漫画『呪術廻戦』のキャラクター、ラルゥは『呪術廻戦0』で登場した夏油一派の呪詛師です。
ラルゥは夏油傑死亡後、渋谷事変で九十九由基の独白で名前が登場し、人外魔境新宿決戦では再登場を果たしました。
では、ラルゥの術式や来歴、そして強さはどのようなものなのでしょうか。
今回はラルゥについてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- ラルゥのプロフィール
- ラルゥの術式
- ラルゥの来歴
- ラルゥと九十九由基の関係
- ラルゥの強さ
呪術廻戦 画集 Vol.1 原作:芥見下々 出版社:集英社 |
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ラルゥのプロフィール
ラルゥの情報はほとんど開示されていません。
夏油一派に与する呪詛師(呪術師)の一人であり、お姉口調で乳首にハート型のニプレスを張り付けているのが特徴(上半身は大抵裸)。性別は男性。
公式ファンブックによると夏油傑と同い年とのこと。
ラルゥの術式『心身掌握(ハートキャッチ)』
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
ラルゥの術式名は『心身掌握(ハートキャッチ)』。
仮想の手で術式対象を掴むことが可能。仮想の手はある程度の操作が可能なようで、中距離以上から掌底のように繰り出し押しのける、対象者を掴んで救助、身動きできない空中などで自分を掴んで引き寄せ回避するなど、使い方は多様。
また、仮想の手自体は破壊されても何度も復元可能。
ただし、仮想の手が負うダメージは10分の1で本体であるラルゥに還元されるとのこと。
肉体意外にも掴むことが可能
『心身掌握(ハートキャッチ)』が掴めるものは肉体だけではありません。
ラルゥが一度術式で掴んだ相手なら心までも鷲掴みにできるらしく、「こっちを向いて」と念じることで相手の意識を自分に向けることが可能です。
夏油を王にするために夏油一派へ
夏油の目的は呪術師だけの世界を作ることにあり、ラルゥを含めた夏油一派の呪詛師(呪術師)は夏油傑の思想に惹かれて集まりました。
しかし、昨年夏油傑が乙骨憂太に敗れ死亡した後、夏油一派は
- 現在の夏油(羂索)を利用する者
- 夏油の肉体を取り返そうとする者
- 中立の立場になる者
と三分されます。
ラルゥは夏油傑を王にするべく徒党を組みましたが、夏油傑の死後は彼が一番望んでいないであろう仲間同士の対立を阻止する立場──中立になることで夏油の意思を汲んでおり、夏油(羂索)を利用する者と夏油の肉体を取り戻す者のどちらにも協力しませんでした。
ただ、夏油一派の仲間には「私たちは家族、いつかまたどこかで一緒にご飯を食べるのよ」と絆を大事にしています。
ラルゥと九十九由基の関わり
単行本16巻第136話『渋谷事変53』(アニメ第47話『渋谷事変 閉門』)にて、夏油(羂索)の前に登場した九十九由基が「(さてラルゥが動く時間を稼がないとね)」と独白したことからラルゥと九十九が協力関係にあることが窺えます。
が、渋谷事変終了から死滅回遊終了までの間で二人の関係について言及されることはありませんでした。
では、九十九は何のためにラルゥの動く時間を稼ごうとしたのでしょうか。
ラルゥは負傷者回収を担当?
九十九が時間を稼いだ理由の候補は『負傷者の回収』。
渋谷事変終盤、虎杖悠仁たちの前に現れたのは渋谷事変の元凶である夏油(羂索)であり、夏油や特級呪霊との戦闘で東堂葵を筆頭に多くの呪術師が重傷を負って動けないでいました。
そして、九十九は夏油(羂索)の前に現れると対話で時間を稼いでいますが、その後、西宮桃に「葵と銃の子、あとスーツの子は私の仲間が保護しているよ」と発言しています。
九十九の仲間は彼女の退場まで一切登場していないので、状況的に一番可能性が高いのが九十九の独白で出てきた『ラルゥ』のみ。
ラルゥは夏油一派ですが夏油を王にしたかっただけで思想的には中立。また、ミゲルと同じと発言しているため、五条に見つかって乙骨憂太を押し付けられたミゲルが高専(高専というより百鬼夜行で五条に見逃してもらった義理を果たすために乙骨の面倒を見ただけ)協力者となっているように、ラルゥも何らかの思惑で九十九に協力している可能性はあります。
そのため、渋谷事変で九十九がラルゥが動く時間を稼いだのは負傷者たちの回収を任せたからだと予想されています。
人外魔境新宿決戦で渋谷事変でラルゥが東堂たちを助けたのが確定?
第255話『人外魔境新宿決戦27』にて、ラルゥはミゲルとともに宿儺戦に参戦しました。
その一話前(第224話)の終わりにミゲルが憂憂を宿儺から助けていますが、第225話の冒頭では宿儺が「(瞬間移動の餓鬼を助けたのはあっちの術式だな)」と独白しており、ミゲルの背後には術式で日下部を保護するラルゥの姿が。
宿儺があっちの術式だなと指しているのはおそらくミゲルの後に登場したラルゥのこと。
もしラルゥが宿儺相手に日下部や憂憂を助けた人物なら渋谷事変で羂索相手に東堂たちを回収できたのも頷けます。
ラルゥは人外魔境新宿決戦でミゲルとともに参戦
乙骨憂太は宿儺戦に備えもしもの時のためにミゲルに協力を要請しますが、五条悟が敗北するような相手と戦う理由もないため協力を拒否します。
また、宿儺と戦うよりも天元と重複同化した呪霊と戦った方がマシだという理由で日本に関わる気はありませんでした。
ですが、乙骨とともにミゲルの下に訪れていたラルゥはミゲルを説得。
かつての同志である美々子・菜々子・菅田真奈美・祢木利久は渋谷事変で死亡。とはいえ、ラルゥに仇討の意思はありません。ラルゥの目的は墓参りに行ってご飯を食べて「じゃあまたね」と手を振るように、一生懸命戦って天国に向かって「元気でやれよ」と伝えて弔おうというもの。
ミゲルにとってラルゥもまた友人であるため、ラルゥの説得に応じると、領域を使える相手に挑むことを避けるべく、あくまでも五条悟と乙骨憂太が負けた後──宿儺が領域を使用できなかった後に限り協力を請け負いました。
ラルゥの強さ
ラルゥ自身の強さは一級呪術師(中~上)程度と予想。
戦闘シーンは人外魔境新宿決戦での宿儺戦しかありません。
仮想の手は宿儺にも通用(掌底である程度は飛ばすことが可能)ですが、満身創痍の宿儺にダメージを与えるには至らない程度。また、二度目の仮想の手に関しては簡単に足蹴りで返される程度でもあり、通常の斬撃で破壊されています。
劇中でラルゥが宿儺相手に稼げた時間は微々たるもの(ミゲルと共闘かつミゲルは無傷に対し、ラルゥは斬撃で負傷)で、腹部に黒閃を受けて瀕死に追いやられています。
なお、宿儺の黒閃を受けて瀕死となるものの即死を免れているため、防御力および耐久力は並大抵の術師より高い基準にあると予測。
また、『心身掌握(ハートキャッチ)』は一度掴んだ相手の心を鷲掴みできるらしく、劇中では宿儺の意識を自分に向けることで隙を作り、虎杖悠仁が宿儺に黒閃を決める手助けを担いました。
術式『心身掌握(ハートキャッチ)』の攻撃に関しては宿儺に通用しませんでしたが、相手の心を鷲掴みするという能力に関しては宿儺に通用したため、ラルゥは戦闘ではなくサポート面であれば特級相手にも通用すると予想できます。
したがって、個人の強さは一級呪術師の中位程度、サポート面なら特級相手にも善戦できそうな術式の強さを持っているのではないでしょうか。
まとめ
- ラルゥは夏油一派の呪詛師で上半身裸にハート型のニプレスをつけている
- ラルゥは夏油傑を王にするために一派に加わったが、その後は中立
- ラルゥの術式は『心身掌握(ハートキャッチ)』
- 術式の効果は仮想の手で術式対象を掴むことで、攻撃・救助・回避などに活用できる
- 仮想の手自体は破壊されても何度も復元可能
- 仮想の手が負うダメージは10分の1で本体であるラルゥに還元
- 一度術式で掴んだ相手なら心までも鷲掴みにできる
- ラルゥは渋谷事変で九十九由基と協力関係にあると判明
- 九十九由基が「(さてラルゥが動く時間を稼がないとね)」と発言したのは、おそらくラルゥが東堂たちを回収する時間稼ぎのこと
- ラルゥは人外魔境新宿決戦で再登場しミゲルとともに宿儺と戦う
- ラルゥの強さは一級呪術師(中~上)程度と予想
夏油一派の術式は大体未回収のまま終わっていますが、人外魔境新宿決戦で再登場したラルゥとミゲルに関しては回収されました。
ラルゥの術式は戦闘でもそれなりに使えるようですが、格上となるとそこまでのダメージ源にはならない印象。しかし、意識を向けるという一点においては宿儺にも通用しているのでサポートとしては有能のようです。
現在のところでは、九十九由基となぜ協力関係にあったのかは語られていませんが、おそらく渋谷事変で東堂たちを回収したのはラルゥだと思われます。
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