【MAJOR(メジャー)】鈴木綾音の漫画原作とアニメの違いは?再登場やその後どうなった?

「MAJOR」アニメ版鈴木綾音アイキャッチ MAJOR

満田拓也先生の代表作である野球漫画『MAJOR(メジャー)』。

主人公・茂野吾郎のメジャー挑戦までの半生を描く長編作品ですが、小学生編・中学生編・高校生編・・・と、各章で数多くの準レギュラーキャラクターが登場してきました。

中学生編では、佐藤寿也に好意を寄せる中学1年生の女子生徒・鈴木綾音(すずきあやね)が登場しましたが、実は漫画版とアニメ版で彼女の登場頻度は大きく異なるのです。

今回は鈴木綾音(すずきあやね)の原作とアニメの違いやその後についてご紹介したいと思います。

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鈴木綾音(すずきあやね)とは

「MAJOR」漫画版鈴木綾音初登場

引用元:満田拓也『MAJOR』 出版:小学館

鈴木綾音は、佐藤寿也が通う横浜市立友ノ浦中学の一年生(初登場単行本17巻第5話)。

ある日校門前で行われていた抜き打ち検査で鞄に入れていた『たまごっち』が見つかり没収されて困っていると、寿也がたまごっちを没収した教師にぶつかったフリをして『たまごっち』を奪い返し、後に内緒で返却してくれたことから知り合いました。

以降、綾音は寿也に一目惚れし「佐藤先輩」と慕うようになり(卒業後も寿也のことは「先輩」呼びで、他の上級生は「さん」付け)、寿也を近くで見たいという一心から野球部のマネージャーに志願しますが、寿也に野球に詳しくないのに急に野球部のマネージャーになりたいという理由を却下されるとともに、どうしてもマネージャーをやりたいなら三年生が引退する大会後にした方がいいと親切心から勧められてしまい断念。

なお、直後に友ノ浦中学に練習試合の打診にやってきた吾郎との橋渡しにされた挙げ句、寿也からの伝言を一言一句そのまま伝えると怒った吾郎に胸倉を掴まれる災難。

寿也への想いは継続しており、中学編では試合の応援に足を運んでいます。

鈴木綾音の原作とアニメの違いは?

原作版の綾音

「MAJOR」漫画版鈴木綾音の最後

引用元:満田拓也『MAJOR』 出版:小学館

原作版での綾音は、あくまでも寿也に一方的に好意を向ける後輩という立ち位置であり、これはアニメ版共通ですが、寿也が率いる友ノ浦中野球部の試合を応援していく内に徐々に野球に興味を持ち、本当の意味で野球部のマネージャーになりたいという思いを抱いていきます。

一方で、原作版での最後の登場は寿也が中学を卒業して海堂高校へ旅立つ当日の早朝(単行本24巻第3話)。祖父母の見送りを経て歩いて進んでいると、寿也を待っていた綾音と邂逅します。

どうやら卒業式の日、寿也は倉本たちと一緒だったようで綾音はちゃんとお別れを言えなかったらしく、こうして面と向かって挨拶をするために待っていたとのこと。そして、綾音は倉本から寿也が甘いものが好きだと聞いていたため、これから野球部の寮で暮らす寿也に向けて手作りクッキーを持ってきてくれました。

手作りクッキーを包んだ紙袋を差し出したものの寿也の迷惑になったかもしれないと物おじする綾音でしたが、寿也は紙袋を受け取り目の前で一つ食べて「うまい!こんなおいしいクッキーなら、喜んでもらっていくよ!」と笑顔を見せます。寿也の好意に笑顔になった綾音は、寿也の提案でそのままバス停まで一緒に歩いていくことに。

その道中、綾音は寿也たち3年生の試合を見て本当に野球が好きになり、少しでも野球部の役に立ちたくて正式に野球部のマネージャーになったことを伝えると、寿也は喜びます。

しかし、綾音は寿也への想いに踏ん切りをつけるためかバス停まで同行せず、途中で立ち止まると「お元気で先輩!あたし必ず甲子園に応援しに行きますね!」とうっすら涙を浮かべて別れを告げます。

それに対し寿也は「綾音ちゃんも友中のこと頼んだよ」と古巣の野球部を託し、二人は別れるのでした。

原作において、このシーンが綾音の最後の登場であり、寿也が出場した高校3年の高校甲子園においても登場シーンはありません。また、続編のMAJOR 2ndでも音沙汰がない模様。

ちなみに、綾音が渡した手作りクッキーは夢島へ向かうバスへの持ち物検査の際に海堂夢島三軍コーチの乾によって目の前で地面に捨てられた挙げ句踏みつぶされるという扱い。寿也は大切なクッキーを台無しにされたことに反論しようとしますが、海堂夢島三軍監督周防の竹刀で頬をぶたれてしまいます。

MAJOR (24)

アニメ版の綾音

「MAJOR」アニメ版鈴木綾音

引用元:満田拓也『MAJOR』 出版:小学館

アニメ版では綾音の立ち位置は大きく改変・改修されています。

アニメ版は中学編から登場回が増加しており、原作版で吾郎が自転車で三船東中学校へ向かう際に道を尋ねた人物は山根であったものの、アニメ版では綾音に変更。また、海堂高校スカウトが寿也に接触した際に廊下で偶然話を聞いてしまうなど、要所要所で改変されています。

寿也が海堂高校に向かう際の手作りクッキーを渡すシーンは、セレクションに向けてランニングで体力づくりをしていた寿也に手作り弁当を差し入れるシーンに変更されており、二人でベンチに座り寿也がお弁当を完食しお礼を言ってトレーニングに戻るようになっています。

また、正月には、寿也は綾音と二人で初詣に行っている姿が描かれています。

そして、大きな変更点なのが高校編での準レギュラー化であり、綾音は中学卒業後に聖秀学院高校に進学し野球部のマネージャーとなります。高校で吾郎と再会する綾音ですが、素人マネージャーである中村美保にスコアブックの付け方を教えたり、同学年である清水大河と同じクラスで隣の席になるなど、原作での不遇具合が嘘のような扱いとなっています。聖秀野球部マネージャーなので、第3シリーズでは一年生入学からほぼ毎話登場。

吾郎たちが卒業した後もマネージャーとして新部長の大河と野球部を支えており、第5シリーズや第6シリーズでもベンチから聖秀野球部を応援する様子が描かれています。

なお、アニメ版最後の登場は第6シリーズで聖秀学院高校最後の甲子園をベンチで応援する姿であり、以降の作品には登場していません。

メジャー

原作・アニメと両方でその後は不明

原作では中学編まで、アニメ版では第6シリーズ(メジャーリーグ編)まで登場した綾音ですが、残念ながら原作とアニメの両方で再登場予定はありません

綾音の成人後の姿、就職先など、一切不明となります。

原作であれば寿也とのカップリングの可能性も視野にあったはずですが、続編であるMAJOR 2ndで寿也が結婚した相手はまったく別の人物。一方で、寿也は離婚して現在は独身であるため綾音の再登場も期待したいところですが、吾郎世代の年齢が42歳(中学編では44歳)になっているため、綾音も結婚しているか、離婚もしくは独身であったとしても40代の綾音を登場させるメリットはないでしょう。

また、アニメ版でカップリングされていた大河ですが、大河もまったく別の女性と結婚しているため、やはり出番は期待できません。

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まとめ

以上、漫画MAJORに登場する『鈴木綾音の原作とアニメの違いとその後について』の紹介でした。

中学編の最後で寿也と良い雰囲気に落ち着いていたので将来的に交際か結婚まで続くキャラクターかと思われた綾音ですが、原作では中学編が最後、アニメ版では高校最後の甲子園を最後に登場しなくなりました。

やはり、原作版での最後で寿也にお別れを伝えたのが綾音の訣別だったのだと思われますが、いいキャラクターだっただけに少し残念です。アニメ版の高校編で準レギュラー化されたのがせめてもの救いでしょうか。

MAJOR (1)
MAJOR
作家:満田拓也
出版:小学館

父親のようなプロ野球選手になることを夢見て、日夜トレーニングに励む5歳の野球少年・吾郎!!友達の寿也君とリトルリーグに挑戦!?

 
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