漫画『鋼の錬金術師』に登場するは傷の男は国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの生き残りであり、国家錬金術師を殺害して回る復讐者です。
そんな傷の男がエドワード一行と手を組みイシュヴァールの存在を認めさせるために国を内側から変えようと考えを改め行動した結果、お父様及びホムンクルスの陰謀を食い止める一役を担いましたが、どのような最後を迎えたのでしょうか。
今回は傷の男の最後とその後についてご紹介したいと思います。
◆ この記事で紹介する内容は? |
『鋼の錬金術師』のアニメを視聴できるのはこちら! | ||
傷の男(スカー)は死亡した?
傷の男は最後まで生存しています。
約束の日までにはエドワード一行と再会し因縁に決着をつけると協力関係を結び、約束の日当日には行動をともにしてホムンクルスと交戦、お父様の手からアメストリスを救う主要メンバーの一人として戦いました。
傷の男(スカー)の動向
引用元:荒川弘『鋼の錬金術師』 出版:スクウェア・エニックス
イシュヴァール殲滅戦で故郷と家族を奪われた結果、傷の男は国家錬金術師への復讐に生きました。
しかし、戦いの最中にイシュヴァール殲滅戦を引き起こしアメストリスを裏側から操る『真の敵』の存在が明るみに出たことで復讐心と葛藤を抱えつつも結果として陰謀を打ち砕く一員として国を救うことになりました。
そのために必要不可欠なのが傷の男の兄が遺した『研究書』だったのです。
『北(ブリッグズ)』での動向
傷の男は兄から受け継いだ研究書を隠した場所『北』を目指すことになりますが、同行するドクター・マルコーを狙うホムンクルス側の刺客、ゾルフ・J・キンブリー率いる中央軍の襲撃を受けます。
キンブリーと戦闘
傷の男はマルコーへの追手を攪乱するため、マルコーと別行動を取り、ヨキをマルコーに見立てて中央軍にわざと見るかるように軍用の貨物列車に乗り込みました。
傷の男の思惑通り傷の男がマルコーと行動していると捉えた軍は目撃情報を指揮官であるキンブリーに報告。キンブリーが貨物列車に乗り込んだことで、傷の男とキンブリーの戦闘が開始されます。
傷の男は月明りで見えたキンブリーの顔からイシュヴァール殲滅戦で家族を殺害した国家錬金術師と気づくと、当時の出来事を詳細に語るキンブリーに激怒し猛攻を仕掛けます。対して、出所明けで体がなまっていたキンブリーは体力的に不利であったことから、傷の男の攻撃を受けて致命傷を負うことに。
しかし、キンブリーは錬金術で貨物列車の連結部を破壊して車両を分断し一時退却。傷の男は因縁の相手を目の前で取り逃がした怒りの声を上げるのでした。
その後、中央軍の追手から逃げるために途中で貨物列車から飛び降りると、北を目指し、軍の追手を振り切りながらもマルコーと合流し目当ての『兄の研究書』の回収に成功します。
『因縁』に決着
同刻、ブリッグズに到着したキンブリーによってエドは国家錬金術師の仕事として『傷の男』と『ドクター・マルコー』の捜索を半ば強制されますが、元の体に戻るためのヒントを持つであろうメイ・チャンが傷の男と同行していることから、キンブリーの要求を呑むふりをして仕事を請け負いメイの捜索を開始します。
一方でスカーは廃ビルで中央軍の合成獣人間と交戦を繰り広げていると、現場に到着したエドとアルが遭遇。
エドたちは邪魔な合成獣人間を戦闘不能にした後に傷の男の確保に望むと、同行していたウィンリィとマイルズ少佐含むブリッグズ兵が到着。傷の男はウィンリィが視界に入ったことで当惑し隙が生じると、エドとアルは一気に攻め込み傷の男を拘束することに成功します。
捕縛後、ウィンリィに両親殺害の理由を問い質されると、傷の男はロックベル医者夫婦を殺害したのは事実であり、自身には何を言う資格もないと認めた上でウィンリィには自分を裁く資格があると復讐を受け入れる姿勢を見せます。
しかし、ウィンリィは両親が生かした命であるとして戦闘で負った傷の男の傷の手当てを行うと「勘違いしないで、理不尽を許していないのよ」と心情としては憤りを感じていることを伝えるのです。
その言葉を聞いた傷の男は、かつてイシュヴァール殲滅を行った国軍の理不尽を『許す』のではなく憎しみの連鎖を断つために『堪える』と諭した師父の言葉を想起させると、兄が述べた『負の感情が集まれば世界は負の流れになってしまう』という言葉になぞらえ、ようやく自身の過ちに気づくことになりました。
また、同族の血を引きながら国軍に属するマイルズ少佐との対話で『この国の内側からイシュヴァール人に対する人々の意識を変える』という目標を聞いたことで、過ちを認め正式な裁きを受ける覚悟を決めました。
兄の研究書の解読
ブリッグズ兵に身柄を拘束された傷の男でしたが、アメストリスを救う手掛かりとなる研究書の解読にはイシュヴァール語を読み解ける傷の男の協力が不可欠でした。
そのため、都合上連行が厳しくなったマイルズ少佐は裁きを先送りにして傷の男に協力を求めると、傷の男はイシュヴァールの血に誓って裏切らないと約束。エドたちと一芝居打つことでキンブリー率いる中央軍の包囲網から中央軍の人質であったウィンリィを引き離し、エドたちとは別ルートで避難しました。
移動中立ち寄った空き家で研究書の解読を行っており、マルコーを筆頭に錬丹術に明るいメイの協力の下研究書から賢者の石の国土錬成陣の作り方を発見しますが、危機的状況を打開するには無意味な情報に落胆。
しかし、ヨキのくしゃみで紙が裏返ったことをヒントにして、アルが『逆転』に辿り着くと、研究書の紙を並べたものをそのままひっくり返すと錬丹術を組み込んで発動する新たなアメストリス国土錬成陣が現れたのです。
エンヴィーとの戦闘
エドたちとの合流地点として北にあるイシュヴァール人の集落に身を寄せる傷の男一行は、一計を案じます。
合成獣人間のザンパノとジェルソの協力の下、マルコーの目撃情報をあえて中央のエンヴィーに報告し集落近辺まで誘い出すと、全員と力を合わせて事前に罠を仕掛けたところでエンヴィーと戦闘。マルコーの意地でエンヴィーを倒し捕縛することに成功しました。
その際には、過去の贖罪と向き合いエンヴィーを無力化した最大の功労者であるマルコーに対し「勝ったぞ、マルコー」と勝利を報告しています。
その後はアメストリスの内情に関係がなく一族を助けるために不老不死の法を求めるメイに捉えたエンヴィーの本体を渡し母国に帰るよう促し、メイと別れた足でアメストリス国東部の町リオールを目指します。
約束の日、当日の動向
傷の男はマルコーやザンパノとジェルソとともにカナマというスラムでエドワード一行と合流すると、情報交換を行い約束の日に備えます。
傷の男はアメストリス国に潜むイシュヴァールの仲間たちに各ポイントに錬成印を置くように頼むのでした。
そして、約束の日当日、中央市街ではさっそくマスタング大佐一派やブリッグズ兵が活動を初めて中央軍と交戦を開始すると、エドたちは混乱に乗じてホムンクルスの本拠地である地下中心部を目指すことになりました。
第三研究所、エンヴィーとの決着
以前、アルとマスタングがラストと交戦したという第三研究所から地下へと侵入したエド一行は、地下道の分かれ道で戦力を分散すると、ホーエンハイムとランファンのペアは右方向、残るエド・傷の男・ザンパノ・ジェルソ・ダリウスの5人は左方向へと進むことに。
しかし、エドたちがラストと決着をつけたという扉を開いたところでアメストリス軍が密かに開発していた不死身の兵隊『人形兵』が奥から溢れ出てくることとなり、一行は人形兵の群れと交戦。
不死身ということもあり傷の男の分解をもってしてもなお襲い掛かってくる死の軍団に苦戦する一行でしたが、マスタング大佐とホークアイ中尉が合流するとマスタングの焔で人形兵は一網打尽。
が、人形兵を片付けたところで天井裏からメイと肉体を取り戻したエンヴィーが落下してくると、マスタングは意図せずマース・ヒューズ殺害の犯人であるエンヴィーと対峙し怒りと復讐心に駆り立てられるままエンヴィーと戦うのです。
しかし、マスタングはエンヴィーを圧倒し本来の姿まで弱体化させると、エドとホークアイは復讐心に囚われたマスタングを叱咤。また、傷の男はイシュヴァール殲滅の被害者でありながら憎しみを国家錬金術師にぶつけた加害者という観点から激情に任せて畜生の道に堕ちていくマスタングを見据えながら「こちら側に来るというなら止めはせん。他人の復讐を止める資格は己れには無い。ただ、畜生の道に堕ちた者が人の皮を被りどんな世を成すのか見物だな」と諭すのでした。
エドとホークアイ、そして傷の男による説得を受けたマスタングは復讐心での殺害を断念することとなり、エンヴィーは自死を選択し消滅。
この時、傷の男はイシュヴァール殲滅戦の発端であるエンヴィーに復讐することをしませんでした。また、移動中にはホークアイからマスタングの説得に協力してくれたことに感謝をされており、感謝される立場でないことから複雑そうな態度を見せています。
金歯の医者と邂逅
エンヴィー撃破後、道なりに進み開けた場所に出ると金歯の医者と遭遇。
金歯の医者は錬成陣を発動させて『人柱』であるエドをお父様の下へ転送すると、『キング・ブラッドレイになれなかった実験の余り者たち』を率いて一行を襲撃。多勢に無勢かつキング・ブラッドレイに近い高速の剣術によって傷の男は負傷し、マスタングとホークアイも捕獲されると、金歯の医者は五人目の人柱をマスタングにすべくホークアイに致命傷を与えて心を揺さぶります。
天井からザンパノ・ジェルソ・ダリウス・メイが現れて金歯の医者を捕獲したことで戦況が一変しホークアイの救出後に反撃に出る一行でしたが、その場に本物のキング・ブラッドレイとプライドが登場したことで再び窮地に。
プライドは金歯の医者を人体錬成の構築式に利用しマスタングに強制的に人体錬成の扉を開けさせて五人目の『人柱』としてお父様の下へ転送するのでした。
プライドがマスタングとともにお父様のいる地下最奥に転送されると、残るブラッドレイが一行と対峙。
地上で深手を負い『最強の眼』をも損壊している状態のブラッドレイの気迫に勝てる気が一切しない一行でしたが、プライドとブラッドレイの口ぶりから『下』に向かってほしくない理由があると察した傷の男は床を破壊。
他の一行に進路を与えた上で傷の男はその場に留まりブラッドレイと交戦することを選択します。
キング・ブラッドレイとの戦闘
かつてイシュヴァール殲滅を指揮したキング・ブラッドレイと国軍にイシュヴァールを滅ぼされた傷の男が対峙。
一方は一つの魂だけが残り自分の本当の名もわからない者、一方は復讐に生きて名前を捨てた者であり、最期の対戦相手は互いに名無し同士となりました。
ブラッドレイは地位・経歴・出自・人種・性別・名の全てを必要としない何にも縛られない純粋な戦いに心地良さを覚えており、傷の男に全力で挑みます。傷の男はブラッドレイの剣撃を巧みにいなしていきますが、ブラッドレイもまた組手を交えて打撃で応戦し傷の男を圧倒。
傷の男は両肩を斬られてしまうものの、ブリッグズ兵との戦闘の傷でブラッドレイがよろめいた隙を突いて剣を一つ破壊。ブラッドレイは折れた刀身を掴み傷の男の右腕に突き刺すとそのまま馬乗りになり止めを刺そうとしますが、傷の男は左手を床に付けて突起物を錬成しブラッドレイを牽制し傷を負わせるのです。
傷の男が『錬成』を用いたことに驚くブラッドレイですが、傷の男はここまでの過程で己に何ができるのかを思案したところ兄の研究書から会得した『再構築の錬成陣』に辿り着き、左腕に錬成陣を刻むことにしました。
そのため、傷の男の右腕には兄が移植した理解→分解→再構築の流れの『分解』で留めた破壊の錬金術(負の流れ)が、左腕には再構築の錬金術(正の流れ)を宿しています。
傷の男は両手の錬金術を併用してブラッドレイとの戦いを繰り広げるものの、互いの力は拮抗状態から徐々にブラッドレイが押していくことに。しかし、吹き抜けとなった穴から日食の僅かな太陽光がブラッドレイの視界を遮ると傷の男はブラッドレイの両腕を破壊し致命傷を与えることができました。
一方でブラッドレイも反撃に傷の男の横腹に刀を突き刺し、更に口で刀身を加えることで刀身を引き抜き致命傷を与えますが、両手を失い兼ねてからの深手が重なったことで失血によりその場に倒れてしまいます。
そして、その場に現れたランファンと対話を終えるとブラッドレイは自身の人生に満足したように息を引き取るのでした。
逆転の錬成陣の発動
傷の男がブラッドレイと戦っている間に、地下最奥ではお父様が国土錬成陣を発動しアメストリス国民を賢者の石に変えて吸収しますが、ホーエンハイムが自身の賢者の石と日食による影の輪郭を利用した錬成陣を発動してアメストリス国民の魂を肉体へ戻します。
しかし、エドたちはお父様による本来あるべきの龍脈の流れの遮断によって錬金術を使用できない状態であり、決定打がありませんでした。
同刻、傷の男は重傷を負いながらもランファンの手を借りて錬成陣の書かれた中心部に向かうと『正の流れの左腕』と『負の流れの右腕』を翳し逆転の錬成陣を発動させます。
アメストリスの錬金術の基本方程式は約350年前に確率し力の源は地殻運動のエネルギーを利用しています。お父様がアメストリスに持ち込んだこの方程式で国内の錬金術は問題なく発動していましたが、錬金術を持ち学ぶようになった傷の男の兄はアメストリス国内に『錬丹術』に関する書物と情報がほとんどないことに着目。
錬丹術は地の力の流れを利用する術。兄は調査を進める内に地殻エネルギーを利用するアメストリスの錬金術に違和感を覚えると『地殻エネルギーと術者の間に何かもう一つの要素がある』と考え、賢者の石に辿り着きます。
疑問のきっかけはイシュヴァール殲滅戦であり、アメストリスに巨大な血の錬成陣が作られつつあることに気づいたのです。
殲滅戦で国軍の力を知った兄は国土錬成陣の完成を止められないと悟ると、逆にその国土錬成陣を利用することを考えつきます。アメストリスの国土錬成陣をベースに錬丹術で上書きし賢者の石を中和し何の制限もなく地殻エネルギーを存分に使える新たな国土錬成陣を完成させたのです。
そして、その兄の研究書を解読し分解と再構築の錬金術を用いた傷の男は中央で逆転の錬成陣を発動。予め、イシュヴァールの仲間が各ポイントに錬成印を置いたことで逆転の錬成陣は速やかに効力を発揮すると、お父様が使用する『錬金術封じ』が解決されることになり、エドたちは以前より効果を増した錬金術を使用できるようになりました。
終戦、傷の男の安否
傷の男はブラッドレイ討伐後に失血と怪我により気を失ったためお父様との最終対決には不参加です。
しかし、エドがお父様を倒しアルの肉体を取り戻した直後にはアームストロング少将の指示で担架に乗せられた傷の男が身元を悟られないようにタオルを顔にかけた状態でブリッグズ兵に運ばれているコマが描かれており、後日には治療されて目覚めています。
傷の男のその後
アームストロング少将によって治療を施された傷の男は己が生かされたことに納得していませんでした。
アームストロング少将が犯罪者の傷の男を匿ってまで生かした理由は、曰く北方軍に錬丹術という技術を取り入れるためだそうですが、終戦後に事情が変わった模様。マスタング大佐がイシュヴァール政策にマイルズ少佐の協力を要請したところ、マイルズ少佐が傷の男の協力を求めたのです。
歴史ある宗教や文化を死なせてはならない──。
文化の死は民族の死だと述べるマイルズは、傷の男に過去を全て消してイシュヴァールに戻ってイシュヴァール教復興の尽力を求めるのでした。
決め手となったのは「おまえの手で民族を死から救え」というマイルズの言葉であり、傷の男は今自分が生かされている意味をもう少し生きて探すことを決意しました。
数年後が描かれたエンディングでは、マイルズとともにイシュヴァール教復興に努めている傷の男の姿が一コマ描かれています。なお、伸びた後ろ髪を束ねている程度の外見の差異。
過去を全て消してイシュヴァール復興に力を貸しているあたり、国家錬金術師殺害とロックベル夫妻殺害の正式な裁きはまだ受けていませんが、ある程度の目途がついたら傷の男として裁きを受けるのかは分かっていません。
傷の男の本名は謎のまま
アームストロング少将が傷の男に本名を訊ねたところ、傷の男は「己れは二度死んだ。この世にいない人間だ。名は無くていい、好きに呼べ」と返したため最後まで本名は明かされませんでした。
単行本15巻巻末で作者はスカーの本名は「決めてあるけどヒミツ」と回答し、本名を出さないことに意味があり、追い追い本編で語られると触れていますが、結局本名は伏せたままで終わっています。
途中で方向性を変えたと思われますが、最新の『鋼の錬金術師パーフェクトガイドブック3』でも触れられていないため、傷の男の本名は永久に謎のままです。
まとめ
傷の男の最後とその後のまとめ
- 『北』での傷の男(スカー)の動向
- 『北』で兄が遺した研究書を回収
- ウィンリィやエドとアルとの因縁に区切りをつけ協力する
- 研究書を解読し『逆転の錬成陣』に辿り着く
- 兄の研究成果から『正の流れの左腕』と『負の流れの右腕』に辿り着く
- 約束の日当日の傷の男(スカー)の動向
- 第三研究所地下でエンヴィーと交戦し勝利、マスタングを諭す
- 金歯の医者及びキング・ブラッドレイになれなかった者達と戦闘
- キング・ブラッドレイと相対し辛勝
- 『逆転の錬成陣』を発動させ地殻エネルギーを存分に使えるように書き換える
- キング・ブラッドレイから受けた致命傷で気を失う
- 傷の男(スカー)のその後
- お父様との決着直後にアームストロング少将に回収され秘密裏に治療をうけている
- マイルズ少佐からイシュヴァール教復興の協力要請を受ける
- エンディングでは数年後にマイルズとともにイシュヴァール教復興に努める姿が描かれる
- 国家錬金術師殺害とロックベル夫妻殺害の正式な裁きを受けたかは不明
- 傷の男(スカー)の本名
- 本編最後まで本名は明かされなかった
- 作者は「決めてあるけどヒミツ」と単行本15巻巻末にコメントしている
- 「追い追い本編で語られる」とも回答しているが、予定を変更したのか明かされていないまま終わる
スカーは復讐に取り憑かれてイシュヴァール殲滅の立役者である国家錬金術師を見境なく殺害してきましたが、自身を助けたロックベル夫妻とその子供であるウィンリィ、師父、同胞の血を引きながら国を内部から変えようとするマイルズ少佐と対話することで自身の過ちを認めて国を壊すのではなく正す方向へ考えを改めることができました。
スカーの協力によってアメストリスの危機は救われましたが、その後、スカーが国家錬金術師およびロックベル夫妻の殺害に関しての罪を償ったのかは不明です。
また、本名については作者は一応考えているようですが、本編やファンブックでも明かされていないため、今後も明かされることはないでしょう。
『鋼の錬金術師』の漫画を読めるのはこちら! | |
鋼の錬金術師 作者:荒川弘 |
|
『鋼の錬金術師』のグッズはこちらから! | |
鋼の錬金術師グッズ関連 |
|