2023年7月6日にTVアニメ『呪術廻戦』第2期が放送されます。
そこで今回は、物語のキーキャラクターとなる少女『天内理子(あまないりこ)』について紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- 天内理子のプロフィール
- 天内理子の声優『永瀬アンナ』さんについて
- 天内理子と黒井美里の関係
- 天内理子と天元と星漿体について
- 天内理子と五条悟と夏油傑の関係
- 天内理子の死亡と最期について
- 天内理子の死の影響
天内理子のプロフィール
引用元: 芥見下々『呪術廻戦』 出版: 集英社 掲載誌: 週刊少年ジャンプ
【名前】 | 天内理子(あまないりこ) |
【年齢】 | 14歳 |
【趣味・特技】 | バドミントン |
【好きな食べ物】 | 黒井が作ったポトフ |
【苦手な食べ物】 | ゴーヤ |
【ストレス】 | 学校に行けない事 |
【初登場】 | 単行本8巻第66話『懐玉』 / アニメ第2期 |
【出演回】 | 8巻第66話『懐玉』~9巻第76話『玉折』/ 第202話 |
【声優】 | 永瀬アンナ |
ヘアバンドと三つ編みが特徴の少女で、廉直女学院に通う中等部二年生。
両親は4歳の頃に交通事故で他界したため家族はいませんが、今では幼い頃から世話係をしていた黒井美里が家族代わりとなっています。
『妾』という一人称や尊大な喋り方のきっかけは中二病によるもので、学校では普通に喋っているそうです。
五条悟や夏油傑に対して物怖じせずお嬢様のように振る舞う胆力があり、初対面の夏油に対して変な前髪と指摘。一時的に『前髪』というあだ名を浸透させました。
あまり外出できないため学校で友達と会えるのを楽しみにしています。
天内理子の声優『永瀬アンナ』さんとは?
◇ 永瀬アンナさんの情報 ◇
- 出身:東京都
- 生年月日: 3月31日
- 職業:声優
- 事務所: 81プロデュース
- 『サマータイムレンダ』… 小舟潮
- 『ユーレイデコ』… ハック
- 『もういっぽん!』… 姫野紬
天内理子と天元と星漿体の関係とは
不死の術式を持つ国内結界の要である『天元』。
天元は不死の術式を持っていますが不老ではありません。ただ老いる分には問題ないものの一定以上老化を終えると術式が肉体を──人でなくなりより高次の存在へと進化を促すそうです。
しかし、その段階の存在には『意志』というものが欠落するため、進化は天元が天元でなくなってしまうのが難点となります。
高専各校呪術界の拠点となる結界や多くの補助監督の結界術、それら全てが天元により強度を底上げされている状態であるため天元の力添えがなければ防護や任務の消化もままならないのです。
そして、最悪の場合天元そのものが人類の敵となる可能性があるため、500年に1度天元と適合する人間と同化し肉体の情報を書き換える必要があります。
その適合者を『星漿体』と指し今代の適合者は天内理子でした。
肉体が一新されれば術式効果も振り出しに戻るため『進化』が起こりません。
星漿体は生まれて間もなく天元が察知し高専関係者から本人に説明が遣わされて知ることになり、不測の事態に備えて要人として育てられます。
天内理子の同化に対する心境
「いいか、天元様は妾で妾は天元様なのだ!!」
『同化』と『死』を混同するのは大きな間違いであり、同化により自分は天元になるが天元もまた自分になる。自分の意志と心は同化後も生き続けるというスタンスの持ち主です。
しかし、本当は大切な友人とはもう会えなくなるのがストレスであり、呪術高専も同化までの期日はなるべく天内理子の要望に応える姿勢でした。
悲しくて寂しくて辛くなっても同化することにより何も感じなくなると思い平気な振りをしていましたが、本心ではまだ大切な人達と一緒に過ごしたいという思いが強く残っています。
天内理子と黒井美里の関係
黒井家は代々星漿体の世話を任された家系で、どちらかといえば天元と繋がりがあります。術式はありませんが、星漿体を守るために基本的な呪力の扱いや体術を会得。
黒井美里は天内理子が4歳の頃(両親が事故死した時)から星漿体の世話係りとして共に過ごしており、天内理子の大切な存在です。
黒井は過去に代々星漿体に仕えるのが嫌で短大に進学した経歴がありますが、一般職に就く前に天内理子と出会い惹かれて戻ってきた背景があります。
日常では、理子が苦手な椎茸を巧みに料理に混ぜることで密かに食べさせる他、普段理子とは家で遊ぶことも多くマリオカートが超うまいとのこと。
天内理子と五条悟と夏油傑の関係とは
本編の12年前、天元が同化に必要な『星漿体』の情報が外部に漏洩したため、天内理子の命を狙う者が出てきました。
そのため、天元の指名で当時呪術高専2年の五条悟と夏油傑に天元の適合者となる少女天内理子の護衛と抹消が依頼されたのを契機に三人は出会います。
- 天元の暴走による現呪術界の転覆を目論む『呪詛師集団Q』
- 天元を信仰崇拝する宗教団体『盤星教時の器の会』
天元と星漿体の同化が行われる2日後まで、上記二つの勢力から天内理子を護衛するのが五条悟と夏油傑の任務でした。
呪詛師集団Qの行動理念はそのままですが、天元を崇拝する盤星教が天内理子を狙う理由は純粋な天元を崇拝しているため不純物が混ざるのが許せないという理由です。
天内理子の死因と最期は?
引用元: 芥見下々『呪術廻戦』 出版: 集英社 掲載誌: 週刊少年ジャンプ
天元と星漿体の同化が行われる当日、都立呪術高専筵山麓、その高専最下層『薨星宮』に向かう最中、盤星教に雇われた術師狩り伏黒甚爾の奇襲を受けて五条悟が対峙。
五条が甚爾を相手にしている間、夏油傑と黒井美里が天内理子を『薨星宮』まで護衛し送り届ける事になりました。
『薨星宮』へ通じる参道で世話係りの黒井美里は同行の役目を終え天内理子に別れを告げると、天内理子と黒井美里は抱擁し涙ながらに最後の言葉を交わします。
その後、夏油傑に連れられて『薨星宮』本殿にやってきた天内理子。この先は招かれた者しか侵入できないため、夏油傑の護衛の役目もここまでとなり、あとは天内理子自身が階段を降りて門を潜り大樹の根本まで足を運ぶだけとなりました。
しかし、天元と同化する覚悟を持った天内理子に対し、夏油傑はここで引き返して黒井美里と共に一緒に家に帰ろうと提案します。
今回の護衛の任務を夜蛾正道から聞かされた段階で、夏油傑は『抹消』について考えていました。『抹消』の意味はそれだけ罪の意識を持てという夜蛾からの心持の現れでしたが、夏油傑は五条悟と話し合った結果、天内理子自身が同化を拒めば天元と戦うことも歯牙にもかけない姿勢でした。
天内理子は星漿体として生まれてきたことを知った時から天元と同化するこの時のために生きてきました。家族を失った時の記憶も無く、同化して皆と離れ離れになっても平気だと思っており、どんなに辛くてもいつか悲しくも寂しくもなくなると自分に言い聞かせてきましたが、最後の最後に夏油傑に差し伸べられた言葉に閉じ込めていた本心が決壊し『本当はもっと皆と一緒にいたい』と涙ながらに本音がこぼれ出ます。
もっと皆と色んな所に行って色んな物を見たいと訴える天内理子に夏油傑は「帰ろう、理子ちゃん」と手を差し伸べると、天内理子は「…うん!!」と天元との同化を取りやめて引き返そうと手を差し出しました。
しかし、互いの手が触れる直前、夏油傑の目の前で天内理子は頭を撃ち抜かれて死亡していしまいます。
射殺したのは呪術高専筵山麓で五条悟を撃破した伏黒甚爾であり、伏黒甚爾は『薨星宮』参道で黒井美里も殺害し『薨星宮』本殿までやってきていたのです。
激昂した夏油傑ですが伏黒甚爾に惨敗し瀕死の重傷を負うと、天内理子の遺体は伏黒甚爾に回収され盤星教本部にて盤星教代表役員園田茂に引き渡されました。
天内理子の死は五条悟と夏油傑の今後に影響
天内理子死亡後、天内理子の一件が五条悟と夏油傑にそれぞれ異なる変化をもたらしました。
五条悟は伏黒甚爾戦で呪術の核心を掴み反転術式の会得と覚醒を促し、伏黒甚爾殺害後は盤星教本部に乗り込んで天内理子の遺体を取り戻しています。
その際、家入硝子の治療を受けて遅れてやってきた夏油傑は五条悟の変化を感受。五条悟は立ち去る間際に盤星教本部の信者達を皆殺しにするか夏油傑に訊ねており、「今の俺なら多分何も感じない」と人殺しに躊躇しない様子でした。
しかし、夏油傑は天内理子殺害を企てた盤星教の主犯は既に逃亡している他、問題のある宗教団体だったため時期に解体されることを説明し、五条悟を諭して難を逃れました。
一方で、天内理子の一件で覚醒した五条悟は最強となり、1年後には任務も全て一人でこなすため夏油傑も一人で任務をこなすことが増えていくことに。
呪霊操術の術式上、祓う・取り込むの繰り返しの日々に夏油傑は一体誰のために呪霊を祓っているのか分からなくなると、浮かんでくるのは盤星教の信者たちの顔でした。
天内理子の一件から夏油傑は周知された人間の醜悪な部分が繰り返し想起されることに苦しんでおり、それを知った上で術師として人々を救う選択をした自分の信念がブレ始めると、いつの間にか非術師を『猿め…』と憎悪し始める自分に気が付きます。
そんな折、夏油傑を大きく変えることになった4つの要因が重なります。
- 全人類が術師になれば呪いは生まれない=非術師を皆殺しにすればいい(九十九由基との会話)
- 天内理子の他に星漿体が生まれたのか天元は安定していると聞かされる(九十九由基との会話)
- 後輩灰原雄の死亡を受けて術師という死に向けたマラソンゲームに辟易
- 任務地で村人が異能の力を持つ枷場美々子・菜々子を事件の原因と決めつけて監禁暴行しているのを目の当たりにする
その結果、最後の引き金となった美々子・菜々子の件で夏油傑の中で自制心が崩れ醜悪な村人112人を虐殺して逃走。術師だけの世界を作るために高専を辞め、呪詛師となり暗躍することになりました。
その後、物語は呪術廻戦0に続き、夏油傑は乙骨憂太に敗れ五条悟に殺害されます。
天内理子の死に意味はなかった?
呪術廻戦第202話では、天元と九十九由基が12年前の星漿体について話しています。
天元が同化する理由は進化した自分が人類の蠹害になるかもしれない恐れから適合者となる人間『星漿体』と同化して進化を止めるというものですが、12年前、唯一の星漿体である天内理子は殺害されてしまいました。
では、なぜ天元は進化せずに安定し続けているのか。
天内理子死亡後、天内理子ほど星漿体として素質のある人間は見つけられなかったものの、星漿体の器になりえる人間はいました。しかし、天元はリスクを負ってでも同化を拒否しています。
自信があったわけではありませんが、同化を失敗した天元は進化の果て、自我を肉体の外に伸ばしても結界術を利用して理性を保つことができました。結論から言えば『やったらできた』といった感じで安定しています。
それらの現実を前に九十九由基は激怒しており、子供達に勝手に業を背負わせ利用してきたにも関わらず失敗したら『同化しなくても大丈夫でした』という天元を凄い剣幕で非難。
また、九十九由基が元星漿体ということが判明する他、九十九由基には天元と同化を果たした星漿体たちの声が聞こえるそうです。
天元には同化した時点で星漿体は自分自身であるため彼等の声は聞こえませんが、九十九由基は天元に楽をさせないために彼らの声を教えませんでした。
天内理子と同化しなくてもどうにかなったという現実は彼女の死が無駄であったと同義であるため、やるせなく感じますが、遺体が回収されている手前、遺体にも何か役割があるのかと勘繰ってしまいますね。
また、天元に天内理子は星漿体として素質があったと言わしめるほどなので、まだまだ何かありそうです。
天内理子についてのまとめ
- 天内理子は廉直女学院中等部二年生
- 天内理子は500年に1度天元と適合する『星漿体』
- 4歳の頃に両親が交通事故で他界
- 黒井美里は4歳からの家族代わりで世話役
- 12年前『星漿体』を狙う組織から天内理子を守るために高専2年の五条悟と夏油傑が護衛任務に就く
- 天内理子は『薨星宮』本殿で天元との同化を取りやめて夏油傑と帰ろうとした際に伏黒甚爾に頭を撃ち抜かれて死亡
- 天内理子の遺体は盤星教本部にて盤星教代表役員園田茂に引き渡される
- 天内理子の一件は、五条悟は呪力の核心を掴み覚醒し、夏油傑は闇堕ちする要因となった
- 天内理子の死亡後、天元は自我を肉体の外に伸ばしても結界術を利用して理性を保つことができたため安定している
生まれながら星漿体という使命を受け育ってきた天内理子ですが、彼女は普通に生きて楽しみたいという思いを抱えたまま殺害されていましました。
天内理子の死による影響力はあったものの、本命の天元に関しては彼女が居なくてもどうにかなったという結果がやるせない現実です。
天内理子の一件が無ければ夏油傑もまだ自制が働いていたかもしれませんし、五条悟も覚醒しなかったかもしれないと思うと、天内理子という存在は呪術界に左右された人生でした。
既に故人ではありますが、遺体が回収されているのが不穏ですね。
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