漫画『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』は、作者:泰三子先生による女性警察官の内情を描いた警察官視点の日常漫画です。
2017年から2022年にかけ約4年半の間連載された話題の作品でしたが、掲載誌『モーニング』2022年29号にて最終回をむかえました。
では、主人公・川合麻依をとりまく仲間や岡島県警町山警察署のメンバーは最終回でどのような結末をむかえたのでしょうか。
今回は、漫画『ハコヅメ』の最終回の事件概要と町山署の異動の内示をご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- ハコヅメの最終回の事件概要と結末
- 町山署の異動の内示と配属まとめ
- 川合と藤のペアの解消
- 川合と如月の関係
- 第二部について
ハコヅメの最終回と事件概要
引用元:泰三子『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』 出版:講談社
漫画『ハコヅメ』の最後の事件は、会社員の20歳女性が自宅で上司の男性2名から暴行されたという『強制性交等罪の事件』。(サブタイトル『あなたとサヨナラする前に①~⑧(全8話構成)』単行本23巻収録)
- 担当刑事は源と牧高、後に捜査一係全員で担当(横井も同席)
- 加害男性2名(眞砂33歳、丸田31歳)
- 被害女性1名(藪20歳)
事件後、加害男性らが会社の副社長と町山署を訪問し刑事事件化を勘弁してほしいと懇願。また、会社ぐるみで事件を揉み消そうと口裏を合わせて、あくまでも誘ったのは被害女性であると非を責任転嫁。
捜査一係はこの事から誘惑したのがどちらなのか客観的に立証するべく操作開始。(一方で、源指名の別の事件も立て続けに勃発し、源は追い詰められて限界を迎えるが限界になるほど優しく振る舞う。また、川合は犯人確保の踏み込みで日頃藤にしごかれた賜物か冷静に物事を判断し成果を上げ「ペアの絆」を実感)
任意聴取にて、加害男性・眞砂の担当を那須部長。加害男性・丸田を山田。被害女性・藪を源と牧高が担当するが、男性側と女性側で供述内容が不一致。
勇気を振り絞って事件を訴えた被害女性・藪は退社するが、社内は藪の噂で持ち切り。会社側は会社内の多数決で藪に非があると決めつけ。加害男性の眞砂と丸田は有望なために会社に庇われるが事件発覚後は部署異動処置に。
そして、本件が検察庁から証拠不十分につき不起訴との通達が下ります。検察は「被害女性が抵抗できないくらいの暴行や脅迫を眞砂や丸田がしたという客観的証拠や怪我がない」という主張から裁判が困難と判断。
捜査一係の捜査も力及ばず公平な第三者から見た場合の証拠は見つけられませんでした。
この報告を被害女性とその母親から受けた牧高は悔しさから号泣。源は証拠の不十分さから得心がいった様子で静かに聞いていました。また、最後に被害女性・藪から涙ながらに「できれば私のこと…ずっと忘れずにいてもらえませんか?辛い時間を共有してくれた人がいる…今の私にとってそれが唯一の救いなんです」と言われて立件できなかった不甲斐なさに打ちひしがれるのでした。
ハコヅメ最後の事件・最悪の結果
強制性交等罪の事件後、源は藤と一緒に別件の張り込みについていると、敷根から北条係長からの言伝として「眞砂が自宅で首を吊った状態で発見された」と報告を受けることに。
検視のために捜査一係の5人は眞砂宅へ出動し遺体を確認。
検視を終えて面布を被された眞砂の遺体、そして泣き崩れる眞砂の両親、一歩下がって放心状態の妻と抱えられた赤ん坊。家族の証言では眞砂に遺書はなく、午前中に眞砂から不起訴の連絡がきたという電話があり、最後の言葉は「俺は犯罪になるようなことは何もしていない。親父もお袋も何も恥じることなく生きてほしい」というもの。
一方で眞砂の妻は、事件発覚後から有罪だろうが無罪だろうが汚らわしい手で赤ん坊に触るなと拒絶しており、眞砂の死を直面したさいには青ざめた様子で呆然。そんな妻に眞砂の両親は「なんで妻であるあなたが何も聞いていないの」「このコが大変な時にあなたがしっかり支えてくれていれば」と責め立てると、妻は咄嗟に「自殺するほど追い詰められたのは警察の不当な捜査のせいです!」と責任転嫁。
夫は警察署から帰って来るといつもグッタリしており、警察は罪のない夫を厳しく取り調べて自殺まで追い込んだ──そう主張する妻。
そして、眞砂の両親までも同調し本件は然るべき形で報道や関係機関に訴え出ると主張。
一方で北条は本件を署長・副署長・刑事課長に報告し「訴えられても毅然と然るべき対応をするのみ」と意見を仰がれたことを那須と源にのみ通達。しかし、その対応で業務に支障が出ることを考慮すれば、近い内に北条と那須は異動になる可能性が高いこと、牧高については最近の様子から精神的に限界を迎えているという判断から捜査係から外す予定だという胸を源に伝えます。
また、捜査一係の異動を念頭に人事異動が人知れず準備されると、捜査一係の欠員補充に藤が副署長に呼び出しを受け、「源も山田も限界だ。おまえがいれば2人も心強いだろうから、今度の異動で捜査一係に戻っちゃくれないか」と捜査一係への復帰を頼まれることに。
こうして『強制性交等罪の事件』は不起訴となったものの、被害者は泣き寝入り、被疑者の一人は自殺、被疑者一家から不当捜査を訴えられた警察は北条と那須の異動という誰も救われない最悪の結果に終わるのでした。
また、結局遺族側から正式な損害賠償請求はなかったものの、本件で異動した北条と那須が刑事に戻ることはありませんでした。
町山署の異動の内示
引用元:泰三子『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』 出版:講談社
今回の町山署の異動の目玉は捜査一係の一新です。
- 捜査一係の北条と那須が別所属に異動
- 産休予定の桜のポスト(生活安全係)に牧高が異動
- 北条の異動により生活安全課の横井が捜査一係の係長として異動
- 藤が町山交番から捜査一係に異動
つまり、捜査一係は北条・那須・源・山田・牧高の5人態勢から、横井・源・山田・藤の4人態勢に。
岡島県警町山警察署のキャラクターの異動まとめ
主人公が配属されている初登場時の町山警察署の各課のキャラクター情報と異動後の比較になります。
- 上杉が鑑識係に異動(※10巻)
- 前署長の退官後、猿渡と如月が町山署に異動(※13巻)
- 『町山市における殺人・死体遺棄事件』後に黒田カナの退官、西川庄司の病死後、町山署に数名が異動(※18巻、アンボックス)
- 『強制性交等罪の事件』において北条保と那須が異動し、町山署内で人事異動(※23巻)
以上の諸事情により、幾度か異動が行われています。
※赤字は異動で新しく配属された人物および巻数表記
地域課
地域課・町山交番(1巻~) | ||
川合 麻依 | 20歳 新人巡査 |
似顔絵捜査官として一定に信頼あり |
藤 聖子 | 26歳 巡査部長 |
「大豊作の年」の首席 元刑事課、同期の桜をひき逃げした犯人を捜すために地域課へ志願 |
伊賀崎 秀一 | 警部補 | 源の父親と同じ元秘匿捜査員 |
地域課・西町山交番(1巻~) | ||
敷根 | 21歳 巡査 |
川合の二期上 |
及田 | 59歳 巡査部長 |
敷根のペア長 |
名前不明 | 地域課長 | 「町山市における殺人・死体遺棄事件」後に定期異動 |
↓ ↓ ↓
地域課・町山交番(18巻~) | ||
川合 麻依 | 20歳 新人巡査 |
異動なし |
藤 聖子 | 26歳 巡査部長 |
異動なし |
伊賀崎 秀一 | 警部補 | 異動なし |
地域課・西町山交番(18巻~) | ||
敷根 | 21歳 巡査 |
異動なし |
及田 | 59歳 巡査部長 |
異動なし |
中富 | 36歳 警部 地域課長 |
元・岡島県警本部捜査一課係長 「町山市における殺人・死体遺棄事件」後に町山署に赴任(※18巻) |
↓ ↓ ↓
地域課・町山交番(23巻最終話) | ||
川合 麻依 | 20歳 新人巡査 |
異動なし |
鴨村 | 20歳? | 藤の後任(※23巻描きおろし) 川合の同期で元機動隊、レンジャー訓練中に中指欠損事故 語尾がウルトラマン(「~しゃっす」) |
伊賀崎 秀一 | 警部補 | 異動なし |
地域課・西町山交番(23巻最終話) | ||
敷根 | 21歳 巡査 |
異動なし |
及田 | 59歳 巡査部長 |
異動なし |
中富 | 36歳 警部 地域課長 |
異動なし |
刑事課
刑事課・捜査一係(1巻~) | ||
北条 保 | 係長 | リーゼント |
那須 | 巡査部長 | 既婚者で4人の子持ち |
源 誠二 | 26歳 巡査部長 |
「取り調べの天才」 身体能力テスト「JAPPAT」でAAA級 |
山田 武志 | 25歳 巡査長 |
源のペア 体力測定署内1位 |
牧高 美和 | 巡査長 | 大卒A採用 |
刑事課・捜査二係(1巻~) | ||
宇都 | 22歳 | 上杉の一期上 192cmの大柄 |
東岩 | 本部捜査二課係長の蛇島、県警元巡査部長の塩谷と同期 | |
刑事課・鑑識係(1巻~) | ||
南 | 係長 | 鑑識のベテラン |
三鷹 | 59歳 刑事課長 |
禿頭 |
↓ ↓ ↓
刑事課・捜査一係(10巻~) | ||
北条 保 | 係長 | 異動なし |
那須 | 巡査部長 | 異動なし |
源 誠二 | 26歳 巡査部長 |
異動なし |
山田 武志 | 25歳 巡査長 |
異動なし |
牧高 美和 | 巡査長 | 異動なし |
刑事課・捜査二係(10巻~) | ||
宇都 | 22歳 | 異動なし |
東岩 | 異動なし | |
刑事課・鑑識係(10巻~) | ||
南 | 係長 | 異動なし |
上杉 | 巡査 | 留置係勤務から一時捜査一係へ異動が決まっていたが、直前で鑑識係へ異動が決定(※10巻) |
三鷹 | 59歳 刑事課長 |
禿頭 |
↓ ↓ ↓
刑事課・捜査一係(13巻~) | ||
北条 保 | 係長・警部補 | 異動なし |
那須 | 巡査部長 | 異動なし |
源 誠二 | 26歳 巡査部長 |
異動なし |
山田 武志 | 25歳 巡査長 |
異動なし |
牧高 美和 | 巡査長 | 異動なし |
刑事課・捜査二係(13巻~) | ||
如月 昌也 | 27歳 巡査部長 |
元本部捜査二課知能犯係所属、町山署に異動(※13巻) 藤の1歳上で幼馴染み |
宇都 | 22歳 | 異動なし 如月のぺア |
東岩 | 異動なし | |
刑事課・鑑識係(13巻~) | ||
南 | 係長 | 異動なし |
上杉 | 巡査 | 異動なし |
三鷹 | 59歳 刑事課長・警部 |
異動なし |
↓ ↓ ↓
刑事課・捜査一係(23巻最終話) | ||
横井 | 警部補 | 生活安全課から捜査一係係長に異動(※23巻) |
藤 聖子 | 26歳 巡査部長 |
副署長から頼まれて刑事復帰(※23巻) |
源 誠二 | 26歳 巡査部長 |
異動なし |
山田 武志 | 25歳 巡査長 |
異動なし |
刑事課・捜査二係(23巻最終話) | ||
如月 昌也 | 27歳 巡査部長 |
異動なし |
宇都 | 22歳 | 異動なし |
東岩 | 異動なし | |
刑事課・鑑識係(23巻最終話) | ||
南 | 係長 | 異動なし |
上杉 | 巡査 | 異動なし |
三鷹 | 59歳 刑事課長 |
異動なし |
生活安全課
生活安全課(1巻~) | ||
西川 庄司 | 係長 | スキンヘッド |
黒田 カナ | 25歳 巡査長 |
山田・牧高の同期 生活安全課の「くノ一捜査官」 |
益田 海斗 | 24歳 巡査長 |
既婚者、妻が3人目の子を妊娠中 |
名前不明 | 54歳 生活安全課長 |
西川に裏で「かぐや姫」と呼ばれている |
↓ ↓ ↓
生活安全課(18巻~) | ||
横井 | 警部補 生活安全課係長 |
元本部捜査一課係長 山田やカナの警察学校時代の教官 「町山市における殺人・死体遺棄事件」後に町山署に異動(※18巻) |
立浦 | 巡査部長 | 横井の実習生時代の上司 パワハラ行為の処分により「町山市における殺人・死体遺棄事件」後に町山署に異動(※18巻) |
桜 しおり | 26歳 巡査長 |
「大豊作の年」の一人 ひき逃げ事故後、3年後の「町山市における殺人・死体遺棄事件」後に退職したカナの欠員補充で復帰(※18巻) |
益田 海斗 | 24歳 巡査長 |
異動なし |
名前不明 | 54歳 生活安全課長 |
異動なし |
↓ ↓ ↓
生活安全課(23巻最終話) | ||
立浦 | 巡査部長 | 異動なし |
牧高 美和 | 29歳 巡査長 |
捜査一係で精神状態が限界を迎えたため異動(※23巻) |
益田 海斗 | 24歳 巡査長 |
異動なし |
名前不明 | 54歳 生活安全課長 |
異動なし |
交通課
特に変化なし。
交通課(1巻~23巻) | ||
秀山 | 交通課長 | 宮原の同期 |
宮原 三郎 | 巡査部長 | 交通機動隊出身の白バイ隊員 駐在所勤務時代、藤・如月の剣道クラブの指導員 |
幹部
交通課(1巻~) | ||
名前不明 | 警察署長 | 川合一年目の3月に定年で退官 |
名前不明 | 副署長 | スキンヘッドに髭面 元県機動隊 妻は宮原・秀山の同期で、藤や山田の警察学校時代の教官の鬼瓦 |
↓ ↓ ↓
交通課(13巻~23巻最終話) | ||
猿渡 | 警察署長 | 源の父と同期 前警察署長退官後、岡島北署から町山署に赴任(※13巻) |
名前不明 | 副署長 | 異動なし |
川合と藤のペアの解散
藤の捜査一係復帰に伴い川合と藤のハコヅメペアは解散することに。
また、桜の産休により業務に支障が出ないよう町山署に1人増員されることになり、宿舎の部屋が足りないという理由で藤が川合の隣の部屋から引っ越します。
川合は藤の意思ならそれを尊重し「寂しい」なんてワガママは言えないと我慢。
その後、最近大変だった源と山田を励ます会にていつもの居酒屋で川合・源・山田が集まるものの、藤は業務引き継ぎと引っ越しの忙しさで欠席。川合は寂しくないように藤部長人形を購入し持参(ただのゴリラのぬいぐるみ)。
また、酒の席では川合は源と山田を『警察での家族』として藤を思う気持ちの3分の1に匹敵するくらいの大きさで2人のことが大好き・2人には幸せになって欲しいと伝えます。
しかし、3人が宿舎に帰宅後、廊下で引っ越しの段ボールを抱えた藤と遭遇。
忙しない藤を手伝うべく川合は自宅玄関を開けて荷物を置こうとしたところ、なぜか藤は段ボールを抱えたまま「おぉ、悪いね、ありがとう」と川合の部屋に上がり込みます。
3人が不可解に思っていると、藤は「私、川合に『自分の部屋から出て行く』って言ったよね?」と前置きし、「ってことであんたの部屋に同居するからよろしくね、川合」と第1話同様に藤が振り返る姿が描かれました。
眉根を寄せて怪訝な表情を浮かべる源、なんか乙女チックな驚きの手を胸の前で構える山田。そして、川合は「はいっ藤部長…!」と嬉しそうな表情で藤を迎え入れるのでした。
なお、煽りは「私の藤部長『ペアっ子』時代は終わり。『部屋っ子』時代が幕を上げたのだった」でハコヅメ第一部は終了しました。
川合と如月の関係
今回の異動内示後、川合は藤の異動や引っ越しの件を如月に話します。
これまでのように藤に会えなくなるという川合を心配し、知っていたら自分が宿舎を出ていったのにと気を遣いますが、川合は藤の意思を尊重。
そんな川合の意思を尊重し少し間を置くと、如月は今回の異動が落ち着いたら以前約束していた水族館に行こうと切り出します。如月が水族館の話を覚えてくれていたことに歓喜する川合は、乗り気で承諾。
如月は心の中で「(落ち着け!ガッツくな俺!)」と逸る気持ちを抑えつつ「じゃあ麻衣が『聖子に会えなくて寂しい』って思ったらいつでも連絡して」と捻りだした精一杯の回答を放つのでした。
したがって川合からの連絡待ちという進捗の無い日々を送っており、依然として二人の関係に発展はありません。
ハコヅメのその後は23巻の描き下ろしで判明
ハコヅメの最終回は最後の事件が事件だけに後味が悪い終わり方でしたが、単行本23巻には特別描き下ろしとして単話『ハコヅメファミリー』が収録されています。
時期は異動直後の話らしく、町山交番に藤の後任として元機動隊の鴨村が配属されて交番署長の伊賀崎に挨拶をしているシーンから始まり、鴨村の同期の川合がペアとなり初めての事故現場に向かう模様。
なお、事故現場は割愛されており、その帰りに自転車とぶつかった男性を心配して駆け寄る川合が男性の靴から連続空き巣現場の足跡と酷似およびリュックにパールっぽい感触があることから職質するという第1話のセルフオマージュ。
男性が逃亡すると源と山田、さらに藤と横井が現着。
男性が逃亡する際にパールで鴨村の腕を殴ったために公務執行妨害となり書類作成することになりますが、何とこの日は桜の結婚式とのことで、川合や現捜査一係は桜の結婚式に出席するために昼までには上がる予定でした。
そんな中、サボり一筋30年の伊賀崎が現場を引き継ぐと、川合たちに如月と宇都、敷根と上杉に応援を呼んでもらい、川合たちを送りだすのでした。
なお、桜の結婚式に向かう車中(川合の運転)では、腐乱の検視現場と火災現場後昨夜からシャワーに入っていない捜査一係の体臭問題で川合が「私が花嫁なら全力で入場拒否です」と即答。着替えれば大丈夫と靴下を脱ぐ藤でしたが、藤の靴下を嗅いだ源が「生と死と諸行無常のニオイだ」とフレーメン反応中のネコの反応。
いつも通りの騒がしくギャグテイストな日常が繰り広げられるのでした。
第二部はいつ再開?
ハコヅメは、2022年6月に最終話が掲載され『第一部これにて終了。第二部でまたお会いしましょう!』と銘打っていったん連載終了しています。
では、第2部の再開はいつになるのかと言うと、現在ハコヅメ終了後に新規連載された泰三子先生の『だんドーン』の連載終了後と予想されています。『だんドーン』がどの程度の期間を目安に連載する予定なのかは不明なので、気長に待つほかありません。
ただし、泰三子先生はハコヅメはいつでも描けるとコメントされていますので、ネタ切れではなく、いったん終了して他に書きたい作品を書き終えてから二部に入るそうです。
また、以下リンクは公式サイトモーニングに掲載されているケンドーコバヤシ氏×泰三子氏緊急対談の編集部ブログになります。こちらにハコヅメをいったんお休みさせていただく、体質的にいつでも描けちゃう作品などという作者のコメントがあるほか、新作『だんドーン』の情報などの回答も掲載されているので要チェックです。
まとめ
- ハコヅメ第一部最後の事件は『強制性交等罪の事件』で、サブタイトルは『あなたとサヨナラする前に①~⑧(全8話構成)』単行本23巻収録
- 加害者自殺により遺族側から捜査一係へ不当捜査を訴える主張を受けた後、北条と那須が責任を取り異動が決定
- 同事件と別件の立て続けにより源、山田、牧高の精神状態が限界をむかえ、事件解決後、牧高が産休予定の桜のポストに異動、源と山田のために副署長の頼みで藤が捜査一係に異動、横井が捜査一係に異動し捜査一係係長へ
- 町山交番に藤の後任として川合の同期の鴨村が配属し、川合とペアに
- 藤は部屋を引っ越すが川合と同居し『ペアっ子』から『部屋っ子』へ
- 川合と如月の関係は発展なし
- 最終23巻に異動後のドタバタの様子が描き下ろしで収録
- ハコヅメ第二部はいずれ掲載されるが、新連載中の『だんドーン』終了後と予想
交番女子の日常コメディ漫画として始まった本作は、日本警察官が日頃一般市民にどう見られているのかが良く分かる内情を描いたものでした。
ほとんどがコメディ調に描かれたドタバタ劇でしたが、中には被害者が存在するのに立件できない警察の無力感、必死に捜査しているのに誹謗中傷を受ける警察や被害者遺族などの内面を描き切った大作だったのではないでしょうか。
第一部最後の事件はどうしようもないほどにバッドエンドでしたが、これも日本警察の日常であり、警察ができることの限界だと思われます。
しかし、23巻描き下ろしで描かれた桜の結婚式に向かういつものメンバーのドタバタ劇は、バッドエンドの最後の最後に見せてくれた楽しい一幕でした。
第二部が待ち遠しいですね。
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