漫画『ダンジョン飯』に登場する翼獅子は、かつて古代人が無限が存在する異次元と門を繋げた結果招き入れた異世界の存在であり、公称として悪魔と呼ばれています。
人間の欲望を好み欲望を食べることで力を得る特別な存在である翼獅子は、はたしてどのような最後を迎えたのでしょうか。
今回は翼獅子(悪魔)の最後についてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- 翼獅子の最後
- 翼獅子の呪いの正体
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翼獅子の最後
引用元:九井諒子『ダンジョン飯』 出版:KADOKAWA
翼獅子の最後はこの世界から消滅しました。
では、どのようにして消滅したのか順を追って見ていきましょう。
翼獅子との戦いと結末の詳細
単行本13巻では、迷宮の主となったマルシルがライオス一行の説得の末に迷宮の主を辞める意思を固めますが、『悪魔の封印解除・迷宮の変形・地上に大穴をあける』など数々の行いで迷宮は不安定。
また、マルシルが迷宮の主を辞めるには死ぬか迷宮を離れるかの二択を強いられますが、島は迷宮に半分飲み込まれ、迷宮から無限に湧き出る魔物の防衛にカーカブルードの兵隊らが対応、正解中の迷宮から魔力が噴き出すという異常事態。
刻一刻と世界が悪魔の掌の上となりつつある状況を阻止するには穴を塞ぎ結界を張り、代わりの主を用意しなければなりません。
つまり、今更マルシルが許される道理はないのですが、ライオスはカナリア隊に『悪魔の討伐』を提案します。
そもそも悪魔を倒せるのかは定かではないものの、ライオス曰く空気とか水程度の存在に戻すことはできるとのこと。本来悪魔は生物ではありませんが、悪魔は人の欲を糧に成長する性質を持つ生き物であり、そのために人の欲を食べたさに人間に近づき、人間の機微が理解できるように進化しました。
それは同時に悪魔が人の想像力の中から抜け出せなくなったと同義とライオスは考えるのです。
つまり、本来必要のない行為を我慢できなくなっている時点で今の悪魔は無敵ではないというのがライオスの結論であり、生物にとって食事とは隙の生まれる瞬間であり、自分に任せてくれれば翼獅子を倒してみると豪語。
ライオスの交渉を受けるフラメラは激怒しますが、ミスルンはライオスの提案に乗ります。元々、悪魔を倒さなければ人類が滅ぶほか、ミスルンは悪魔を倒すという言葉に衝撃を受け、ライオスの提案をのみました。
そして、話を聞いていた翼獅子は巨大な姿で登場。「面白い。私を倒す、それがお前の欲望なのだな」とほくそ笑むとライオス一行がいる塔をもぎ取り、一口で飲み込んでしまうのです。
翼獅子は自らの宝物庫と呼ばれる彼の世界へライオス一行を招き入れるのでした。
翼獅子とライオス一行の戦い
翼獅子はシスルやマルシルの欲を叶えることで地上まであと一歩というところまで差し迫っていましたが、最後の一歩を踏み出すためにもライオスの『欲』を欲していました。
ライオス一行を招き入れた翼獅子の世界は迷宮内の建築群と似た景色が荒廃した場所。しかし、空気感は違い、風もなく熱もなく、魔力の中で泳いでいるような嫌な感じのする世界であり、辺り一面は人骨で溢れていました。
翼獅子にとって一つ一つが愛おしい記憶の欠片とのことですが、イコール、翼獅子がこれまでに欲を食べた残骸でもあります。
ライオスの作戦は悪魔の性質(人の欲望を叶えずにはいられない)を利用し第一にライオスがマルシルに代わって迷宮の主となり、すかさず『悪魔が人間に手出ししない平和な世界』を望むというもの。
マルシルは人種間の極端な寿命差をなくしたいという願望がありましたが、ライオスにはそのような強い思いを抱く夢がないという確信から、それが翼獅子の誤算となり、打開策になると考えました。
とは言え、ライオス一人ではあっという間に正気を失うかもしれないため、ライオスは保険として一行に協力を頼みます。
- マルシル:ライオスの欲を制御できるように本の中へ翼獅子を閉じ込める
- チルチャック:ライオスの正気を取り戻すための効果的な文句を言って注意を引く
- センシ:マルシルの郷土料理のようにライオスの故郷の料理を作る
- イヅツミ:ライオスの様子が少しでも変だと感じればすぐに殺すように頼む
とくにイヅツミへの頼み事には『ライオスが正気を失った時点で敗北であるため、即座に殺し、みんなを連れて迷宮を脱出』するように念を押しており、加えて『蘇生の禁止』を言い渡しています。また、このことはイヅツミにだけに耳打ちしており、他の仲間には伝えていません。
イヅツミはファリンの竜部分を調理してみんなで食べるという約束を持ち出しますが、ライオスが真面目な顔付で頼んできたため、少しの沈黙を経て役割を引き受けました。
そして、ライオスはさっそく翼獅子と向き合うと『俺を迷宮の主にしてくれ』と頼み、翼獅子はライオスの望みを叶えるのです。
翼獅子とライオスの戦い
翼獅子は迷宮の主になりたいというライオスの望みを叶えますが、ライオスの誤算は仲間と分断されてしまったこと。
翼獅子はライオスを別の空間(精神世界や深層心理のような空間に二人きり)に連れて行ってライオスを迷宮の主にしました。
しかし、仲間と分断されたのは誤算でありながら、ライオスは作戦通り『この先、悪魔に脅かされない世の中を』と願いますが、翼獅子は「本当にそんなものが欲しいか?」と制止。
数年前、トーデン姉妹が初めて迷宮にやってきた時はいつも金銭と食事に困っていましたが、今では随分と立派に成長。しかし、ライオスの中身はあの頃と全く変わっていません。
あの頃と同じように今も人の世界に飽き飽きしている、と翼獅子はライオスの心を読み取るのです。
人間は退屈で魔物のほうがずっと良い。世界がどうなろうが口で言うほど興味はなく、自己犠牲で解決するのは面倒だから知り合いが無事ならその他大勢が迷宮の崩壊に巻き込まれても構わない──ライオスの心の内は翼獅子に筒抜けでした。
迷宮の主になる──それが本当にライオスの欲望なら叶えるのは簡単ですが、翼獅子はライオスの本当の欲望を引き出そうとします。
ライオスは人間が嫌いであるからこそ人間を殺す魔物に惹かれており、人を脅かし恐れさせ殺すための姿をしている魔物のフォルムに憧れを持っていました。子供の頃には魔物の群れが人里を襲う空想をしたこともあります。
世界を平和にしたところで迷宮が消えれば魔物も消える。そうなれば冒険者のライオスは職を失い魔物の知識も無意味なものと化す。後には何も残らない、と翼獅子はライオスの未来を突きつけます。
そして、平和な世界を望めばファリンはもう生き返れないことを告げると、ライオスの本当の欲望が何なのかを教えるのです。
ライオスの本当の欲望は『魔物になりたい』。ライオスは迷宮の周囲では人間が魔物に変わることがあるという噂をきっかけに迷宮に興味を持っていましたが、今ならばその欲望を叶えてやれると翼獅子は迫ります。
この世で最も強く美しい魔物に変えてやる、その代わりにお前の身体を私におくれと翼獅子は等価交換を申し出るでのす。
そうすればライオスの身体で仲間の元へ戻り平和が戻ったことを伝えるほか、ライオスが望むなら仲間の安全は保障し、元の生活と寿命を全うできるよう取り計らうと約束します。マルシルを一人にしないことも取り付けるほか、ライオスの姿でファリンとともにマルシルを看取る、望むなら子孫を残すことも付け加えます。
世界平和よりもライオスの欲望と仲間の安全を天秤にライオスを揺さぶる翼獅子。
そして、ついにライオスは押し黙ると、翼獅子の巧みな話術に飲み込まれるように条件を受け入れ、翼獅子に言われるまま悪魔の肉を食していきます。すると、ライオスの背中が膨れ上がり蛹のようなものが出現。
ライオスは翼獅子に欲望を叶えられて魔物へと姿を変えるのでした。
翼獅子はライオスの肉体を手に入れる
場面は翼獅子の宝物庫に戻り、対峙した翼獅子とライオスを前に『動きがない』と感じるマルシルたち。(仲間は翼獅子とライオスのやり取りを知覚していませんので、ずっと黙って向き合っている状態に見えている)
しかし、突如ライオスが剣を構えると翼獅子の首を切断。突然のライオスの行動に驚愕する一同でしたが、マルシルたちはライオスが翼獅子の誘惑に打ち勝ち翼獅子を倒したと歓喜し、ライオスに駆け寄ろうとします。
が、イヅツミだけは冷静に駆け抜けると即座にライオスの首を切り落とし殺害。悲鳴をあげるマルシルたちでしたが、イヅツミはライオスの頼みごとを説明。ライオスの遺言通り蘇生もせず、迷宮の脱出を試みますが、ライオスは転げ落ちた自分の首を拾い上げると自ら接着して復活。
すかさず悲鳴を上げながら距離を取る仲間たちでしたが、ライオスは「俺だよ、ライオスだよ」と説得。しかし、当然ながら目の前で首を落としても復活したライオスを見て、マルシルたちは目の前のライオスがライオスではないことを確信しました。
さっそく正体がバレてしまった翼獅子は強行突破を開始。ライオスとの約束の手前、マルシルたちには傷をつけることなく宝物庫から放り出すと、現実の世界(迷宮)に帰還します。
迷宮内でライオス一行と翼獅子の決着を待っていたシュローやナマリ、カブルーやカナリア隊といった面々と再会するマルシルたちでしたが、ライオスも一緒に戻ってきたことを確認すると『悪魔がライオスにすり替わっている』ことを暴露。
全員が血相を変えてライオスを追いかけますが、ライオスは迷宮の主であるライオスの身体を手に入れたため、今や自分自身が迷宮の主として力を自由に使える状態。自在に迷宮を変化させて足場を作ると、地上を目指して登っていくのです。
しかし、螺旋状の階段が伸びる塔を作り登っていると、先回りしていたのはミスルンでした。
ミスルンは即座にライオスに掴みかかると首を絞めて馬乗りに。
翼獅子は後でミスルンの望みは叶えてやることを条件に地上に出るまで見逃して欲しいと交渉しますが、ミスルンは却下。ライオスは人間の欲望が好きなのでなるべく傷をつけずに全ての人間を自分の世界に連れて行きたかったと語ると、邪魔をされては止むを得ないとして、魔物になったライオスを召喚するのでした。
そして、ライオスを人間たちの相手として放ち、ライオスは地上を目指すのです。
翼獅子は人々の欲望を叶え続けるために連れ帰る
ライオスのことは一旦置いておくとして(好き放題暴れて迷宮と地上の境を破壊。落盤で怪我人多数、エルフたちは結界を張るのに大忙し)、マルシルたちはライオスを止めることを優先。
ただ、当然ながらマルシルの魔法を受けてもライオスは無傷。仲間たちはライオスの身体を取り返そうとしますが、今のライオスは自分のために自分の力を使えるため、攻撃をものともせず塔の奥上へ到達。
そして、待望の地上へ。
今一歩のところで間に合わなかった仲間たちは愕然としますが、それ以上の異変が。ライオスが地上へ出た瞬間に世界の時間が止まっており、落盤から人の動きまで、全てが制止する異常な光景がマルシルたちの前に広がっていました。
時間を止めたのはライオスの力であり、ライオスは誰一人死なせずに全てが無限に存在する自分の世界に人々を連れて帰り欲望を満たし続けることを宣言。
宙に指をなぞると遥か上空に亀裂が入り、中から巨大な腕が出現。その現象は世界各地で出現し、ライオスが作り出した空間から飛び出した腕は地上の人々をつまんでのみこんでいくのです。(人々の時間は停止しているため、UFOキャッチャーのように一方的に回収している光景)
ただし、マルシル、チルチャック、センシ、イヅツミの4名だけはライオスとの約束があるため寿命が尽きるまで今の世界で生かす方針。
翼獅子vs.ライオス
人々を自分の世界に飲み込んでいくライオスでしたが、唐突に巨大な魔物の鉤爪に摘ままれて困惑。
見上げると鉤爪の主はライオスであり、三つ首の巨大なキメラの風貌をするライオスは涎を垂らしてライオスを見つめると、そのまま捕食。しかし、迷宮を出た今のライオスは翼獅子のたった一部分にすぎないため、食べられても無問題。
それどころか、食べられたライオスは口内で増殖すると、物量で満たし、ライオスの口からあふれ出てきます。
そして、翼獅子が尽きるのが先か、はたまたライオスの胃袋が満ちるのが先か勝負をすることに。(その間、翼獅子は人類の人々を飲み込む作業を淡々と継続)
数百以上に分裂するライオスを次々と平らげていくライオスでしたが、食べても食べても増殖するライオスは巨大なライオスの身体をよじ登り、反撃開始。全てのライオスが剣を抜いてライオスの身体に突き立てると、肉を剝いで咀嚼。皮膚を裂き肉を剥ぎ、目玉を抉り、口の中から脳へと侵入し捕食していくと、これまで自分が魔物にしてきた報いを受けるかの如く、ライオスはついに倒れてしまいます。
ライオスは圧倒的物量で攻めてくるライオスに敗れてしまうのでした。
翼獅子の欲望を食べるライオス
ライオスは三つ首とも目玉をくりぬかれたまま泡のような血を噴き出し倒れてしまいますが、ライオスは途端に放心してしまいます。
ライオスの動きがおかしくなると、上空に出現した無数の腕も人々を飲み込む動きを止め、分裂したライオスも全て停止。
そして、ライオスはお腹に手を当てるとある違和感を覚え、倒れているライオスを見やります。倒れたライオスは今もなお、何かを咀嚼し続けていたのです。とある確信を得たライオスは慌てて「吐き出せ」と激昂。分裂体を使って三つ首の口を開口し、内部へと入り込むと、無数の分裂体のライオスの死骸の山の上で一心不乱に何かを咀嚼している本物のライオスの後ろ姿がありました。
ライオスがライオスの肩を掴んで振り向かせるとライオスは『欲望』を食していたのです。
ライオスが食べていた欲望は翼獅子の『食欲』でした。
ライオスは本来人智が及ばない存在である翼獅子がここまで執着する欲望を知りたくなり、どんな味がするのか知りたくなったと述べており、ライオスの制止をモノともせず『食欲』を食し続けます。
なりふり構っていられなくなったライオスは翼獅子の姿に戻り「それは私の食欲だ!」とライオスへ飛び掛かりますが、ライオスは魔物を操り翼獅子を抑え込むと、目の前で『食欲』を堪能。その味わいは『無上の味』『生の原動力そのものような味』であり、食べれば食べるほど欲しくなると感想を述べています。
そして、胃の底のない翼獅子にとってこの食欲は酷い毒であっただろうと譬えると、食欲のせいで翼獅子はこの世界に囚われてしまったと分析。
憤る翼獅子ですが、ライオスは例え翼獅子が別の世界からやってきた規格外の存在だろうともこの世界に来た以上はこちらの規律に従ってもらうと述べ、食うか食われるか、ライオスは生きるために翼獅子を食べることを宣言。
そして、一思いに翼獅子に掴みかかると首元にかぶりつくのでした。
翼獅子の消滅
悲鳴を上げ、抵抗し爪を立てる翼獅子でしたが、あっという間にライオスに『食欲』を完食されたようで、次のシーンでは満腹状態で横たわるゲップするライオスとげっそりとした姿の翼獅子が。
おもむろに立ち上がる翼獅子の胸には穴が空いており、この世界に来て初めて手に入れた『食欲』を完全に失った喪失感から『食べられなくなってしまった・欲しくなくなってしまった・つまらなくなった・全て意味がなくなってしまった』と茫然自失。
加えて「私がなくなっていく…」と吐露すると、翼獅子の身体が徐々に粒子のように塵になっていくのです。
そんな喪失感に襲われている翼獅子に対し、ライオスはお前はこんなものに縛られる必要がない自由な存在だった筈と前置きすると、食欲に執着せず好きな所に行くといいと述べます。
しかし、翼獅子は消え始めた姿のままライオスの眼前ににじり寄ると最後にライオスを呪うと言うのです。
ライオスの肉体を四本の腕で掴み上げると「お前の今一番の願いは決して叶わぬものとなるだろう」と呪いの言葉を吐き捨てると、ライオスの後悔を願いながら最後のには清々しいような表情で「お前たちはきっと飢えるために生きているのだな」と遺し消滅してしまうのでした。
こうして翼獅子はライオスたちの世界から完全に消滅すると、翼獅子が生み出した無数の分裂体のライオスも消滅していきます。
翼獅子がライオスにかけた呪い
翼獅子が最後にライオスにかけた呪いは『今一番の願いが決して叶わなくなる』というものです。
翼獅子との死闘を繰り広げていたその瞬間にライオスが願っていたと思われるのは『ファリンの蘇生』であり、翼獅子の呪いの言葉を受けて咄嗟にイメージしたものもファリンの姿。
つまり、翼獅子を倒して全て解決し、ファリンの竜部分を完食してもファリンは蘇生できないのではないかという不安がライオスにはありました。
しかし、結果はファリンの蘇生に成功。
また、今一番の願いが『ファリンの蘇生』と考えているのはライオス自身だけであり、他の仲間は『あいつの一番の願いが妹の蘇生なんて殊勝なものじゃない気がする』と何となく感づいていました。
では、ライオスにかけられた呪いとは何だったのでしょうか。
ライオスにかけられた呪いの正体
呪いの効果はライオスがメリニの王になって少しすると判明。
実は、ライオスにかけられた呪いとは『ライオスが近づくと魔物は逃げ出す』というもの。仲間たちが思っていた通り、ライオスの一番の願いはファリンの蘇生ではなく、魔物のことでした。
黄金の国の大陸が浮上後、ライオスがメリニの王となってしばらくすると魔物たちはなぜか王を酷く恐れライオスの周囲には決して姿を見せないことから、ようやく呪いの正体に気付きます。
黄金郷とともに現れ周囲に居着いた魔物たちはライオスがメリニいることで居住区には決して近づかない、かつ、度々やってくる質の悪い賊を魔物が退治してくれるので国民の生活は豊かになりましたが、ライオスだけは大好きな魔物に近づけなくなってしまったので肩を落としている状態。
以降、生きた魔物に会いたい気持ちが募り悲しそうにする姿が。とはいえ、ライオスがそこに居るだけで魔物が一切近寄らないため、これ以上の抑止力はありません。
翼獅子のその後
翼獅子はライオスたちの世界から消滅した後どうなったのか、それは本編では触れられていません。
しかし、ダンジョン飯『ワールドガイド冒険者バイブル』にて、消滅後はどこかを自由に漂っていると記載されていることから、人間の欲望を叶えるという至上の喜びを失ったあとは抜け殻にこそなっていないものの、何に執着することも、目的もなく漂っているだけなのかもしれません。
ある意味食欲から解放されて自由にはなりましたが、これまで散々人類のために尽くしてきた報いがコレだなんてあんまりじゃないかと本人は語っている模様。なお、その感情もよくわからなくなっているため、今の私にはどうでもいいことと笑って流しています。
ただ、どこを漂っているのかは不明です。
まとめ
- 翼獅子は『悪魔を倒す』というライオスの願いを受けて立ち、自分の宝物庫へライオス一行を招き入れる
- 翼獅子はライオスと精神世界で対話し、ライオスの『魔物になりたい』という願いを叶えるかわりに『ライオスの肉体』を手に入れる
- ライオスの肉体を手に入れた翼獅子は人類を自分の世界に連れ帰り無限の欲望を叶え続けようとする
- 翼獅子は魔物になったライオスと戦うが、最終的には自分の『食欲』を食べられてしまう
- 食欲を失った翼獅子はライオスたちの世界から消滅する
- 翼獅子は最後にライオスに向けて『今一番の願いが決して叶わなくなる』呪いをかける
ライオスたちの世界に来て初めて『欲望』の味を知った翼獅子は、胃の底がない食欲で欲望を欲し続けており、欲望を食べるために人間に力を貸していました。
しかし、最後は魔物になったライオスによって『食欲』を食べられ消化されてしまい、全てが無意味となる、また、何もかもつまらなくなってしまい世界から消滅することになりました。
翼獅子は消滅後もどこかを漂っているそうですが、二度とライオスたちの世界に干渉することはないのでしょうね。
ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル 著者:九井諒子 |
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