後宮編の最後に壬氏は猫猫の借金を支払い身請けし、猫猫は官女として宮廷務めに戻る算段でしたが、何と官女試験に不合格。
結果、壬氏付きの下女として働くことになり、その指導役として水蓮が登場しました。
今回は水蓮の経歴や正体についてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- 水蓮のプロフィール
- 水蓮の経歴について
- 水蓮の娘について
- 水蓮の孫について
『薬屋のひとりごと』のアニメを視聴できるのはこちら! | ||
水蓮のプロフィール
引用元:原作・日向夏 / 作画・ねこクラゲ『薬屋のひとりごと』 出版:スクウェア・エニックス
水蓮は壬氏に仕える数少ない侍女であり、外見的に五十路を超える初老の女性。『侍女の鑑』であり、『百戦錬磨の雰囲気』があるとのこと。
穏やかで柔らかい表情と口調が第一印象である反面、有用な人材を欲しており、猫猫のような貴重な人材に遭遇すると強かに引き抜こうとしてきます。なお、人材を引き入れる際の基準としては第一に壬氏に対して邪な感情を抱かないものであること、有能であることが前提であるため、作中では猫猫と燕燕を勧誘。
過去に雇い入れた若い侍女は壬氏に邪な思いを抱いていたことから『人毛で編まれた下着が増えていた』という事件を起こしクビに。安易に侍女を雇うとこのような者が多いため、壬氏が住まう広大な棟を一人で切り盛りしています。
水蓮の指導はそれなりに厳しく躾けられるもので、猫猫でも萎縮してしまうほど。
水蓮の過去
水蓮は平民の出身であり、妊娠中に夫を亡くしています。
その際、家督相続で問題になる前に実家に帰省したものの、水蓮は阿多を出産してすぐ両親に売られるように後宮に出仕されました。
当時の後宮は幼女趣味の先帝のせいで赤子が生まれず子作りを推進していたため、出産経験がある娘を優遇していた時期だとか。
そして、後宮でやって来た水蓮は当時妊娠を隠していた安氏(現皇太后)と出会い、安氏の侍女となったのです。
幼かった皇太后を守った伝説の侍女
水蓮は平民の出自でありながら安氏の侍女になると、現皇帝を十余りで身ごもった安氏を伏魔殿のような後宮で守り抜いた一人となりました。
その功績から『幼かった皇太后を守った伝説の侍女』と呼び声が高く、皇族からの信頼が厚い侍女となります。
安氏以外にも現皇帝を刺客から庇った経歴もあり、感謝されることも。
皇帝と皇弟の乳母を務める
幼い皇太后の侍女を務めた水蓮は、皇太后からの推しもあり皇帝と皇弟の乳母も務めています。
本来、皇帝の妃の母を皇弟の乳母につけることは珍しくありませんが、壬氏と皇帝は年齢が離れすぎているためこの人事は異例。しかし、安氏の決定で水蓮は皇帝と壬氏の乳母を任されました。
そのせいか皇帝や壬氏でさえ水蓮には頭が上がらないことがあり、皇族に対して軽口を叩けるおばあちゃんと猫猫には認識されている模様。
なお、皇帝を「坊ちゃま」と呼ぶとさすがに「坊ちゃまはやめてくれ」と返されており、その場にいた猫猫や護衛は吹き出しそうな感情を必死に抑えるのに必死でした。
水蓮の娘は阿多
侍女であり乳母である水蓮の正体は何と阿多(アードゥオ)の母親でした。
あまり顔立ちが似ていない母娘ですが、阿多は父親似とのこと。
水蓮は現在の阿多の立場(皇帝の妃になったこと)をあまりよく思っていないようで、資金が溜まり次第宮廷を出て行けばよかったと後悔している様子。元々、阿多自身も官女や妃といった柄ではなく自由を求めていましたが、皇帝の妃となったため縛られることになったということもあり、水蓮の後悔はここにあります。
なお、阿多が妃になってからは立場を弁えて分別をつけて接していたため、誰がどう見ても他人行儀であることから猫猫も見破ることができませんでした。
水蓮の正体を知った猫猫は、水蓮を見るたびにこの人が壬氏の祖母か、と内心言葉に出さないように見つめてしまいます。
水蓮の孫は壬氏
水蓮の娘が阿多であると判明する少し前に『壬氏の母親が阿多』であると阿多の口から猫猫に明かされています。
したがって、阿多の息子が壬氏である以上、水蓮にとって壬氏(ジンシ)は孫にあたります。
そのため、公には誰も知らないものの、壬氏の実の祖母が侍女についているのは立場上問題でもあるほか、年齢的にも引退していても不思議ではありませんが、壬氏が信頼をおける侍女が育たないせいなのか、現役で侍女を続けています。
真相を知るのは一部の者だけですが、当然壬氏本人は知りません。
水蓮の声優『土井美加』さん
◇ 土井美加(どいみか)さんの情報 ◇
- 出身:宮城県仙台市
- 生年月日:1954年8月4日
- 職業:女優、声優、ナレーター
- 事務所:ムーブマン
- 『超時空要塞マクロス』… 早瀬未沙
- 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(1996年版)』… 高荷恵
- 『ONE PIECE』… コビー
- 『夏目友人帳』… 七瀬
- 『とある魔術の禁書目録』… 親船最中
- 『SHAMAN KING(2021年版)』… 麻倉茎子
まとめ
- 水蓮は幼い皇太后の侍女を務めた人物
- 水蓮は現皇帝と壬氏の乳母であり、現在は壬氏の侍女
- 水蓮の正体は阿多の母親
- 水蓮は壬氏の祖母にあたる
- 声優は『土井美加(どいみか)』さん
壬氏相手に軽口を叩ける乳母兼侍女として登場した五十路の水蓮ですが、その正体は阿多の母親であることが判明しました。
また、幼い皇太后を守った侍女であり、次に現皇帝の乳母を務め刺客から守り、その後皇弟である壬氏の乳母について現在は壬氏の侍女として現役で働き続けているというとんでもない経歴です。
現存する皇族が信頼を寄せる、また頭が上がらない理由は水蓮に守られた体験からだったようですね。
壬氏が水蓮の素性を知った時の反応が楽しみです。
\ 薬屋のひとりごとのライトノベルはこちら /
薬屋のひとりごと 著者:日向夏 |
|
\ 薬屋のひとりごとの漫画・グッズはこちら /