今回は悪役令嬢ものの中でもかつてない大長編で構成された小説家になろうの人気作『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』について紹介したいと思います。
「タイトル長くない?」と感じた方、安心して下さい、サブタイトルも含めると二倍長くなります。ちなみに公式の略称は『ラス為』。
それではさっそくアニメ化の情報について見ていきましょう!
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。のアニメはいつ放送?
引用元:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 アニメ公式サイトより
アニメ『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』は、2023年7月に放送が決定しています。※2023年2月情報
- 原作:天壱
- キャラクター原案:鈴ノ助、松浦ぶんこ
- 監督:新田典生
- シリーズ構成:赤尾でこ
- キャラクターデザイン:河野仁美
- 音楽:中村巴奈重、斎木達彦、佐久間奏、中嶋純子
- アニメーション制作:OLM Team Yoshioka
- 放送局:
未定 - プライド・ロイヤル・アイビー役:ファイルーズあい
- ステイル・ロイヤル・アイビー役:内田真礼
- ティアラ・ロイヤル・アイビー役:戸松遥
公式サイトにて随時情報の更新がされますので、定期的にご確認ください。
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。はどんな内容?
引用元:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 単行本1巻
簡単にまとめると本作の主人公でありながら悲劇の元凶であるフリージア王国の第一王女プライド・ロイヤル・アイビーに転生した日本人の女子高生が、近い未来プライドに身も心もズタズタにされたキャラクター達を訪れる悲劇から助けるといった内容になります。
あらすじ
地味な女子高生(名前不明)は18歳の時に交通事故に遭い、乙女ゲーム『君と一筋の光を(=通称:キミヒカ)』の世界、それも作中のラスボス第一王女プライドに転生しました。前世の記憶を思い出したのはプライドとして8歳になった頃であり、よりにもよって最低最悪の外道のラスボスに転生したことに戸惑い倒れてしまいました。
ただ、キミヒカのゲーム内容を知っているプライド(前世:女子高生)は、まだ紹介されていない妹が存在することを呟くと、父親が『王位継承者のみが授かる予知能力』をプライドが発現したと思い込み、早速ゲームとのズレが生じます。
そして、記憶を取り戻した直後、父親がプライドの覚醒を女王(プライドの母)に伝えようと馬車に向かうと、プライドは父親が車輪が壊れた馬車で出立すると事故死することを思い出し、決死の覚悟で止めに入りました。
元々のプライドは父親が不在の時には些細な事で使用人にあたりちらし罰や極刑をあたえる極悪非道な性格でしたが、今の心優しいプライド(女子高生)は、自分が女王に即位してラスボスとなって世界を悲劇で埋め尽くすと知っています。すでに未来予知(ゲームの知識)と父親の命を救ったために悲劇の歯車は少しずつズレてきているものの、プライドはゲームの内容のような最悪な悲劇を生まないために、8歳の体で悲劇に苦しむことになるキャラクター達を救い続けるのでした。
『悲劇の元凶』の原作と漫画について
この作品は、小説投稿サイト小説家になろうにて2018年4月から正式名『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。〜ラスボスチートと王女の権威で救える人は救いたい〜』で連載しています。
また、書籍化・漫画化ともに売り出しており、漫画版も連載中。
原作は第一部693話、第二部400話~と驚異の1000話を超える大長編となっていますので、一度読み始めると面白すぎて何日も徹夜してしまう可能性も……?
- 原作:天壱
- イラスト:鈴ノ助
- 掲載:小説家になろう
- 出版社:一迅社
- レーベル:アイリスNEO
- 進捗情報:第一部(全693話完結)、第二部(1~438話連載中)
- 書籍:既刊1~6巻
- 原作:天壱
- キャラクター原案:鈴ノ助
- 作画:松浦ぶんこ
- 掲載: ゼロサムオンライン
- 出版社:一迅社
- レーベル:ZERO-SUMコミックス
- 進捗情報:1話~18話※未完
- 書籍:既刊3巻※未完
キャストが発表された『プライド、ステイル、ティアラ』の人物紹介
- プライド・ロイヤル・アイビー役:ファイルーズあい
- ステイル・ロイヤル・アイビー役:内田真礼
- ティアラ・ロイヤル・アイビー役:戸松遥
主人公・ヒロイン『プライド・ロイヤル・アイビー』はどんな人物?
作中の日本で登場する乙女ゲーム『君と一筋の光を(=通称:キミヒカ)』第一作のフリージア王国の第一王女であり、ゲームの主人公や攻略対象者の宿敵兼ラスボス。美女であるものの目つきが鋭く残忍な性格は悪そのもので、ゲームでは多くの攻略対象者を悲劇のどん底に沈め弄ぶ。
父親似の目つきの悪い顔、魔女のような紫色の瞳、深紅色の髪が特徴。
本作ではプライドに転生した主人公が8歳になるまで元の性格だったが、前世を思い出して以降は悲劇を起こさないために奔放し、家族でもある王族、配下や家臣・使用人、そして騎士や平民からも慕われる存在となる。相変わらず美人でありながら目つきが悪いのが難点。
なお、子供ながらラスボスのスペックは健在で、大人の盗賊やある程度の特殊能力者ですら制圧できる剣術と身のこなしを有しており、優秀な王国の騎士に負けず劣らずの実力がある。プライドが子供でありながら戦線に立つことで王国の騎士もまたプライドのために命を張ることもしばしば。ただし腕力は弱い。
そんな中、チートな才能に恵まれたプライドの唯一の弱点でもある家事全般が壊滅的という呪いも引き継いでおり、現代日本の料理手順は知りながらも調理する事は不可能。
ゲームとは違い、家族仲も良好で、本来プライドに嫌悪感や敵愾心を抱くはずだった攻略対象者たちはプライドに好意的。
ちなみに本来のプライドは主人公曰く『死んで当然レベルの極悪非道の女王』。
義弟『ステイル・ロイヤル・アイビー』はどんな人物?
ステイルはプライドの実弟ではなく、次期女王となるプライドを補佐する目的で母親の下から引き離されて王家に連れてこられた当時7歳の平民です。8歳のプライドよりも幼いものの貴重な『瞬間移動』の特殊能力を持っているために、プライドと従属契約を結ばされて義弟となります。
ゲームでは、プライドに騙されて従属ではなく奴隷契約を結ばされたため、心が壊されるまで非道な扱いや行いを強要され続けました(※プライドに命令されて実の母親を殺めてから壊れました)。そのため、本作でははじめからプライドがステイルに寛容で王家に連れてこられた気持ちを汲むなど接したことで、心からプライドを支え守ることを誓っています。
時期摂政として、王家の一員としての威厳や知識・礼儀作法をほぼ完璧に身に付けるなどスペックは高く、義弟かつ平民でありながら義妹となるティアラにも兄として接するなど肝も据わっており、本作でも無理やり王家に連れてこられた事実は変わらないもののステイルはプライドやティアラと出会えたことを悔やんでいません。
瞬間移動能力はチートです。
第二王女『ティアラ・ロイヤル・アイビー』はどんな人物?
フリージア王国の第二王女でプライドの実妹。長い金髪に金色の瞳を持つ、プライドとは相反して愛らしく可憐な容姿です。
ゲームではプライドに心を壊されたステイルの唯一の救いとなる義理の妹ですが、父親を亡くした後、母親を愛情を独り占めしたティアラをプライドが憎んだために離れの塔に軟禁されてしまいました。しかし、プライドが断罪される際には最後までプライドを憎み切れず、ただ姉に愛されたかったと涙するほど心優しいキャラクターです。
プライドが傷つけた攻略対象者を癒して、攻略対象者と共に大罪を犯した女王プライド政権を終息させるのがティアラの役割でした。
本作でも生まれつき体が弱いために誘拐や暗殺を危惧して存在を秘匿されており、プライドが8歳の頃に紹介されます。
今回はプライドの中身が違うために、最初からティアラもプライドやステイルと仲良くなり、ステイルと共にプライドを守るために密かに鍛錬を積んでいます。その実力はやはりチートのラスボスの血縁だからかナイフ捌きは上々で、プライドと違い家事全般の能力も高くなっています。
その他の登場人物紹介
- アーサー・ベレスフォード …攻略対象者の一人。後の重要人物で騎士。
- ジルベール・バトラー …王国の宰相で年齢操作の特殊能力を持つ。
- ヴァル …盗賊で罪人。プライドと出会い運命が変わる。
- ローザ …プライドたちの母で女王。予知の特殊能力を持つ。
- アルバート …プライドたちの父で王配。事故で死ぬ予定が生存。
- ヴェスト …プライドたちの叔父で王国の摂政。ローザの義弟で記憶消去・復元の特殊能力を持つ。
- ジャック …プライドの近衛兵。
- ロッテ …プライドの若い専属侍女。
- マリー …プライドのベテランの専属侍女。
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。のアニメ化のまとめ
『悲劇の元凶~』の情報のおさらいです。
- アニメ『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』は、2023年7月に放送が決定。
- 第一王女プライド、義弟ステイル、第二王女ティアラの声優が発表。
- 原作『小説家になろう』では第一部(全693話完結)、第二部(1~438話連載中)
- 漫画は作者体調不良のため1話~18話までの既刊3巻で連載終了。※未完
最近のアニメ化は1クール12話~13話が多いので、『悲劇の元凶~』のアニメも原作の第1部の一部しかやらないと予想。
おそらく、アーサー・ベレスフォードの父親騎士団団長ロデリック・ベレスフォードやヴァルが関わる『騎士団襲撃事件』でプライドの活躍を描いて後日談で終わるか、中盤で『騎士団襲撃事件』を消化してパーティ的な日常回で終わるかもしれませんね。
早くアニメでプライドの無双を見たいです。