伝導者一派で五柱目の少女である因果春日谷ことインカ。
スリルを好む彼女は進んで伝導者一派に加わり大災害へ向けて活動していきますが、計画通りに大災害を起こした後は彼女が見た『死亡イメージ』通りに命を落とすことになります。
では、インカはどのようにして最期を迎えて死亡したのでしょうか。
今回はインカ(因果 春日谷)の最期と死亡と復活についてご紹介したいと思います。
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インカ(因果 春日谷)のプロフィール
引用元:大久保篤『炎炎ノ消防隊』 出版:講談社
身長 / 体重 | 160cm / 46kg |
年齢 / 誕生日 | 16歳 / 11月9日 |
星座 / 血液型 | 蠍座 / ??? |
通 称 | 火事場強盗の女学生 |
所 属 | 伝導者麾下 |
階 級 | 五柱目のアドラバースト |
能 力 | 第三世代能力者 熱エネルギーの流れから発火・爆発を予測 熱エネルギーの変遷から未来のビジョンが視える |
柱 | 五柱目 |
負の感情 | 破滅 |
守り人 | リツ |
伝導者一派に所属する五柱目の少女。
二年前の大火災をきっかけに未来予知の能力に目覚めており、以来能力を活かして火事を先読みし救助する代わりに大金を巻き上げるという火事場強盗を仲間と働いていました。
我が身を火事場のような危険にさらしておかなければ生きている心地がしない、命を懸けているその瞬間のスリルに最高の快感を感じるタイプであり、スリルを求めて伝導者一派の勧誘に乗り仲間に加わりました。
その際、未来予知で自身の『死』を明確にビジョンとしてとらえながらも危険を好んで自ら伝導者麾下に加わっており、大災害へ向けて柱の回収に進んで協力しました。
守り人のリツとは性格的・能力的に相性が良く、麾下に加わってからは常に一緒に行動をとっています。
インカの能力
インカはこれから熱エネルギーがどう流れるか・どこで発火や爆発するかが線のようなビジョンとして視える能力を持っています。
二年前の大火災で未来予知・予測能力に目覚めており、インカ視点では炎の流れる道筋・匂いなどが線となり見えています。基本的には第三世代能力者であるため、視えている線をなぞって爆発を引き起こすことも可能。
したがって『未来予知』と『発火』の二種類の力を使用しますが、本人の戦闘力はそこまで高くありません。
インカの最期と死亡
引用元:大久保篤『炎炎ノ消防隊』 出版:講談社
インカの死亡は単行本33巻第287話「絶望の聖女」で描かれました。
ハウメアの手を取った瞬間に炎に包まれて死亡しました。
大災害発生前|インカとシンラのアドラリンク
大災害直前には伝導者一派とミサをする姿が描かれており、リツとは「どっちが先に死ぬか勝負」と意気揚々の様子。
伝導者一派が巨大な柱を出現させた際にシンラとショウ、第2特殊消防隊、灰島重工がこれを鎮圧しますが、この時シンラは気を失うとともに大災害の柱が生まれてリンクが強まった影響でインカとアドラリンクします。
未来予知ができるインカにこれから何が起きるのか訊ねるシンラですが、インカは確定した未来しか見ることができません。そのため、シンラの超光速で過去を視る能力で前回の大災害前の世界を見るのはどうかと提案し、二人は250年前の前回の大災害が起きる前の人類──描写の違う世界を見ることになります。
大災害発生後|インカの死亡
巨大な柱8本を守るそれぞれの焔ビトを撃破した際に8人の柱はアドラへ強制転移されます。
そして、地上で大災害を引き起こす最後の鍵である『天照にキーを差す』が実行されると、ついにイメージと現実が一つになり大災害が発生し人類は消滅へ向かうことに。
インカもまたアドラで星が滅ぶのを見ていましたが、人類は災害実行部隊や屠リ人、アドラから呼び出した最強のドッペルゲンガーなどを撃退し、日下部兄弟はハウメアがいるアドラへと踏み込んでいきます。
ここで日下部兄弟はハウメアと彼女の後方に控えるスミレとインカと対峙するわけですが、ハウメアは開眼後にスミレとインカの手を差しだします。未来が視えるインカは差し伸べられた手を取った先の結末を見ますが、それでも迷いもせずにハウメアの手を取るとたちまち発火してしまいます。
そして、五柱目を巡る際にインカが視た破滅の未来予知通りの姿でインカは燃え尽きて死亡してしまうのでした。
インカの復活
最終決戦では、日下部親子が魂の共鳴をして森羅万象マンとなり世界を創生したことで、ハウメアの涙から生命を蘇らせています。
その際、再び『生』か『死』か選択できるようになったすでに死亡している柱たち(天照、スミレ、インカ、アイリス)は、元々ハウメアに共鳴して絶望を選んだため自分たちの行く末をハウメアの選択に託そうと見守ります。
しかし、森羅万象マンが死をもっと身近で親しみのあるモノに変えた上でカロンを呼んでハウメアの説得に成功すると、残った絶望を破壊。こうしてハウメアが『生』を選択するところまで見守った柱たちはそれぞれ自分の意志で『生』と『死』を選ぶことになり、インカは『生』を選択し復活しました。
復活後は「死んでみたけどあんま面白くなかったよ」と述べており、後に現れた神様(死神)によって人体発火及び発火能力などの異能が回収されたため第三世代能力者としての発火能力や未来予知の力も消失しています。
また、シンラの母と対面すると自分から「私たちシンラ君の彼女のインカとアイリスです」と話しかけており、世界を救ったシンラはヒーローのため自分は何番目の彼女でもいいと腕に抱き付いて見せました。
インカのその後
エピローグ後、人類は発火能力が無くなりましたが魂の強い人は以前より強くなったそうです。
経緯は不明ながらインカは魔女の力を授かっています。大蛇を呼び出したりと何やらお騒がせな性格のままであるものの、その行動目的はこの星を救った英雄であるシンラの子種が欲しいとのこと。死の世界になったことで命の価値も変わったため、自身も次に繋がる命が欲しくなったという考えからでした。
しかし、シンラに子種が欲しいと要求してもシンラは自分にはアイリスがいるという理由で拒否しています。そのため、インカは大蛇を呼び出したりと騒動を起こし、シンラは彼女が騒動を起こすたびに追いかけては説得しているようです。なお、インカは別にシンラを恋愛対象として見ているわけではなく、言葉通り本当に子種が欲しいだけの模様。
ただ、元々死にたがっていた自分がシンラが変えた世界で命を見出し、自分をどこまでも救ってくれたシンラの子孫を残したいというのは本音です。それでもシンラが子種の提供を拒否するためインカは彼がOKしてくれるまで魔女を続けて世界を荒らすことを宣言するのでした。
一方で、再びシンラの前から逃亡する際には「シンラが創り直したこの世界をみんな楽しんでるよ、ありがとヒーロー」と手を振って去っています。
その後、シンラが42歳となった25年後の話では未登場のため、インカが結局シンラの子種を手に入れたのか、彼女はどこで何をしているのか不明となっています。
まとめ
以上、「インカの最期と死亡と復活」について紹介でした。
インカは刺激のない日常ではなくスリルを求めて大災害を引き起こし、ハウメアに共鳴して死を受け入れましたが、最終的にはシンラが創った世界で魔女として生存しています。
本人が言っているように一度死んで『死』を体験したものの思ったより思ったより面白くなかったようなので、その後は『生』を楽しんでるようです。
ただ、炎炎ノ消防隊では子孫について言及されなかったものの、ソウルイーターではインカの容姿にそっくりなキム・ディールが登場しているため、もしかしたら何らかの方法でシンラの子種を手に入れることができたのかもしれません。
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炎炎ノ消防隊
作家:大久保篤
出版:講談社 全人類は怯えていた──。何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物’焔ビト’となって、破壊の限りを尽くす’人体発火現象’。炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命! とある理由から’悪魔’と呼ばれる、新入隊員の少年・シンラは、’ヒーロー’を目指し、仲間たちと共に、’焔ビト’との戦いの日々に身を投じる!! 燃え上がるバトル・ファンタジー、始動!! |
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