漫画『ONE PIECE』に登場する犯罪組織・クロスギルド。
クロスギルドは四皇・千両道化のバギーを社長に据えた世界最高規模の犯罪会社であり、クロコダイルの計画の下ビジネスで海賊をやっています。
では、クロスギルドは何の目的で海兵に懸賞金をつけて世の中をかき乱しているのでしょうか。
今回はクロスギルドの目的や懸賞金の仕組みについてご紹介したいと思います。
◆ この記事で紹介する内容は? |
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クロスギルドとは
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
クロスギルドは、四皇「千両道化のバギー」を筆頭に元王下七武海「サー・クロコダイル」と「ジュラキュール・ミホーク」を主軸にした巨大犯罪組織の会社名です。
構成員は上記の3名とその部下(幹部)のほか、2年前のインペルダウンで脱獄した囚人たちがメインになります。
発案者はクロコダイル。
会社設立経緯
元々はクロコダイルが設立する予定だった新会社でしたが、インペルダウン脱獄仲間のよしみでバギーに資金を貸していたところ、七武海制度撤廃にあたりバギーの逃亡を予期し借金の回収に望むと、バギーが事業に一枚嚙ませて欲しいと頼み込んだため「広告デザイン」「印刷」「運搬」などの雑務を一任し借金分をタダで働かせることに。
新会社設立にあたりクロコダイルは「他人を信用しない点で同類」であるミホークを勧誘し二人で『クロスギルド』を設立しようとしていましたが、バギーの部下が座長であるバギーを大々的に飾った広告を全世界へばら撒いたために世間にはクロスギルドのボスがバギーであると認識されてしまうのです。
また、バギーは2年前のインペルダウン脱獄事件の首謀者であり、元々は海賊王の船員、かつ四皇赤髪のシャンクスと肩を並べたと言われる海賊であるほか、七武海撤廃に際してクロコダイルが救援に駆け付けたこと(※実際には借金の回収)、そのクロコダイルはミホークと関連していることから、海軍はあたらめてこの主力3名に懸賞金をかけると、クロコダイルとミホークを従えるバギーを新たな四皇に位置付けるのでした。
こうしてクロスギルドは世界的にも無視できない極めて危険な犯罪組織として名乗りを上げました。
なお、ミホークとクロコダイルは「いつでも消せるボス」としてバギーが矢面に立ったことを逆に利用するようになりました。
クロスギルドの目的
クロスギルドの目的はいかなる勢力にも脅かされない「軍事国家」の建国です。
発案者がクロコダイルであるため、その思想の着地点はアラバスタ乗っ取り計画から変わらず理想郷の建国であり、海兵への懸賞金制度を導入したのは海軍の弱体化と世間に圧倒的な力を示すためです。
目的のためには「富」と「力」は必要不可欠であり、海兵への懸賞金制度によって海軍は守るべき市民に命を狙われる恐怖を背負うことで士気を奪われるばかりか、実際に市民の手で海軍中将Tボーンが犠牲となりました。
懸賞金制度の導入は、とくに餓死者が多くいる国には有用で、貧困に苦しむ市民は懸賞金欲しさに海兵の命を狙います。海賊からしてみれば一番厄介なのはやはり海軍なので、クロスギルドによって海軍の士気は大きく下がることになりました。
しかし、同じく四皇で同期である赤髪のシャンクスがひとつなぎの大秘宝を取るために動き始めたことを知ったバギーが、自身を信仰する船員らに「ひとつなぎの大秘宝を取りにいく」ことを宣言したため、クロコダイルとミホークの意図とは裏腹に士気はかつてないほどに高まっている段階です。
当初の目的であった「軍事国家」の建国に向けた下準備ではなく、今後は「ひとつなぎの大秘宝」を取るために動くのかもしれません。
クロスギルドの懸賞金の仕組み
クロスギルドの懸賞金の仕組みは階級別に設定されています。
価格設定 | |
星1個 | 約1億ベリー |
王冠1個 | 星10個分=10億ベリー |
階級 | 懸賞金設定 |
元帥 | 王冠5個(約50億ベリー) |
大将 | 王冠3個(約30億ベリー) |
中将 | 星5個(約5億ベリー) |
少将 | 星2個(約2億ベリー) |
准将 | 星1個(約1億ベリー) |
大佐 | 星1個(約1億ベリー) |
佐官(中佐以下) | 100万ベリー |
尉官以下 | 10万ベリー |
有名海兵特例
クロスギルドによる海兵の懸賞金制度には「有名海兵特例」というものが存在し、特例に該当する海兵に関しては階級に関係なく高額の懸賞金が掛けられます。
特例キャラ | 階級 | 懸賞金 |
コビー | 大佐 | 星5個(約5億ベリー) |
ガープ | 中将 | 王冠3個(約30億ベリー) |
現在判明している有名海兵特例に該当するキャラクターは、コビー(=中将相当の懸賞金)とガープ(=大将相当の懸賞金)です。
まとめ
クロスギルドの目的と懸賞金の仕組みのまとめ
- クロスギルドとは
- クロスギルドは、四皇「千両道化のバギー」、元王下七武海「サー・クロコダイル」と「ジュラキュール・ミホーク」を幹部とする巨大犯罪組織の会社名
- 元々はクロコダイルが設立する予定だった新会社だが、バギーが借金のカタに無償で「広告デザイン」「印刷」「運搬」を請け負ったところ、バギーの部下がバギーを大々的に飾った広告を全世界へばら撒いたため、世間的に社長がバギーと認識される
- 海軍はバギーの経歴を辿りクロコダイルとミホークを従える手腕から新たな四皇と位置づけ世界的に無視できない危険な犯罪組織と認める
- クロスギルドの目的
- クロスギルドの目的はいかなる勢力にも脅かされない「軍事国家」の建国
- 海兵への懸賞金制度の導入は海軍の弱体化と世間に圧倒的な力を示すため
- バギーが船員らに「ひとつなぎの大秘宝を取りにいく」ことを宣言したため、今後の目的は変わる可能性がある
- クロスギルドの懸賞金の仕組み
- 価格設定:星1個 → 約1億ベリー
- 価格設定:王冠1個 → 星10個分=10億ベリー
- 元帥:王冠5個(約50億ベリー)
- 大将:王冠3個(約30億ベリー)
- 中将:星5個(約5億ベリー)
- 少将:星2個(約2億ベリー)
- 准将:星1個(約1億ベリー)
- 大佐:星1個(約1億ベリー)
- 佐官(中佐以下):100万ベリー
- 尉官以下:10万ベリー
- 有名海兵特例
- コビー大佐:星5個(約5億ベリー)
- ガープ中将:王冠3個(約30億ベリー)
かつてない海賊を動員する巨大犯罪会社となったクロスギルドですが、その影響力はとくに海軍に凄まじく、ウォーターセブンやエニエス・ロビー編で登場した心優しき海兵であるTボーン大佐(現中将)が犠牲になってしまいました。
未だにクロコダイルが軍事国家の建国を狙っているようですが、肝心のインペルダウンの脱獄囚はバギーを信仰しているため、目的に齟齬が生まれたようです。
バギーによって「ひとつなぎの大秘宝」を取りに行くとすれば、麦わらの一味ともいつかはぶつかると思われますが、そこでゾロとミホークの再戦も描かれるのでしょうか。
クロスギルドの今後の動向に要注目です。
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ONE PIECE 作者:尾田栄一郎 |
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