漫画「ONE PIECE」も物語終盤に差し掛かり、世界政府の最高権力として君臨する謎の存在「イム」についても少しずつ開示されている段階です。
そして現在、麦わらの一味は巨人族が住むエルバフへと上陸していますが、エルバフの地を舞台に神の騎士団に加え、これまでシルエットで隠されていた「イム」が直接降臨しロキや麦わらの一味と会敵することになりました。
今回はイムの素顔と能力や新たに生まれた伏線や謎をご紹介したいと思います。
イム様の素顔・正体・悪魔の実の能力とは?
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
イムとは、世界会議編で登場した世界最高の権力者の天竜人の一人。
バンゲア城には、各国の王たちは皆平等であり独裁の欲は持たないという誓いの象徴として「虚の玉座」が設けられており、玉座を守る20本の武器は世界を創造した最初の20人が800人前に立てた誓いと伝えられています。つまり、虚の玉座は世界の中心に位置するため、誰も座らないことが平和の証と言われており、世界最高の権力者が天竜人の最高位である「五老星」とされているように、この世界にたった一人の王などいないことを表していました。
しかし、それは表向きであり、実際には五老星の更に上の権力者として虚の玉座に座る存在がイムでした。
イムの素顔と正体
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
イムの正体は世界政府を創造した最初の20人の1人であるネロナ・イム聖です。
その素顔と正体は、ルナーリア族を彷彿とさせる肌色と白髪・古代巨人族の名残りと思しき鬼のような角・悪魔の尻尾・両の手の甲に目玉と体中に等間隔で刻まれる斑点模様やタトゥーのような紋様が刻まれた出で立ちをしています。大きさはカイドウやビッグマム程度。また、軍子に憑依した際に生やした蝙蝠のような黒い翼とは異なり、イムが生やす翼はルナーリア族と類似する翼を持ちます。
背中には動物系覚醒者が出現させる羽衣に類似する黒い炎でできた後輪があり、後輪にいくつもの目玉(パッと見て13個程度)を確認できます。後述する「魔気」がイムの力である発言から、これらの目玉は契約者(深海契約・深々海契約)の数ではないかと予想されていますが、今のところ不明です。
一方で、イム自身が下界に降りるにはリスクを生じるらしく、エルバフ降臨直後には吐血する描写があることから、サターン聖や軍子のように契約者の体に憑依して降臨するのはそういったリスク回避だと思われます。
ネロナ・イム聖の初出
イムのフルネームであるネロナ・イムの名前が最初に浮上したのは革命軍本拠地でのドラゴン、イワンコフ、サボの会話中であり、バンゲア城で「イム」と呼ばれる五老星の上の存在と会敵したサボの話を聞いたイワンコフは「突拍子もない話をするんだけど…800年前にこの世界を創造しチャブルな最初の20人にネロナ家のイム聖という王がいたの」と発言しています。
当然、普通に考えればすでに故人のはずですが、この世界にはオペオペの実のように不老にする能力が存在するため、イム聖だけではなく、世界には死なずに今も生きてる可能性がある人物がどこかにいるわけです。
しかし、サボが実際に会敵した人物に対し最高権威の五老星が「イム様」呼びへりくだっていることや、虚の玉座に座っている事実から、偶然同じ名前よりも800年もの間生き続けている可能性が疑われていました。
ですが、コブラ王との会話で800年前のアラバスタ国王女王ネフェルタリ・D・リリィに執着する様子から、イム=ネロナ・イム聖本人であることは間違いないようです。
イムの名前の由来
ファンの間では有名ですが、「ネロナ」と「イム」という名前をそれぞれカタカナのパーツに分解して組み合わせると、ある漢字が浮かび上がります。
- ネ+ロ+ナ =「神」
- イ+ム =「仏」
もう分かる通り、「ネロナ・イム」は「神仏」を元ネタにしています。
イムの性別
シルエット時に言動や振る舞いから女性ではないかと予想されていたイムですが、素顔及び正体が男性であることから性別は男性のようです。
また、本名がネロナ・イム聖と「聖」の敬称が付けられていることから、800年前から紛れもない男性と思われます。
ネロナ・イム聖の悪魔の実の能力
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
イムの悪魔の実は「アクマの実」。
これまでの悪魔の実の名称は擬態・擬音・名詞を繰り返す単調なものでしたが、イムが食べたと思われる悪魔の実に限りカタカナ表記で「アクマ」と三文字で表されるイレギュラーです。
アクマの実の能力「魔気(オーメン)」
エルバフ編では「契約」し不死の肉体と力を与える能力、魔法陣から武器を取り出す能力、契約した者の体を借りて下界に降臨する能力などを披露してきましたが、本体であるイム自身が扱う能力としては「魔気(オーメン)」と呼ばれる黒い炎が特徴です。
イムは黒い炎を操り、銃弾や爆破、時には盾として展開したり薙刀のような武器を生み出したり、攻撃時に身に纏う、あるいは自身が持つ後輪と同じものを味方に付与させるなどの使い方を見せています。
また、ロキとの戦闘時には黒い炎を掌から体内へと取り込み巨人族のサイズへ変化する使い方をしています。
イム曰く魔気(オーメン)とはイムの軍事力または万物に潜む力とのことで、堕落・契約・魔気(ちから)を三位一体として「支配」と呼んでいます。
能力は覚醒済なのか(覚醒の概念があるのかは不明)エルバフに降臨した際には周囲の建造物や木々がアクマのような姿に変わり動き出す影響を与えています。
「契約」能力
イムの能力の一つ「契約」もまたアクマの実の能力の一つという見方が有力です。
イムの力によって一方的に契約を交わされて「悪魔化」された者は、寿命と引き換えに不死の体と力を与えられますが、外見が異形に変貌するだけでなく、外面的な性格や行動がイムの意のままに動く「操り人形」のようになってしまいます。恐ろしいことに、肉体を乗っ取られた本人の「内面の意識」は残ったままであるため、抗えない苦痛を感じながら暴走させられるという、非人道的な精神支配が行われます。
さらに、オセロやリバーシのように「悪魔化した者たちに挟まれた者も、自動的に悪魔に変じる(暗転支配)」というチート級の拡散能力もあり、この絶対的な呪いこそが五老星や有力な配下を縛り付ける軍事力の根源です。
一方で、同じ「契約」であっても、「浅海契約・深海契約・深々海契約」との効果やリスクの違いについては分かっていません。
戦闘能力
イムは悪魔の実の能力の他に、剣術(薙刀)や体術もレベルも高く、巨人族の指や足を切断したり、サンジ相手に黒い炎を纏った蹴りを放ち一撃でダウンさせています。
黒い炎(爆発や弾丸、銃口を生み出すなど多種多様)の威力だけで見てもゾロやサンジを一撃でダウンさせる攻撃力があるほか、古代巨人族の血を引くロキ相手に余裕をもって深手を与えるなどの描写、ゾロの閻王三刀龍煉獄鬼斬りを尻尾で軽々と防ぐ描写、サンジの悪魔風脚を片足で受け止める描写から、これに契約などの悪魔化も加わるすれば戦闘能力は現状登場キャラクターの中でナンバーワンとなります。
また、覇気に至ってもサターン聖や軍子の憑依越しでも異常と言われており、本体の覇気に至ってはルフィが『重くて苦しい!!何だあいつの覇気!!』と本気で焦っているため、覇気の強さにしても現状ナンバーワンである可能性があります。
まとめ
以上「イム様の素顔・正体・悪魔の実」についての紹介でした。
イムの素顔についてはもう少し引き延ばされるかと思われましたがエルバフ編で本体が降臨し、予想よりも早く麦わらの一味と会敵しました。
アクマの実の能力についてはまだ黒い炎「魔気」を操り色んなことができることくらいしか判明していませんが、これまでに描かれてきた「契約」や「悪魔化」「魔法陣」といった能力もおそらくは悪魔の実の能力の一端だと思われます。
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