漫画『鋼の錬金術師』に登場するアルフォンス・エルリックは、鎧姿となった14歳の少年です。
この物語は人体錬成を行った代償として身体を失ったエルリック兄弟が元の身体を取り戻すまでの旅を描いたダークファンタジーですが、アルはどのようにして元の身体に戻ることができたのでしょうか。
今回はアルフォンス・エルリックが元の身体に戻るまでの経緯とその後についてご紹介したいと思います。
◆ この記事で紹介する内容は? |
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アルフォンス・エルリックが人間に戻ったのは何話?
アルが身体を取り戻した回は以下の通りです。
漫画 | 27巻108話「旅路の果て」 |
アニメ | 63話「扉の向こう側」 |
お父様撃破後、エドが自身の真理の扉を代価にすることで誰の犠牲もなくアルの身体を取り戻すことができました。
アルフォンス・エルリックが身体を取り戻すまでの経緯と結末
引用元:荒川弘『鋼の錬金術師』 出版:スクウェア・エニックス
アルは家族のぬくもりを求めて母親の人体錬成を行った代償として、何もない孤独の世界へ全てを持って行かれてしまいました。
しかし、エルリック兄弟は4年の時を経ると今度は自分たちの身体を取り戻すための旅に出ることを決意しリゼンブールを出立しました。
それでは、アルはどのようにして元の身体に戻ることができたのでしょうか。
鎧姿の実情
アルは鎧の身体になってから4年間(10歳から14歳時点)触覚を失ったほか一切眠ることができない身体になりました。
これまではエドと錬金術や将来の話を語り合っていたことから一晩は短く感じていましたが、鎧の身体になってから初めて夜が長いことを実感すると、一人で過ごす夜の寂しさを痛感。
次第に余計なことばかり考えるようになり、一人の辛さに心が押し潰されそうになることもありましたが、4年間耐え続けてきたのです。
一方で、味覚・触覚を失ったアルは人の体温も食事の楽しみも、睡眠の心地も感じることができなくなった反動で、人間の身体を取り戻した暁にはウィンリィのアップルパイを食べることを楽しみにしたりとやりたいことが増えていくのが楽しみでもありました。
魂の拒絶反応
一見して魂の定着は不老不死に一番近い肉体とも考えられますが、魂の拒絶反応と呼ばれる現象が起きます。
設定上、魂と肉体は惹かれ合うと定められているように、他人の魂と肉体は本来相容れず反発し合う関係であるため、鉄の塊に人間の魂を定着させているアルも魂と肉体の拒絶反応が起こり始めます。
魂の拒絶反応によってアルの魂がこの世に留まることができる期限は明日か10年後か、あるいは100年後か1分後か確かめようはありませんが、確実にその日が来る時限爆弾を抱えているような不安定な状態なのです。
元の身体に戻れる確証を得る
エルリック兄弟の旅の目的は元の身体を取り戻すことですが、エドは母親の墓を掘り起こすことでアルが元の身体に戻れる確証を得ました。
まず前提となるのが、エドが右腕を対価に真理の扉から取り戻したアルの魂は10歳までのアルの記憶を持っているほか、エドも覚えていない・知らない記憶を持っていることから間違いなくアル本人の魂と説明がつきます。
しかし、10歳以降(鎧に魂が定着して以降)の記憶に関しては、脳ミソのない鎧のどこに記憶と経験を蓄積しているのかという疑問が生じます。
そこでエドが至った結論は、鎧に刻まれた血印はあくまでアルの魂を定着させるだけの印であり、アルの肉体自体は今もどこかに存在して活動し脳は働いていると考えたのです。
錬金術において人間は「肉体」と「魂」と「精神」の三つから成ると言われており、肉体は精神によって繋がる魂と惹かれ合います。
また、母親の錬成に失敗し、アルの魂を引き出すことに成功した理由は、母親は死者で存在しない者であるのに対しアルは生者として存在する者だからと結論付け、つまりはエドが右腕を対価にしたように同等の『通行料』を支払えばアルの肉体を取り戻せると判明しました。
身体を取り戻す決意
元の身体に戻れる方法を探す旅の道中、自分たちのせいでヒューズ中佐がホムンクルスに殺害されるという痛ましい事件が起きてしまったことから、アルは他の人が犠牲になるくらいなら元の身体に戻らなくていいと考え直していました。
また、ダブリスで合成獣人間と対峙した際には、人ならざる身体を持っていても自分の存在に意義を持って奔放に生きている人達を見てそういう生き方があることを学ぶと、対等の人間として扱ってくれる周囲の人達のこともあり、今の状態のままでも良いとさえ思っていました。
魂の拒絶反応を抱えていても生身の人間でもいつ事故や病気で死ぬかわからないことから命の危険度としては公平であり、普通に生きようと思えば鎧の身体は不自由がありません。
しかし、どんなに鎧での生き方を肯定しても眠れない一人の夜の辛さには耐えられないことから、やっぱり元の身体に戻りたいと願うのです。
ただし、元の身体に戻る条件として誰も巻き込まないことを信条に掲げると、今後は自分自身が周囲の人間を守れるくらい強くなって誰一人失わない道を進んで身体を取り戻すと意思表明しました。
アルの肉体の状態
バリー・ザ・チョッパーの一件で、アルは自分の肉体が腐敗していたらと想像し、身体を取り戻したとしても肉体が崩壊仕掛けていたら戻れないと不安になります。
しかし、エドの仮説によると、母親の人体錬成の材料『魂の情報』に関してエルリック兄弟はそれぞれの血を混ぜて提供しています。その後、リバウンドにより兄弟は一緒に真理の扉に持って行かれて一度分解されたわけですが、その過程で兄弟の精神が混線してしまった可能性があります。
つまり、今のエドとアルの肉体がリンクしている可能性を示唆しており、エドが年の割に身長が低いのはアルの肉体の成長分もエドが背負っているという仮説を立てたのです。
エドが日中昼寝をしているのもアルの睡眠を補っている可能性があるため、エドもまたアルの肉体を取り戻せば身長が伸びるのではないかという希望を持ち始めています。
真実は不明。
約束の日、アルは身体を取り戻す
アメストリス『北』のブリッグズ編から来春の「約束の日」までに、アルは二度意識を失っています。
別々の魂と身体で起こる拒絶反応によってアルの魂が真理の扉にある肉体に引き寄せられた結果でしたが、この拒絶反応の周期がだんだんと短くなっていました。
そんな中、リン(グリード)及びホーエンハイムの情報によってお父様が来たるべきその日『約束の日』に扉を開けることを知ったエルリック兄弟は、元の身体を取り戻す過程でお父様率いるホムンクルスの野望を阻止するために『約束の日』当日に激突するのでした。
魂と肉体の邂逅
約束の日当日、中央外れにあるスラム付近の山中でプライドとキンブリーを相手取り痛手を負わせたアルは仲間たちと撤退して中央市街へ赴きます。
しかし、中央市街に到着したところで金歯の医者が人柱をお父様の下に呼び寄せる錬成陣を発動したことにより、各地に散らばる人柱は中央司令部地下最奥に巣食うお父様のアジトに呼び寄せられることになりました。
その際、アルの魂は再び肉体に引っ張られてしまうと真理の扉の前でついに自身の肉体と邂逅します。
しかし、肝心の肉体は栄養失調の如く骨と皮だけの痩せ細った状態であったため、アルはこの身体ではホムンクルスと戦えないと悟り苦悩します。
その結果、ずっと元の身体に戻ることを考えていたアルでしたが、仲間を助けるために長年探し続けた肉体を置いて扉の外に戻ることを選択したのです。
拒絶反応により真理の扉にやってきたアルでしたが、肉体には「必ずまた来るから」と述べて仲間を助けるために扉の外へ戻ると、アルの肉体は自身の魂の行動に「気高いボクの魂よ。君の入れ物として誇りに思う」と述べて見送りました。
お父様との戦い
アルが戻ったことで人柱が五人揃ってしまうと、お父様はクセルクセスの再現としてアメストリス国民を賢者の石に変えて莫大なエネルギーを獲得し『神』と呼ばれる存在を内側に留めました。
ホーエンハイムは約50万人分のクセルクセス国民の賢者の石でお父様に対抗しますが、それでもお父様が発する莫大なエネルギーを防ぐのがやっとであったため、エルリック兄弟やメイが補助。
また、ホーエンハイムの次善策やスカーが発動した逆転の国土錬成陣によってお父様が取り込んだアメストリス国民が解放され弱体化すると、エルリック兄弟の反撃が始まります。
これにより、お父様は内側に留めた『神』の制御が効かなくなり、新たなエネルギーを求めて地上に飛び立ってしまうのでした。
エドの右腕を錬成
地上(中央司令部上階)へ出たお父様を追いかけて地上に上がったところ、お父様は莫大なエネルギーを放出して中央司令部上階の北門側を破壊しました。
その際、エネルギーを真正面から浴びた五名(エド、アル、イズミ、メイ、ホーエンハイム)は、ホーエンハイムがエドとイズミを、アルがメイを庇ったことで大ダメージを防ぐことができましたが、このダメージによってホーエンハイムは負傷。
また、エドの右腕の機械鎧は砕かれ、アルは鎧を損壊して立ち上がれなくなりました。
そんな中、お父様がエネルギーを補給するために司令部の人間を賢者の石に変えようとしたところ、ブリッグズ兵とマスタング一派、アームストロング少佐やグリード一派が結託。お父様が有する賢者の石を消費させるために休みなく攻撃を撃ちこむと、お父様は限界を迎えて取り込んだ神を制御できなくなります。
すると、お父様は再び衝撃波を展開し周囲の人間に大ダメージを与えました。
そして、その場の全員を吹き飛ばすと不運にもエドはコンクリートブロックから剥き出しとなった鉄筋が左腕を貫通したことで身動きか取れなくなり、なりふり構っていられないお父様はまずは近場のエドを賢者の石に変えようと歩み寄っていくのです。
全員がダメージを負って身体を起き上がらせることもできない中で、窮地に陥ったエドを助けるために動いたのが弟のアルでした。
鎧が損壊したため身動きが取れないアルでしたが、近くにいるメイに一つ頼みごとをします。
かつて、エドは右腕を『通行料』にしてアルの魂を真理の扉から引っ張り出すことに成功していますが、等価交換の法則であれば逆にアルの魂を『通行料』にして扉を開けばエドの右腕を取り返すことも可能だと考察したのです。
しかし、錬金術を使うにしてもエドの下まで駆け寄る身体も時間もない状況。そこでメイの遠隔式の錬丹術に頼ることにすると、最後の頼みとしてメイに錬成に必要な道作りを頼むのです。
アルの最後の頼みを引き受けたメイはクナイを飛ばしてエドの右腕とアルを錬成陣で繋ぐとアルは自らの魂を通行料にして人体錬成を発動。アルの思惑を察して制止するエドの叫びを無視して人体錬成を行うと、アルは真理の扉の前で自分の肉体と再会します。
自身の肉体の手を取った瞬間にアルの魂と肉体が一つになると同時に、現実の鎧はアルの魂が抜けて空っぽ状態になりました。
しかし、アルの理論通りエドの右腕が再生されことで、エドは突き刺さった鉄筋を引き抜いてピンチを乗り切ることができたのです。
アルの肉体を取り戻す
お父様撃破後、エドたちはホムンクルスの野望を阻止することに成功したものの、アルの意識があちら側から戻ってこない状況に静まり返っていました。
リンは、アルを取り戻すためにランファンが獲得した賢者の石を『通行料』として差し出しますが、エドは自分たちの身体を取り戻すために他人の命で作られた賢者の石は使わないとアルと約束していたためリンの提案を断ります。
また、同じ理由でホーエンハイムの命を『通行料』にすることも、自分自身の命を『通行料』にすることも良しとしません。
しかし、エドは何も犠牲にしない形でアルを取り戻す方法を思いつくのです。
エドが『通行料』として支払った代価は自分自身の真理の扉でした。
真理の扉は全ての人間の内に在るもので、即ち全ての人間に錬金術を使う力があることを示します。エドが自分自身の真理の扉を代価にするということは、今後錬金術の使えない人間に成り下がることを意味しますが、エドは錬金術がなくてもここまで支えてくれた仲間がいると胸を張り、鋼の錬金術師として最後の錬成に挑みます。
自分自身の真理の扉を通行料として支払うと、エドの真理の扉が消滅。
すると、反対側には魂と肉体が一つになったアルの姿が。
ようやくアルを取り戻したエドはアルの身体を支えてアルの真理の扉から外へと戻ることが出来ました。
そして、目覚めたアルは大勢の人間に生還を祝福されます。また、ホーエンハイムの指し伸ばした手を握ると電気が走ったような感覚を覚えるものの、約5年振りの人の体温を感じてしみじみと「…あったかい」と感想を述べるのでした。
リゼンブールに帰還
決戦終了後、エルリック兄弟は二ヵ月ほど中央に留まっていました。
決戦の後片づけや治療、挨拶周りなどがあったのかと予想されますが、一番はアルの体力の回復期間だと思われます。
元の身体を取り戻したといっても肉体は痩せ細っているため筋力の低下が著しい状態であり、歩行も困難でした。リハビリを経てようやく杖ありで歩けるようになったため、帰郷まで二ヵ月を有したのだと思われます。
リゼンブールに到着したエルリック兄弟は休憩を挟みつつロックベル家に続く里道を歩いていくと、デンが兄弟の匂いに気づいて反応。すると、ウィンリィがデンの鳴き声に気づ癒え外に出ると、そこには身体を取り戻したエルリック兄弟が立っていました。
「おう、ウィンリィ」「ただいま」
兄弟がそれぞれ挨拶を交わすと、ウィンリィは涙を流しながら二人に飛びつき「おかえり」と出迎えるのでした。
その後、旅立ち前と同様にロックベル家で過ごしており、数年後には健康的な肉体を取り戻すと、やりたいことに挙げていたウィンリィが焼いたアップルパイを食べています。
アルのその後
アルは帰郷後、二年半近くリゼンブールで過ごしています。
その期間中はロックベル家の修繕などをしている様子が描かれているほか、旅の中でお世話になった人達に挨拶回りをしています(ヒューズ家に挨拶しているシーンはあるものの、他の人物への挨拶は割愛)。
また、グレイシアには今後の目標を語っており、旅に出て知識を集める理由を話しました。
世界を見て回る旅
身体を取り戻す旅を経て、エルリック兄弟は色んな場所で色んな人に幸せを貰っていたことを痛感すると、錬金術師の等価交換に則り今度は自分たちが幸せを返す番だと考えます。
しかし、10貰って10返すだけでは同価値であるため、10貰ったら自分の1を上乗せして11にして次の人へ渡すという等価交換を否定する新しい法則に辿り着いたのです。
その証明のために自分の足と目で世界を見て回り様々な国の学問を身に付けて恩返しを証明したいと考えたエルリック兄弟は、広い世界の知識を集めるために兄弟別々に東と西回りで旅に出ることを決意しました。
知識を集める理由としては、ニーナとアレキサンダーを助けられなかった後悔の念から、東西の知識を持ち寄れば錬金術によって苦しんでいる人達を助けられるかもしれないという思いが強くありました。
そのため、17~18歳の頃には東回りで世界の知識を集める旅に出ています。
また、ブリッグズで「元の身体に戻る可能性があるなら何年かかっても諦めない」と述べたアルの台詞に触発されたザンパノとジェルソは、元の身体に戻る可能性を求めてアルに同行しています。
メイと再会
東回りで世界の知識を集める旅に出たアルは、最終回でシンに行くことを明言しています。
また、シンに行く理由はメイの所で本格的に錬丹術を学ぶつもりであると述べているため、最終話の旅立ちの後にはシンでメイと再会していると予想できます。
エンディングの数年後の写真では、成長したメイがエルリック兄弟やウィンリィと写真を撮っている姿が描かれているため、メイはリゼンブールを訪れているのかもしれません。
おそらく、『将来的にシン国との鉄道交易を開始する』というマスタングの目標が達成されたのか、交通機関が出来上がっている可能性もありますので、砂漠越えも多少はマシになったのでしょうか。
そのため、最終回以降かつ知識を集める旅の後もアルとメイの交流は続いていることが窺い知れますが、二人の恋仲については不明のままです。
アルの鎧
決戦後(新たな旅立ちの前)、アルの鎧の残骸はしばらくしてロックベルの家に配達されています。
開封後、ついこの間までこの中に入っていたアルは感慨深く鎧の一部を手に取り懐かしむと、鎧生活が長かったために日常生活の目線が下がったことでやや苦労したエピソードを語りました。
そして、アルの提案で鎧は熔解して機械鎧の部品にすることが決定。このまま倉庫の片隅で寝かしておくよりは、この鎧が誰かの手足になって生き続けていたほうが嬉しいと述べて、ウィンリィに処理を頼みました。
そのため、アルの鎧はリゼンブールの職人の手で一度溶かされると、要望通り機械鎧の部品として様々な人の手足として誰かを支えています。
なお、折り返し鍛錬や焼き入れの工程を見学した際には自分だったものがめためたに叩かれているのを見て悲しくなり複雑な気持ちになった模様。
ちなみにアルの鎧の頭はデンが持ち去って雛鳥の巣に使用されています。
まとめ
アルフォンス・エルリックが元の身体に戻るまでのまとめ
- アルフォンス・エルリックが人間に戻った回
- 漫画:27巻108話「旅路の果て」
- アニメ:63話「扉の向こう側」
- アルフォンス・エルリックが身体を取り戻すまでの経緯と結末
- 魂の拒絶反応が頻発する(他人の魂と肉体は本来相容れず反発し合う関係)
- 現在のアルの記憶と経験が蓄積されている事実から、どこかにアルの肉体が存在し活動を続けていると仮定して、同等の『通行料』を支払えばアルの肉体を取り戻せる確証を得る
- 約束の日、お父様との戦いの最中に再び拒絶反応が起こり肉体と再会するが、戦うために肉体を置いて鎧姿のまま扉の外に戻る
- お父様との戦闘中にエドを助けるために自らの魂を『通行料』として支払いエドの右腕を錬成する
- 決戦後、エドが自分自身の真理の扉を代価にすることでアルを取り戻す
- アルは肉体を取り戻して帰還する
- アルフォンス・エルリックのその後
- 決戦から二ヵ月後、リハビリを経て杖をついた状態であれば歩けるまでに筋力が回復する
- リゼンブールに帰郷しウィンリィのアップルパイを食べる
- 抜け殻となった鎧は熔解して機械鎧の部品に変わり、兜は雛の巣として使われる
- 二年半後、お世話になった人達への挨拶回りが終わった後、東西の知識を持ち寄れば錬金術によって苦しんでいる人達を助けられるかもしれないという意識から、兄弟二手に分かれて東西の知識を集める旅に出る
- アルは東回りで旅をすることになりシンへ向かう
- シンでメイと再会し錬丹術を学ぶ
- アルの結婚事情は不明
元の身体に戻るための旅を経て、多くの人から応援されてきたエルリック兄弟でした。
お父様及びホムンクルスの野望を阻止するという壮大な場面に巻き込まれることにはなったものの、最後はエドが自身の真理の扉を代価にすることで誰の犠牲もなくアルの身体を取り戻すことに成功しました。
長らく待ち望んでいた自分自身の肉体に戻ったアルは、しばらく鎧姿時代での生活との身体的ギャップに苦労したようですが、二年半後には筋力も戻り健康的な肉体になっています。
錬金術に関しては、アルは自分自身の真理の扉を保有したままなので、おそらく手合わせ錬成も可能の筈です。
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鋼の錬金術師 作者:荒川弘 |
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