【ONE PIECE】Dr.ベガパンクは死亡した?それとも実は生きている?サテライトの生死も合わせて紹介

サターン聖に胴体を貫かれるベガパンク ONE PIECE

漫画『ONE PIECE』のエッグヘッド編のキーキャラクターであるDr.ベガパンク。

ルフィがベガパンクと初めて会った際、彼は唐突に「私をこのエッグヘッドから連れ出してクエーサー」と頼み込みましたが、後に彼が政府に命を狙われていることが脱出の理由と分かりました。

では、なぜベガパンクは味方のはずの世界政府から命を狙われることになったのでしょうか。

また、ベガパンクはエッグヘッド編で死亡してしまったのでしょうか。

今回はDr.ベガパンクの生死についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?
  • Dr.ベガパンクの生死について
  • サテライトの生死について

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Dr.ベガパンクは死亡した?

致命傷を負い動けないベガパンク

引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社

結論から述べると、Dr.ベガパンクは死亡(暫定)しましたがサテライトは生きている状態・・・・・・・・・・・・・です。

また、ベガパンクの遺体は麦わらの一味とともに巨兵海賊団の船に乗ってエッグヘッドを脱出しており、不自然にベガパンクの顔だけ黒く塗りつぶして表情を描かないようにしているため死亡は暫定的な見解になります。


ベガパンクの死亡

欲(ヨーク)の裏切りによってベガパンクが「空白の100年」の研究をしてることが世界政府に露見したため、ベガパンクは命を狙われることになり、エッグヘッド編にてベガパンクの暗殺が強行されました。

タイミング悪く麦わらの一味とジュエリー・ボニーが上陸していたため、先遣隊のCP0が交戦の末に捕縛されると、海軍大将・黄猿と海軍が投入され、最終的にはジェイガルシア・サターン聖の出現とバスターコールの発動により、ベガパンクは混戦の最中にサターン聖の蜘蛛の足で胴体を貫かれるという重傷を負い倒れてしまいます。

そして、動くと出血するほどの重傷を負ったベガパンクを守りながら、ルフィ(ギア5)とサンジがサターン聖と黄猿を相手にしますが、黄猿の高速移動による狙撃がベガパンクを貫くと今度こそ致命傷となるのでした。

サンジが倒れたベガパンクを担いで逃げる最中、ベガパンクの反応が完全に無くなったためこの時点で心停止あるいは死亡したようです。

しかし、ベガパンクは最期に笑顔を浮かべていました。

ベガパンクの配信

ベガパンクが最期に笑顔を浮かべた理由は、ベガパンクの心肺停止が「配信」の発信の引き鉄となるからでした。

事前に記録された配信の内容は、

  1. 空白の100年の解読結果
  2. ジョイボーイと20人の王の戦争
  3. 古代兵器の存在
  4. この世界は200m海に沈んでる
  5. 近い未来世界は海に沈む可能性を示唆
  6. 「ひとつなぎの大秘宝」を手に入れた者が再び力を手に入れる

などの情報であり、世界政府にとって不都合な歴史の真実が全世界へ向けて発信されました。

ベガパンクはとある事情から自分が死ねば何かが起こる・・・・・・・・・・・・と確信していたため、自身の死は想定の範囲だったようです。

 


落ち込むルフィ

巨兵海賊団とともにエッグヘッドを脱出した麦わらの一味は、バスターコール(五老星、海軍大将、CP0、セラフィム、軍艦)から奇跡的に逃げ切れたこととドリーとブロギーなどの巨人族との再会を祝して乾杯を行いますが、宴はすぐに終わってしまいます。

と言うのも、ルフィはベガパンクとの約束(「私をこのエッグヘッドから連れ出してクエーサー」)を果たせなかったことを悔いており、ベガパンクを助けられなかったことが精神面に現れて食事も一度に葡萄(巨大サイズ)を五房しか食べれない状態でした。

作中では、ジンベエが「ルフィがそんなに落ち込むとはのう…」と述べています。

黄猿の涙

ベガパンクを直接手にかけたのは黄猿ですが、彼とベガパンクは古くからの付き合いです。

まだベガパンクが無法な研究チームMADSに所属していた頃、「生物の血統因子」を発見したことでベガパンクは政府に危険視され逮捕されますが、この時逮捕に立ち会ったのが海兵時代のボルサリーノでした。

逮捕時、ベガパンクはこの逮捕は名目で政府の目的はベガパンクの天才的な頭脳であると理解していたことから、ベガパンクはボルサリーノに向けて「研究費いくら出せる?」と強気の交渉。当時のボルサリーノは初対面ながらベガパンクを面白い男と評価し、親交を深めることになりました。

その後、ボルサリーノは順調に出世していく中でベガパンクにこき使われ「エッグヘッド」の開発に従事。海軍大将になった後も戦桃丸、バーソロミュー・くま、ボニーなどとも親交を深めていきました。

しかし、今回「エッグヘッド編」では五老星の命令とはいえ仕事としてベガパンクの暗殺に駆り出されることになると、ベガパンクたちとの戦闘中には何度も葛藤を抱くことに。そして、麦わらの一味との攻防の末に親友であるベガパンクを直接手にかけることになったのです。

任務としては麦わらの一味及びエッグヘッド関係者の脱走は失敗に終わってしまいましたが、ベガパンクの暗殺は成就。が、五老星の撤退や終結した海軍勢力の大敗を前にサカズキが「甘ェ仕事しとりゃせんじゃろうのうボルサリーノ」と述べると、黄猿はベガパンクと過ごした日々の回想を浮かべながら「甘ェ仕事したかって…?サカズキ、疑うヒマァあんならよ、てめェの目で見に来いやクソガキ!」と慟哭の声を上げるのでした。

ベガパンクの動向・時系列

エッグヘッド編のベガパンクの動向は以下の通りです。

時系列 概要
3ヵ月前 ・欲(ヨーク)が「Dr.ベガパンクが空白の100年を研究している」と密告
・真実の確認にCP5が派遣されるが失踪
・失踪解明のためにCP7とCP8が続くがいずれも失踪
時期不明 ・欲(ヨーク)と五老星の会談後、Dr.ベガパンクの暗殺に踏み切る
・CP0がエッグヘッドへ出航
・五老星はベガパンクの反撃を想定しサターン聖及び大将黄猿、海軍各支部に援軍を要請
2週間前 ・「マザーフレイム」の盗難に気づく
・融合炉の数値改竄の犯人を四人のサテライトの誰かと特定(ベガパンク、シャカ、ピタゴラスにはアリバイあり)
1週間前 ・犯人を「欲(ヨーク)」と特定
・海獣兵器の操作形跡を発見
・盗聴妨害用の白電伝虫の使用形跡を発見
・長距離電伝虫のデータ復旧に成功
・政府に「空白の100年」の研究がバレて自身が暗殺対象にあることを知る
6日前 ・ルルシア王国消滅の余波で世界中の海面が1m上昇する
・無線念波と地下水位の観測から「マザーフレイム」の使用を確定
・欲(ヨーク)が「マザーフレイム」を材料に政府と交渉することを突き止める
・「空白の100年」を知った者は消されるため、ベガパンクは自身の死を覚悟する
・エッグヘッドの住人の脱出とエッグヘッドの設備及び「雲フト」の存続を最優先に準備を進める
2日前 ・世界へ向けた「配信」の記録を開始
・配信を記録した電伝虫を巨大ロボ・エメトに隠す
・ここまでの仕込みを悟られないようにベガパンク、シャカ、ピタゴラスの記憶を消去(ヨークの裏切りや、マザーフレイムの窃盗、政府による暗殺など2週間の記憶を忘れる)
・目覚めたベガパンクの記憶に「空白の2週間」が生まれるが、記憶消去前に残した手紙によって「暗殺」の件を知る
1日前 ・麦わらの一味がエッグヘッドに上陸
・CP0が到着
・エッグヘッド脱出を始動
当日 ・大将黄猿、海軍が上陸
・サターン聖が上陸
・ベガパンク死亡(?)
・ベガパンクの心肺停止を引き鉄に「配信」が発信される

ベガパンクは生きている?

ベガパンクの死を引き鉄に全世界へ向けた映像電伝虫の配信が行われましたが、配信中にベガパンク自身が「心肺停止と共に発信されるようにプログラムするつもり」と言及しているため、配信が発信された=ベガパンクの死亡が確定ではなりません。

心肺停止状態とは、つなわち心肺蘇生によって救命の可能性が残されている状態のことを示すため、死亡と混合してはいけません。

しかしながら、ルフィたちと一緒にエッグヘッドを脱出したリリスがみんなの死を悲しんで号泣したことから、ステラと他のサテライトの死亡はほぼ濃厚だと考えられます(※サテライトの生死については後述)。

一方で、リリス曰くみんな生きている・・・・・・・・らしく泣いたのは一般的な概念での話だと言うのです。

サテライトの生存

ルフィたちがエッグヘッドを脱出した直後、ヨークは研究所内の異変を察知しました。

工場層で死亡したと思われたエジソンですが、実は生存して息を潜めており、ルフィたちによってリリスがエッグヘッドを脱出、並びに五老星や海軍を退けた後に『雲フト』を使い研究所内に島雲を巡らせていました。

ヨークに見つかり攻撃を受けてしまいますが、エジソンは冷静に事をすすめて島雲で浮かべた『パンクレコーズ』を奪取。

パンクレコーズは、世界最大の頭脳に育ち今なお巨大化し続けるベガパンクの脳を切り離したものであり、謂わば脳ミソの格納庫。離れていてもアンテナを通じて念波で繋がることができるほか、サテライトはパンクレコーズを通じて体験と知識を同期することができます。

そして、最新話では巨兵海賊団の船室で目覚めたリリスがパンクレコーズにアクセスし念波を通して他のサテライトと会話したことで、全てのサテライトの生存が確認されました。

エジソンが奪取した『パンクレコーズ』さえ無事であればサテライトは肉体を失ってもパンクレコーズにアクセス可能な模様。

また、格納庫にはサテライトの体(パーツ)の予備が複数保管されていたことから、肉体を失っても作り直せると予想されます。辛うじて生き残ったエジソンは、パンクレコーズ奪取後に好きなパーツを組み合わせて破壊された体を復活させました。

『雲フト』で生成した島雲は浮遊型であり、エジソンはパンクレコーズを空に浮かべて気ままに飛行。現在は人類がパンクレコーズを使いこなせる日まで管理するのが当面の目的であり、資金と材料不足からウェザリアの友人と連絡を取っているため、ウェザリアに雲隠れしているのかもしれません。

一方で、パンクレコーズ奪取時点ではエジソン以外のサテライトは肉体がありませんが、研究所の基盤を整えた後で作り直すのだと予想されます。

なお、ヨークもパンクレコーズにアクセス可能のため、サテライト生存は遅かれ早かれ政府にバレる可能性があります。

ベガパンクの生死

ベガパンクの身体はサンジに担がれて乗船し、現在は船室に寝かされている状態ですが、横になったまま微動だにせず、表情はわからないように黒く塗りつぶされています。

配信電伝虫の発信がベガパンクの「心肺停止」を条件に定めているため、現在のベガパンクは心肺停止状態なのは確かですが、エッグヘッドを脱出以降ベガパンクの生死には触れられていないのが実情です(※パンクレコーズにアクセスして会話しているのはサテライトのみ)。

したがって、ベガパンクの生死については暫定的に死亡扱いされています。

一方で、二日前、ベガパンクには記憶消去前のベガパンクから「空白の2週間」の理由を示す内容の手紙が残されており、記憶消去前の自分自身が「考え得る最善の対策を打ってある、己を信じて死んでくれ」と述べていることから、自分が死ねば何かが起こる確信がありました。

また、最期にニカの姿を確認して充足した表情を浮かべるほか、ボニーを麦わらの一味に託したり、担いでくれたサンジに向けて「ひとつなぎの大秘宝はお前達が手に入れて欲しい」と遺言めいたことを述べているため、ある意味ベガパンク(ステラ)の役割はエッグヘッド編で終了していると予想されます。

加えて、ベガパンク死亡時にサターン聖が五老星に報告を入れたところで、サターン聖自身も「黄猿が殺した」「死んだ筈だ、そう思う。見ていた・・・・と自信を持って述べているため、あの状況と致命傷具合から通常なら心肺蘇生を試みたとしても助かる見込みはほぼ無いでしょう。

しかしながら、サテライトの生存とパンクレコーズの奪取が確認されたことで、ベガパンク(ステラ)の自我も何らかの対策を打って残している可能性も捨てきれなくなったことから、結局のところベガパンクの生死はエルバフ(次に向かう島)に到着してみないとわからないという結論に至ります。

他のサテライト同様に意識だけを切り分けることができるのであれば、ベガパンク本体の肉体が死亡してもパンクレコーズにアクセスして念波による会話は可能に思えますが、今の所、復活の予兆がないため本当に死んでいるか今後サテライトによって復活させられるのかのどちらかでしょう。

ベガパンクとサテライトの生死まとめ

キャラクター名 生死 死因
Dr.ベガパンク 死亡 サターン聖に致命傷を負わされ、黄猿のビームで止めを刺される。
遺体は麦わらの一味と巨兵海賊団に同船し「エルバフ」へ運ばれる。
PUNK01 正(シャカ) 生存
(体無し)
ヨークに頭を撃ち抜かれて死亡。
後にパンクレコーズにアクセスし生存を確認。
PUNK02 悪(リリス) 生存 サニー号に同船しエッグヘッドを脱出。
PUNK03 想(エジソン) 生存 研究層でS-シャークにより頭部半壊、サニー号脱出に伴い島雲供給装置を発動させるためフロンティアドームを通過する際に78%の外傷破損。
後にパンクレコーズにアクセスし生存を確認。
PUNK04 知(ピタゴラス) 生存
(体無し)
S-スネークに破壊され死亡。
後にパンクレコーズにアクセスし生存を確認。
PUNK05 暴(アトラス) 生存
(体無し)
サニー号を脱出させるためナス寿郎聖に立ち向かい自爆。
後にパンクレコーズにアクセスし生存を確認。
PUNK06 欲(ヨーク) 裏切り サターン聖死亡後、ガーリング聖の管理下に入る。

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まとめ

Dr.ベガパンクの死亡のまとめ

  • Dr.ベガパンクの死亡
    • ヨークがベガパンクが「空白の100年」の研究をしていることを政府にリーク
    • Dr.ベガパンクが世界政府に命を狙われる
    • CP0、海軍各支部の軍艦、大将黄猿、サターン聖がエッグヘッドを包囲
    • バスターコールが発令される
    • 麦わらの一味がベガパンクの脱出に協力するがサターン聖に致命傷を与えられ、黄猿によって止めを刺される
    • ベガパンクの心肺停止を引き鉄に配信電伝虫が全世界へ発信される
  • Dr.ベガパンクとサテライトの生死
    • 暫定的にベガパンクは死亡扱いとされている
    • ベガパンクの身体は麦わらの一味とともに脱出し現在エルバフに向かっている
    • 配信電伝虫は「ベガパンクの心肺停止」が発信条件であるため、心肺蘇生の余地は残っている
    • サテライトは身体を失っても「パンクレコーズ」にアクセス可能であるため、サテライトは全員生存している

バスターコールの発令に加えて大将黄猿とサターン聖含む五老星が登場したエッグヘッド編ですが、残念ながらベガパンクを守り切ることはできませんでした。

何気にルフィが助けられなかった章のキーキャラクターはエース以来かもしれません。

とはいえ、サテライトの生存やベガパンク本体の生死もまだ確定ではないため、エルバフに到着すればベガパンクの生死が確定するのと思われます。


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ONE PIECE

作者:尾田栄一郎
出版社:集英社

 
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