死滅回遊編序盤で登場した禪院直哉。
覚醒した禪院真希による禪院家皆殺しの際に直哉も真希に敗北し母親に包丁で刺されて死亡してしまいましたが、直哉は復活して再び真希の前に現れました。
今回は禪院直哉の復活と決着についてご紹介したいと思います。
禪院直哉の復活と呪霊化
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
禪院直哉は、死滅回遊参加前に呪力を無くして伏黒甚爾に限りなく近づいた禪院真希に敗北し、重傷を負った状態で真希と真依の母親に背中を包丁で刺されて死亡しました。
しかし、死滅回遊参加後に呪霊化して再登場します。
禪院直哉の復活と再登場
禪院直哉の復活および再登場は単行本21巻第190話「東京第2結界⑨」。
11月4日15:05頃、桜島結界に浸入した禪院真希と加茂憲紀に続くように結界外部から中へと侵入する芋虫型の呪霊が出現。この時点では直哉の面影が一切ないものの、結界の中に浸入した泳者に憑りつくコガネに対し「喧シい、殺スぞ」と言い放ったことから読者はほぼほぼ直哉と推察。
そして、その次の第191話「桜島結界①」にて、芋虫型呪霊は真希と憲紀を襲撃すると体内から直哉が顔を出し「こんにちは真希ちゃん、俺も来たで、こっち側」と早々に正体を明かしたため呪霊化が確定しました。
禪院直哉が呪霊化した理由
呪術界では敵対術師に止めを刺す時に気を付けるべき注意点として『呪力で殺害する』ことを示しています。というのも、呪術師は呪力で殺さなければ死後呪いに転ずることがあるためです。
直哉の場合、直接直哉を殺害したのが真希と真依の母親であり、母親は呪力を使わず包丁で刺し殺しているため、直哉は死後呪いに転じて呪霊となってしまいました。
一方で、母親が元々呪力を持たない人間だったのか敢えて呪力を込めなかったのかは不明であり、呪力を持たない真希が素手で殺害した場合でも結果は同じだったのかは不明です(なお、作中では真希が「(呪力のない私が拳で殺したんだ。こうなることを想定しておくべきだった)」と独白していることから、基本的に呪力のない真希や甚爾が素手で呪術師を殺害すると呪いに転じる模様)。
呪霊化した禪院直哉との決着
呪霊化した禪院直哉との戦闘から決着は単行本22巻191話「桜島結界①」から第198話「桜島結界⑧」で描かれています。
禪院直哉(呪胎)vs禪院真希、加茂憲紀
桜島結界で真希と憲紀の前に現れた呪霊直哉。
生前の術式通り高速で動く直哉は憲紀レベルの動体視力では視認することができないものの、真希の目では捉えられる程度。しかし、速度は直哉が圧倒しているため真希のカウンターが全く当たらない状態。
そんな中、直哉は真希に正体を明かした上で「俺んこと殺したんは真希ちゃんのお母さんや」と打ち明けると真希は動揺。しかし、憲紀が弓矢で援護し直哉に命中させると真希はすかさず釈魂刀(真依が遺したレプリカ)で胴体を両断します。
が、ここで直哉は二人の射程圏外まで上昇すると繭のような形状に身を包み『変態』を遂げようと画策。
憲紀は変態前に処理すべく血液パックを開封し赤血操術『穿血』で繭を撃ち落とすと、祓徐した安堵から余所見。しかし、繭から出てきた蛹状の呪霊を捉えた真希が声を上げると、蛹のような形態になった直哉は呪胎時とは比べ物にならない速度で憲紀を殴り飛ばします。
一方で油断していた憲紀はギリギリで自身と直哉の間に血を割り込ませていたことから衝撃を緩和し何とか生きていました。
禪院直哉(成体)vs禪院真希、加茂憲紀
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
呪胎から成体となった呪霊直哉を前に憲紀は身体能力を向上させる赤鱗躍動を発動し、真希と応戦。『赤縛』で捉えたところを真希が斬りかかりますが、直哉は回転することで太刀筋を受け流すと同時に赤縛から抜け出します。
その際、真希はこの呪霊が禪院直哉の慣れの果ての姿だと説明すると共に生前の直哉の術式『投射呪法』の警戒を呼び掛けると、直哉は投射呪法の応用で空気を固定し自ら拳で捉えることで空気を爆ぜさせ衝撃波を発生。
その余波で飛翔するとそのまま加速しトップスピードに乗って真希たちを攻撃しようとする直哉。対して、真希は音速以上のスピードで自分に突っ込んでくると踏むとカウンターを狙って釈魂刀を構え、憲紀は真希の周囲に撒菱のような形状の血を配置。
しかし、呪霊直哉の体は音速で吸気口から取り込んだ空気をラム圧と呪力で圧縮し体外へ排気することで更に推進力を得る構造であるため、到達速度はマッハ3。マッハ3の突進を受けた真希はカウンターをする暇もなく、また憲紀の仕掛けた血も意味を成さないまま、真希は一瞬にして倒されてしまいます。
真希を見下ろす直哉は「子供ができひんこと大人は当たり前のようにできるやん?いざ自分が大人になるとできひんかった時のことなんて思い出されへん。今そんな感じ」と零すと、真希は大の字に倒れたまま「オマエが大人だったことがあんのかよ」と煽りますが、直哉は「どうやろ、真依ちゃんに聞いてみよか」と真依の名前を口に。
その意図が何であれ真希は直哉を睥睨し起き上がると、憲紀の血の弓矢が直哉の肩口に突き刺さり真希も応戦。
しかし、直哉にダメージはあまりなく平然としていると、憲紀は血液パックの備蓄を解放し操った血液を循環させてまた体に戻すことで失血死を免れながら血の武装を展開し真希を死守します。
憲紀は自身が直哉を牽制し真希を結界から脱出させようとしますが、真希が先程の直哉の突進で内臓をやられてしまったものの5分あれば傷が癒せると主張したため、真希の回復の時間を稼ぐべく直哉と一騎打ちすることに。
特級レベルに相当する呪霊直哉(成体)相手に血反吐を吐きながら時間を稼ぐ憲紀ですが、力の差は歴然。赤血操術はほとんど通用せず、ボコボコにされてしまう憲紀でしたが、まさかのこのタイミングで他の泳者二名が迷い込んでくる事態に。
禪院直哉(成体)vs禪院真希、加茂憲紀、大道鋼、三代六十四
迷い込んできた泳者は過去の呪術師の受肉泳者。
突然の泳者の登場に意識を奪われた憲紀目掛けて攻撃する直哉ですが、まだ3分も経っていないものの憲紀の窮地に真希が助けに入り戦線復帰。一方で、真希の釈魂刀を目にした大道が「刀ァーーーーッ!!」と叫ぶなり、真希はこの手詰まりの状況を打破すべく咄嗟に釈魂刀を大道に投げ渡すと、大道が釈魂刀を掴んだ瞬間空気が一変。
大道は呪力を扱わない剣技のみの異例泳者でしたが、彼が釈魂刀を手にしたことでその場の四人は表面化する圧倒的殺傷能力に気圧されて息をのむことに。
大道は一振りで真希が渡した釈魂刀を『妖刀』だと見抜くと、二振り目で直哉を捉えて両断。呪霊さえも見えていない大道ですが「見えていないかだと!?うむ、だがな、それ以外が全て見えているのであれば最早それは見えているも同義である!!」と発言し、真希は大道を見て渋谷で遭遇した伏黒甚爾を想起しながら自分に足りない何かに気付き始めます。
また、そのタイミングで三代が相撲を取るためにのみ機能する領域を展開すると真希を相撲に誘います。
三代の「取ろうぜ、相撲」という言葉に乗せられた真希は、思考をスッキリさせるべく領域の招待に了承し中へと入っていく事に。そして、自分に何が見えていないのか、何が足りないのかを見極めるため領域の中で三代と相撲を取った真希は、三代との1000を超える取組を経て彼の手解きから『自由』を体感し一皮むけることに。
領域から出てきた真希、そして憲紀・大道・三代の奇妙な四人組を倒すため、直哉は飛翔しトップスピードに乗るために加速開始。そんな直哉に対抗するようにビル群の屋上を滑走する真希は、直哉の突進を全て回避。直哉は速度で圧倒しつつも真希に一切の攻撃が当たらないことに苛立ちます。
そんな中、真希は甚爾にしか見えていなかった世界に行きつくと真の意味で甚爾と同じ強さに並ぶことに。
空中にいる直哉を拳で叩き落とすと、地上に落ちた直哉に三代がタックル。その僅かな衝突の隙を見逃さない大道が釈魂刀で両断。直哉は傷を治そうとしますが、すかさず真希が蹴りを入れて上半身を吹き飛ばします。
追い詰められる直哉ですが、ここで真希と甚爾を重ねて「(ありえへん、ありえへん、ありえへん、ありえへん、なんで──)」とコンプレックスを発症させると、残された胴体の断面から人間の姿(上半身のみ)の直哉が出現。
「そこに立つんは俺や!!!!」
呪霊の胴体部分から現れた直哉は登場から間もなく領域展開を発動するのでした。
禪院直哉(最終形態)vs禪院真希、加茂憲紀、大道鋼、三代六十四
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
上半身は生身で下半身は呪霊といった姿の直哉は領域展開『時胞月宮殿』を発動。当たり一面は結界に閉じられ真っ暗となり、背後には子宮と思しきオブジェが出現。
それと対峙する大道と三代は領域の必中効果によりフィルム状の触手を刺されて投射呪法の効果を強制されます。従来の投射呪法通り、術者に触れられた者は術者と同じ動きをしなければ1秒間フリーズしてしまいますが、領域では術式対象が細胞の一つ一つにまで絞られるため、細胞一つ一つの動きがズレるだけで体中から血が噴き出してしまいます。
こうして厄介な大道と三代の動きを封じた直哉は真希もすでに必中効果で死んでいると考えますが、自分の領域の中なのに真希の気配が一切ないことに違和感を覚えます。
その最中、大道は無理矢理釈魂刀を振るったことで左腕がちぎれて飛んでいく結果に。大道の行動に特に警戒していなかった直哉ですが、次瞬、大道が手放した釈魂刀が後ろから胸を貫くことに。
実は真希や甚爾のような呪力が全くない者は結界術において建造物と同等の扱いになるらしく、本人の了承を得るまたは本人の意思で結界に侵入しない限り領域に閉じ込めることはできない模様。
そのため、直哉の領域には初めから真希は入っておらず、真希は大道が釈魂刀を手放したタイミングで自らの意思で領域に侵入し釈魂刀を拾って背後から直哉を突き刺すのでした。
禪院直哉(最終形態)vs禪院真希、決着
背後から胸を貫かれた直哉ですが、呪霊のため即死には至りません。
そのため、領域に踏み入った真希に領域の必中効果を当てれば自身の勝利が確定すると思った直哉は「一撃でキメへんかったそっちの負けや!」と首を180度回して背後の真希へと反撃します。
しかし、真希は投射呪法の効果をものともせず釈魂刀で直哉を一閃。
「なんでなん……おかしいやろが、なんで──」
直哉は真希の釈魂刀で縦真っ二つに切り裂かれて二度目の敗北を喫するのでした。
ちなみに、真希が投射呪法の影響を受けなかったのは領域の必中効果は呪力のない者を認識できないためでした。
禪院直哉の死亡
呪霊となって二度目の死を迎えた直哉ですが、今回は釈魂刀で斬られたため後の復活はありません。
真依が遺した刀は呪具「釈魂刀」のレプリカですが、あらゆるモノの硬度を無視し魂を切り裂くという効果は同様であり、その効果を十二分に発揮する無生物の魂すら観測する目を真希は持っているため、直哉は完全に祓除されたと考えられます。
まとめ
以上「禪院直哉の呪霊化と最期」の紹介でした。
生前蔑んでいた真希に敗北しその母親に殺されることで直哉は退場したかと思えましたが、呪力で殺さなければ死後呪いに転ずるという設定により、呪霊として復活し再登場しました。
呪霊直哉は生前より格段に強くなっているようで覚醒した真希でも一人では勝てない強さでしたが、一皮むけた真希が甚爾と同じ世界を見えるようになったことで再び強さが逆転し、直哉は今度こそ祓除されてしまいました。
その後最終回まで直哉の名前さえ触れられていないので今度こそ完全に死亡し退場したと思われます。
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