【呪術廻戦】禪院真希の覚醒は何話?領域展開の扱いや現在の強さについて

呪術廻戦

呪術高専東京校の二年生、禪院真希は呪力が無く、特別な眼鏡がないと呪霊さえも見えない4級呪術師です。

しかし、渋谷事変の直後から死滅回遊編にて呪力が全く無い真のフィジカルギフテッドとして覚醒することになりました。

今回は禪院真希の覚醒や強さについてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. 禪院真希の覚醒について
  2. 禪院真希の領域展開時の扱いについて
  3. 禪院真希の現在の強さについて
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禪院真希の覚醒は何話?

真希の覚醒は大きく分けて二段階描かれています。

  1. 禪院真依の死と引き換えに覚醒『単行本17巻第148~152話』
  2. 禪院甚爾に並ぶ鬼人に覚醒『単行本22巻第191~198話』

それではどのように覚醒していったのかを見ていきたいと思います。

禪院真希の覚醒①

禪院甚爾と重なる覚醒した禪院真希

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社

一つ目の覚醒が描かれたのは単行本17巻第148~152話『葦を啣む』(渋谷事変直後)。

渋谷事変にて現当主の禪院直毘人が戦死したため、直毘人の遺言により次期当主に伏黒恵を指名。死滅回遊に向けて真希は禪院家の忌庫から呪具を持ち出すために恵の許可を貰い禪院家へ帰還しました。

しかし、忌庫には実の父親である禪院扇が娘の禪院真依に深手を負わせた状態で待ち構えていました。(渋谷事変で五条悟が封印されたため変動する御三家の勢力争いに遅れをとらなよう、『ニ、五条悟を渋谷事変共同正犯とし呪術界から永久追放かつ封印を解く行為も罪と決定する』を利用し、五条悟解放を企てた謀反物として伏黒恵及び真希と真依を誅殺する目的

ここで真希は扇に破れて真依と一緒に2級以下の呪霊を無数に飼っている訓練と懲罰に利用される部屋へと投げ込まれることに。

この誅殺計画は扇発案によるものであり、禪院家の次期当主候補たちも共謀。扇は実の兄である前当主直毘人との違いは不出来な子供の差で決まったと思っており、真希と真依を人生の汚点と思っていたようです。

扇は娘二人に致命傷を与えた後、その部屋に二人を放置して退室。

そして、残された真希と真依は2級呪霊の巣窟の中、静かに呪霊に殺されるのを待つだけの状態だったのですが、真依は真希に口づけして最期の構築術式を行うのでした。

禪院真依の死と引き換えに覚醒

なぜ呪術師にとって双子が凶兆と呼ばれるのか。何かを得るには何かを差し出さねばならないというのは『縛り』だけの話ではなく、一卵性双生児は呪術では同一人物とみなされるからそういった利害を成立しないのでした。

つまり、真希と真依はどちらかがいる限りどちらも一生半端者のまま。真依が中途半端な呪力量しかないのも、真希が中途半端な天与呪縛なのも、お互いの存在が足を引っ張っているからです。

そして、今回の騒動で自身の死期を悟った真依は真希に不要な呪力も何もかもを持って死ぬことで真希が本来持つべきだったフィジカルギフテッドの真価を引き出させるとともに、構築術式で呪具『釈魂刀しゃくこんとう』のレプリカを託して死亡しました。

また、別れの際には『一つだけ約束して。全部壊して。全部だからね、お姉ちゃん』と呪いの言葉をかけています。

真依の死と呪具により覚醒した真希は2級呪霊を全て祓除。

部屋から脱出した後に扇と対峙すると、扇は真希の姿にかつての禪院甚爾を重ね『恐怖』を思い出しますが、真希は扇を瞬殺

そして、躯倶留隊や禪院家最強の術師集団『炳』を一人で相手取るほか、次期当主候補の禪院甚壱や禪院直哉を殺害。また、実の母親をも殺害した後はその日不在だった『炳』や『灯』、躯倶留隊の残党を皆殺しにして真依の言葉通り全部を壊しました。

このエピソードにより真希は禪院甚爾と並んだように思えましたが実はまだまだ甚爾の強さには及んでおらず、真依の『全部壊して』という言葉もこの時点ではまだ遂行できていません。

 

 

禪院真希の覚醒②

禪院甚爾と同じ強さに到達した覚醒禪院真希

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社

二つ目の覚醒シーンが描かれたのは単行本22巻第191~198話『桜島結界①~⑧』(死滅回遊編)。

死滅回遊参加後、桜島結界にやってきた真希は加茂憲紀とともに呪霊として再登場した禪院直哉と再戦(真希に敗北後も生きていたが非呪術師の真希の母親に殺害されたために呪霊化)。直哉の圧倒的な強さに圧倒されます。

しかし、直哉との戦闘中に現れたのは、同じく桜島結界にやってきた二名の泳者。

  1. 刀を求める謎のおっさん死滅回遊泳者『大道だいどう はがね
  2. 相撲を求めるカッパの死滅回遊泳者『三代みよ 六十四ろくじゅうし

直哉を相手に手詰まりとなった真希はこの二人と出会ったことで真の覚醒へと転じる事になります。

大道は名も無き剣豪天下無双の受肉体であり、泳者の中で呪力を扱わない剣技のみの異例。しかし、手詰まりだった真希は「刀ァーーーーッ!!」と叫ぶ大道を前に、変化を求めて真依の刀を大道へと投げ渡しました。

大道が刀を手にした瞬間に真希、憲紀、直哉、カッパは大道の表面化された圧倒的な殺傷能力に気圧されるとことに。

そして、呪力のない大道は呪霊は見えていなくとも『それ以外が全て見えているのであれば最早それは見えているも同義である』として、真希が貸した真依の刀を真希以上に使いこなした太刀筋で直哉を簡単に両断。

その太刀筋を見て『自分が今見えていないもの』を確信した真希は渋谷事変で遭遇した禪院甚爾の姿を想起

一方で三代六十四は純粋な相撲勝負を取るためにそれ以外を排除した両者の了承で完成する領域を展開して真希との相撲勝負を望んでおり、真希も相撲を承諾。真希には渋谷事変以来、禪院甚爾というフィジカルギフテッドの明確な頂点・目標がありましたが、大道の言葉から『自分が見えていないもの』があることを知ると、熟考した頭を冷やすために三代と相撲に興じた模様。

「私には何が見えていない!!私とあの人(禪院甚爾と)何が違う!?」

三代は真希を相撲で下すと、相撲に集中できていない理由を訊ねます。師と呼べる存在がいなかった真希はこれまで他者に頼るという発想がありませんでしたが、三代に大道が言っていた言葉の意味が分からないと相談します。

三代は大道の言葉の意味を伝えるには相撲しかないとして、領域の中でひたすら真希と相撲に興じました。

そして、相撲を取ることで光を嗅ぐように、音を見るように、相手の全て自分の全てが感じ取れる瞬間──自由』があることを体で伝えると、真希は相撲を通し体感することで一皮むけます。

その段階に辿り着くために1000を超える取組を行いましたが、三代の領域は縛りの要素を排除した結果時間の流れが早いため、結界の外では一分も経過していない模様。

三代との相撲により答えを見つけた真希は三代に相撲に勝利すると領域から脱出。気分はまさに絶好調。領域の外にいた憲紀、大道、直哉から見ても、真希は明らかに領域に入る前と後、わずか一分の間に各段に見違えていたのです。

禪院甚爾に並ぶ鬼人に覚醒

三代との相撲で大道が言っていた言葉の意味、そして『自分に何が見えていないのか』を理解した真希は再び直哉と戦闘を開始。スピードでは圧倒する直哉ですが、一向に真希を捉えることができずに悪戦苦闘することに。

一方で真希は直哉の行動が手に取るように分かる段階に成長。真依の犠牲によりフィジカルギフテッドの極致に踏み込んだ真希は眼鏡無しでも呪いが見えるようになりましたが、知らず知らずのうちに皆と同じように見えるようになって満足していたのだと気付きます。

しかし、心のどこかでは渋谷事変で目の当たりにしたフィジカルギフテッドの真の極致にいるであろう禪院甚爾の姿を重ねていたのです。

そのため、桜島結界で直哉に苦戦している間、禪院甚爾ならば直哉を相手でもうまく対処できたはずではと自分と比較。渋谷事変で目撃した禪院甚爾の強さは、真希が見えていなかったものを見ていたからだと気付くと、自分を取り巻く空気にも温度や密度の違いで『面』が存在していたことを知ります。

そして『面』を捉えることで真希は禪院甚爾の立っていた世界に踏み込むことに。

真依が遺した呪具『釈魂刀しゃくこんとう』のレプリカはあらゆるモノの硬度を無視し魂を斬り裂く効果を持っていますが、これを十二分に発揮するには『無生物の魂すら観測する目』が必要となります。

真希が刀を振っても大道のような太刀筋が生まれないのは観測する目に育っていなかったため。

禪院甚爾と大道が見えているもの、真希が見えていなかったものとは『無生物の魂』であり、真希は大道と三代のおかげで無生物の魂を観測し捉える目を手に入れるとともに『釈魂刀しゃくこんとう』を使いこなせる段階に成長しました。

これにより真希は呪霊と化した直哉の領域展開さえも破り撃破。禪院甚爾の没後12年、真希は『禪院甚爾に並ぶ鬼人』となりました。

なお、今度こそ本当に直哉を殺害したことで真依(生得領域)から「ちゃんと壊せたね」と言われています。

領域展開による真希の扱い

禪院真希と禪院甚爾のように呪力が全く無い存在は結界術において建造物などと同等の扱いになります。

そのため、通常の縛りで領域展開を使用しても自分の領域内であってしても居場所を知ることはできません。

また、真希や甚爾を領域に閉じ込める場合は、実物を結界の外殻として利用するか、本人の了承を得るまたは本人の意志で結界に侵入する必要があります。

おそらく、真希を捕捉・認識できれば必中させることができますが、呪力が無いため捉えることは難しい模様。

禪院真希の強さ

現時点での真希の強さは禪院甚爾と同等の強さといっても過言ではないでしょう。

禪院甚爾はまだ覚醒前の無下限呪術+六眼を併せ持つ五条悟を一度倒す実力ですが、それも考え得る下準備と五条自身が二日不眠不休で術式を継続した後に術式を解いた瞬間を奇襲したものであり、正面からでは勝率がぐんと下がります。

しかし、それでも奇襲後は五条を圧倒し一度殺害、また当時一級だったとはいえ夏油傑を完封していることから一級呪術師程度では相手にならない強さなのは確かです。

そして、渋谷事変では特級呪霊の陀艮を圧倒している事実から、最低でも特級の中でも最低クラスよりは強いと推測できます。

その禪院甚爾に並ぶ鬼人と言われる真希もまた特級相当の強さになっているのは間違いないと予想します。ただ、特級といっても上は五条悟、下は夜蛾正道(特級認定)と幅広いので強さの指標は困難。

宿儺(伏黒恵に受肉)が鵺で虎杖陣営を一掃した際に無傷で登場した真希を見て『雑に間引ける女ではなかったか』と独白し、真希との肉弾戦では楽しそうに殴り合っていたことから真希の強さは宿儺が興味を示すレベル

また、裏梅が出力最大の霜凪を虎杖と真希に放った際に一応器であった虎杖のほうは凍結を弱めたと進言すると、宿儺は「小僧はもう用済みだどうでもいい。だが、あの女に呪力を偏らせたのは正解だ」と発言し、完全に興味は真希に向けられていました。

宿儺が一定の興味を示す相手は伏黒恵を除いて一定の強さを持つ相手であり、これまでに五条悟や漏瑚、魔虚羅、中には乙骨憂太と競った石流龍に対しても機嫌がよかったので、やはり真希も特級相当の強さであると予想。ただし、特級の上澄みである乙骨や九十九に及ぶかは疑問。

今後、真希が特級呪霊か特級呪術師相当の敵と戦ってくれれば目安にはなるでしょうが、現在は本気を出せない宿儺や呪霊化した直哉と戦っただけなので戦闘力の底は不明です。

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まとめ

  1. 禪院真希は禪院真依の死と引き明けに呪力が全くないフィジカルギフテッドへと昇華
  2. 禪院真依が構築術式で遺した呪具『釈魂刀しゃくこんとう』を手に入れる
  3. 呪霊化した禪院直哉との戦いの最中に大道だいどうはがね』と『三代みよ六十四ろくじゅうし』に出会い、『自分に見えていないもの』があると知る
  4. 禪院真希は『無生物の魂すら観測する目』を手に入れると、呪具『釈魂刀しゃくこんとう』の効果を十二分に発揮できるようになる
  5. 禪院真希は呪力が全くないため、結界術において建造物などと同等の扱いになる
  6. 禪院真希は禪院甚爾の強さに到達する

真依の犠牲とともに覚醒した真希ですが、その強さは禪院甚爾と同じ段階へと踏み込んでいます。

しかし、真希の現在の強さを示す戦闘シーンは死後呪霊化した一級呪術師相当の禪院直哉戦しかないため、いまいちどれくらい強くなったのかは明確にできませんでした。

ただ、禪院甚爾のスペックと真依が遺した呪具『釈魂刀しゃくこんとう』を持つ覚醒真希は間違いなく呪術廻戦の最強キャラの一人に入っていることでしょう。





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