漫画『ドラゴンボール超』では、悟空とベジータの力は神の領域に踏み込んでおり、登場する敵も神の力の次元に達しています。
そして、宇宙一武道会では悟空が天使の技である「身勝手の極意」に目覚めますが、ベジータは未だ超サイヤ人ブルーで足踏みをしていました。
しかし、新たな強敵を前についにベジータは破壊の力を身に付けて独自の変身に至るのです。
今回はベジータの新たな変身「我儘の極意」についてご紹介したいと思います。
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ベジータが我儘の極意に変身したのは何話?
引用元:原作・鳥山明 作画・とよたろう『ドラゴンボール超』 出版:集英社
ベジータが「我儘の極意」になったのは単行本17巻其之七十四「ベジータVSグラノラ」の最中。
シリアル星のドラゴンボールで「宇宙一の戦士」を願ったグラノラとの戦闘中に、誰かを守るためでも誰かを救うためでもなくただ純粋に戦闘だけに集中できる状況で戦闘民族サイヤ人の血が騒ぐと本能で力を開花させました。
我儘の極意とは
破壊神ビルスとの修行中に「創造の前に破壊あり」とヒントを得たベジータが破壊神の技を身に付けて覚醒した自分なりの戦闘スタイルであり、変身後は髪色が紫色を帯びて眉間が盛り上がり瞳は赤く変化(スーパーサイヤ人3の人相に酷似)。気合を込めると紫色のスパークあるいはオーラが立ち込めるのが特徴。
本能にのみ突き動かされる力には上限がなく、闘争心やダメージを受けることで強くなっていく性質があり、戦闘中にダメージを受けることで体力が続く限りは強化されていきます。曰く、ダメージとは燃料であり、相手の攻撃の威力で強化量も上下する仕組み。
一方で決して無尽蔵の体力と耐久力を持っているわけではないので、一度に立ち上がれないほどのダメージを負えば強化されるより先にダウンしてしまいます。
自動で敵の攻撃を回避する「身勝手の極意」と異なり、「我儘の極意」は攻撃を受けて燃料とする必要性があるため、戦闘スタイルも対照的。
なお、「我儘の極意」という名称は身勝手の極意に対抗してベジータが名付けたオリジナル。
我儘の極意の習得
孫悟空が覚醒して身に付けた「身勝手の極意」が天使の技であるのに対して、我儘の極意は破壊神の技に分類されるベジータ独自の変身形態。
どちらも神の技ですが、心を穏やかにする技「身勝手の極意」と違い、「破壊」の力はイチをゼロにして世界から存在を消す際の物体が消える瞬間に発するとてつもないエネルギー放出現象であり、心は破壊のこと以外何も考えていないとのこと。
破壊の力が欲しければ余計な考えを破壊して一から自分を創りなおす必要があり、破壊の力を極めると破壊神ビルスのように力に際限がなくなる模様。
身勝手の極意が合わないベジータには破壊神の技の方が性に合っていたため、ビルスに修業をつけてもらい覚醒への糸口を掴みました。
なお、ビルスは直接誰かを鍛えることはしないと公言しているものの「ほしけりゃ勝手に盗め」と破壊の基礎を教えているため、事実上ベジータの師匠的役割をこなしています。そのため、孫悟空がウイスを師匠としているのに対し、ベジータはビルスの弟子のような立ち位置。
しかし、現在のベジータには非情に戻れない部分が足枷となって破壊神の力を使うには未熟な段階です。
我儘の極意の技
これまでと違い基本的には技名はない模様。
徒手空拳での戦闘が主であり、必要に応じて従来のエネルギー弾を使用。
しかし、グラノラとの戦闘中には元気玉サイズの「破壊」のエネルギーを発生。触れるものすべてを破壊するという星の存続が危ぶまれるエネルギーの塊でしたが、グラノラによって阻止されたため威力は不明。
ガス戦でも一回り小さいサイズの破壊のエネルギーを放っていますが、こちらも不発で終わっているため威力を確認することはできません。
遠距離から装備を破壊する程度の弱めの「破壊」を行うことも可能。
我儘の極意の強さ
天使や破壊神などの神を除けば、我儘の極意状態のベジータの強さは宇宙で五指に入る強さと予想されます。
現段階で一番強いのはブラックフリーザ。フリーザはたまたま征服した星で外界と時間の流れが異なる部屋(精神と時の部屋と似た場所)で10年ほどトレーニングを積んで再び宇宙一の強さを手に入れており、身勝手の極意状態の孫悟空と我儘の極意状態のベジータが勝てなかったガスを最終形態のまま一撃で屠っています。
また、トロンボ(別の星のドラゴンボール)で宇宙一の強さを手に入れたグラノラは身勝手の極意状態の孫悟空と我儘の極意状態のベジータよりギリギリ強く、グラノラの後で宇宙一の強さを願ったガスがその上をいくため、この時点での強さ順はフリーザ→ガス→グラノラ→孫悟空orベジータとなります。
なお、その後に『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が描かれているため、孫悟飯のスーパーサイヤ人ビーストの強さ次第ではベジータが五指から転落する可能性もあり、第11宇宙のジレンを含めればより強さ順位が複雑なことになる模様。
余談ですが、我儘の極意を発現させたベジータよりも未だビルスの方が圧倒的に強いため、宇宙一武道会で破壊神よりも強いと称されたジレンと競い合った当時より圧倒的に成長したベジータたちが未だビルスの足元に及ばないという矛盾が生じることに。
まとめ
ベジータの我儘の極意のまとめ
- 「我儘の極意」になったのは単行本17巻其之七十四「ベジータVSグラノラ」
- 「我儘の極意」とは
- ベジータが破壊神の技を身に付けて覚醒した独自の戦闘スタイル
- 「我儘の極意」は破壊神の技に分類される
- 「我儘の極意」は「身勝手の極意」と異なり自動回避はなく相手の攻撃が燃料となる
- 「我儘の極意」は「身勝手の極意」に対抗してベジータが命名
- 「我儘の極意」の特徴
- 髪色が紫色を帯びて眉間が盛り上がり瞳は赤く変化
- 本能にのみ突き動かされる力に上限はない
- 闘争心やダメージを受けることで強くなる
- 一撃で沈まない限り攻撃を受けるごとに強く進化する
- 破壊のエネルギー弾を使用可能
- 「我儘の極意」の課題
- 現在のベジータには非情に戻れない部分が足枷となって破壊神の力を使うには未熟な段階
- 強さ的には宇宙五指に入る実力(※神や天使を除く)
悟空が身勝手の極意を体得して以降、再び悟空とベジータの間に格差が現れてしまいましたが、ベジータは天使の技よりも破壊神の技が性に合っているようで「我儘の極意(※ベジータ命名)」を覚醒させました。
現段階では、まだ非情になりきれないというベジータの甘さが目立ち完全に力を使いこなせている段階ではありませんが、ビルスの指導通り何も考えずに破壊することだけを考えられるようになればさらに強く進化可能です。
悟空が「身勝手の極意」を完成に近づけているため、またまた悟空が一歩リードしている状況ですが、破壊の力に際限はないのでこのままいけばベジータがどこかのタイミングで破壊神に並ぶ強さになると考えられます。
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