漫画『BLEACH』に登場する十番隊副隊長・松本乱菊は、千年血戦篇でも戦場を駆け回り星十字騎士団との死闘を繰り広げました。
しかし、戦いの最中に死亡描写があったり、敵によってゾンビに変えられたりと、回が進むごとに乱菊に死亡フラグが蓄積されていきました。
では、最終的に乱菊は死んでしまったのでしょうか。
今回は松本乱菊の死亡やゾンビ化と復活後に何をしていたのかについてご紹介したいと思います。
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松本乱菊は死亡した?
引用元:久保帯人『BLEACH』 出版:集英社
結論から述べると松本乱菊は最終回後も生存しています。
千年血戦篇で色々と大変な目に遭った乱菊ですが、
- 蒼都に敗北
- ジゼルによってゾンビ化
- 涅マユリによって治療されゾンビ化解除
- 復活後行方不明
- 10年後の最終話で生存確認
のように最終的には傷も癒えて十番隊副隊長として引き続き死神の仕事を続けています。
冬獅郎&乱菊vs.バズビー
見えざる帝国の尸魂界第二次侵攻時、乱菊は冬獅郎と共闘し星十字騎士団・バズビーの相手を務めます。
灰猫の灰で作った多層の壁の表面を薄い氷の壁で覆ってから灰猫だけを刀に戻すと多重の真空の層を持つ氷壁を作り出すことが可能。名付けて『ミルフィーユ大作戦』を決行して、バズビーの炎に対抗する十番隊隊長副隊長ペアですが、バズビーは実力の半分も出さずに二人の策を打開。
そして、あっという間に戦況をひっくり返されて冬獅郎はやられてしまうのですが、冬獅郎と共闘していたはずの乱菊はいつの間にか行方不明となってしまいます。
乱菊は蒼都(ツァントゥ)に敗北して死亡?
冬獅郎がバズビーに敗北した直後、星十字騎士団・蒼都が登場。
その際、蒼都は外套の下からいつの間にか仕留めていた乱菊の遺体を放り出したことから、乱菊はバズビーとの戦闘の最中に蒼都と戦っていたことが判明します。
蒼都によって連れてこられた乱菊は、地面に投げ出された際に後頭部を打ち付けるも目を開いたまま微動だにしなかったことから、すでに殺された状態だと推察されますが、このとき蒼都によって本当に殺されていたのかは不明です。
ジゼルの能力でゾンビ化
冬獅郎は蒼都を撃破した直後に気を失ってしまいますが、その際にジゼルの接触を許して生きたままゾンビにされてしまいます。
そして、ジゼルは対涅マユリにゾンビ化冬獅郎をぶつけたわけですが、あえなくゾンビ化冬獅郎がマユリに捕縛されてしまうと、ジゼルは戦地から調達した隊長格のゾンビを次々と投入しました。
その投入されたゾンビというのが松本乱菊であり、マユリの前に立ちはだかったゾンビ化乱菊は涅骸部隊と交戦することになったのです。
ただジゼル対マユリの際、ジゼルの能力は相手の霊圧によって必要な血液量が異なり霊圧が高い相手は侵入した血液が心臓で増殖し全身に行き渡ってようやくゾンビ化できる──とマユリに解明されているほか、死神に関しては死体でなくてもゾンビに変えることができます。
そして、死体をゾンビに変えた場合は血色の無い灰色の肌になりますが、生きたままゾンビに変えるとゾンビ化段階であるため肌が赤黒く濁るのが特徴です。
乱菊の場合は赤黒く変色する後者であったため、蒼都戦では完全に心停止していなかった可能性が浮上します。
ルピと対戦し過去を見通す力で戦闘不能になる
日番谷冬獅郎のゾンビが涅マユリに捕獲された矢先、ジゼルによってゾンビ化させられた六車拳西、鳳橋楼十郎、松本乱菊が投入されましたが、本編ではこの三体のゾンビの相手を涅骸舞台が相手をする構図が描かれたものの戦闘はカットされています。
しかし、小説『BLEACH Can’t Fear Your Own World』にて、乱菊の相手は彼女と因縁のあるルピが担当していたと判明(本編でも乱菊とルピが斬り合う1コマの描写あり)。
ルピは日番谷冬獅郎とも因縁がありますが、冬獅郎はジゼルによって既に壊されていたため興覚めしていました。また、続いて現れた乱菊も同じくジゼルによって壊されていた状態だったため、立て続けに心が完全に壊されている状態の因縁ある敵を前にやる気はおきませんでした。
が、マユリの命令は断れないためルピは仕方なく乱菊の相手をすることになったのです。
本編でシャルロッテ・クールホーンの返り血を浴びた冬獅郎が『過去を見通す力』で戦闘不能になったように、マユリの改造によって涅骸部隊の血液には特殊な毒が仕込まれています。そのため、ルピと戦った乱菊もまた同様に返り血を浴びて『過去を見通す力』の影響下に落ちてしまいマユリに捕獲されたようです。
ただ、乱菊の相手を務めたルピは昔のような興奮も破壊衝動も、格下相手を叩き潰す快感も湧き上がらなかったとのこと。
涅マユリによって治療され復活
マユリがジゼルを討伐した後、蒲原喜助は十二番隊研究室に隊長格に招集の伝令を出しました。
その際、マユリは合流を送らせてネムと一緒にとあるカプセルを運んでいましたが、このカプセルはペルニダ戦後に登場した肉体保護瓶であり、マユリはゾンビ化した冬獅郎と乱菊をこの肉体保護瓶に詰め込んで霊王宮突入までの間二人に治療を施していたのです(68巻612話)。
そして、マユリはネムに肉体保護瓶を運ばせて一緒に霊王宮へ突入しており、ペルニダ戦後にようやく冬獅郎と乱菊のゾンビ化が解除され復活しました。
ゾンビ化解除の代償
マユリのおかげで再び生を得た冬獅郎と乱菊ですが、ゾンビ化解除に伴い寿命が大きく縮んだそうです。
なお、実際どの程度寿命が縮まったのかは明言されていません。
乱菊は霊王宮で何をしていた?
ペルニダ戦後、冬獅郎と一緒に復活した乱菊。
二人はその足でどこかに向かっている描写がありますが、冬獅郎はジェラルドと戦っているものの乱菊の姿は最後まで描かれることなく戦いは終結してしまいました。
では、ゾンビ化から復活した後に彼女が霊王宮で何をしていたかと言えば、日番谷冬獅郎の指示を受けて隊長格が好き勝手暴れて壊した霊王宮の欠片を瀞霊廷に落ちても平気なサイズになるまで灰猫で砕くという作業に没頭していたそうです(小説『BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU』より)。
とくにジェラルドとリジェの攻撃で霊王宮は悲惨なことになっていたので、乱菊は地味に大変だったようです。
霊王護神大戦後
霊王護神大戦後、今回の戦いで負傷した隊士は数年にわたって四番隊による定期診断を受けているそうです。
また、大戦から半年後には綱彌代時灘の策謀が尸魂界の危機を呼び込みますが、時灘の手によって現世の西日本(空座町には劣る重霊地)で事件が発生し、ちょうど西日本を訪れていた黒崎遊子・夏梨を心配した黒崎一心が黒崎一護を連れて西日本に向かったため、彼らと縁のある朽木兄妹は日番谷冬獅郎と松本乱菊を伴い現世へと向かいました。
残念ながら現世の西日本で起きた事件は小説『BLEACH Can’t Fear Your Own World』でも描かれませんでしたが、乱菊たちは霊王護神大戦からわずか半年で死神としての仕事をこなしているようです。
まとめ
松本乱菊の死亡・ゾンビ化・復活・その後についてのまとめ
- 第二次侵攻時、冬獅郎とともにバズビーと交戦するが途中で行方不明となる
- バズビー戦の最中に蒼都と交戦し敗北しており、撃破された状態で登場
- 冬獅郎が蒼都を撃破後、ジゼルによって冬獅郎と乱菊はゾンビ化させられる
- ジゼルによって涅マユリ戦に投入されるが涅骸部隊・ルピと交戦し『過去を見通す力』によって麻痺し捕縛されゾンビ化の治療を施される
- 霊王宮突入時には肉体保護瓶によってゾンビ化が解除され復活するも、寿命を大きく縮める形となる
- 霊王宮突入後は隊長格が好き勝手に暴れて壊した霊王宮の破片が瀞霊廷も落ちても平気なサイズまで灰猫で砕くという作業を冬獅郎の指示で行っていた
- 霊王護神大戦後には死神業務に戻っている
蒼都戦で死亡(?)してジゼルによってゾンビにされた乱菊ですが、その後涅骸部隊のルピと交戦し捕獲されると、肉体保護瓶による治療を受けてゾンビ化を解除されていたことがわかりました。
復活に際して寿命を大きく縮む結果になりましたが、死神の寿命は霊圧によって異なるので今後どの程度生きられるのかは不明のままです。
とはいえ、吉良イヅルの死鬼術式と違って寿命を削ることで生き永らえているため、蒼都戦では結局仮死状態だったのか不明瞭な点はそのままでした。
アニメ版では乱菊が灰猫で霊王宮の破片を砕くシーンが追加されるといいですね。
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