ラーメン赤猫の6匹目の働く猫のジュエル。
ジュエルの夢は猫のホストクラブを作って有名になり恩人のホストと再会することでしたが、予想外にも夢半ばで再会を果たしたことで目標を無くしてしまいました。
しかし、イタリア出張という新たな目標を見つけて再始動すると、法的人格を取得しついに赤猫を旅立ちイタリアへ渡ってしまいます。
今回はジュエルのイタリア行と帰国についてご紹介したいと思います。
ジュエルのイタリア行の概要
法的人格試験に動きが出たのは単行本9巻107杯目。
営業中に弁護士の寺田みきおからジュエルに話があると連絡が入ると、みきお来店後、ジュエルはみきおから法的人格権の認定試験の時期が早まりそうだと知らされます。
試験に向けて少し自信がなかったジュエルですが、佐々木という身元保証があるのと、ジュエル自身が1年以上の就労証明ができているため、みきおから『十分に見込みがある』と励まされる他、赤猫スタッフやラットのママに応援されたことで自信を持って挑みます。
その後、佐々木の調査で恩人と連絡が取れて再会したため法的人格を取得する理由がなくなり目標を失ってしまいますが、常連の一人ビストロ・ロマーリオがイタリアで孫と一緒に猫の店員がいる料理店を開くために毛を落とさず接客できる猫の育成をしてくれる猫を探していると赤猫に相談をしたところ、ジュエルが名乗りをあげたため赤猫代表としてイタリアへ出張することが決定しました。
法的人格の取得
イタリアへ渡るために法的人格の認定試験に合格する必要があったジュエルは、単行本11巻124話にて、猛勉強の末に試験本番を迎えます。
試験に手ごたえを感じたジュエルは試験後もテンションが高く、試験結果まで赤猫の仕事の隙間にイタリア語の勉強も始めます。一方で、毛を落とさない技の技術者派遣ということで、ジュエルが一から技を教えられる確証がなかったたため、丑満丸に相談し教え方を改めて習いました。
そして同じく11巻127話で試験結果が同封された書類が届くと、ジュエルは見事に法的人格権を認定され所得することに。試験前の余裕とは裏腹に、泣いて喜び、勉強を見てくれたクリシュナにお礼を述べるのでした。
なお、丑満丸に忍び猫として「伝法灌頂」を受けた際には、まだ序の口の段階でフラフラになった模様。また、ホストクラブは一旦保留しているものの、イタリア料理にお酒の知識は活かせそうという理由から赤猫のオーダーストップ以降はラットでお酒の勉強をさせてもらっており、その場を借りて常連の客などにイタリア長期出張の話を伝え出張の無事を願う乾杯をかわしています。
イタリア出発とサブとの別れ
引用元:アンギャマン『ラーメン赤猫』 出版:集英社
ジュエルが赤猫を旅立つのは単行本12巻140話。
閉店後の赤猫に関係者を集めてジュエルのお別れ会を開催しており、ジュエルは最後のスピーチとしてイタリアへいっても『接客1番』を掲げることを誓います。また、今より大きく成長して帰って来ると宣言。
翌朝、ジュエルをイタリアまで送ってくれる太一郎とテトラが迎えに来ると、ジュエルは赤猫スタッフに「それじゃみなさん、行って…来ます!」と挨拶。しかし、それぞれがジュエルに言葉を贈り応援する中、サブだけはどこか距離を置いて「…ガンバレ…」と述べてます。
そして赤猫スタッフに見送られながら太一郎が呼んだタクシーで旅立つジュエルでしたが、ここでサブがタクシーを追いかけて走り出します。
早朝の人の往来がある歩道を走り車と並走するサブを見て驚くジュエル。「危ない」と叫んでもサブは立ち止まらず車を追い続けると、赤信号に引っかかり目の前を車が通過する緊迫した瞬間も。しかし、サブは標識の支柱を登り天辺から「にゃあああ、にゃあああああ」とジュエルに向けて叫ぶのでした。
一方で、タクシーは止まらず走っていたため、ジュエルは徐々に遠退いていくサブを見て「何言いたいのかわかんないっスよ…」と声を漏らしますが、気持ちは伝わったようで車内で涙を滲ませていました。
なお、テトラから「次話すとき気まずいヤツだ~。空港で電話するのに~」と揶揄われる模様。
その後、幕間ページではジュエルが飛行機を怖がっている姿が描かれています。
ジュエルのイタリア生活
ジュエルがいなくなった穴は思った以上に赤猫に打撃を与えており、特にホールは影響が大きくハナだけで回すには厳しく佐々木が事務作業を後回しにして手伝いに入る状況が続きます。
また、サブはジュエルがいなくなってからあまり話さなくなったと心配されており、後にサブの口から野良時代には見かけなくなった奴は二度と出会わなかったという体験から「帰って来る」と言われてもピンとこないと語られるものの、すぐに目覚まし時計を壊すサブにジュエルがプレゼントしてくれた超頑丈な目覚まし時計を愛用している姿が描かれています。
一方でジュエルの方はSNSでクリシュナと繋がり定期的にイタリアのことを投稿しているようで、到着早々にイタリアの風景をバックに記念写真を撮って楽しんでいる姿が閲覧できます。なお、外向きの投稿であり、ジュエルも初めての海外で疲れているようでしたが、SNSでは楽しげな投稿をと心がけているようです。
単行本13巻152話では、ジュエルとライブ通話することになり赤猫スタッフと久しぶりの会話が描かれ、イタリア語がまだあまり覚えられないことや店には慣れたなどの近況報告も。また、イタリアで猫の毛を落とさない技を教えている後輩兼弟子にあたる同僚のボノを紹介しており、その際、ボノの口からジュエルがサブの話ばかりしていることを暴露される模様。
幕間ページでは、ジュエルとサブが楽し気に離すイラストも掲載されており、14巻159話では通話をきっかけにジュエルとサブはちょくちょく連絡を取り合い終業後にビデオ通話で話しているようです。
しかし、14巻167話ではラットのママからジュエルのSNSが放置気味で心配と話を受けており、サブも最近は時間を合わせて通話していたのがすっぱかされるようになったと不満を抱えていました。また、通話できてもすぐに寝落ちするようになったとサブが述べたため、赤猫一同は店が取材を受けていたこともありジュエルも疲れているのではないかと予想します。
ジュエルの帰国と再登場
引用元:アンギャマン『ラーメン赤猫』 出版:集英社
ジュエルがラーメン赤猫に戻ってきたのは177話(15巻収録範囲?)。
ある日、ハナの下に元飼い主のヨーコが事故に遭ったという連絡が入ると、ハナは狼狽えてしまいます。文蔵はハナを落ち着かせると、佐々木にタクシーを手配させハナをヨーコの下へ向かわせると、赤猫はハナ抜きで営業することに。それぞれが緊急の役割を任され店を回すことになると、誰もいない休憩室の佐々木のクッションに置かれたスマホにジュエルからの着信が入るも、赤猫スタッフは全員店で働いているため気づかず。
そして、夜営業は更に忙しく誰もがてんやわんやしている中で入口が開くとサブが「スマセン満席でして~!」と断りを入れるものの、入って来たのは見覚えのある猫のシルエット──ジュエルの姿。赤猫スタッフの誰もが驚きの表情を見せる中、ジュエルは店内を駆け抜けて休憩室に入ると、待ち構えていたクリシュナからエプロンを授かり改めてホールに出て「いらっしゃっいませ、でぃえす!!」と挨拶をするのでした。
ジュエルの誘拐騒ぎ
ジュエルの救援を経てこの日の赤猫は何とか客をさばき切り営業終了しますが、サブはなぜジュエルがここにいるのか質問。するとジュエルの口から「実はイタリアで誘拐騒ぎになっちゃって…」と事情が語られます。
イタリアの店がテレビに取り上げられた影響でお客が増えて多忙に。しかし、ジュエルがお客を見送りしている時にそのまま車に乗せられそうになる──という誘拐騒ぎが発生しました。その際、ジュエルは逃げ出し、その場にすぐにロマーリオが駆けつけてくれたため事なきをえましたが、その事件をきっかけにロマーリオはジュエルにしばらく店を休ませると共に、お店を休業させ、佐々木にも連絡を回していました。
なお、佐々木は文蔵には話していたものの、ジュエルの帰国がいつになるかまだはっきりしていなかったたので皆には黙っていたとのこと。
ジュエルの復帰
ジュエルがハナがいない日に帰国したのは偶然ではなく、クリシュナとSNSでやり取りをしていたためハナが急遽欠勤したことを聞いたジュエルは元々サプライズ帰国の計画を立てていたこともあり、便にキャンセル待ちが出たこともあって帰国したと言います。
また、色々とあったものの珠子がまたラーメン赤猫に戻ってくるのかと訊ねると、ジュエルは「またココで働かせてください!よろしくおねがいしシャス!!」と馴染みのピースポーズ。赤猫一同は笑顔でジュエルの帰還を迎え入れました。なお、ヨーコの怪我は大したことなくハナは閉店後に戻ってきますが、事情を知らないのでジュエルを見て驚く模様。
帰国翌日にはお世話になったラットのママの店に行って帰還報告し、感動の再会。隣接するコーヒーナミビアの椿と氷室にも挨拶を済ませ、開店後は接客しながら常連たちにも挨拶し多くのお客を喜ばせました。このことから、忙しいながらもジュエルは「ボクの事覚えててくれたお客さんこんなにいるなんて…」と感謝を示しています。
まとめ
以上「ジュエルのイタリア行きと帰国」についての紹介でした。
ジュエルはお調子者で根明の少々ちゃらけた猫ですが、その本質は目標のために頑張り心を込めて接客する立派な働く猫であり、イタリアでまた一つ成長して帰ってきました。
帰国理由は少々物騒ですが、ジュエルの復帰により赤猫も猫の手が回るようになるほか、店内も明るくなりました。
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ラーメン赤猫 作者:アンギャマン / 出版:集英社 |
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