【呪術廻戦】九十九由基が羂索に敗北!ブラックホールで自爆して死亡した経緯を紹介

「叩き直してやる」と意気込む九十九由基 呪術廻戦

死滅回遊の終盤、本格的に動き始めた羂索は天元を手に入れるために薨星宮へ赴きますが、そこには護衛として残っていた九十九由基と脹相がいました。

果たして、1000年以上前から暗躍していた羂索に九十九はどう立ち回ったのでしょう。

今回は九十九由基vs羂索の経緯と結末についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. 九十九由基が羂索と戦う経緯のおさらい
  2. 九十九由基vs羂索の詳細
  3. 九十九由基の敗北と死亡
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九十九由基が羂索と戦うことになった経緯

羂索vs九十九由基

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社

羂索の目的と獄門疆の解き方を聞きに天元のいる薨星宮へ訪れた一行でしたが、天元は質問に答える代わりに一つ条件を取りつけました。

それは乙骨憂太、九十九由基、呪胎九相図(脹相)の三人の内の二人は薨星宮に残り天元の護衛をするというもの。

天元が護衛を集うのは現在の進化した天元は組成としては人間より呪霊に近いため呪霊操術の術式対象だからであり、羂索の接触を憂慮して本体は薨星宮で全てを拒絶している状態。

羂索は天元に次ぐ結界術の使い手であり薨星宮の封印もいつ解かれるか分かりません。そして、死滅回遊は羂索の目的である人類と天元の同化前の慣らしであり、獄門疆、呪霊操術、六眼の封印などのピースが揃ったタイミングで仕掛けてくると天元は読んでいました。

そのため、死滅回遊で消極的なゲーム参加者の解放と五条悟の封印解除をすすめるチームと天元の護衛チームに分かれることとなり、九十九由基と脹相は薨星宮に留まることになったのです。

九十九由基vs羂索

単行本23巻202話『血と油①』、11月16日00:00、羂索は結界を解いて薨星宮直上へ侵入(薨星宮直上は空性結界の中)。

まずは脹相が少しでも羂索の手持ちの呪霊や術式情報を引き出しすためにサシで勝負することに。もし脹相が羂索に領域を使わせることができれば、羂索の領域を天元が解体し、領域展開後の術式使用困難な状態(術式が焼き切れた状態)の羂索を九十九が強襲するという算段でした。

発案者は脹相でしたが九十九は彼の力量ではまず間違いなく『死ぬ』と忠告するものの、脹相は羂索さえ殺せればそれでいいと作戦を決行。

そして、脹相は敗色濃厚の戦況下で羂索に何らかの術式を使用させると、九十九にバトンタッチするのでした。

『vs羂索の作戦のまとめ』

  1. 薨星宮直上に張り巡らされた迷宮の部屋『空性結界』で羂索を迎え撃つ
  2. 空性結界内ではある程度結界術に長けた者は舞台を自由に設定できるが、羂索に地の利があると思わせて結界内に留まってもらうのが目的。空性結界内の情報は天元に筒抜けであるため、羂索が結界内で領域を使用すれば10秒ほどで分析して中和し解体できる
  3. 羂索が領域展開した場合は、天元が解体にかかる10秒間、九十九は領域を使用せず簡易領域で羂索と領域の押し合いをしなければならない(九十九から領域を使用した場合領域の外殻が九十九になるため羂索の領域より前に九十九の領域を解体することになる、また、九十九が領域を使用した場合、羂索は領域を使用せず簡易領域や彌虚葛籠いやこつづらで対抗する可能性がある)
  4. 先鋒は脹相→羂索の術式情報を引き出す。可能なら領域を使用させる
  5. 次鋒は九十九→羂索を消耗させて領域を使用させる
  6. 天元→脹相か九十九のどちらかが羂索領域を使用させた場合、羂索の領域を解体する
  7. 九十九→天元が羂索の領域を解体した直後、術式が焼き切れた状態の羂索をボコる

九十九由基vs羂索の開始は205話『星と油①』

羂索に術式を使わせるために全てを出し切った脹相は気絶後、天元により空性結界の外へ移動。九十九は脹相に称賛を送る一方で、羂索には「叩き直してやる」と力み戦闘態勢に入ります。

対して羂索は、特級術師の術式情報は総監部が握っていると踏んでいましたが総監部ですら九十九の術式情報を知らなかったので対抗策を講じることはできなかった模様。そのため、初手は海外の特級呪霊を召喚して様子見に出ますが、九十九は式神『凰輪ガルダ』を蹴り飛ばして特級呪霊を粉砕

九十九の術式が分からずに距離を取る羂索でしたが、九十九は自分の術式が『質量(仮想の質量を付与する術式:星の怒りボンバイエ)』であることを開示すると、殴打一発で羂索のガードを崩し吹き飛ばすと同時にその両腕を破壊するのでした。

羂索は一度の攻防で九十九の『質量』が術式対象の概念の内包と外延に収まらないほどの圧倒的質量であり、術師本人への影響がないと分析すると、概念を無視されるために渋谷で残した等級の高い呪霊は使えないと判断。また、『特級呪術師』という高専資格条件から切り札となる呪力出力の高い拡張術式を警戒します。

対して、九十九は羂索が脹相戦で使用した術式は『重力』と分析。羂索は本来の肉体を渡る術式と呪霊操術を使えますが、脹相戦で見せたように『重力』らしき術式を使用したことから最悪『肉体を渡る術師、呪霊操術、重力』そしてまだ出していない四つ目の術式も使えることを考慮。また、渋谷で使用した『無為転変』を使わずにわざわざ『重力』を使用したことから『うずまき』で抽出した術式は一度しか使えないと推測するほか、抽出した術式を複数ストックしている可能性は無いと踏みます。

そして、互いに手の内を知らない二人は『面倒だ…』と対峙してにらみ合うことに。

しかし、九十九は脹相や天元と事前に手を打った通り、このまま羂索を削り領域を展開させて術式の焼き切れを狙い計画を実行しようとしますが、羂索は「互いの術式が煙たいのに領域を展開しないのは領域の押し合いに自信がありませんって言ってるようなもんでしょ」とさっそく領域展開『胎蔵遍野たいぞうへんやを使用。

あまりにも早く使用したため少し焦る九十九ですが、すぐに天元に指示を出します。

しかし、羂索が使用した領域は渋谷で宿儺がやってのけた神業『結界を閉じずに領域を展開し術式を発動』するタイプ。そのため天元が解体すべき領域の外殻が存在しなかったのです。

天元は必中効果範囲の縁を外殻と仮定して自身の空性結界ごと消す方面に切り替えると、その間、九十九は簡易領域(シン・陰流)で対抗。簡易領域がみるみる内に剥がされていく中、予定外ながらも天元が徐々に羂索の領域を解体を進めていきます。

しかし、天元が空性結界ごと羂索の領域を解体すると同時に、羂索は簡易領域を全て剥がした九十九に強烈な一撃を叩き込むのでした。

九十九はこの一撃で血まみれとなりうつ伏せで倒れており、右腕がねじ曲がっているような状態。倒れたままの九十九の横を通り過ぎる羂索は、せめて九十九が領域で押し合えば結果は変わっていたと述べると、敗因は天元を信頼したためだと語ります。

──が、羂索の眼前には九十九の式神『凰輪』が浮遊しており、羂索が再び警戒色を示すと九十九は起き上がり羂索の背後を取ります。九十九は『凰輪』を使って羂索を猛攻しますが、羂索は九十九が式神をけしかけている間に反転術式で治癒するつもりだと推測し、ならばその間に羂索自身も術式の回復に充てようと画策。しかし、九十九は肉体の治癒を行わず『凰輪』と連携して果敢に攻め続けたため、羂索も術式の回復を計れません。

ですが、治療せずに攻めに転ずる九十九でしたがさすがに蓄積したダメージにより限界が達し片膝をつくと吐血するのでした。

九十九と脹相の共闘

九十九が限界を迎えたため羂索は再び優勢に立ちますが、ここで空性結界を破り羂索を強襲したのは一度下したはずの脹相でした。

実は、脹相は一度離脱した後に意識を取り戻しておりいつでも参戦する気満々。本来の作戦通り、脹相の役目は羂索の術式を引き出すことでしたが、それには『脹相が一度羂索に敗北することで九十九と羂索の一対一という意識を植え付ける』という心理誘導を撒く目的もあったのです。

完全に脹相から意識を削いでいた羂索は一度下した脹相の参戦に虚を突かれると、その一瞬の動揺を見逃さなかった九十九が術式を発動し羂索をその場に押しとどめます。そして、動作が遅れた羂索の頭部めがけて脹相は『百斂・穿血』を撃ち放ちます。

しかし、羂索は頭蓋(糸で止めている頭部)を回転させ穿血を受け流すのでした。

羂索が再び頭を縫い付けている隙に九十九は強烈な回し蹴りを羂索の頬にヒットさせますが、負傷で術式の出力が落ちていたために致命傷にはならず。ですが、九十九と脹相は構わず肉弾戦をしかけて羂索から余裕を削ぎ取ると、脹相が一瞬の間羂索を絡め取り九十九が反転術式で治療する時間を稼ぎました。

しかし、羂索は九十九が反転術式の運用で術式が甘くなった隙を突いて二人から距離を取ります。

対して、治療を終えた九十九は再び『凰輪』を使い怒涛の連続攻撃へ。足場が破壊され地形が滅茶苦茶になるほどの高出力を羂索は回避し続けますが、脹相が『凰輪』とタイミングを合わせて羂索に挟撃。

ですが、今一歩のところで羂索の術式が回復してしまい『重力』により『凰輪』と脹相は地面へと倒されるのでした。

 

九十九由基は羂索に敗北

九十九は『凰輪』や脹相の具合から羂索の『重力』の術式効果範囲は術師から半径2~3m、持続時間は6秒と推測。

そして、『重力』のインターバルを呪霊操術で潰す周到性。

しかし、呪霊操術では九十九の相手をするにはいささか力不足であり、九十九は呪霊を瞬殺して再び接近戦に持ち込みます。

九十九は反転術式と簡易領域で呪力を削られており、脹相も充分に役目を果たし限界。それでも羂索の『重力』は想定より融通の効く能力ではないほか、2~3mの効果範囲ならば近接で使われても溜めで回避できると読み、接近に持ち込めたこの機会を逃さないために九十九は攻め続けることを選択

しかし、九十九が羂索をボコボコに殴り続けていると、突然羂索は九十九の一打を受け流して極小の『うずまき』を放出

咄嗟に防御態勢に入った九十九でしたが極小とはいえ結構な呪力出力が九十九の上半身を焼くと、九十九が怯んだ内に、羂索はすかさずもう一発極小の『うずまき』を九十九の腹に押し当てて放出し風穴を空けるのでした。

実は、羂索が『重力』のインターバルに召喚した呪霊操術はインターバルを埋める目的ではなく極小の『うずまき』の気配を紛らわすためだったのです。

羂索は『うずまき』で九十九の腹に風穴を空けると、地面に伏していた脹相は最後の力を振り絞り羂索の注意を引くために倒れた態勢のまま赤血操術で気円斬のようなものを作り出して挑発。

脹相は『呪い』として生きることを選択した時点で信念もなく多くの人間を殺害したことを悔いており、その過ちにより虎杖悠仁とは生きられないとして羂索を倒すためにこの命を使う覚悟でした。

しかし、脹相が決死の覚悟で術式を発動した直後、九十九は「脹相、呪いとしての君はここで死んだ。生きろ、今度は人として」と言葉を遺すと、九十九の意志に従うように天元が脹相の足場を崩して空性結界から離脱させるのです。

そして、残った九十九はそのまま羂索に胴体を真っ二つに両断されて地面に崩れて落ちるのでした。

九十九由基は道ずれに失敗して死亡した?

羂索をブラックホールに巻き込み自爆する九十九由基

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社

単行本23巻208話『星と油④』では、勝敗を決した場に天元が登場(本体ではない)。

天元が現れたことで羂索は向き直りますが、九十九はまだ絶命しておらず油断した羂索の足を掴むのです。

天元が現れた目的は単純に羂索の気を逸らすものでしたが、胴体が真っ二つになっても力強く足首を掴む九十九に対し羂索は「死んどけよ、人として」と呆れた様子。

しかし、次の瞬間、強烈な吸引力を受け羂索の表情に余裕がなくなります。

九十九の術式『星の怒りボンバイエ』は仮想の質量を付与する術式ですが、九十九自身は『星の怒りボンバイエ』で調整した質量の影響をある一定の密度まで受けません。そして、『星の怒りボンバイエ』で後付できる質量には制限が無いことが判明します。

つまり、九十九はブラックホールを再現して羂索を巻き込む自爆を行うのでした。

しかし、九十九のブラックホールにより空性結界は半壊するものの、羂索は生きていました。

実は羂索の『重力』はその効果こそが術式反転であり、本来の順転が反重力機構アンチグラビティシステム。元々は虎杖香織に刻まれていた術式であり、順転では心許ない出力と発動時間の制限を自身の肉体を領域とすることで底上げして対処したのです。

しかし、『反重力機構アンチグラビティシステム』で防ぐのは賭けであり、そもそも九十九の制限の無いブラックホールは本来なら世界中を巻き込む自爆。今回のようにブラックホールを凌げたのは、天元の結界九十九本人の意志で被害を抑え込んだためでした。

こうして九十九は自爆のかいもなく退場したのです。

なお、現段階では九十九の遺体は描かれていないので本当に死亡したのかは確認が取れていません。

 

九十九由基が弱いと言われる理由

単行本23巻収録の羂索戦により九十九の術式は開示されましたが、九十九の戦いぶりを見ると式神『凰輪』を使った肉弾戦が主体のようです。

しかし、羂索が相手とはいえ最初は拮抗していたかのように見えたものの、終始後手に回っていたこと、羂索の領域が結界を閉じないタイプという誤算により先手を打たれたこと、結局脹相との共闘でようやく拮抗し始めたことにより『九十九由基はあまり強くない』という印象が読者に染みつきました。

また、羂索の私見通り領域対策を天元に託さなければもう少し勝負になっていた可能性があるほか、思った以上に羂索に疲労感がない(実際はブラックホールで負けていた可能性もある)など九十九vs羂索は賛否両論となっています。

ですが、九十九のブラックホールは本来世界中を巻き込む自爆技であるほか、未使用の領域展開もあるので、その強さは未知数のままなのです。

星の怒りボンバイエ』だけでも充分に強かったですが、術式にブラックホールの本来の威力(おそらく拡張術式)と領域展開を考えると、周囲への被害を考慮しなければ羂索に勝てたか、もしくは羂索の奥の手を引き出させ消耗させることができたように思います。

それだけに羂索戦は不完全燃焼という印象におわり、残念な結果になった模様。

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まとめ

  1. 九十九由基は、呪霊操術の術式対象である天元の護衛のために脹相とともに薨星宮に残る
  2. 単行本23巻202話『血と油①』、羂索が薨星宮直上に侵入し脹相と戦闘
  3. 単行本23巻205話『星と油①』、九十九由基vs羂索開始
  4. 九十九は脹相と共闘して羂索を追い込むも敗北
  5. 単行本23巻208話『星と油④』、九十九はブラックホールを再現して羂索を巻き込み自爆するも、羂索は『反重力機構アンチグラビティシステム』により生存

特級呪術師・九十九由基の待望の戦闘シーン、それも羂索との戦いで描かれましたが、その結果は九十九の敗北、そして死亡という結果に終わりました。

薨星宮の空性結界内での戦闘、更には九十九自身ブラックホールの影響を鑑みて威力を抑え込んだために羂索を倒しきることはできないほか、結局天元を呪霊操術で取り込まれる結末となったため、九十九由基の評価は賛否両論となったようです。

個人的にはもう少し活躍の場を設けるか、羂索の手を一つ潰す程度には健闘してほしかったですね。

 



呪術廻戦 単行本23巻

作者:芥見下々 出版社:集英社

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