漫画『山田くんとLv999の恋をする』に登場する椿ゆかりは、山田のクラスメートであり、隣の席に座る女子生徒です。
劇中で椿は山田に好意を抱いていますが、山田の性格を知っているため感情を隠していました。
では、椿は山田になぜ告白しようと決心したのでしょうか。また、その後の山田や茜とはどのように接しているのでしょうか。
今回は椿ゆかりの基本情報から告白、その後についてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- 椿ゆかりの基本情報
- 椿ゆかりと山田秋斗の関係、告白、その後
- 椿ゆかりの『Chocolate Rabbit』加入
- 椿ゆかりと木之下茜の出会いとその後の関係
- 椿ゆかりの声優情報
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椿ゆかり(委員長)の基本情報
引用元:ましろ『山田くんとLv999の恋をする』 出版:KADOKAWA
私立東成学院高等学校の3年生でクラス委員長。山田秋斗のクラスメートであり、席は隣。
眼鏡にお下げ髪という典型的な文学少女のような容姿とは裏腹にやや気の強い委員長タイプの性格であるため、まさに委員長にうってつけ。
FPS系のゲーマーであるものの、女子とはゲームの話題が上がることがないため隠れゲーマーと称されることも。
恋バナに興味はないと応えつつも、恋愛面に関しては同族である山田に好意を向けています。
椿ゆかりと山田秋斗の関係
山田とは同じクラスで席は隣、そして同じ塾へ通っており、椿と山田とクラスメートの岡本の3人で行動していることが多い模様。
二人が出会ったのは1年生の頃。FPSゲーム『GOSE』にて山田とマッチングした椿は、翌日に山田の腕前が信じられず実際にプレイを見せてくれないかと頼み込み、放課後山田の自宅でプレイを見せてもらいました。
そして、山田の技術を確認して本当はチートを疑っていたことを謝罪するとともに、山田に好意を抱くことに。
しかし、付き合いが続く内に山田の人間性を知っていくと、山田がそっけない物言いのわりに結構親切であるのと同時に少し残酷な一面を持っていることを垣間見ることとなり、女子たちに好き勝手噂される山田にはやや同情気味に。
二年生になっても彼女を作らない山田が少し気になった椿は好みのタイプをそれとなく聞き出そうとしますが、山田がため息を吐いたため踏み込み過ぎたと反省。しかし、山田が過去に好きになってくれた子の話をした際に「めんどくさい」という一言で片づけたため、山田が自分自身に興味がない故に自分に好意を向ける人がちゃんと見えていないと理解すると、仮に山田を好きになればいつか傷つくことになると考え『この人を好きにならないようにしなきゃ』と恐怖心を覚えるのでした。
一方で山田への好意はすでに恋心に育っており、3年時には山田に彼女の気配ができないことに安心する一方で自身も踏み込む勇気が持てずやきもきすることも。
そんな恋愛をこじらせている椿を陰ながら応援するのが山田の友達であり、同じ塾仲間の岡本であり、岡本からは「そんなのんびりしてるとパッと現れたどっかの女に取られちゃうぞ」と指摘を受けますが、椿は山田が過去の体験から恋愛を苦手に捉えていることを知っているため、一歩踏み出せないでいました。
椿ゆかりから山田秋斗への告白
山田に嫌われたくない一心から変化を求めない椿に対し、岡本が「ちょっとくらい変に思われないとなんにも始まらないでしょ、特に君は」と背中を押したのをきっかけに椿は一歩踏み込む決意を固めます。
そして塾帰り、土砂降りの中で本人も意図せず思わず山田に告白してしまうのでした。
しかしながら、椿は山田がいつか誰かに出会う予感を感じており、その相手は自分ではないことを自覚していました。
そして告白の翌日、椿は山田から告白の返事を受けるのですが、山田が何か発する前にすでに自分が今からフラれることを確信していたため、先に自分の気持ちを打ち明けることに。
1年生の頃からずっと好きだったけど気付かれないように気持ちを隠していたが、告白した後はもう好きじゃないふりをしなくていいから楽になれた──だから後悔はしていないと伝えました。
また、本心を伝えたのを契機にゲームのプレイスタイルが好きであること、大人なところ、教室でボーっとしてる時に窓の外を見ている姿、カッコイイ顔、声、性格、誰にでも平等なところなどすべてが好きだと包み隠さず伝えます。
3年間の思いを吐き出した後に「…絶対、私が世界で一番山田くんのこと好きだった…っ」と伝えると、涙目ですっきりしたと告白。そして、椿の気持ちには応えられないという山田の返事を聞くと「…うん」と素直に受け入れるのでした。
また、山田の手の甲に剣を持ったAKANEのキャラクターの絵が描かれていることに気づいた際には、それを描いた人物が『山田の好きな人』であると当てると、ずっと山田を近くで見てきたからこそ最近の山田の変化に気づいており、文化祭で茜を見る山田の気持ちを察していたため、例え山田が茜を好いて椿の告白を断ることが分かっていたとしても最後まで黙って告白を聞いてくれた山田に感謝を伝えました。
しかしながら、当然それらは椿の強がりであるため、山田と別れた帰り道では一人号泣するのでした。
告白のその後
アニメ放送範囲のその後、岡本が山田の家で勉強をしていると山田に彼女ができたことを察します。
その際、岡本の独白によって椿とは最近塾で一緒になっていないと綴っていることから、告白の後から山田と顔を合わせづらいのか登場が激減し、FOSでもボス討伐以降ログインせず未登場です。
しかし、単行本6巻56話では久々に東成学院での様子が描かれており、相変わらず山田は女子にアプローチを受けていましたが、通りがかった椿が「山田くん彼女いるよ」とさらっと女子を敬遠したことで学校中の女子が衝撃を受けることに。
椿は岡本から山田に彼女ができたと聞いていたため助け舟を出したつもりでしたが、もしかしたら迂闊に彼女ができたことを明かして女子を騒ぎ立てたためかえって山田を怒らせたのではないかとやや不安を募らせます。
が、山田は怒っていない様子だったので、「彼女さん、元気?」と話題を逸らせますが、山田が彼女と仲良くやっていると応えると、椿は緊張しながら「良かった、私もフラれたかいがあったわ、なーんて」と冗談を口走りました。これには、さすがの山田もやや驚き。
椿は告白のことを笑い話にしようと慣れない冗談にチャレンジしたそうですが、かえって気恥ずかしさから顔を下げてしまいます。
しかし、山田はそんな椿のことを優しく見つめながらFOSの皆が椿を待っていると伝えると、椿は顔を上げて試験終了後にでもログインするように伝えて欲しいと微笑むのでした。
しばらく出番がなかったのは試験期間と重なっていたことも影響していたようで、その後はFOSにもログインするようになり、以前のように山田とも話すように。今では山田とは友達としていい感じであるためこれはこれで満足しているようです。
なお、クラスメートの女友達には山田に告白したことを話していたため、女友達は友達で満足していると述べる椿に向けて「けなげかよ~」と涙ながらのツッコミを入れており、「山田のバカヤロー」と心の雄叫びをあげるのでした。
卒業後の関係
高校卒業後は山田と同じ大学に通っていますが、学内で一緒に行動する姿は描かれていません(学部に関しては不明)。
しかしながら依然として友達としての関係は良好のようです。
なお、ギルドの定期集会(オフ会や新規メンバー歓迎会)には大学の課題が忙しくて高校時代に続いて欠席続きであり、そんな中同じ大学に通う山田が普通に参加しているのを見て、なぜ山田は平気なのかと胸の内を叫ぶこともあります。
『Chocolate Rabbit』へ加入
山田の紹介でギルド『Chocolate Rabbit』へ加入することになった椿ですが、元々興味の無いFOSを始めた動機はハッキリはしていないものの『身勝手な理由でギルドに入れてもらった』と話していることから、山田との接点を作りたかったと予想。
加入において問題視されていた瑠奈の追い出し計画は茜のフォローと山田直々の紹介という理由で瑛太からも忠告されていたこともあり未遂。そのため、瑠璃姫の面談を終えてすんなりと手続きが済み、椿は晴れて『Chocolate Rabbit』へ加入できました。
事前に予習し効率を求めるタイプであり、FOSでは将来性の高いパラディンを選択。キャラ名は『TSUBAKI』で、レベルは15。
FOSを初めて立ち回りも分からないまま瑠璃姫の提案でAKANEと狩りに行くこと。実戦でパラディンの立ち回りを学ぶことになりますが、攻撃ダメージを上回る自然回復量を持つ凶悪ディーメダルと体感5億年の戦闘を行い疲労困憊で終わるのでした。
椿ゆかりと木之下茜の邂逅
正確に二人が出会ったのは東成学院の文化祭で茜がぶつかった時ですが、当時の茜は瑛太に揶揄われた羞恥心から山田から逃げている最中であったため覚えておらず、椿自身も顔を思い出せませんでした。
二度目の出会いはFOS内で瑠璃姫の提案でAKANE(茜)とともに凶悪ディーメダルを狩りに行ったときであり、ボスの攻略方法を見つける過程で二人であーだこーだとチャットで意見を交わし、あっという間に仲良しになります(なお、茜はTSUBAKIのリアルは知らない)。この時、椿は茜のことを話しやすい人と評しており、わりと好印象。
そして、初めてリアルで対面したのが東成学院の卒業式当日です。
椿が校舎を出たところ校門前で山田を待っている茜の姿を発見すると、思わず凝視。すると視線に気づいた茜は不思議に思いつつも笑顔で会釈。そのため、椿も会釈を返しますが、椿は茜=AKANEであることを知っているのに対し茜は椿=TSUBAKIであることを知らないため、いきなり話しかけるかどうか逡巡した結果そのまま前を通り過ぎることに。
しかし、茜が椿の胸元についているコサージュを見て「…卒業、おめでとうございます」と声をかけたことで椿は振り返りました。
椿は返事をした後に誰か待っているのなら呼びましょうかと訊ねるものの、茜は待ち合わせに早く来ただけだから大丈夫と返答。
ここで会話は終わってしまいますが、椿はせっかく茜と会えたのに名乗り出るタイミングが掴めず固まってしまいます。
ですが、唐突に茜が自分の友達も今日この学校を卒業すると切り出すと、ゲームの中の顔も名前も知らない友達もおそらく同じコサージュを付けているだろうと述べ、もしかしたら椿をその子ではないかと思ったと語ります。
茜が声を掛けたのは、この校舎のどこかにその子がいて、卒業生の女の子を見るとその子ではないかと思いついつい気になってしまうからでした。
それを聞いた椿は茜が気にかけているゲームの中の友達はもしかしたら自分かもしれないと胸が高鳴ります。
そして、茜が立ち去ろうとした直後、椿は勇気を出して「あの私!さささ昨年ディーメダル討伐をご一緒させていただいた者で…!」と自分の正体を茜に打ち明けるのでした。
なお、てんぱりすぎて一度では伝わらず茜は困惑してしまいますが、椿が一旦落ち着いて名前を名乗ると茜は「椿ちゃん!?本人!?FOSの!?」と喜び、手を握って改めて卒業を祝福するのでした。
椿と茜の関係性
椿と茜は卒業式の日に出会ってから友達になりました。
椿はFOS内の定例行事(Chocolate Rabbit内での企画で、オフ会はタイミングが悪く未だ不参加)にも参加するようになり、ゲーム知識の疎い茜にゲーム用語を解説したりしています。
時には友達だから言いにくかったが茜の装備は本当に残念だなと思っていたなんてことをひょんなことから吐露しており、茜は不意な爆弾発言で心を抉られることも。
茜が山田に愛想をつかされたらどうしようと悩んでいた際には、同じ学校に通っている身として山田はモテるからがっつり警戒しておくくらいが丁度良いとアドバイスしており、その際、積極的な女子の本気に敗北感を味わった体験も語り、山田は親切心が仇となるタイプであることから他の女子と距離をとらせる方法も有効だと教えています。
一方で、山田は融通が利かないところがあるとも述べると、茜は「辛辣…!」と驚きの独白。
茜がFOS内でパートナーに誘われた際には、パートナー制度について相談を受けた椿はパートナー制度は育成に有利なシステムで効率がいいのでおすすめだと勧めました。なお、茜が結衣にも意見を行くとパートナー制度は結婚であると言われたため、両極端な意見を受けてより混乱することに。
また、森戸琉夏の歓迎会には大学の課題に追われているため不参加であるものの、茜から楽し気な写真が送られてきて「沁みるなー」と虚しそうな姿が描かれました。
椿ゆかりの高校卒業と進学先
椿の進学先は山田と岡本と同じ大学であり、3月には合格しています。
7巻71話で東成学院の卒業式が描かれており、卒業式後はクラスメートが騒ぎ立てる喧噪の中、窓辺で桜を見上げて黄昏ている椿の姿が。女友達に背中の哀愁が凄いとツッコミを受ける一方で、一回振られたくらいで諦めたらダメ、同じ大学だから隙あらば何度でもアタックした方が良いという悪魔の囁きを受けています。
また、少し歩きたい気分になると、最後に教室でお菓子パーティーがしたいという女子の発言を聞いて買い出しを買って出ており、校舎を歩いていると卒業生が学校から離れがたいのかみんな校内にとどまってざわついているのを見て共感を覚え感傷に浸りました。
因みに、リアルの茜と出会ったのはこの直後、お菓子を買いに校門を出ようとしたところになります。
椿ゆかりの声優『土屋 李央(つちや りお)』さん
- 出身:神奈川県
- 生年月日:1997年8月19日
- 職業:声優
- 事務所:大沢事務所
- 2021年『SSSS.DYNAZENON』… らんか
- 2021年『プラチナエンド』… 麻衣子
- 2022年『CUE!』… 遠見鳴
- 2023年『異世界ワンターンキル姉さん』… ターニャ
- 2024年『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』… 樋口円香
まとめ
- 椿ゆかりは私立東成学院高等学校の3年生でクラス委員長
- 山田秋斗のクラスメートで席は隣
- 趣味はFPS系ゲームでありゲーマー
- 椿ゆかりは高校1年の頃にFPSで山田と対戦し彼のプレイに見惚れると山田に好意を抱く
- 2年生の頃に山田が女性を苦手とする理由を聞いて山田を好きになることはいつか傷つくことになると感じ、畏怖を覚える
- 3年生になると山田への恋心が強くなり、岡本の後押しもあって告白するが振られる
- 告白後はしばらく距離を置いていたようだが、卒業前にはギクシャクしつつも元のように友達に戻っている
- 椿ゆかりの進学先は山田や岡本と同じ大学であり、合格している
- 椿ゆかりと木之下茜はFOS内で初めて出会うと瑠璃姫の提案で一緒にボスを狩る
- 椿と茜がリアルで邂逅したのは卒業式当日であり、茜が『自分の友達も今日この学校を卒業する』と述べるとそれが自分のことだと悟り、勇気を出して椿は自分がTSUBAKIであることを告げ
- 椿と茜はリアルで出会って以降友達となり、茜は椿に電話で相談するほど仲が良い
- 椿ゆかりは『Chocolate Rabbit』に加入しているが、オフ会には未だ不参加
- 椿ゆかりの声優は『土屋 李央(つちや りお)』さん
椿は高校1年の頃から山田に片思いしていましたが、高校3年の上半期でようやく告白することができました。
残念ながら山田は茜に出会ってしまったので、椿も断れることは承知していましたが最後に素直な気持ちを打ち明けることができ楽になることができました。
現在では完全に吹っ切れているのか山田や茜とも気軽に話せる友達になっており、FOS内のイベントにも参加する場面が増えていますが、未だタイミングが悪いのかオフ会に参加していないのは残念ですね。
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