漫画「呪術廻戦」に登場した特級呪霊・真人。
真人は人が人を憎み恐れる負の感情から生まれた呪霊で、魂に干渉する術式を持っていました。本編では無為転変を使い虎杖の身近な人間や無関係の一般人を大量虐殺した、虎杖の最大の宿敵となったキャラクターです。
真人は渋谷事変にて退場してしまいますが、68年後を描く呪術廻戦モジュロにて調和の鍵として再登場することに。
今回は真人のその後や再登場についてご紹介したいと思います。
真人のその後とモジュロ再登場と調伏
真人のその後
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
漫画「呪術廻戦」の中盤、渋谷事変の最後に真人は虎杖悠仁と東堂葵の二人を相手に善戦するも次第に劣勢になり、最後は羂索(夏油傑の肉体)の呪霊操術に取り込まれて死亡しました。
そして本編最終章死滅回遊新宿決戦後、虎杖たちは見事に宿儺を倒したわけですが、宿儺は循環する魂の通り道にて真人と遭遇することに。真人は魂に干渉する術式を持っているため魂の通り道に残滓として留まることができたようです。
なお、明確には綴られていないものの真人が魂の通り道に留まっているのは虎杖悠仁が死んでやってくるのを待っているものであり、虎杖より先に魂の通り道にやってきた宿儺が敗北を認めて素直に通過していったことから「つまんねー!丸くなりやがって!なんだよ!俺だけガキみてぇじゃんか!チクショー!」と騒ぎ立てる模様。
一方で、真人の台詞からその後も虎杖を待ち続けているものと考えられます。
モジュロでの再登場
引用元:芥見下々・岩崎優次『呪術廻戦モジュロ』 出版:集英社
呪術廻戦の68年後を描くスピンオフ作品「呪術廻戦モジュロ」で真人が再登場しています。
最初に登場したのは高齢呪詛師との戦闘で気絶し制御を失ったマルの暴走を抑えようと怪我を負った乙骨真剣の意識下であり、戦闘後、真剣が意識を失い病院に搬送された際に『なんだよ、アイツじゃねえじゃん』というツギハギ顔のカットインを挟んで真剣が目を覚ますという演出で登場。
また、この台詞から死滅回遊平定から68年を経てなおも虎杖を待ち続けていることがうかがえます。
真人と虎杖悠仁の再会
引用元:芥見下々・岩崎優次『呪術廻戦モジュロ』 出版:集英社
呪術廻戦モジュロ終盤にて、マルルは呪霊の生まれない世界をつくるべく真剣と憂花の祖父(乙骨憂太の指輪)の呪力・ナウナクスを構成するムル・自身の術式・彼の術式の四つを以って地球人とシムリア人の調和を始めようとします。
その際、マルルは宇宙人である自分の独断で進めるわけにはいかないと思い調和の裁定の地球人代表見届け人として虎杖悠仁を選出し招待。
そして、虎杖と同様に調和の鍵となるのが真人でした。
マルルの術式で虎杖が招待された場所は地球のあらゆる魂の通り道であり、マルルが虎杖を案内した先にいたのは魂の通り道で虎杖を68年待ち続けていた真人。
こうして因縁の二人が再会を果たすわけですが、真人は虎杖が死んでからではないと会えないため待望の虎杖を前に「遅ぇよ…!待ってたんだぞ、だってオマエが死んでからじゃねぇと俺は…!」と割とテンション高め。一方で、虎杖は「はっはっは、懐かしい顔だな」と悠長な様子。
しかし、真人は「長かったなぁ~、なあ!オマエどうやって死ん…」と話しかける最中に虎杖が死んでいないことに気付き、虎杖がマルに呼ばれて来ただけだと答えると尻もちをついて「なああ?なんでだよぉ!俺はずっと」とショックを受ける模様。
真人と虎杖の再戦と調伏
引用元:芥見下々・岩崎優次『呪術廻戦モジュロ』 出版:集英社
マルルが行おうとしている『呪霊の生まれない世界をつくる』方法を要約すると、真人の持つ魂に干渉する術式を宇宙船と乙骨憂太の呪力で強化して日本の人間の魂の形を呪霊が生まれないように整えるというやり方になります。
真人が調和の鍵とされる理由は魂に干渉する術式を持っているからでした。
しかし、真人が素直に言う事を性格ではないのは周知されているため、真人の術式を使うために調伏する必要があります。調伏自体はマルでも可能ですが、今回は虎杖が立候補する形で真人と虎杖の再戦が描かれることに。
唯一虎杖が懸念するのはうっかり真人を殺しかねないことでしたが、ここは魂の通り道であるため真人は肉体を持っておらず、ここでの闘争の果ては死ではなく敗北と隷属であるとマルが補足します。つまり、思う存分戦うことができるのです。
が、あまりに自分を格下扱いする虎杖に憤慨する真人は、あの日の続きを実現させるように舞台を渋谷へと変動し無為転変で先制攻撃。真人からすれば、虎杖とマルは肉体を持って魂の通り道にやってきているわけなのでここで殺せば二人の死は確定となります。
また、魂の通り道は限りなく魂に近い組成で空間が構築されているためここにある全てが真人の術式対象。真人は無為転変で渋谷の建物を変化させて全方位から虎杖へ怒涛の攻撃を放ちつつ、速攻の領域展開で決着をつけようとしました。
しかし、真人が領域展開の掌印を結ぼうとした刹那、虎杖は全方位に斬撃(解?)を放ち無為転変で変化させた触手から真人本体まで一瞬で格子状に切断し瞬殺。この攻撃で真人は舌や指先まで切断されているため、領域展開の発動も間に合いません。
真人はバラバラに切断されるまで反応できず硬直していましたが、そんな真人に向けて虎杖は「オマエ、こんなに弱かったっけ?」と言い放ち再戦は一瞬で終わるのでした。
こうして敗北し隷属した真人はマルによって術式を取り込まれます。
真人はマルルの術式の影響で一時的に力を取り戻していた
真人を調伏した後、虎杖はふと気掛かりに思うことが。
それは死んでいった仲間に真人が手を出していないか──という不安。渋谷事変以降も多くの仲間が死んでいったため、死んでいった仲間は魂の通り道を通過していると思われます。
しかし、マル曰く通常魂の通り道では魂同士過度に干渉はできないらしく、真人に関してもただ魂に干渉できる術式を持っているからか残滓として残ってはいたものの呪力自体は悪さをできるほど残っていないと言います。
今回虎杖と戦えたのはマルの術式の影響で一時的に力を取り戻していただけでした。
なお、宿儺同様に乙骨などの前作キャラが魂の通り道で真人と対話したのかは不明。
まとめ
以上「真人のその後とモジュロの再登場や調伏」の紹介でした。
渋谷事変で羂索に取り込まれて死亡した真人ですが、最終回で魂の通り道で登場した伏線を回収するためモジュロで再登場を果たし、調和の鍵として調伏されることになりました。
魂に干渉する術式を持つ真人が魂の通り道で描かれたあたりから今回の構想はすでにあったものと思われますが、結構重要な役割でした。
とはいえ、68年も虎杖を待った挙げ句に瞬殺される結末はちょっと哀れにも思います。







