漫画「テニスの王子様」に登場する青春学園の天才カウンターパンチャー、不二周助。
常に穏やかな笑みを浮かべ、目が細く閉じているような表情が特徴ですが、本気になると「開眼」し、強敵相手にも圧倒的な実力を発揮します。初登場時からトリプルカウンターをはじめ多彩な技を駆使し、試合を通じて更なる進化を遂げる姿は多くのファンを魅了しました。
今回は、天才・不二周助が使用したカウンター技から新たに習得した技を一挙ご紹介したいと思います。
不二周助の技一覧
不二周助は青春学園中等部3年生で、手塚国光に次ぐ部内No.2の実力者です。通称「天才」。身長167cm、体重53kg、右利きで、プレイスタイルはカウンターパンチャー。相手の技を読み、的確に返す能力に優れています。
普段は温和で家族思い、特に弟の裕太を溺愛する優しい性格ですが、怒ると非常に怖く、腹黒い面も覗かせています。
テニスでは勝利への執着が薄く、相手のレベルに合わせて遊んでしまう傾向がありますが、重要な試合や仲間が傷つけられた時には本気を露わに。この「本気モード」が不二の覚醒の鍵となります。
三種の返し球(トリプルカウンター)の基礎
不二の代名詞である三種の返し球(トリプルカウンター)は、彼のカウンターの基本であり、これらは相手の力を利用するため相手の力が強ければ強い程にその威力が際立つ技です。
1、つばめ返し
| 名称 | つばめ返し |
| 初使用 | 4巻26話「黒い軍団不動峰」 |
| 対戦相手 | 地区予選 不動峰中:石田鉄&桜井雅也(ダブルス2) |
| 決め台詞 / 煽り | 断ち切る! |
第1の返し球。
相手のトップスピンを利用し、更に同じ方向に回転を与え2乗の超回転を与えたスライスのカウンターショット。トップスピンをかければかける程に逆回転で戻ってくるため、打球が跳ねないボールを実現します。
アニメ版ではスライスに対して超トップスピンで返す「リバースつばめ返し」も登場。この技は相手の予測を崩し、ベースライン近くで急激に沈むのが特徴です。
2、羆落とし
| 名称 | 羆落とし(ひぐまおとし) |
| 初使用 | 10巻85話「その瞬間を見逃すな!!」 |
| 対戦相手 | 越前リョーマ(青学内ランキング戦) |
| 決め台詞 / 煽り | スマッシュを完全に無効化させる |
第2の返し球。
体の遠心力を使ってパワーをコントロールしスマッシュの力を吸収して無効化する技。前に出てきている相手が対応できない真後ろに落とすのが特徴で、桃城のダンクスマッシュですら完全に無効化し返球します。
3、白鯨
| 名称 | 白鯨(はくげい) |
| 初使用 | 17巻142話「白鯨」 |
| 対戦相手 | 東京都大会 氷帝学園中:芥川慈郎(シングルス3) |
| 決め台詞 / 煽り | 「風の止まないうちに さあ もう一球いこうか…」 |
第3の返し球。
バックの超スライスでホップした打球がロブのように上昇した後、そのまま真下へ落下。急激なバックスピンが掛かったボールは信じられない事に地面に触れた瞬間自陣のコートまで戻ってくる──という曲芸じみたカウンター技。
なお、白鯨は逆風が吹いていることが条件であるため、任意に使えないのが難点。
トリプルカウンターの進化
全国大会編に突入すると、不二の成長と覚醒を示す重要な転換点を迎え、三種の返し球が進化していきます。
1、鳳凰返し
| 名称 | 鳳凰返し(ほうおうがえし) |
| 初使用 | 36巻318話「聖書vs天才」 |
| 対戦相手 | 全国大会 四天宝寺中:白石蔵ノ介(シングルス3) |
| 決め台詞 / 煽り | ── |
第1の返し球「つばめ返し」の進化技。
つばめ返しよりも打球が遥かに手前に沈むため、対策が難しいの特徴。
2、麒麟落とし
| 名称 | 麒麟落とし(きりんおとし) |
| 初使用 | 36巻318話「聖書vs天才」 |
| 対戦相手 | 全国大会 四天宝寺中:白石蔵ノ介(シングルス3) |
| 決め台詞 / 煽り | ── |
第2の返し球「羆落とし」の進化技。
両手持ちにすることでパワーを補い落下スピードが速いのが特徴。
3、白龍
| 名称 | 白龍(はくりゅう) |
| 初使用 | 36巻318話「聖書vs天才」 |
| 対戦相手 | 全国大会 四天宝寺中:白石蔵ノ介(シングルス3) |
| 決め台詞 / 煽り | ── |
第3の返し球「白鯨」の進化技。
スピンの方向を変えることで相手の返球予測を無効化します。
新カウンターの追加
全国大会編では強敵との戦いで三種の返し球を進化させるほか、更なる球種を増やしました。
4、蜉蝣包み
| 名称 | 蜉蝣包み(かげろうづつみ) |
| 初使用 | 30巻264話「第4の返し球 蜉蝣包み」 |
| 対戦相手 | 全国大会 比嘉中:知念寛(シングルス3) |
| 決め台詞 / 煽り | ── |
第4の返し球。
飯匙倩(ハブ)の複雑な回転を全て包み込む形で捕らえ回転を一切無くし、相手が届かない場所へ的確に返球する技。ツイストサーブや波動球すら無効化する汎用性があります。
5、百腕巨人の門番
| 名称 | 百腕巨人の門番(ヘカトンケイルの門番) |
| 初使用 | 36巻「その門は固く閉ざされた」 |
| 対戦相手 | 全国大会 四天宝寺中:白石蔵ノ介(シングルス3) |
| 決め台詞 / 煽り | 「キミの打球はもうネットを越えないよ」 |
第5の返し球。
相手の球をガットの上を滑らせボールに対し強制的に超回転を与えながら、一瞬のうちに手首を返しラケットの反対側の面を使い更に回転を倍増させて返球する技。これにより、相手はネットを越える返球が難しくなります。
6、星花火
| 名称 | 星花火(ほしはなび) |
| 初使用 | 41巻364話「詐欺(ペテン)」 |
| 対戦相手 | 全国大会 立海大附属中:仁王雅治(シングルス2) |
| 決め台詞 / 煽り | ── |
第6の返し球。
コードボールを上空へ強烈に打ち上げ打球を視界から消した後、擂鉢状の会場に吹く風が高速落下する球に不規則な回転を与え客席の中へ落とす技。
風を読める不二だからこそ可能な究極技です。
サーブ技・その他の特殊技
1、消えるサーブ
| 名称 | 消えるサーブ(バニッシングカット) |
| 初使用 | 16巻139話「不二周助」 |
| 対戦相手 | 東京都大会 氷帝学園中:芥川慈郎(シングルス3) |
| 決め台詞 / 煽り | 「その打球 消えるよ」 |
リリースの際に横回転を加えて放つアンダーサーブで、変化を加えた球は相手の手元で急激に外側に逃げていくため消えたように錯覚する技。
2、心の瞳
| 名称 | 心の瞳(クローズドアイ) |
| 初使用 | 25巻219話「そして不二は微笑む」 41巻363話「瞳を閉じて心のまま僕は君を想う」 |
| 対戦相手 | 関東大会 立海大附属中:切原赤也(シングルス2) 全国大会 立海大附属中:仁王雅治(シングルス2) |
| 決め台詞 / 煽り | ── |
切原戦で一時的に視力を失った不二が見せた神経を研ぎ澄ました状態で気配のみで的確に返球する技。
全国大会の仁王戦では、自ら目を閉じて神経を研ぎ澄まし来た打球を素直に返すことで相手に次の手を読ませない戦法を取り、手塚にイリュージョンした仁王の才気煥発の極みを打ち破りました。
風の攻撃技(クリティカルウインド)と覚醒
続編「新テニスの王子様」では、不二は攻撃技を積極的に取り入れることで、守備一辺倒から脱却し新しく攻撃的なスタイルを確立しました。
1、葵吹雪
| 名称 | 葵吹雪(あおいふぶき) |
| 初使用 | 15巻142話「形勢逆転」 |
| 対戦相手 | U-17W杯 ドイツ:M・ビスマルク&E・ジークフリート(ダブルス1) |
| 決め台詞 / 煽り | 不二周助は生まれ変われる!! |
相手のスマッシュにスマッシュを当て返す攻撃技。
手塚が新旧部長対決で天衣無縫に到達した日、不二は「負けてテニスを止める」つもりで手塚に勝負を挑むも敗北前に試合を放棄され、テニスをやる道標を無くしますが、手塚の意図を汲み、どこまでも一歩先を行く手塚より先へ進むために自身に3つの誓いを立て、生まれ変わったような攻撃的なテニスに辿り着きました。
2、光風
| 名称 | 光風(ひかりかぜ) |
| 初使用 | 21巻207話「ボクの時間は動き始める」 |
| 対戦相手 | U-17W杯 オーストラリア:ミルキー・ミルマン&マック・マグレガー(ダブルス2) |
| 決め台詞 / 煽り | 「そしてボクの時間は動き始める」 |
より速く打球の軌道やスピードを判断する事で脳から筋肉への指令をより速く伝達する事を可能にした攻めの返球技。
これにより周囲がスローモーションに、そして止まって見えるため、越知月光の「マッハ」に匹敵するミルキー・ミルマンの必殺サーブ「タキオン(Tachyon)」でさえ止まって見えて打ち返すことが可能になりました。
3、狐火球
| 名称 | 狐火球(きつねびだま) |
| 初使用 | 38巻379話「風に舞う想い」 |
| 対戦相手 | U-17W杯 決勝戦メンバー選出試合:越前リョーマ(シングル2) |
| 決め台詞 / 煽り | 「その打球 打てないよ」 |
少しの風圧にも舞ってしまうためラケットが掠りもしない返球技。
越前リューマとシングルス2を巡る勝負の最後に初見の切り札として使用するも、初使用時には偶然吹いた風によりアウトボールとなって失敗に終わってしまいます。
まとめ
以上「不二周助の技一覧」の紹介でした。
不二はカウンター技やサーブに心の眼など奇抜で器用なプレイスタイルが印象的でしたが、守るテニスを破り、攻撃的に攻めるテニスを始め三つの風の攻撃技を編み出しました。しかし、守るテニスを止めたわけではなく、攻めのテニスに守りを絡ませることで、より返球を読みづらくさせる独自のスタイルを確立させています。
このプレイスタイルに辿り着いた不二は、天衣無縫状態のリョーマと対等以上の勝負をするレベルにまで成長しましたが、残念ながら天運に左右され決勝メンバーに入ることができず、全力の公式試合を拝むことなく終了しています。
もし今の不二と手塚が再戦すればどちらが勝つのか非常に気になるところですね。
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