬剤を仕込んでいたため、シャルロッテの返り血を浴びた冬獅郎はとあるポイントをループすることに。
『過去を見通す力』とは、戦いの中であるポイントを通過する度に過去の一定の地点に立ち戻る影響を与える薬剤であり、涅マユリを殺害することでループが始動。この効力は海馬にしか作用しないため、使用者は何度過去へ立ち戻ったか記憶できない不完全な仕様でしたが、冬獅郎は涅マユリを殺害しては殺害前の状況に立ち戻るという場面を10回繰り返すと『平衡感覚を司る部位が30秒麻痺する』という重篤な副作用を起こし行動不能に。
行動不能になった冬獅郎に疋殺地蔵を刺して四肢を麻痺させると、マユリは新たな薬を投与するのでした。
涅マユリがジゼルの支配を上書きする
冬獅郎のゾンビはマユリに敗北しましたが、その際にとある薬を打ち込まれています。
マユリが投与した薬の正体はジゼルの血液組成を改変する薬剤であり、瀞霊廷全隊士の血液サンプルを手元に持つマユリはそれをベースに『それ以外の血液』を『マユリの創った血液状物質』に置き換える薬を開発。
つまり、この薬剤をジゼルにゾンビ化させられた隊長副隊長に打つことで『ジゼルのゾンビはマユリのゾンビになる』のです。
ちなみにこの薬剤を投与された冬獅郎は途轍もない絶叫をあげています。
日番谷冬獅郎のゾンビ化解除
引用元:久保帯人『BLEACH』 出版:集英社
さて、涅マユリの薬によりゾンビ化の支配をジゼルから上書きされた冬獅郎はどうなったのでしょうか。
単行本68巻612話では、マユリとネムが人一人が入れる二台のカプセルらしき装置を運んでいる小さなコマが描かれていますが、このカプセルの正体が判明したのは単行本71巻644話。
装置の名前は『肉体保護瓶』であり、612話はこの装置の中に冬獅郎を入れて運んでいるところ(もう一つは松本乱菊)。
そして、装置に入れて寝かせている間に冬獅郎のゾンビ化解除がなされており、冬獅郎は復活したのです。
なお、寿命は大きく縮んだとのこと。
しかし、ゾンビ化解除後、肉体保護瓶から出てきた冬獅郎はマユリとすれ違いざまに「ありがとう」とお礼を述べています。
日番谷冬獅郎のその後・死亡について
単行本71巻644話で復活した冬獅郎は、その後、霊王宮で星十字騎士団・親衛隊の一人『ジェラルド・ヴァルキリー』と交戦。
ジェラルド自身はユーハバッハの聖別で死亡したため勝利──というには語弊がありますが、最終的に冬獅郎は千年血戦の戦いで生き残ることができました。(後に霊王護神大戦と命名)
その後、
- 3年後の『BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU』
- 12年後の『獄頤鳴鳴篇』
にも登場しています。
まとめ
- 日番谷冬獅郎はバズビーに敗北後、蒼都と交戦中に卍解を取り戻して逆転勝利
- 単行本62巻554話、蒼都戦直後に気を失ったところをジゼルにゾンビ化させられる
- 単行本65巻591話、日番谷冬獅郎はゾンビとなって登場し敵となる
- 単行本66巻593話、日番谷冬獅郎のゾンビは涅マユリと交戦し敗北するとゾンビ化の解除を行われる
- 単行本71巻644話、涅マユリの装置『肉体保護瓶』に入れられた日番谷冬獅郎は寿命を大きく削ってゾンビ化を解除されて復活する
- ゾンビ化解除後は親衛隊のジェラルドと交戦し、千年血戦を生き残る
初登場時からやられ役として何度か殺されかけている冬獅郎ですが、千年血戦篇ではまさかのゾンビにされえ敵側につくという衝撃的な展開でした。
しかし、さすがマユリ。
冬獅郎を最低限の負傷で拘束すると数時間でゾンビ化を解除させましたね。そのかわり大きく寿命は削られてしまいましたが、死神なのでそこまでデメリットでもないように思えてしまいます。
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