うちはサスケはBORUTO第一部でボルトを助けて木ノ葉隠れの里を抜けました。
そして、約3年の月日が経過した設定でBORUTOの第二部が再開されましたが、サスケの姿は見当たりません。サスケはこの3年の間にどうなったのでしょうか。
今回はBORUTO第一部で里抜けしたうちはサスケの現在についてご紹介したいと思います。
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うちはサスケの現在
引用元:岸本斉史・ 池本幹雄『BORUTO』 出版:集英社
BORUTO第一部(第80話)終了時、エイダが無意識に発動した神術『全能』の影響でカワキの願望が具現化し、七代目火影殺害の容疑をかけられたボルトはカワキと立場が逆転し木ノ葉隠れの里から追われる身に。
そして、どういうわけか『全能』による逆転の影響を受けなかったのはうちはサラダと筧スミレのみであり、サスケは娘のサラダの訴えを受けて敵と認識するボルトを救出しともに里抜けしました。
自分の記憶を疑っても娘のサラダのことを信じてボルトに命を懸けるサスケは、ボルトに『サラダの正義を証明してみせろ』と、そして『本当にボルトがナルトの息子だというならナルトのように自らの努力で己を認めさせてみろ』と改めて師として修行を見ることになったのです。
ボルトの修行期間
サスケが直接指導したボルトの修行期間は1年ほど(約3年後の第二部開始時点でコードとボルトが戦ったのが約2年前であるため)。
成長したボルトの容姿はサスケの装備のせいか外套や衣服も同じで髪型もサスケと逆の分け目をした似た風貌へ。また、刀を支給されたのか戦い方もサスケそのもの。
呼び方も「サスケのおっちゃ…」と以前のように呼び間違えることが目立ちますが、基本的には「師匠」と呼び直しています。
たった1年の修行期間であるもののサスケ曰く「オレの持つ『技』と『流儀』はほぼ全て伝えきった」らしく、後は弛むことなく己の精神と技を磨き続けて自分のモノにしていくだけであるそうで、ボルトはサスケから見ても飲み込みが早い天才でした。
また、サスケは『全能』による逆転には気づけないものの、サラダがなぜボルトを助けろと言ったのか理解できるほどボルトに関心を示しており、ボルトやサラダでなければ対処できない何かが起きていることに感づいていました。
コードとの戦闘
場面は突然コード戦へと飛んでおり、コードはサスケによって左目を失ったことが判明。
輪廻眼のないサスケがリミッター解除後のコード相手にどうやって攻撃を当てたのかは分かりませんが、無数の爪アカに囲まれた状態でサスケとボルトは奮闘し、サスケは何らかの方法でコードの左目に攻撃をあてた模様。(※ボルトの刀は折れている)
一見して互角のように見えるこの戦いにて、サスケはボルトに逃げるよう説得。師匠を置いて逃げるわけにはいかないと反発するボルトでしたが、やはりサスケの見解ではどう足掻いてもコードに勝てる見込みはないらしく、この場からボルトだけでも逃げて1年間の修行で会得した要素を自分のモノにするように述べます。
そして、最後に「サラダを頼んだぞ、ボルト」と言い残すと、サスケは刀に千鳥を流してコードと爪アカの軍勢に向かっていくのでした。
サスケは爪アカに食われて「木」になる
サスケが爪アカに食われたのはコード戦のようで、ボルトを逃がした後に多くの爪アカを討ち取った形跡があるものの戦場の中心に大木に飲み込まれたような恰好でボルトに発見されています。
木に覆われて眠るように力尽きたサスケ。
そして、僅かに木から飛び出した利き腕に握られている刀を見て、ボルトは「後は任せてくれよ、サスケのおっちゃ…じゃなかった、師匠」とサスケの刀を受け継ぐのでした。
なお、サスケは爪アカによって木に封じ込まれていると言えばいいのか、チャクラを吸い上げられて眠った状態(封印に近いもの?)であるため、死亡しているわけではありません。しかし、助け出す手段も今の所は不明。
『爪アカ』とは?
爪アカとは十尾から分裂した怪物の呼称。
元々の十尾をコードが『爪痕』を使って小さく便利に調整(こねた粘土を千切るように分裂)して生まれた人型サイズの個体であり、第一部終了時点でも1000体を確認。
爪アカはコードの『爪痕』を自在に行き来できるためどこでも移動可能。 第二部では爪痕を刻まれた木ノ葉の忍から木ノ葉の里へ侵入し多くの木ノ葉の忍を捕食。(モエギなどが犠牲に)
『爪アカ』に食べられると『木』になる
元々十尾である爪アカは大筒木を喰らう存在ですが、爪アカは大筒木に行き当たるまで本能のまま誰かれ構わず喰らいつくすため、作中では何人かが犠牲になりました。
作中の表現が「喰らう・食べる」であるためグロテスクな想像をしがちですが、実際には爪アカは相手に食らいつくだけで血しぶきもなくそのまま相手を取り込むように木に変貌するだけ。
爪アカに噛まれた者は木に覆われるように身動きが取れなくなり意識を失います。 そのため、被害者は死亡しているわけではありません。
サスケにそっくりの神樹が誕生
コードが変化を加えたせいか、爪アカに食べられて木にされた者はチャクラを吸い上げられて『進化した神樹』として自我を持つ個体として独立しました。
例えばジゲンそっくりの神樹、バグそっくりの神樹、モエギそっくりの神樹などなど、爪アカが食べて吸い上げたチャクラを基にした個体が新たに誕生しており、サスケそっくりの神樹も登場しました。(※第二部でコードが爪アカとともに木ノ葉に乗り込んだ際に多くの忍が爪アカに食べられています。)
サスケそっくりの神樹がサラダを狙う理由
自我を得た進化した神樹たちは各々が基となったチャクラの持ち主の感受性の刺激を受けているため、一つの神樹でありながら各々が独立した意識を持つ特異な状態。
最終目的も大筒木を食べて進化することですが、本能的な欲求により各々が食べたい標的が浮かんでくるのです。 サスケにそっくりな神樹は本能で標的をうちはサラダと断定。
サクラではなくサラダを狙うのは、サスケが言っていたボルトとサラダでなければ対処できない何かが起きていると直感で言っていたことが理由なのかもしれません。
まとめ
- うちはサスケは里抜け後、約1年間ボルトに修行をつけて『技』と『流儀』の全てを伝える
- 里抜けから1年後、コードと戦闘になりサスケはボルトを逃がすために犠牲になる
- うちはサスケはコード戦で爪アカに食べられて『木』に飲み込まれた状態で眠っている
- うちはサスケの刀はうずまきボルトが受け継ぐ
- 自我を持つ進化した神樹が登場し、その中にうちはサスケそっくりの神樹が登場
- サスケそっくりの神樹の標的はうちはサラダと発言
BORUTO第二部はまだ始まったばかりで数話しか進んでいませんが、サスケが早々に退場していたのは予想の範疇であったものの、やはり前作の主役級の退場は残念でした。
とは言え、弟子のボルトを逃がすために自らが囮になるのは師匠としてカッコイイ演出でした。 しかし、今度は神樹に取り込まれたチャクラからサスケそっくりの敵が登場したので、敵になった途端に強くて厄介になるといった嫌な予感がしますね。
果心居士のように途中で敵側を裏切るような気もしなくもありませんが、サラダと戦うのかどうか、今後の展開に注目です。