【BLEACH】東仙の親友・歌匡(かきょう)の死亡の真相とは?五大貴族綱彌代時灘が妻を殺した理由

BLEACH

歌匡(かきょう)は、漫画『BLEACH』本編において東仙要の回想で登場した親友であり、故人となります。

東仙の回想にて、歌匡は諍いで同僚を殺した夫を咎めたことで、その夫によって殺害されたということまで判明していますが、小説『BLEACH Can’t Fear Your Own World』で真実が明かされました。

今回は東仙の親友・歌匡(かきょう)と綱彌代時灘(つなやしろときなだ)の関係についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?
  • 歌匡(かきょう)と綱彌代時灘(つなやしろときなだ)の関係
  • 歌匡の死の真相
  • 綱彌代時灘が死刑を免れた理由

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歌匡(かきょう)と綱彌代時灘(つなやしろときなだ)の関係

死神と結婚することになった歌匡

引用元:久保帯人『BLEACH』 出版:集英社

東仙の回想でも触れられた通り、歌匡と綱彌代時灘は夫婦です。

歌匡は流魂街出身ですが、綱彌代時灘は五大貴族(現在四大貴族)筆頭の綱彌代家の分家の末裔になります。

二人の結婚はとある事情で推し進められましたが、なぜ分家筋とはいえ五大貴族筆頭の綱彌代家の人間が流魂街の人間を妻に迎え入れようとしたのでしょうか。

歌匡の人物像

歌匡は東仙とともに流魂街で育った夜空が好きな女性でした。

全てが闇に包まる中に小さな光がたくさんあるが、それを覆い尽くす雲が存在する──夜空は世界に似ている。

過去に歌匡は光が一つも消えてしまわないようにその雲を取り払う人になりたいと東仙に語るほど、正義を貫き正しく生きる性格の持ち主でした。

綱彌代時灘の人物像

時灘は本家の指示通りに結婚を左右されるのは気に入りませんでしたが、そんなことよりも無力な女性が幸福の絶頂から奈落の底に落ちる瞬間の顔が見たいという欲が勝っていました。

元来、時灘という人間は『できないと思わせておいて、土壇場で実だできた』という風に、相手を陥れ絶望する瞬間を見るのを好む嗜虐性の高い人間性の持ち主であり、歌匡に関しても婚約後に『お前の事など愛してはいない。ただお前は、綱彌代家の実験体として選ばれただけだ』と真実を突きつければどのような顔をするのか見てみたいという意欲から本家の指示に従っていたました。

時灘が歌匡に好奇心を抱くとすれば彼女の絶望する様を見届けたい思いからでした。

そのため、時灘はその瞬間のために偽りの優しさと自分の身分を武器にして歌匡の心を掴んだわけですが、実際には時灘は歌匡の心を掴むことはできませんでした。


綱彌代家が歌匡を時灘の妻に選んだ理由

時灘が歌匡を娶ったのは綱彌代本家の指示でした。

歌匡はとある素養を魂魄の奥底に潜めており、綱彌代の監視者たちは歌匡が死神になるために学院への試験を受けに来たところを捕捉しました。

その素養とは『霊王の欠片』であり、当時の綱彌代家は欠片を有した者たちを探しては様々な実験で使い潰しその成れの果てから欠片を取り出す──という下劣な収集を行っていました。

しかし、欠片を持つ者が子を成した場合、その欠片は完全に子に委譲される形で受け継がれるのか、それとも薄まるのか、あるいは子にも同じ素養が芽生えて増えるのか──未解明の事例に興味を引かれていました。

とはいえ、偶然見つけた欠片を持つ女性は自分達貴族が蔑む貧民──流魂街の住民であったため、綱彌代家の重鎮たちは実験の相手を分家筋の末裔である綱彌代時灘を使って試すことにしたのです。

同じ綱彌代家の中でも一族内での序列は明確に存在していたため、時灘は本家の指示通り偶然を装い歌匡に近づいて結婚に至りました。

時灘が歌匡を殺害した真相

祝言をあげた夜、時灘は全てを打ち明けると、もしも結婚を破棄すれば出身の流魂街の人間たちや東仙要も難癖をつけて処罰される──と脅迫。そして、歌匡の絶望した表情を拝みたい一心で、真実を明かした後の彼女の反応を期待に満ち溢れた面持ちで待っていました。

しかし、歌匡は全てを悟っていた上で時灘と結婚したと言ってのけるのです。

この反応は時灘の期待を裏切るものであり、戸惑いと苛立ちを覚えました。

歌匡は賢い人物。もしかしたら綱彌代の計画を知った上で時灘を斬ればその時点で故郷の流魂街の住人たちに非が及ぶと推測していたため、何もしなかったのかもしれません。

また、歌匡自体は将来席官が期待される腕前であり、時灘の学院時代の同期だった浮竹や京楽も歌匡には一目置いていたことから、時灘はこのままでは全てを歌匡に乗っ取られ自分と言う存在が浸蝕されるという焦りを覚えました。

しかし、綱彌代本家は貴重な実験体である歌匡を殺すことも離縁することも時灘に許しておらず、時灘自身も歌匡の解析のために用意された実験器具に過ぎなかったため、歌匡をこの場で殺せずにいました。

そんな時、時灘にとって幸運がやってくるのです。

偶然綱彌代本の計画を知ってしまった、表向きは親友として付き合っていた平民上がりの死神が綱彌代家から歌匡を救おうと真意を問いただすために深夜に時灘を呼び出したのです。

時灘は親友の死神が『親友だと思っていた者がただの外道だと気付いた男がどんな顔をするのか見てみたい』という嗜虐性から、親友に綱彌代家の計画の真実と自分が歌匡を愛していないことなど全てを告げました。

すると親友は友として時灘を斬ることを宣告すると、時灘は期待通りの絶望した表情が見れたことで嬉々として斬魄刀を抜き親友と斬り結ぶのです。

二人の実力は拮抗していましたが、斬り合いの音を聞いた歌匡が駆けつけると、歌匡は二人の間に割って入る形で互いの刃を止めようとしました。

その瞬間、時灘は歌匡が自分に背を向けた時を見計らい歌匡を親友へと突き飛ばすと、もつれるようによろめく親友と妻をまとめて斬り捨てたのです。


歌匡の死に際と時灘の怒り

親友と歌匡を二人まとめて斬り捨てた時灘は、偽善的な考えに傾倒していた歌匡に絶望を与えられたと興奮し薄ら笑みを浮かべていました。

そして、命の最期に泣き・怒り・絶望しながら殺意を込めて斬魄刀『涼虫』の刃を自分に向けろ──と、歌匡の正義が崩れる瞬間を待ちわびます。

しかし、時灘が死にゆく彼女の顔を覗き込むと、歌匡は死に際にすら薄く微笑むと「ごめんなさい…私は…貴方の雲を払ってあげられなかった…」と子供を諭すような目で末期の言葉を絞り出したのです。

そのまま息を引き取った歌匡ですが、時灘は暫し呆然とした後、怒りが湧いてきました。

時灘は歌匡が最期まで自分を見下し憐れんだことに憤ります。雲を払えなかったのではない、自分は最初から雲の上に立っている、自分こそが雲であり、間違っているのは歌匡であるとはらわたが煮えくり返る思いでした。

星が美しいというのは見識違いであり、歌匡は星屑の醜さに気づいていない、正しければそれで良いと思いあがった結果が歌匡の結末である──。時灘は事切れた親友を蹴り飛ばしながらそう叫び続けたのです。

一方で、歌匡には世の中の理不尽さをきちんと知らしめてやりたかった、平和を愛する心は尊く正しいがそれは無駄な願いであると教えてやりたかった、仮に歌匡を悪に塗り替えることができていればその時は本当に心を開いていたことを曝け出しました。

時灘のその後|死刑回避と京楽春水の介入

親友と歌匡を斬り捨てた後、すぐに綱彌代の家人がやってくると時灘は本家へ呼び出されます。

そして、時灘は事の仔細を訊ねられると『流魂街出身の貧民の夫である事が耐えられなかっただけです』と言ってのけました。

本家の人間たちは本件を経て時灘に無能の烙印を押しつつも、本家の人間は平民を蔑んでいたため時灘が述べた出まかせの理由に納得を示します。しかし、時灘も同じ貴族ですが彼にとって流魂街出身の者だろうが四大貴族の出自だろうがどうでもよいことでした。

一方で、身内から罪人を出したくない本家は綱彌代家の権力を行使して『妻が友人であった男と不貞を働き、時灘はその現場を目撃。逆上した男が歌匡を斬り殺し、時灘はやむなく返り討ちにした』という筋書きを用意し、綱彌代家の人間の主張故に裁判すら開かれない状況に持ち込むのです。

しかし、ここで立ち上がったのは上級貴族の次男である京楽春水であり、京楽は時灘の欺瞞を見破り細かな証拠を突きつけ、『親友を口論の末に斬り殺し、咎めた妻もついでに斬り殺した』という結論に追い込んだのです。

通常ならば綱彌代家の権力で揉み消せる証拠や証言でしたが、相手が上級貴族ということもあり完全に無罪に持ち運ぶことはできませんでした。一方で、京楽も完璧な証拠を突き付けることは叶わなかったため、真相は藪の中で終わります。

ですが、京楽の活躍によって時灘は死刑とまではいかずとも数百年の間は蛆虫の巣で軟禁状態にされるのでした。

そのため、京楽は時灘に恨まれることになりますが、時灘にとってはそれも暇潰しの一つなのでした。


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まとめ

歌匡(かきょう)の死亡の真相と綱彌代時灘の関係のまとめ

  • 歌匡と綱彌代時灘は夫婦
    • 歌匡は流魂街出身、時灘は五大貴族綱彌代家分家末席
    • 綱彌代家が霊王の欠片を有する歌匡に目を付け実験体として時灘との結婚を指示
    • 時灘は「無力な女性が幸福の絶頂から奈落の底に落ちる瞬間の顔が見たい」という理由で歌匡に好奇心を抱く
    • 綱彌代家の計画を知った親友が問い質しに来たところ、時灘は「親友だと思っていた者がただの外道だと気付いた男がどんな顔をするのか見てみたい」という理由で全てを打ち明けて斬り合いになる
    • 親友との斬り合い中に歌匡が間に割って入ったため、時灘は二人を斬り捨てた
    • 歌匡の今際の言葉は「ごめんなさい…私は…貴方の雲を払ってあげられなかった…」と子供を諭すような末期であり、時灘は歌匡に憐れまれたことで怒りが湧く
  • 綱彌代家は『妻が友人であった男と不貞を働き、時灘はその現場を目撃。逆上した男が歌匡を斬り殺し、時灘はやむなく返り討ちにした』という名目で裁判さえ行わずに事態を終息させようとしたが、京楽春水が時灘の嘘を見破り細かな証拠を突き付けると『親友を口論の末に斬り殺し、咎めた妻もついでに斬り殺した』に追い込む
  • 京楽春水の働きで時灘は数百年の間は蛆虫の巣に軟禁状態となる刑罰が与えられることになる

歌匡は東仙の回想で少ししか登場していないキャラクターですが、小説『BLEACH Can’t Fear Your Own World』にて意外と重要なキャラクターであったことが判明しました。

不運にも霊王の欠片を有していたこと、そして綱彌代家に目を付けられたこと、さらには時灘に玩具にされたことで才能を発揮するより早く逝去することになりましたが、歌匡の今際の言葉は時灘の中に残り続けました。

本編では時灘が死刑でないことに東仙が抗議していましたが、極刑にはできなかったものの京楽の働きによって蛆虫の巣で軟禁状態に持ち運べたのはせめてもの救いだったのかもしれません。

東仙が京楽のこの功績を知っているのかはわかりませんが、二人のやりとりも見て見たかったですね。



BLEACH Can’t Fear Your Own World 合本版

原作:久保帯人 著者:成田良悟
出版社:集英社

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