【名探偵コナン】1165話で描かれた灰原哀の組織脱走直後の回想内容は?組織への復讐心と若狭を気にかける理由 | 漫アニぶろぐ

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【名探偵コナン】1165話で描かれた灰原哀の組織脱走直後の回想内容は?組織への復讐心と若狭を気にかける理由

【名探偵コナン】灰原哀の回想 名探偵コナン

名探偵コナンの最新話(2026年32号)1165話で、灰原哀(宮野志保)がAPTX4869を服用し幼児化して組織を抜け出し阿笠邸に保護されるまでの様子が灰原視点の回想で描かれました。

この回にて、灰原が抱える復讐心や研究内容についての把握などが垣間見えることに。

今回は灰原視点の回想で描かれた内容をご紹介したいと思います。

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灰原哀視点の組織脱走直後の回想内容

灰原哀の回想が描かれたのはFILE 1165話「孤独な殺意」

コナン一行(少年探偵団と阿笠博士)は、フサエ・ブランドのショップ前で小林と若狭と遭遇するも、ショップを乗っ取った強盗団に捕まり、本来の店員と一緒の部屋で軟禁される事態に。そんな中、コナンは犯人への反撃を企てると、若狭はコナンの行動次第では何名かが死亡するリスクを想定しつつも犠牲者が出ればその虚を突いて犯人グループを制圧できると絶対の自信を持ちます。

しかし、そんな若狭の犠牲を厭わない姿勢を汲み取ったのが灰原であり、灰原は大切な人を組織に奪われた者同士、復讐のために他人の命を軽視する側へ行ってはいけないと忠告するように、若狭の服を掴むのでした。

「(ダメよ先生…、そっちに行っちゃ…、ダメ‼)」

そして、この直後に灰原が組織を脱走した直後の視点で回想が描かれることになります。

APTX4869と灰原が作らされている薬への言及

【名探偵コナン】APTX4869に人間を幼児化させる効力があると確信する灰原

引用元:青山剛昌『名探偵コナン』 出版:小学館

宮野明美が組織に消された後、灰原は姉が殺害された理由を組織に問い質すも教えてくれなかったため、正式な回答が得られるまで薬の研究を中断するという対抗手段を取りました。しかし、組織に歯向かったことで研究所の個室に拘束され処分待ちに。

その際、隠し持っていたAPTX4869を服用し自殺を試みると、幸運にも幼児化したことで手錠から手が抜けて小さなダクトシュートから脱出することができました。

この実体験と実証を基にAPTX4869には人間を幼児化させる効力があることを確信し、この薬がただ毒薬ではなく何かの目的で両親が作り上げたものだと推測します。一方で、灰原は自分が作らされていた薬が何なのかわかっていませんでした。

APTX4869の開発者は宮野厚司とエレーナであり、灰原はまた別の薬を作らされていたわけですが、今回の回想で灰原自身も自分が作っていた薬が何なのか知らなかったという事実が判明します。なお、18巻でコナンに「毒なんて…作ってるつもり…なかったもの…」と語っていますが、言葉通りこの時の灰原は本当に何も知らなかったようです。

しかし、42巻で入手したエレーナのカセットテープを聞く灰原の描写にて『そろそろあなたに言ってもいい頃かも……。実はお母さんね…』と何やら重要な情報を打ち明けるシーンがありますが、現在も明かされていないため、ここで灰原が薬開発の何らかの情報を知った可能性があり、現在の灰原はAPTX4869開発の目的や自分が作っていた薬の効果などを知っているのかもしれません。

APTX4869の幼児化要件の一つに風邪が関係?

灰原はAPTX4869を服用し幸運にも幼児化しましたが、実は灰原もこの時に風邪気味であったことが明かされています。

一方で、新一やメアリー(メアリーに関しては鼻声だったと後で判明)は幼児化前に風邪症状は確認されていませんでしたが、すでに幼児化した姿から元の姿に戻る条件として風邪症状が確認されているため、今回の回想で幼児化と解毒(元に戻る)方法の両方の条件の一つに風邪症状(その他の体調不良?)が関係している可能性が浮上しました。

工藤新一を頼った理由

【名探偵コナン】姉の復讐のため新一を利用する灰原

引用元:青山剛昌『名探偵コナン』 出版:小学館

研究所から脱出した灰原は財布もなく行く宛てもない、明美が住んでいたマンションも組織が張っている可能性がある、警察は内部に組織の息がかかった警官がいる可能性が高く、そもそも薬で幼児化したという話を信用する人間がいるわけがないと途方にくれます。

そんな中、組織・薬・幼児化の全てを理解している人物として浮かび上がったのが工藤新一であり、かつて自分が死亡扱いにした新一ならば自分と同じ境遇のため理解してくれると思い工藤邸に赴きました。

当初は宮野明美の復讐に利用する予定

工藤邸に辿り着いたところで風邪症状により意識を失うと、偶然通りかかった阿笠博士に拾われて阿笠邸で保護されます。阿笠は灰原が体中傷だらけで靴も履かずに倒れていたため、家族による虐待の可能性を考慮して警察に言わず目が覚めるまで待っていたと言います。

一方で、灰原はどうせ信じて貰えないと言う態度で自身の境遇と組織について全てを打ち明けるも、阿笠は新一という前例を告げて灰原の証言を信用しました。灰原は阿笠の発言から彼が新一の知り合いであるほか、現在新一が江戸川コナンと名乗り小学校に通っていることを知ると、灰原は阿笠やコナンを利用することを考えます。

そして、帝丹小学校に灰原哀として転入すると、幼児化した工藤新一が使える男かどうかを見定めることにし、偽札事件を経て新一の推理力を目の当たりにした結果『うまく利用すれば組織に一矢報いることができるかもしれない』と宮野明美の敵討ち──代償を払ってでも組織への復讐を視野に捉えるのでした。

それは、現在の若狭のように『誰がどうなろうとも』復讐を遂げる覚悟でした。

灰原の心変わり

姉の敵討ちのため組織への復讐を誓った灰原でしたが、少年探偵団と過ごした現在までの多くの出来事が灰原の覚悟を瓦解させることに。

杯戸シティホテル(ピストの件)を始め、少年探偵団の仲間からかけられた言葉の数々や共に遊んだ日常が灰原の『誰がどうなろうとも』という犠牲を厭わない覚悟を解かし、組織のような非道な人間の側に行かないで済んだのです。

灰原が若狭を止めた理由

【名探偵コナン】若狭を引き止める灰原

引用元:青山剛昌『名探偵コナン』 出版:小学館

灰原は黒づくめの組織の人間を『匂い』で判断することができます。そのため、『匂い』で若狭が普通の人間ではないことを察していましたが、若狭がアマンダを殺されたことを理由に『誰がどうなろうとも』組織に復讐をしようとする考えていることに気付くと、同じ境遇から自分と若狭を重ねて無茶な行動を止めようと考えました。

灰原と若狭は同じ境遇である一方で、灰原は若狭はみんな(新一・阿笠・探偵団)に出会えなかった自分(灰原)だと表現しています。灰原は当初こそ同じ復讐の目的で新一たちを利用しようと考えていましたが、新一や阿笠に探偵団と出会えたことで道を踏み外さずに済みました。しかし、若狭はそういった人たちに出会えず復讐のために生きてきたため、他人が犠牲になっても復讐完遂を目的に立ち回るという考えが染みついていました。

灰原は若狭からそういった孤独な殺意を読み取り、若狭を向こう側に行かせまいとストッパーの役割を務めました。

一方で、若狭は灰原の何かを訴え懇願するような視線から灰原に亡きアマンダを重ねると、少年探偵団流の捕縛作戦に協力。一人も犠牲を出さずに犯人グループを一網打尽にし事件を解決します。

また、ラムとの接触の際に小林先生を利用した借りを返すように、犯人にアイスピックで刺されそうになった小林を庇って掌でアイスピックを受け止め犯人を撃破するなどの協調性を見せたことから、灰原は若狭の中で『誰がどうなろうとも』という考えが少しでも変わったことに気付き事件解決後に笑みを浮かべていました。

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まとめ

以上「灰原哀の組織脱走直後の回想内容」の紹介でした。

灰原が組織を抜け出したあらましは18巻で少し触れられていますが、灰原視点で描かれるのは当時の心情や姉への復讐心などが顕著に読み取れて新鮮である他、その復讐心が少年探偵団と過ごした時間で溶かされている語りが良くできていて非常に完成度の高い回となりました。

今回のショップ強盗を通して若狭の復讐のやり方が修正される兆しが見えたのもそうですが、若狭の心境の変化を読み取り笑顔になる灰原が印象深く思います。

一方で、APTX4869の開発目的と灰原が作らされていた薬の正体については結局何も分からないままであるため、全体的にはあまり謎は解明されていないようです。

名探偵コナン(1) 名探偵コナン 1巻
青山剛昌(著)
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