【呪術廻戦】伏黒甚爾の天与呪縛や死亡は?真希や恵との関係や五条戦

渋谷事変の扉絵を飾る伏黒甚爾 呪術廻戦

TVアニメ『呪術廻戦』の第2期が2023年7月より放送されます。

そこで今回は、第2期の内容となる『懐玉編』のキーキャラクターの一人『伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)』についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. 伏黒甚爾のプロフィール
  2. 伏黒甚爾の天与呪縛・武器庫の呪霊について
  3. 伏黒甚爾と五条悟の関係と死亡について
  4. 伏黒甚爾と禪院家と伏黒恵の関係について

 

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伏黒甚爾のプロフィール

伏黒甚爾の初登場シーン

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版: 集英社 掲載誌: 週刊少年ジャンプ

【名前】 伏黒甚爾(ふしぐろとうじ) / 旧姓:禪院甚爾
【誕生日】 12月31日
【天与呪縛】 フィジカルギフテッド
【趣味・特技】 ギャンブル
【好きな食べ物】 肉とモツ
【苦手な食べ物】 酒(全く酔わないため)
【ストレス】 禅院家
【初登場】 単行本8巻第66話『懐玉-弐-』
【声優】 子安武人

伏黒甚爾の声優『子安武人』さんとは?

◇ 子安武人さんの情報 ◇ 

  • 出身:神奈川県横浜市
  • 生年月日: 1967年5月5日
  • 職業: 声優
  • 事務所: ティーズファクトリー(代表取締役)
代表的なキャラ
  • 『天空戦記シュラト』… 夜叉王ガイ / 黒木凱
  • 『楽しいムーミン一家』… スナフキン
  • 『ボボボーボ・ボーボボ』… ボボボーボ・ボーボボ
  • 『ONE PIECE』… 青雉 / クザン
  • 『ジョジョの奇妙な冒険』… ディオ・ブランドー / DIO
  • 『銀魂』… 高杉晋助
  • 『魔人探偵脳噛ネウロ』… 脳噛ネウロ代表的なキャラ

伏黒甚爾の天与呪縛とフィジカルギフテッドとは?

天与呪縛とは、自らが自らに科す通常の縛りとは違い、生まれながら肉体に強制された『縛り』のことです。

伏黒甚爾の場合は、生まれながら呪力が0にも拘らず五感で呪霊を認識でき呪力を完全に捨て去ることで肉体は一線を画し逆に呪いの耐性を得ている状態で『フィジカルギフテッド』と呼ばれています。

呪力が一般人並になるケースはいくつか事例があるそうですが、呪力が完全に0なのは世界中で伏黒甚爾ただ一人とのこと。

ただ最新話では 禪院真希が同じ土俵に脚を踏み入れている描写があるため、甚爾の居ない現在は真希がその領域の人間になります。

伏黒甚爾の武器庫の呪霊

甚爾は物を格納できる呪霊を飼っており、呪具はその呪霊に保管しています。

また、呪霊に呪霊自らの体を格納させることで呪霊を縮小化して、更にその縮小化した呪霊を自身の体内に隠すことで呪具を持ち歩いても呪力を発生させない『透明人間』になることが可能。

こうして甚爾は天与呪縛のフィジカルギフテッドの肉体と呪具を携帯したまま高専の結界等もすり抜けることができました。

ちなみに持参している超高価な特級呪具は個人で依頼をこなしていく過程で手に入れたそうです。

伏黒甚爾の武器庫の呪霊を夏油傑が取り込めなかった理由

夏油が武器庫の呪霊を取り込めなかったのは武器庫の呪霊と甚爾の間に主従関係が成立していたからです。

主従関係は犬猫と同じでひたすらしつけるそうですが、ペットのような信頼関係は無いとのこと。

伏黒甚爾と五条悟の関係

伏黒甚爾と五条悟が初めて会ったシーン

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版: 集英社 掲載誌: 週刊少年ジャンプ

まだ甚爾が禪院家に居た頃、一度だけ五条家に生まれた六眼持ちの五条悟を見に行ったことがあります。

天与呪縛により呪力の無い甚爾ですが、後にも先にも背後に立った甚爾が気取られたのはその時だけでした。

伏黒甚爾は五条悟戦で死亡

12年前、『術師殺し』の異名を持つ甚爾は金払いが良いという理由で、盤星教(天元を信仰する宗教団体)が企てる星漿体せいしょうたい暗殺の依頼を引き受けました。

そして星漿体天内理子を守る任務に就いていたのが当時高専生徒だった五条悟夏油傑です。

甚爾は六眼と無下限呪術の抱き合わせの五条悟が居る限り天内理子は殺せないと考え、天内理子に懸賞金をつけることで他の呪詛師に五条の周りの術師と五条本人の神経を削らせました

そして護衛三日目にして警戒を解いた五条の隙を突いて襲撃すると、五条と対面で勝負することに。

甚爾は特級呪具『天逆鉾あまのさかほこ』で五条の首を突き刺し袈裟斬りにすると、足をめった刺しにして倒れてたところに頭部に短刀を突き刺し五条を殺害します。

その後、天元の膝元であり国内主要結界の基底『薨星宮こうせいぐう本殿』へ先に赴いた夏油傑、天内理子、黒井美里を追いかけると、道中で黒井美里を殺害

そして、夏油傑の目の前で天内理子を殺害すると、夏油と対戦することになり、死なない程度に重傷を負わせて夏油を撃破。天内理子の遺体を持ち帰るのでした。

依頼主である盤星教本殿に天内理子を届けると、その帰り、表参道にて実は反転術式で生きていた五条悟と邂逅。死に際で掴んだ呪力の核心により、五条は生まれて初めて反転術式を習得し、気分はハイになっていました。

反転術式によって生まれた正の力──その力を自らに刻まれた無下限の術式に流し込む術式反転『赫』で甚爾を吹き飛ばすと、二人の延長戦が再開。

五条は甚爾が禪院家の人間と見抜き、それ故に無下限呪術について詳しいことを推察すると、五条家の中でもごく一部の人間しか知らない順転と反転のそれぞれの無限を衝突させることで生成される仮想の質量を押し出す『虚式・むらさき』を放ち甚爾の肉体を抉り致命傷を与えるのでした。

甚爾は最期に「2,3年もしたら俺の子供が禪院家に売られる、好きにしろ」と言い残し、五条に殺害され死亡しています。

 

伏黒甚爾が五条悟に敗北して死亡した理由

本来の甚爾ならば勝利の無い実力差を感じ取った段階でトンズラする目算でしたが、星漿体をめぐる戦いで一度死にかけた五条が覚醒したことが甚爾の信条を曲げてしまいました。

再び目の前に現れた五条悟は覚醒した無下限呪術の使い手であり現代最強と成った術師。

それを見た途端に甚爾は捨てたはずの自尊心が芽生え自分を否定し続けた禅院家や呪術界その頂点を否定して捩じ伏せてみたくなったのです。

自分を肯定するためにいつもの自分を曲げてしまった時点で甚爾の敗北は決まっていました。

また、一度五条悟を殺した際に首を斬り取らなかったことや呪具で頭を刺さなかったことが五条殺害の失敗でもあります。

伏黒甚爾と禪院家の関係

術式の暴走で殺戮人形となった伏黒甚爾

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版: 集英社 掲載誌: 週刊少年ジャンプ

禅院直毘人の兄の息子が甚爾であり、直毘人の弟・禅院扇の娘の真希と真依とは『いとこ』になります。

兄弟   いとこ   はとこ
名前不明(長男) 禪院甚壱
禪院甚爾(伏黒)
伏黒恵
26代目当主 禪院直毘人(次男) 禪院直哉
禪院扇(三男) 禪院真希
禪院真依

歴史の中でゆるぎない地位を獲得してきた禪院家は術式(才能)が最優先の家柄であるため、いくつもの術式を相伝しており、逆に相伝術式を継がない者は血族でも落伍者として扱われます。

呪霊が祓えない甚爾の禪院家での扱いは酷いもので、口元の傷は小さい頃に呪霊の群れに投げ込まれた嫌がらせでついたものです。

なお、甚爾と真希真依に面識はありません。

伏黒甚爾と伏黒恵と伏黒津美紀の関係

禪院甚爾は禪院家を出た後に伏黒姓の女性に婿入りしているため、伏黒甚爾と改めて禪院の姓を捨てています。

甚爾は伏黒恵の実の父親ですが、恵と伏黒津美紀は血の繋がりがありません。そのため、恵ママと津美紀ママは別人であり、二人は義姉弟となります。

伏黒甚爾死亡後、五条悟が小1時代の恵に会いに行った際に『お家出てって君を作った』と言っているので、恵の誕生時期は甚爾が禪院家を出て行った後だと考えられますが、実際のところは良くわからないのが現状です。

ただ甚爾が婿入りしたのは12年前(より以前)ですので、元々の伏黒姓は津美紀ママかもしれません。

なお、甚爾にとって恵は才能第一の禅院家に対してとっておいた最高のカードであり、術式を自覚する4~6歳のタイミングで売買しようと考えていました。

しかしその理由として、甚爾は亡くなった妻(=恵ママ)から「恵をお願いね」と頼まれていたこともあり、呪力の無い甚爾にとって地獄だった禪院家でも術式(=才能)があれば幾分か楽に過ごせると考えてのことでした。

芥見下々先生によると禪院家でグレて恵ママのおかげで丸くなるも、恵が生まれて間もなく彼女が亡くなり、こんなんなっちゃったそうです。

伏黒甚爾と伏黒恵の邂逅と戦い

甚爾と恵が邂逅したのは単行本8巻~9巻収録『渋谷事変』の真っ只中です。

オガミ婆の降霊術で孫と言われる男性に禪院甚爾の肉体の情報を降ろすと、孫の肉体が甚爾に引っ張られて変貌。しかし、甚爾の肉体が特別だったため、孫の魂は甚爾の肉体に負けて甚爾の意識に呑まれました。

甚爾は先ず、対峙した猪野琢真を撃破すると、自らの情報を降ろしたオガミ婆を殺害。

その後、陀艮の領域展開に閉じ込められて苦戦していた禪院直毘人、禪院真希、七海建人、そして三人を助けるために領域展開をして陀艮と領域の綱引きをしていた伏黒恵。伏黒恵が三人を陀艮の領域の外に脱出させようと穴を開けた瞬間、外から侵入してきた甚爾が戦いに参戦します。

しかし、この時の甚爾は本来降霊の器となる孫の呪力が尽きた時点で降霊も終わる予定でしたが、初めから禪院甚爾の肉体に上書きされた孫の魂に呪力が無いことに加えてそもそもの甚爾の肉体も呪力を消費しないため、オガミ婆の術式は終了する契機を失いました。

そのため、甚爾は数々のイレギュラーが重なり術式が暴走し器が壊れるまで戦い続ける殺戮人形と化しており、意識もありません。

甚爾は真希から特級呪具『游雲』を奪い取ると、その場の強者である陀艮を敵と認識し陀艮を殺害。

そして、陀艮を殺害し領域から脱出した後は残った四人の内の強者、伏黒恵を標的に選ぶと服を掴んで建物の外に移動。

異質の存在と対峙した恵は『十種影法術』で対抗しようとしますが、陀艮戦で領域展開しているため呪力も微量。『脱兎』で攪乱するも一瞬にして突破されてしまいます。

『十種影法術』の影で落とし穴を作ることで甚爾のバランスを崩しカウンターを狙うもこれも回避されてしまうと、最終手段の『八握剣異戒神将魔虚羅』の召喚を覚悟しました。

しかし、恵と対峙する甚爾に意識が戻ったのか突如過去の回想を挟むと、甚爾の目つきは生前のように元に戻り、対峙する恵に名前を訊ねます。

恵は意味も分からないまま「伏黒……」と名字を名乗ると、甚爾は「禪院じゃねえのか、よかったな」と一言残し、自ら『游雲』を頭に刺して自決しました。

伏黒甚爾が伏黒恵に「よかったな」と言った意味は?

甚爾が自決する前に恵に放った「よかったな」という台詞。

この言葉の解釈は様々だと思いますが、恐らく、恵の名字が『伏黒』と分かったことでクソみたいな禪院家に売られていないことが分かった安堵から出たものではないしょうか。

甚爾は五条悟に殺される前に、言い残すことが無いと言いながらも、最期には禪院家に売られると予想していた恵を好きにしていいと五条に遺しています。

甚爾本人も才能があれば禪院家でもそれなりに生きていけると考えていたので、恵を禪院家に売る算段でしたが、やはり死の直前、五条に恵のことを話したのは唯一の心残りだったからでしょう。

そのため、渋谷事変で降霊術により一時的に蘇った甚爾は、対峙する男が成長した息子だと気づくと先ずは名前を訊ねたのではないでしょうか。そして、息子の姓が『禪院』ではなく『伏黒』だったことからゴミ溜めと思っていた禪院家に売られずに生きていることに安堵したと思われます。

その後に自決した理由は、あくまでも現状の甚爾はイレギュラーが重なった術式の暴走なので、再び意識を失って暴走する可能性を考え息子を殺さないために自決したまでです。

守銭奴で息子のこともどうでもいいというスタンスの甚爾ですが、結局、亡くなった妻(恵の母)に言われた「恵をお願いね」という言葉がずっと頭から離れなかったのと、息子のことが気掛かりだったのだと思われます。

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伏黒甚爾のまとめ

  • 初登場は単行本8巻第66話『懐玉-弐-』
  • 声優は『子安武人』さん
  • 伏黒甚爾は禪院家出身で26代目当主禪院直毘人の兄の息子で、禪院真希・禪院真依とは『いとこ』
  • 伏黒甚爾は伏黒恵の実の父親
  • 津美紀ママに婿入りして伏黒姓になる
  • 伏黒甚爾は天与呪縛のフィジカルギフテッド(呪力が0にも拘らず五感で呪霊を認識でき呪力を完全に捨て去ることで肉体は一線を画し逆に呪いの耐性を得ている状態)
  • 物を格納できる呪霊を飼っており呪具をその呪霊に保管して持ち運んでいる
  • 12年前、『星漿体暗殺』の依頼を引き受けて夏油傑を瀕死に追い込み、天内理子、黒井美里、五条悟(一度)を殺害
  • 反転術式を会得して復活した五条悟と再戦し敗北、死亡
  • 『渋谷事変』では降霊術で他人の肉体に降ろされて再登場し、伏黒恵と再会
  • 恵が『禪院』の姓ではなく『伏黒』の姓であると知ると「よかったな」と言い残して自決

伏黒甚爾は天与呪縛のフィジカルギフテッドというロマンの塊のような力を持っているので、『懐玉編』は甚爾の人外的な動きと五条の無下限術式の見せ場となります。

まだ覚醒前ではあるものの五条悟を唯一倒した実績を持つ甚爾は、一見して最強格に思えるものの、恐らく覚醒後五条に大敗しているので特級呪霊相当の実力があるのかは難しいところです。

甚爾の戦法としては本来『懐玉編』のように正面から戦うのは間違いなので、戦い方次第では特級呪霊の下層程度には勝てそうにも思えますが…。

とはいえ、今から甚爾vs五条が楽しみです。

 

 

 

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