漫画『BORUTO』は、第一部から二年半が経過した第二部が再開されていますが、新たな敵として人神樹(ひとしんじゅ)が登場しました。
人神樹は、見覚えのあるキャラクターの外見を有していますが、果たして何者なのでしょうか。
今回は人神樹の誕生やメンバーについてご紹介したいと思います。
◆ この記事で紹介する内容は? |
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人神樹とは?
人神樹とは、自我を持つ神樹の呼称。
神樹は星に生きる生命・かつて星に生きて朽ちた生命それら全ての生命が持つチャクラを吸い上げチャクラの実を生成する存在ですが、神樹が自我を持ち進化した存在を『人神樹(ひとしんじゅ)』と呼んでいます。
人神樹はすべての個体が神樹という一つの存在でありながら、各々が独立した意識を持つ特異な状態であり、生物学的に同一個体である原型の個体に基づき感受性が刺激された感情を抱きます。
人神樹を統括する十羅が各個体のアイデンティティを確立するために必要となる基本的な情報として名前をつけており、各個体は基となった原型と同じチャクラと輪廻眼を持っているのが特徴。
人神樹の誕生
第一部終了直前、コードが大きすぎる十尾を扱いやすいサイズに調整(爪痕で圧縮し粘土をこねて千切る要領で分裂させる)したことで爪痕を介する人間サイズの十尾の集団──『爪アカ』を創造しました。
コードはこの十尾から分裂した爪アカを1000体以上も創造し己の兵隊として便利に使用していましたが、2年半の時間を経て自我を持ち進化してしまったのが人神樹です。
つまり、コードの私的利用によって偶然自我を持って生まれたものであり、コードの『爪痕』の能力を引き継ぎ、容姿の節々に爪痕のデザインの名残りが見受けられます。
爪アカに食われて『木』にされた人間のチャクラが人神樹を生み出していますが、今のところモブキャラに関しては人神樹化していないため、人神樹化においては何か他にも条件があるのかもしれません。
棘魂(とげだま)
人神樹を倒すとドロップする棘の付いた手のひらサイズの植物の塊。
これ自体に害はないものの、人神樹のアジトに置かれた十尾の紋章が描かれる台に置くと木が反応し人神樹の復活させることが可能です。
独立した個体の自我も維持した状態で復活する模様。
実は他の人神樹はこの棘魂から固体化したことが判明しており、劇中では新たなメンバーとして『粒』が十尾の木に実る棘魂から誕生する様子が描かれています。
コードとの契約
結果的にコードによって思考する自由を与えられたことからある程度感謝の念を抱いてはいるものの、利害関係にはなく、最終的にチャクラの実を食べることを目的にするコードに対しては『大筒木ボルト、ボルトに与する正体不明の協力者の捜索と抹殺』を指示しており、その成果と引き換えにチャクラの実を提供する約束を取り付けました。
力による支配は完全に人神樹が上であるため、コードは不服を感じながらもチャクラの実を確実に得るため、また自身の目的もボルトの抹殺であるため人神樹との契約を交わしました。
人神樹の目的
人神樹の最終的な目的は従来の本能通り『大筒木を捕食し最終的な進化』、つまり、カワキを神樹の餌に使うことです。
しかし、各々が独立した意識を持ち、原型に基づいた感受性を持っているせいかそれぞれに本能的な欲求が芽生えており、本能の赴くまま所縁のある『標的』を食べることを優先しています。
知性を手に入れたことで本能に従うだけの獣ではなくなったと解釈されており、知的好奇心が求めるものは経験に基づく感情の動きや新たな知識である「情報」であり、情報を得るために大筒木捕食計画はあえて先送りにして『標的』を食べることを現在の目的にしています。
人神樹メンバー
十羅
引用元:岸本斉史・ 池本幹雄『BORUTO』 出版:集英社
個体名 | 十羅(じゅら) |
原型 | なし |
標的 | うずまき ナルト |
備考 | その他の個体と違い原形が存在しない十尾そのものの化身。現在、星が直面している危機の元凶とも言える存在。知的好奇心を埋める情報源だからか古書には興味津々で「宝の山」と喜ぶ。容姿は大筒木イッシキに似ている。 極悪非道とは違い、対話が可能な人物であり、目的以外の殺生はしない主義。警告として退陣を薦めたり、敬意を表すなど人間臭い部分があるほか、俗世的な面も併せ持つ。 左眼に圧縮したチャクラによる超長距離の狙撃が可能。 |
虫
引用元:岸本斉史・ 池本幹雄『BORUTO』 出版:集英社
個体名 | 虫(マムシ) |
原型 | バグ |
標的 | エイダ |
備考 | バグを原型とする老人風な神神樹。腕を巨大な口に変化させて噛み砕く。自身の本能に従い標的をエイダに見定めており、エイダの千里眼に干渉し話しかける。 |
祭
引用元:岸本斉史・ 池本幹雄『BORUTO』 出版:集英社
個体名 | 祭(マツリ) |
原形 | 風祭 モエギ |
標的 | 猿飛 木ノ葉丸 |
備考 | 木ノ葉隠れの里を襲撃する爪アカから逃げ遅れた親子を庇ったモエギが木になったことで生まれた人神樹。木にされたモエギに抱く木ノ葉丸や猪鹿蝶の「悲しみ」「怒り」を明確に感じ取る。 意図せず対峙した風影・我愛羅を圧倒する力を持つ。 |
左
引用元:岸本斉史・ 池本幹雄『BORUTO』 出版:集英社
個体名 | 左(ヒダリ) |
原型 | うちは サスケ |
標的 | うちは サラダ |
備考 | 2年前、ボルトを逃がすためにコードと爪アカの集団に立ち向かったサスケが木に食われたことで誕生した人神樹。腕を刃物や触手の形状に変化させることができるほか、サスケが扱う忍術「千鳥」なども使用可能。ただし、写輪眼を持っていないためかサラダの千鳥のカウンターにやられるなど、迂闊なことが多い。 自分が何者かを知るために十羅に同行し木ノ葉にやってくると、その答えを得られるかもしれないサラダに執着する。 |
粒
引用元:岸本斉史・ 池本幹雄『BORUTO』 出版:集英社
個体名 | 粒(リュウ) |
原型 | シンキ |
標的 | 五代目風影・我愛羅 |
備考 | ボルトと協力者の痕跡を追う祭と対峙した我愛羅が下忍のシンキ・ヨド・アラヤを守るために交戦した結果、木に食べれそうになったところをシンキが我愛羅を「磁鉄粒封掌」で封印し守るのと引き換えに木にされたことで誕生した人神樹。 人神樹の中では「~スね」という口調から後輩キャラの地位を確立。シンキの術も使用可能。 |
まとめ
人神樹についてのまとめ
- 人神樹とは
- 神樹が自我を持ち進化した存在
- 輪廻眼を持つ(※能力不明)
- コードが爪痕で十尾を人間サイズに調整した『爪アカ』が発端
- 爪アカに食べられた人間が木になり、神樹に『棘魂』が実る
- 棘魂からその人間を原型とした個体の人神樹が誕生する
- 人神樹は原型となる人物と同じチャクラを宿し、忍術を扱える
- 最終的な目的は『大筒木を捕食し最終的な進化』であるが、本能が欲する標的の捕食を優先して動いている
- 人神樹メンバー
- 十羅(ジュラ)→十羅は十尾の化身と言われている、標的はうずまきナルト
- 虫(マムシ)→原型はバグ、標的はエイダ
- 祭(マツリ)→原型は風祭モエギ、標的は猿飛木ノ葉丸
- 左(ヒダリ)→原型はうちはサスケ、標的はうちはサラダ
- 粒(リュウ)→原型はシンキ、標的は我愛羅
爪アカに食われた人間が木に変わるという事象とリンクするように生まれたのが人神樹でした。
木に変えられた人間と同じチャクラを持つ個体として独立した自我を持つ十尾であるため、前作に登場したオビト(ゼツ憑依状態)が扱うような木の触手攻撃が可能であり、さらに原型となった人物の忍術を扱うことができます。
今の所、生まれたばかりのせいか輪廻眼固有の能力を発揮している描写はありませんが、神術を扱えるとなれば脅威度は跳ね上がるかもしれません。
ちなみに、現時点での戦闘力は祭が風影を圧倒、十羅がカワキを圧倒、虫がボルトとやり合える強さということが判明しています。
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